有ると便利な物
- 電動アシスト自転車を買った際に、「あると役立つ」物を紹介。
サイクルコンピュータ
有線タイプ
- 車速と走行距離が分かるだけでも十分頼りになる。最廉価な物は2千円以内で買える。
ワイヤレスタイプ
- ワイヤレスタイプはハンドル周りの配線がスッキリするのが利点。ただし公式の取説等には「電磁ノイズで誤作動を起こすので電動アシスト自転車には非対応」と書かれている事が殆ど。実際には実用上は問題なく使える(5年以上誤作動なし等)事が殆どだが、メーカーのサポート対象外の使い方になる。
ケイデンス計測タイプ
- 車速だけでなく、ケイデンス(ペダル回転数)も計測してくれるタイプ。電動アシスト自転車には取り付けが困難。
- 車速のみ検知タイプなら前輪にセンサーを付けていたが、ケイデンス計測機能付きの場合はペダルクランクとチェーンステーにセンサーを付けて、車速とケイデンスを同時に計測する一体型センサーの場合が多い。電動アシスト自転車は【写真】の様に通常の自転車には無いバッテリーのスペースがあるので、クランクとチェーンステーの隙間が離れてしまい正規の方法では取り付けできない。
- 正規の位置ではなく電動モーターユニットのケースに付けるか、クランクの先に延長バーを増設してその先にセンサーを付ける等、かなり加工しないとケイデンス計測センサーが上手く設置できない。配線をゴチャゴチャさせずに外見をスマートに設置するのは困難。車速センサーとケイデンス計測センサーが別々に2つあるタイプなら、多少配置に融通が効く。
MTB用カギ
■ワイヤー錠サドル固定アダプタ
- ハリヤやリアルストリームなど、スポーツタイプや一部の小径車タイプにはサークル錠ではなく普通のワイヤー錠が付いてくる。ママチャリのサークル錠と違い持ち運びが面倒なので、サドルに固定するタイプのアタッチメントがあると携行に便利。
レインウェア
セパレート型
- 下半身がズボン型、上半身がジャケット型と、2つに分かれている構造。漕ぎやすいので最もベーシックな自転車用のレインウェア。自転車用に作られたものは背面側の腰の部分が長くなって前屈み姿勢でも水が入り難くなっていたり、膝が動きやすくなっていたり、自転車に適した形状になっている。
- 安いウェアはビニル素材等で、汗を逃さないので走行中は暑くて蒸れやすいサウナスーツ状態。高いウェアはゴアテックスの様に、雨水は中に入って来ないが汗の水蒸気は逃す等の素材を使っていて蒸れ難い。
ポンチョ型
- ズボン型の下半身ガードは付属せず、上から羽織ってハンドル部から上半身を傘の様に覆い尽くす事で下半身の雨を防ぐタイプ。
- ズボン型を履かなくて良いので装着がお手軽だが、風でバタバタとなびいて空気抵抗が大きいので、強風の日や高速走行には対応できない。
携帯型空気ポンプ
- 携行型のパンク修理キットとセットで持ち歩く。出先での急なパンクでも安心。フレーム等にバンドで固定できるタイプが多い。
応急処置用工具
- 周囲に店や人家が少ない地域でのパンクは危険。パンク修理キットを持って居ないと、パンクした重い電動アシスト自転車を転がして長時間歩く羽目になる。特に山中で夕方にパンクするとそのまま夜になって真っ暗な山道で怖い思いをする事も。また修理に預けてタクシーや電車等で帰った場合は、翌日移行に自転車を回収に行く二度手間も必要。必ず修理キットを持っておこう。
- ドライバーや六角レンチなどが付いた携行用工具セットや、応急処置用のテープ(ガムテープやビニルテープやテーピング等で可)があれば、出先で転倒して部品が歪んだり外れた時等に応急処置ができる。
■パンク修理キット
■携帯工具ツールセット
■応急処置用テープ
■携行用サドルバッグ
家庭常備用工具セット
- 自分でパンク修理やタイヤ交換程度ができれば、メンテ代を安く浮かせる事ができる。
- 電動アシスト自転車のタイヤは重量に耐える為に比較的グレードの高いタイヤを装着している。パンク時に同じ性能の物を自転車屋に頼むと、タイヤ1本2千円以上、工賃も含めて4千円程かかってしまう事も。自分で修理できれば部品代だけで済む。
- 工具セットがあれば愛車を自分好みの外見等に各種カスタムも可能。本体価格も高い電動アシスト自転車は、壊れたら使い捨てにするよりも、簡単な故障は自分で修理した場合の方が有益な場面が増える。購入を機会に機械弄りにチャレンジも悪くない。
■六角レンチ一式
■プラスドライバ
■レンチ(15mm&10mm)
一部の人向け
道路案内ナビ
PNDナビ
- PND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)は携帯電話のおまけ機能等ではないナビ専用機。割高な分だけ携帯等のナビ機能よりも機能や稼働時間等に優れる。
ナビ固定ブラケット
- PNDナビや携帯ナビを自転車ハンドルに固定するブラケット。
予備バッテリー
- 手帳位のサイズの予備電池。PDSナビや携帯ナビが電池切れの心配がある際に携行して電源供給を行う。
米式チューブ
- オートバイや自動車と同じ形式の米式チューブなら、デジタル空気圧計やオートバイ用のコンプレッサー(電動空気入れ)等が流用でき、細かい空気圧管理が可能になる。
デジタル空気圧計
- 電動アシスト自転車に標準装備のバルブは英式なので、米式チューブに交換した場合のみ使用可能。
パンク防止タイヤ
- 重量のある電動アシスト自転車はタイヤの負担も大きい。重量が増す分走行フィールは悪化するデメリットの代わりに、パンクのリスクを抑えるメリットが得られる。
耐パンクタイヤ
- タイヤ内にパンク防止ケーシング等を入れて耐パンク性能を高めたタイヤ。
パンク防止シート
- タイヤとチューブの間に防護用のシートを挟み、画鋲や釘などを踏んでもパンクしない様にする。パナソニックのパンクガードマンタイヤ内のシートと同じ役割。
リペアムゲル
- 重量が重く、振動吸収性低下からリムへの攻撃性も増すので走行能力は低下する。寿命と費用のバランスの問題もあり、良い所ばかりでなく短所もあるのでちゃんと検討する事。業務用やスケジュールのタイトな通勤など、パンクすると凄く困る環境でパンク防止がとにかく最優先な人向け。
ヘルメット
- 転倒時に路面等に頭蓋が激突する際の衝撃から守る。
- 無灯火自転車や車線逆走等、危険走行を行った無法者の自転車と正面衝突した際も、頭部同士の激突から守ってくれる。
ゴーグル
- 走行風で目が真っ赤になるのを防ぐので長時間走行等に欠かせない。
- 特に接客がある仕事など、通勤直後に目が真っ赤に充血していては困る人は密閉度の高いものを。
グローブ
- 転倒時には真っ先に手を地面に着くので、怪我をしやすい手の皮を守るグローブがあると安心。
- 掌底部のクッションが厚いタイプなら、長時間走行時の手の痛みを和らげる。
かなり一部の人向け
SPDペダル
- ペダルとシューズを特殊な金具で固定し、足がペダルを引き上げる際のパワーも回転力に変えられる。両足の脚力をペダリングパワーに変えられるので、脚力が2倍~1.5倍位になった様な感じが得られる。
- 電動じゃない普通のロードバイクや電源OFF状態で練習しておかないと、いきなり電動アシスト自転車で初めてSPDペダルを使っても、電動アシストが効いているせいで正しい使い方ができているか分からない事がある。
- また初心者がいきなり装着すると街中で咄嗟に外せずに転倒する事故を大抵やらかしてしまう。車重が重くて高価な電動アシスト自転車への装着は転倒時の被害が(周囲にも自分にも)大きいので、普通のロードバイクやMTB等で十分に慣れてから使う事を推奨。
- ペダル形状は、片面がSPDの金具、裏面がフラットな物がお勧め。SPDシューズを履いていない時は裏面で普通のペダルとして使える。
SPDシューズ
- ロード用規格のシューズは靴底が樹脂で固めてあるので歩く用の靴は別に持ち歩く必要があるが、SPDはMTB用の規格なので、靴底が普通の靴と同じゴム製で外見も運動靴や登山靴に近いので、自転車を降りても普通の靴として使えて便利(堅い地面を歩くと金具が底に当たる感じはある)。
トゥークリップ
- ペダル部に装着して靴を固定するクリップ。専用シューズが必要なSPDペダルと違い、普通の靴を履いていても使えるのが利点。
- SPDに比べると引き足のパワーをペダリングに使える効果はかなり控え目で正直あまり期待はできない。雨等で足がペダルから滑り落ちたりするのを防ぎ、足が常にペダル上の一定の位置に固定できるのが主な役割。
- 過大な効果は期待できないが、価格が800円程度なのでコストパフォーマンスが良い。SPDはちょっとやり過ぎかな…と言う人でも取り敢えずお試しに使える値段。
最終更新:2010年07月30日 12:46