本項目では、ファミコンソフト『ドラゴンボール3 悟空伝』(賛否両論・ゲームバランスが不安定)と、そのワンダースワンカラー移植版(判定なし)の紹介をしています。
【どらごんぼーるすりー ごくうでん】
ジャンル | ロールプレイングゲーム | ![]() |
対応機種 | ファミリーコンピュータ | |
メディア | 3メガbitROMカートリッジ | |
発売元 | バンダイ | |
開発元 |
トーセ (プログラム、サウンド) D&D (デザイン等) |
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発売日 | 1989年10月27日 | |
価格 | 6,800円(税抜) | |
判定 | 賛否両論 | |
ゲームバランスが不安定 | ||
ポイント |
前作の正統進化として優秀 ただし成長システムに難あり 子ガメラ大活躍 |
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ドラゴンボールゲームリンク |
前作『ドラゴンボール 大魔王復活』のシステムを引き継ぐカード式RPG。今回は悟空の少年時代~青年時代・マジュニア編までをかなりのボリュームで描いている。
発売当時アニメはすでに『ドラゴンボールZ』に移行(1989年4月26日から)していたが、その部分のエピソードに重ならないためかタイトルは「Z」のない従来シリーズのままになっている。
ゲームでそれに倣うのは、ちょうど1年後に発売された次作『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』からとなる。
だいたい原作通りの展開だが、兎人参化、ピラフ、レッドリボンなどはピッコロ大魔王の支配下であり、天下一武道会は廃止に追い込まれているという独自設定。
悟空の目的は、ドラゴンボールを集めて天下一武道会を復活させることであり、原作での初参加(21回大会)や2回目(22回大会)への参加はそれぞれ別の大会に設定変更されている。そして大人になってから参加する3回目(23回大会)が、ゲームでは復活させた天下一武道会への初参加となる。
+ | ステータスの詳細 |
わかりづらく、育て方によっては雑魚敵にも苦戦してしまうようなゲームバランスを除けば、一部設定の改変があるとはいえ流れ自体は原作に忠実であり、イベント・キャラクターも豊富。
前作の正統進化&拡張版として内容の質量は申し分なく、FCの中でもグラフィック、BGMは評価が高い事から「ドラゴンボール」のゲームとしてまず名を上げるオールドファンは少なくない。
【どらごんぼーる】
ジャンル | ロールプレイングゲーム | ![]() |
対応機種 | ワンダースワンカラー(スワンクリスタル対応) | |
発売元 | バンダイ | |
開発元 | トーセ | |
発売日 | 2003年11月20日 | |
価格 | 3,980円(税抜) | |
判定 | なし | |
ポイント |
原作の問題点だったゲームバランス面が改善 セーブがパスワード制なのもそのまま |
上記ソフトのワンダースワンカラーリメイク版。(紹介ページ(アーカイブ))
一部イベントの変化
元々のゲーム自体人気があり、各種問題点が改善された事でキャラゲーとしての完成度を上げたレベルの高い作品である。
とはいえ、パスワード制をそのまま引き継いだり、相変わらずの運ゲーが人を選んだりと、どうにも残念な面も残ってしまった。
*1 特のカードは占いババの宮殿でクリリンとヤムチャを操作するときだけこちらも使える。温存して悟空に使わせると体当たりになる。
*2 習得済みパスワード以外では使用不可能なボツ技である「足かめはめ波」も一応、大猿を発生可能に設定されている。
*3 なお武術大会では試合中に新たに「武」のカードを取得できない(原作では大会で武器を使った桃白白が反則負けを言い渡された)。ゲーム上、事前に持っていた「武」のカードは使っても問題ないが。
*4 大人悟空に代わったばかりの時に武のカードを使い切らずに残していた場合、そのまま温存して使わせると体当たりになる。
*5 ダンジョンが漢字「魔」の形になっている。
*6 最序盤のヤムチャとピラフマシーンのみ例外
*7 実際は何が出るかは事前に判定されていて、どこを選んでも同じ物が出るようになっている
*8 子供時代の「大きなかめはめ波」。成長後の「太陽拳」と「足かめはめ波」。
*9 実際には膨大な修行値が必要なため、意図的に稼ぎまくらないとこの事態にはならない。
*10 この後すぐまたピラフマシーンとの三連戦があるが、ボス戦仕様ではなくザコ敵扱いなので育て方さえ間違っていなければ楽に勝てる。
*11 ウーロンの忠告を無視し、兎人参化に素手で戦いを挑むと悟空が人参化してゲームオーバー
*12 ウミガメや山賊関連のイベントを全て無視してヤムチャを倒しフライパン山へ向かい、牛魔王に戦いを挑もうとすると返り討ちにあい強制ゲームオーバー
*13 ネズミを使うと弱体化して楽に勝てる
*14 先にカリン塔で修行しなければ桃白白に強烈なステータス補正が入り、絶対に勝てない
*15 なお、どちらを入手したかによって西の都で映るテレビ番組の内容が変わるという些細なイベントの違いもある。
*16 通常のストーリーでは神龍に頼んで天下一武道会を復活させて貰うが、こちらでは神龍の願い事を人参に変えられたブルマの両親を元に戻すために使用して、神様の所で修行する際に神様が天下一武道会の復活に協力してくれるストーリー展開になる。
*17 せいぜい色違いザコ程度
*18 マリオ3はビッグタイトルには違いないが発売から半年を経ており売上ではだいぶ落ちていた。特に5月に入ると衰えは顕著化し例年ならランキング下位に落ちていてもおかしくなかったほどだったが当時の新作はそれにさえ届かなかった。
*19 原作にもあったブルー将軍を追いかけてペンギン村まで行く展開
*20 FC版のように絶対に勝てない桃白白と戦うことがなくなった
*21 FC版ではソン・ゴハンと表記されていたが、リメイクでは達人表記にされている
*22 残像拳回避のモーション自体は出るが、大爆発のエフェクトの後強烈な一撃のダメージポーズではなく通常の立ちポーズのままダメージの効果音とエフェクトが出て255ダメージを食らうという形。