人外×人間でハァハァするスレ 801-900
1-100 | 101-200 | 201-300 | 301-400 | 401-500 |
501-600 | 601-700 | 701-800 | 801-900 | 901-972 |
- 801. やぶ 2008/12/03(水) 17:17:58 ID:ODbvcrVn
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>>800
ヤるために助け(ry
獣人というか擬人化というか、とりあえずイラスト(落書き?)のイメージで妄想しました。
わかりにくい絵でゴメンorz - 802. 名無しさん@ピンキー 2008/12/03(水) 18:27:46 ID:5ZMhqOqk
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おぉっ絵版設置したんだ!管理人様有難う&乙です!そっちの更新も楽しみだ!
人外と人間大好きなんだけど、人外描けないし小説も書けないから、妄想で止まっちゃう…ションボリ。 - 803. 名無しさん@ピンキー 2008/12/03(水) 21:12:36 ID:p/NnB6TS
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>>802
何が悪いっていうんだ
このスレの人達に素晴らしいネタを提供できるかもしれないじゃないか!!
自信持てよ!!
ちなみに流れとは全く関係ないが
最近ポケモソが萌えの宝庫なことに気付いた - 804. 名無しさん@ピンキー 2008/12/03(水) 21:56:15 ID:nR1WnEO0
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>>803
そこは私が10年前に通った場所だ
ミュウツー×アイでな!
アイちゃんがわからんやつは逆襲完全版を借りて泣くがいい
完全版だぞ! - 805. 名無しさん@ピンキー 2008/12/03(水) 22:16:11 ID:vxK6Em3C
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>>798
絵板設置ありがとうございます!
さっそく投下されてた鎧騎士と少女に激しく萌えた。色といい雰囲気といい全てGJ!
ついでに自分もテスト投稿。
ttp://www2.atpaint.jp/jingai/src/1228308447631.jpg
このスレは無機物と女の子話が多くて天国のようです。
>>802
他の人の妄想ネタを聞くのが好きなんだ。
気にせずどんどん書いてくれると嬉しい。 - 806. 名無しさん@ピンキー 2008/12/03(水) 23:03:25 ID:5ZMhqOqk
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802です。何だか皆さん有難う(*´・ω・`*) 此処大好きだホントに…!
世界観とかストーリーとか深く考えないから、そういうのはあんまり上手く語れないけど、結構長い間妄想してる組合せは
・騎士的存在な骸骨×人間のお姫様
・人間の青年×蟷螂姐さん
・ヘタレ吸血鬼×天真爛漫スライム娘
・不思議ゾンビ×フランケン姐さん
・オネエ系デュラハン×泣き虫バンシー娘
かなぁ。人外同士もあるけど。エロも…勿論有りだ!w
それはともかく
>>805
の絵が素敵だ!此処来てから、メカにも興味持つようになった! - 807. 名無しさん@ピンキー 2008/12/03(水) 23:09:09 ID:f0obGfj0
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>>804
横からすまんが、逆襲完全版なんてのがあったのか
異種萌えと聞けば借りずにはいられない
逆襲を映画館で見たのはもう何年前になるかな…
無機物系人外といえば、サモンナイト2はいいゲームだった
レオルドかわいいよレオルド
3はヴァルゼルドに期待したんだがな
勿論シマシマさんとかクノンとかにもえらい萌えた。が、ちょっと残念だった - 808. 名無しさん@ピンキー 2008/12/03(水) 23:59:46 ID:1myiUBTB
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おおっ、なんということか絵板までもが!
ココは本当にいつ来ても雰囲気が和む・・・。
なので、自分も萌えネタ投下。
元祖「人外が人間のおにゃのこに恋しちゃうよ」映画、
魚人×おにゃのこな『大アマゾンの半漁人』
ttp://jp.youtube.com/watch?v=w_4iZIguRBs
お姫様ダッコの元祖でもあるんじゃないかな〜、なんて。 - 809. 名無しさん@ピンキー 2008/12/04(木) 00:26:50 ID:DPAQGSH6
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>>804
モンスター萌えがほとばしるあまり
本来セットorおにゃのこの恥態で『萌え』となるはずの人外×人間が
イカしたモンスターをいかにエロ活用するか考え込むうち、
人間はどっちかと言うとモンスターのおまけ的存在になってきてる自分は異端
みんなー!触手やガチムチ人外使わなくても萌えるプレイはできるよー!
と声高に宣言したくなってしまう - 810. 名無しさん@ピンキー 2008/12/04(木) 00:51:53 ID:1fM7Z6wb
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>>804
なんど見返したことか>逆襲完全版 - 811. 名無しさん@ピンキー 2008/12/04(木) 08:36:35 ID:sRNilx9J
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ポケモンでふと電波が来たんだが
ギラティナ×少女ってアリだろうか
ようはハデスとペルセポネーなんだけど
破れた世界(or反転世界)をただ彷徨うだけだったのに、ある日たまたま現実世界を覗いて、女の子に一目ぼれ
初めて芽生えた恋心の衝動が抑えられず、少女をお持ち帰りしてしまうギラティナ
……みたいな
あとこれは大分前に見た夢の話なんだが
両親が死んだんだけど、中国とか香港とか、そういうアジア系の国に住んでる両親の知り合いに預けられた女の子の話
で住所便りに会いに行ったら、筋肉歩けど微妙にメタボな虎人のオッサンだったという
大阪弁でいい加減な性格だけど、実は無茶苦茶強いっていう典型的な
夢の中でも人外好きかよ私は - 812. 名無しさん@ピンキー 2008/12/04(木) 10:45:26 ID:DPAQGSH6
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>>811
アリだと思う。
自分はゲンガー×少女の共依存→ベロプレイ妄想してた
だけどどっちかって言うとポケ姦はポケモンスレ向きなんだよなあ…
余程の捏造設定かパロディならここでもいいかもしらんけど - 813. 名無しさん@ピンキー 2008/12/04(木) 11:02:43 ID:w0zi/LKg
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>>805
プロ現る - 814. 名無しさん@ピンキー 2008/12/04(木) 18:59:59 ID:lxvEWyiR
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>>798
乙!
よーしパパこれから頑張っちゃうぞー - 815. 名無しさん@ピンキー 2008/12/04(木) 19:59:42 ID:9IG8t8De
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ちょっとみない間にえらいことになってる。絵板設置乙です! - 816. 名無しさん@ピンキー 2008/12/04(木) 22:58:04 ID:Ox6mQDoH
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みんな絵うますぎww - 817. 名無しさん@ピンキー 2008/12/05(金) 00:24:46 ID:oP4K05Jr
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全くだ、高校のころお絵かきが趣味だった俺が何か描いてやるぜとか思って覗いてみて涙目w - 818. 名無しさん@ピンキー 2008/12/05(金) 01:02:53 ID:ZnCosmfa
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絵板設置乙、そして絵を投下してくれる神々に平伏。
>>811
そのネタをみてハイエナさんを妄想しまった。
そこそこ悪人顔だけど根はきれい好きでまじめ、仕事の時は鋭い眼光でねらい打ちみたいな。
同居人の子の好き嫌いに我慢できなくて、食べ残しをつまみ食いとかしちゃったり
....なにいってんだ俺。 - 819. 名無しさん@ピンキー 2008/12/05(金) 02:25:08 ID:NfX7vv6n
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この絵板は絵の上手さよりも、多様な萌えを共有するためにあると思うんだ
だから
>>817
も早く描いて住人たちに萌えを供給するんだ - 820. 名無しさん@ピンキー 2008/12/08(月) 02:02:05 ID:xkBsHu/F
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今までこんな幸せな板を見たことが無い。
本気でありがとう。
おかげで妄想しまくってた非人間×少女の漫画を描きまくる気力がすごく沸いた。 - 821. 名無しさん@ピンキー 2008/12/08(月) 06:14:51 ID:Npqb2Ym4
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>>820
執筆頑張れ。完成したら見せて貰えると嬉しいんだぜ
触手で異種和姦って良いよな…人型じゃなくても触手と人のほのぼのエロが大好き - 822. 名無しさん@ピンキー 2008/12/09(火) 14:29:04 ID:Bq+2ZvKY
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巫女と魔物ってよくね?
周りからは魔物と呼ばれている異形と、心を通わせる巫女とか
そして巫女にかしづき、守るためなら何でもしようと誓う魔物
魔物はケモノでもゴーレムでも可
ごっつくて強いのに、精神的には女の子に支えられてる人外とかね - 823. 名無しさん@ピンキー 2008/12/09(火) 15:03:06 ID:dR0INvpv
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Mass Effectって洋ゲーがツボだったなあ
基本はSF世界観の一人称RPGなんだけど、恋愛要素もあって
男主人公or女主人公と女宇宙人(つまり百合もあり)との恋愛が楽しめた - 824. 名無しさん@ピンキー 2008/12/09(火) 15:25:28 ID:8yGHmyJS
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クトゥルフの神々のような異形種キボン - 825. 名無しさん@ピンキー 2008/12/09(火) 21:51:03 ID:3dMhHBEa
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某ゲーの新作に萌えた。
人間(男)に迫る人外(女)ハァハァ
しかもゲーム内で隠そうともしないあたりがね…。 - 826. 名無しさん@ピンキー 2008/12/09(火) 21:54:59 ID:OhYiQjD9
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俺…人語を解す巨大な大王イカとおにゃのこが仲良くコミュニケーションとる夢を見たから
夢占いしてみたら性欲溜まりすぎって診断されたんだ…
あとここの住人は、絶対「天体戦士サンレッド」の怪人軍団とか好きだと思う。
女の子は主人公の彼女しか出ないけど。 - 827. 名無しさん@ピンキー 2008/12/09(火) 21:57:46 ID:iHVUYqyo
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自分はうさこっつが大好きだ。
モフモフしてえええ - 828. 名無しさん@ピンキー 2008/12/09(火) 22:05:48 ID:7JkrBfKH
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絵板って二次もオk? - 829. 名無しさん@ピンキー 2008/12/09(火) 23:28:13 ID:dR0INvpv
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フリーダムだから何でもおk - 830. 名無しさん@ピンキー 2008/12/10(水) 10:59:51 ID:MTLw7m+K
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人外との絆、恋愛ものって存在自体が死亡フラグみたいなもんだよな。
と最近某TFを見て思った。
だからこそ幸せなのが見たい…! - 831. 名無しさん@ピンキー 2008/12/10(水) 11:48:39 ID:D9vPUpW8
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Mass Effectのラブシーンがあったわ
つか一人称じゃなくて三人称だったな
ノーマル版
ttp://www.gametrailers.com/player/usermovies/220313.html
百合版
ttp://gamevideos.1up.com/video/id/16314 - 832. 名無しさん@ピンキー 2008/12/10(水) 12:46:49 ID:CFbNzBLX
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ジ〇リのパンダ子パンダを観た。
なんという人外と幼女…
ごちそうさまでした。 - 833. 名無しさん@ピンキー 2008/12/10(水) 17:45:27 ID:lZLWaGgD
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>>826
タイザ君が可愛すぎて萌えまくりだったよ。
あと、ドガ君はカマキリフォームの怪人だけど、 - 834. 名無しさん@ピンキー 2008/12/10(水) 17:46:27 ID:lZLWaGgD
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途中送信ごめん。
ドガ君はカマキリ怪人だけど、
可愛い人間のチャイナ娘彼女がいたよね。 - 835. 名無しさん@ピンキー 2008/12/10(水) 18:03:39 ID:a7HsbE7m
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ヴァンブ将軍に(×が)モブの女の子が(×に)エロいことする漫画が出るので、そのためだけに冬の祭典に行ってきます - 836. 名無しさん@ピンキー 2008/12/10(水) 19:06:04 ID:VSPXoWoG
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フロシャイムにおにゃのこの怪人や女性構成員がいないのが残念でならない…
アレか、ヒロインポジションはヴァンプ様が担当してるからもう存分に足りてるのか
網走兄弟に前から後ろから好き放題やられた
ヒグマ団in女性団員の妄想するしかないぜ! - 837. 名無しさん@ピンキー 2008/12/10(水) 20:29:33 ID:KQDUaGwl
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>>832
ジ○リはいいよな
猫の恩返しは最高だったぜ - 838. 名無しさん@ピンキー 2008/12/12(金) 20:18:06 ID:H66FV60f
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バロンは紳士だからなあ…
是非体が同じサイズになった際にはハルを優しく激しく攻めていただきたい - 839. 名無しさん@ピンキー 2008/12/12(金) 20:51:00 ID:7HJTvkub
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>>838
さあ早くその妄想をSS化する作業に戻るんだ - 840. 名無しさん@ピンキー 2008/12/14(日) 23:16:01 ID:fZCfSC7o
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誰か今日の動物奇想天外見た奴いる?
人外優位の主従関係をリアルに目の当たりにしちまったぜ… - 841. 名無しさん@ピンキー 2008/12/15(月) 06:26:57 ID:6D/olgTc
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猿が突っ込むやつか… - 842. 名無しさん@ピンキー 2008/12/17(水) 08:33:43 ID:BTgErooV
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重複と騒がれたこのスレもレス数も容量も結構終盤になってきたな - 843. 名無しさん@ピンキー 2008/12/17(水) 14:08:14 ID:CSGlQNOg
-
言われてみてスレを
>>1
から見直したら、当初重複削除の可能性も話し合われていたことを思い出した。
偉大なる住民が新境地を開拓しなかったら
この楽園は存在しなかったのだな…感慨深い - 844. 名無しさん@ピンキー 2008/12/18(木) 01:43:08 ID:L6z3IFlO
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次スレ作るときは人外関係なら何でも受け入れられるスレだって
分かるようなスレタイがいいな - 845. 名無しさん@ピンキー 2008/12/18(木) 07:01:12 ID:7/paqBM0
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・人外の定義に明確な基準はありません。気に入らないならスルーしましょう。
とかな。
またどこまで人間寄りだと人外扱いから除外されるかで争いになるのはごめんだ。 - 846. 名無しさん@ピンキー 2008/12/18(木) 08:33:21 ID:vZXG6sh0
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まぁ住人は大人だし、そこら辺はスルー含め空気読むスキルを遺憾なく発揮していただく方向で - 847. 名無しさん@ピンキー 2008/12/18(木) 10:02:23 ID:WFx1gfGh
-
そろそろ次スレのタイトルやテンプレについて話し合ったほうがいいのかもな - 848. 名無しさん@ピンキー 2008/12/18(木) 12:00:50 ID:ngn/SXZW
-
今の住人が民度高くても、新規が来ることを考えれば注意書きは必要かな。
何にせよテンプレをしっかり作っておくに越したことはない、と。
個人的にここは、異種姦スレにはぬるすぎる、純愛スレにはエグ過ぎるってのを投下するのにちょうど良い気がする。
タイトルも今のまま、もしくは人外×人間×人外がわかりやすいと思うんだけど、後者の表記ってわからない人はわからないかもしれない。
ただいたぶり犯すだけなら人外×人間と表記する必要はないわけだし、両者の間に僅かにでも感情があるってのが大きいと思うんだ。 - 849. 名無しさん@ピンキー 2008/12/18(木) 17:29:03 ID:aXuSyL5Q
-
今のこのゆる〜い、しかし萌えの宝庫なノリを維持できたらいいネェ。 - 850. 名無しさん@ピンキー 2008/12/18(木) 19:33:40 ID:L6z3IFlO
-
人外同士もありだってこともスレタイから分かる方がいいんじゃなかろうか
人外×人間・人外×人外でハァハァするスレとか、それかテンプレに入れるか
以前それを気にして他スレに投下した人も居た訳だし
新しい人だと気にするかもしれない
- 851. 名無しさん@ピンキー 2008/12/18(木) 19:44:24 ID:n5zUloYz
-
【なんでも】人外と人間でハァハァするスレ【あり】2
モンスターでも異星人でも動物でも植物でも無機物でも!
とにかく人外と人間でハァハァ萌え萌えエロエロしようぜ!
人外萌えに定義も貴賤も無し!
前スレ:人外×人間でハァハァするスレ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1206021464/
関連スレ
>>2
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とりあえず
>>1
をいじってたたき台作ってみた
個人的には片方が「人間」っていうのがこのスレの味だと思ってるから残して欲しいかも - 852. 名無しさん@ピンキー 2008/12/19(金) 03:49:50 ID:0a0t0IDc
-
要約すると他スレに向かない人外ものならなんでもありってことでいいんかな - 853. 名無しさん@ピンキー 2008/12/19(金) 09:32:27 ID:IN1Zr8JY
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>>851
個人的にはこれで良いと思う - 854. 名無しさん@ピンキー 2008/12/19(金) 16:56:34 ID:UBWdjo/V
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>>851
分かりやすくてくどくなくて良いと思う。
気が早いけど次スレも盛り上がりますように! - 855. 名無しさん@ピンキー 2008/12/19(金) 20:51:19 ID:fi3WyPUs
-
Pixivやばいわ・・・・・・エロは少ないが萌えポイントやばす。 - 856. 名無しさん@ピンキー 2008/12/20(土) 01:15:21 ID:0CgAXFJZ
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次スレが立ったらなんか投下してみようかなー、と思いつつ
結局何もせず絵板や保管庫見て妄想力や文章力を養う日々です…
続きが気になるものが多すぎるんだぜ… - 857. 名無しさん@ピンキー 2008/12/22(月) 06:54:51 ID:wasOuClT
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自分も次スレ立ったら投下したいなーと思いつつ
まだ次スレまで容量いっぱいあるからなんか投下されないかなーと期待している
ところでこのスレで出たネタでいくつか気になるのがあるんだけど
そういうのって勝手に書いちゃっておk?
あと投下が次スレにずれ込んでたとしても問題ない? - 858. 名無しさん@ピンキー 2008/12/22(月) 09:42:10 ID:snyIdHgI
-
>>857
雑談のネタを具現化してもらえたら嬉しいやつが多いと思う
投下も保管庫があるから問題ないとは思う
けど容量的にギリギリのが投下予定あるなら早めに次スレ立てちゃってもいいかも - 859. 名無しさん@ピンキー 2008/12/22(月) 17:04:10 ID:5nv0LfeL
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こんなスレがあるとは思わなかった。同志ばかりで嬉しい限り。
まとめサイトも読ませてもらったけど、萌えて萌えてどうしようもなかったw
おかげで、妄想はしても書くことを迷っていた昆虫怪人×少女のエログロ気味な小説が書けそうです。
いやー、本気で幸せだ。 - 860. 名無しさん@ピンキー 2008/12/22(月) 18:54:20 ID:MQ9HFGPZ
-
>>859
がんばれまじがんがれ
職場で妄想したネタ投下
薄暗い森でのんびり暮らしていた闇属性のドラゴンを倒そうとやってきた女勇者に襲われる かとおもいきや
勇者の(度胸の)Lvがひくくて倒れる>介抱しる
そして仲良くなって悪い国王(勇者の父親)をやっつける。
という話をでっち上げてみた。べたべたすぎてスマソ - 861. 名無しさん@ピンキー 2008/12/22(月) 21:26:44 ID:2PisqLkl
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次スレへの参考のために聞きたいんだがここの住人は男と女のどっちが人外の方が好みなの?
あとエロ導入までの話が長くなってもいいんだろうか… - 862. 名無しさん@ピンキー 2008/12/22(月) 21:55:48 ID:DR6XzUst
-
人それぞれじゃないか?
俺は男が人外のが好きだが
どっちでも需要はあるかと - 863. 触手魔物とシスター 2008/12/22(月) 23:10:23 ID:oxB41LTq
-
>>859
その単語だけで妄想が止まらない。
早く実物を拝みたいものです。
埋めにはまだ早いけれど投下。
触手系魔物とシスターです、エロは軽め。
多分続き物になるかと思います。
>>864
からどうぞ。 - 864. 触手魔物とシスター 2008/12/22(月) 23:11:03 ID:oxB41LTq
-
「うぉえええぇぇ……」
大海原に漕ぎ出した貿易船の甲板で、白い聖衣を纏ったシスター、マノンが先程の昼ご飯を海に戻している。
「おいおい大丈夫か?」
「らいじょうぶでっ…す」
船乗りの一人に背中をさすられながら、ぐったりと壁に寄りかかる。
"西国漁業区域に嵐の海の悪魔が出る"と、教会ギルドから退魔の命を受けて繰り出したは良いが、この揺れは頂けない。
「やたら揺れるからこりゃあ時化るかもな」
「はあ…」
「危ないから甲板に出ないで下さいね、バケツを持ってきますから」
「助かります…」
胸元に揺れるロザリオを握りしめ、マノンはため息をついた。
こんな状態で本当に退魔が出来るのか?これが初仕事とはあんまりな気もする。
彼女は先天的なシスターだ。
良い血に生まれ、教育環境に恵まれ、勝ち星も期待しているぞ、と初仕事でここに送り込まれたのである。
「頑張らなきゃ…」
そう呟きながらまたこみ上げてくるものを海に流す。
喉が痛い、吐いてる最中に切れでもしたのだろうか。
横になっていれば落ち着くだろう、そう思って船室の方にふらつく足取りで降りていった。 - 865. 触手魔物とシスター 2008/12/22(月) 23:12:21 ID:oxB41LTq
-
薄いシーツを被っていると、船底を這うような音が聞こえてきた。
「来た!アイツだ!」
「落ち着いて下さい、穴を開けられなければいいけれど…」
船の揺れと、更に横に揺さぶるような衝撃。
甲板からとさりという音がして、揺れが少しおさまる。
「甲板に来た…!」
扉を開けると雨の中に佇む影がある。
ぬめりを帯びた肌、鎌首をもたげた7つの蛇のような体。
「嵐の海の悪魔…!」
頬を強い雨が叩く中、震える足を一歩踏み出して聖水の入った瓶をかざし、フタを取る。
「銀の皿に入れた雪を、満月の光に晒した極上の聖水です。
退魔の光を以て悪しきものの体を貫き給え!」
…………
「……」
「……」
「な、なんで何も起こらないの!?」
慌てる一同を意にも介さず、悪魔が鎌首を揺らしながらこちらに歩いてくる。
「うわああ何とかして下さいよ!」
「だ、だってこんなの教典にも載ってないですし…!」
船乗りはシスターを盾にしてそそくさと船室のドアを閉めた。
「後は任せましたよシスター!」
「そんな!ひ、ひどい…!」
前方のずいるずいるという音に慌てて目を向けると眼前まで悪魔は迫っていた。 - 866. 触手魔物とシスター 2008/12/22(月) 23:13:21 ID:oxB41LTq
-
握りしめた聖水をとっさにかける。
流石にこれは効くだろう、と思ったが露ほども効いていない様子で佇んでいる。
もう最後の手段である懐の銀の銃を使うしかないと聖衣に手を突っ込もうとした時、ノイズがかかったような声がした。
「だ、誰?」
耳をすましても叩きつける雨の音しか聞こえない。
混乱したまま目の前まで迫る悪魔を振り向くと今度ははっきりと声が聞こえた。
―オレを喚んだのはあんたか?
「!」
今はっきりと悪魔の姿が見えた瞬間の声だった。
船内から漏れる僅かな明かりに縁取られたのは異形の男だった。
蛇ではないが、何か気味の悪いぐねぐねとしたものが意志があるかのように動いている。
「ま、さか」
余計に手が震えたせいか、服の中の銃を取り損なってしまい、裾から銀の銃が滑り落ちる。
「解らないな、喚んでおいて何故怯える?」
そう喋り、首を傾げたように見えた。
ぐちゅりとぬめった肉が動く音が聞こえるぐらいに異形は近くにいる。
「よんだって、なんですか」
声が震えた。
話が違う、喋るだなんて高等魔族じゃないか。
とてもじゃないが今の自分にどうにか出来る相手じゃない。 - 867. 触手魔物とシスター 2008/12/22(月) 23:14:38 ID:oxB41LTq
-
「こっちが聞きたいもんだな」
蛇のような腕、触手を喉元にまで伸ばして寸前で止める。
「オレへの供物を捧げたじゃないか」
「何のこと…」
寒さと混乱、恐怖で足がかくかくと震える。
情けないけれどこのまま立っていられない。
「今更破棄は出来ないぞ」
「だから!…違うって言って…私は船を襲うあなたを退治するためにここに…」
「何のことだ?」
「え」
「オレじゃないぞ」
少しの間があった後、船の後ろの方から先ほどよりも大きなどさりという音がする。
「!」
船が大きく傾き、慌てて振り向き身構えるとそこには更に大きな触手の化け物がいた。
うねうねと赤黒い触手を船のマストに巻きつけてこちらに這ってくる。
こっちが船を襲ってた海の悪魔…!
マノンは思わず後ずさったが、足に先ほどの銀の銃が当たり、とっさに拾い上げて構えた。
銃弾は三発。
様子見の一発と、致命傷を与える二発、外すわけにはいかない。
「おい、余計に手を出すな」
「あなたには関係ありません!」
震える手で狙いを定め、頭だと思われる箇所へ銃弾を打ち込んだ。
化け物は耳をつんざくような鳴き声をあげ、身をくねらせ暴れる。
「効いた…!もう、一発…」
再度構えようとすると、攻撃したこちらに気がついた化け物が体を震わせて触手をしならせた。 - 868. 触手魔物とシスター 2008/12/22(月) 23:18:50 ID:oxB41LTq
-
「ひっ…!」
太い触手が腰に巻きつき、そのまま器用に聖衣を胸までたくし上げる。
下着の下にも触手が入り込み、不快な感触が肌の上を這う。
「や、やめっ…あっ!」
意図しない、上擦った声が出た。
触手の一本が胸の敏感な部分を擦ったからだ。
「うぁ、あぁあ!そんな、とこはいってこないでぇえ」
足の付け根に巻きついた触手がズロースの中にまで入り込んで来た。
見下ろすと先ほどの悪魔がこちらを見上げている。
「な、何見てるんで、すか!」
「…あんたが一言請えば、助けてやれるんだが」
「だ、誰が悪魔なんか…ひ、ひぁああ!」
ついに触手の一本が膣内に入り込み、肉壁を押し広げて蠢き始めた。
「い、いや…!いやあぁ!いたい、いたいやめ、やめてぇえ!」
「ほら見ろ。だから早く助けを請え、そうすれば助けてやる」
「あぁあ!な、んでそんな冷静なん、ですか!も、もう…!」
触手がもう一本、太ももを這い上がったところでマノンは叫んだ。
「わ、かりました!早く助けて下さい…!」
言うが早いか、悪魔はマノンを捕らえていた触手を切り落とし、彼女を受け止めと巨大な化け物に向き直った。
「同朋よ、今は退いてくれ。この女、オレが預かった。後々海に供物を捧げよう」
その声を聞いた化け物は動きを止め、渋るように触手を動かしていたが、ついには荒れる海原に帰っていった - 869. 触手魔物とシスター 2008/12/22(月) 23:20:40 ID:oxB41LTq
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「いつまで掴んでるんですか、離して下さい…」
あっさりと、素直に手は離された。
そのせいで思い切り甲板に背中を打ちつける事になったが。
全身ベタベタでぬるぬるしていて大変気持ちが悪い。
呆然と仰向けになったままため息をつく。
「手伝いは…」
「良いです、自分でやります」
顔を覗き込んでくる憎らしい悪魔から顔を背ける。
胸に巻きついたまま波打つ触手を引き剥がしたところで下腹部の違和感を感じた。
入り込んだ触手がうねうねと、まだ動いている。
「ひっ、や、やだ…」
胸と同じく引き剥がそうとしても離れない。
そうこうしているうちに刺激を与えられた触手が激しく動いた。
「あぁっ!ん、やっ、も、いやあぁ…!」
「やれやれ、素直に手を借りれば良いだろう」
悪魔はマノンのぐったりした体を支えると、同じく触手の腕を伸ばし、引き抜こうとした触手を確認する。
「中で貼り付いている。無理に引き剥がすと内壁を傷つけるな」
「ど、どうするんですか…」
不安げに見上げるマノンを見て、悪魔は渋ったような声を出した。
「…まあ大丈夫か」
「何が大丈夫なんですか…」
触手と共にひくつき、先ほどから愛液が流れっぱなしのそこを確かめるように腕を這わした。 - 870. 触手魔物とシスター 2008/12/22(月) 23:23:08 ID:oxB41LTq
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「……え、ま、まさか」
「察しが良いな、内側から外すしかないだろう」
「や、やめ、やめて下さい!そんな事したら…」
「無駄に暴れるなよ」
ずにゅ、と音がして同じ場所にもう一本の触手が挿入される。
「…………――っっ!!」
声にならない叫び声が、痛む喉から絞り出された。
ゆっくりと動く二つの触手の感触が、嫌でも伝わる。
「あ、ああ、や、やめっ…!ふぁ、ひゃん!いやあぁ!」
身を捩った瞬間、先に入っていた方が激しく暴れ出した。
「や、やだぁ、も…、やぁああ!!あぁあ」
達した瞬間、急に腹の中が軽くなる。
目の前にぶら下げられた触手から糸を引く粘液を雨が洗い流していく。
「少々手こずったが」
「…は、はぁ…良かった…」
全身の力が抜けて全体重を悪魔に預け、深いため息をついた。
「おい、聞け」
「なんですか…」
このまま意識を手放してしまいたいのに悪魔は話しかけてくる。
「あれを無闇に退治ようと思うな、供物を捧げれば何もしてこない。
月が雲に霞みかけたら海に東の海の供物を捧げるんだ」
「…なんで、そんな事。悪いのは襲ってくる方じゃ…」
「あんたらのやり方は手荒なんだ。…良いからそうしてみろ、直に分かる」
そう言い終わると悪魔はマノンを抱え上げ船室のドアを開ける。
そこには頭を抱え、神に祈りを捧げる船員達の姿があった。
良かった、船員に外傷はない。
それを確認すると急に全身がだるくなる。
船員が驚きの声や悲鳴をあげる中、そっと降ろされたのか背中に床の感触がした。
揺れるランプを見ながらマノンは沈む意識を引き上げようとはしなかった。 - 871. 触手魔物とシスター 2008/12/22(月) 23:24:44 ID:oxB41LTq
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今回は以上です。
携帯から失礼しました。 - 872. 名無しさん@ピンキー 2008/12/23(火) 00:00:22 ID:lia+lAiv
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>>871
GJ!! 冷静沈着な悪魔が憎たらしくて萌えた
続きが楽しみすぐる - 873. 859 2008/12/24(水) 14:34:48 ID:Y3kUpMuS
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誰もいないようなので、こっそり投下。
先に書き込んだ通り、昆虫人間×少女です。
そんなにエロくもグロくもなりませんでしたが。 - 874. ヤンマとアカネ 1/3 2008/12/24(水) 14:35:35 ID:Y3kUpMuS
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右上足の拳を固め、敵の頭蓋に叩き付ける。
鈍い手応えの後、頭蓋の穴から溢れた生臭い体液が半身を汚し、漆黒の複眼と共に触覚が外れて吹き飛んだ。
次に左下足を回し、胸と胴体にめり込ませる。重たい打撃をもろに受け、やはり黒の外骨格が大きく抉れた。
たたらを踏んで後退った人型のクロアリは、人間の足に酷似した両足を同胞の体液で滑らせ、そのまま転倒した。
跳ね上がった飛沫は複眼にまで及び、エメラルドグリーンの視界を濁らせた。それを荒く拭い去り、彼女を確認する。
灰色の瓦礫に腰掛けている彼女は、ジーンズを履いた両足をぶらぶらと揺すりながら、狩りを終えた恋人を見つめていた。
その顔は明るく、杞憂や不安は欠片もない。出会った当初は狩りを見るのも嫌がっていたが、今はすっかり慣れている。
身長はそれほど高くないが、発育途中の手足は薄い筋肉が付き、Tシャツが張り付いた胸元も控えめに膨らんでいる。
廃墟を彷徨ううちにカットジーンズと化したジーンズに包まれた太股は脂肪が付いて丸く、女としての成長の兆しが見える。
露出している腕や顔は薄く日焼けしていて、いかにも十代の少女らしい健康的で嫌みのない魅力を生み出していた。
髪も瞳も黒く、肌は薄黄色の典型的な日本人だが、目鼻立ちははっきりしていてパーツと配置のバランスは整っている。
「茜」
胸郭を震わせて発声した昆虫人間は、口を開いて黄色の細長い舌を伸ばし、両前足に付いた体液を舐め取った。
「なーに、ヤンマ?」
少女、茜は満面の笑みを浮かべ、昆虫人間に付けた愛称を呼んだ。その名の通り、彼の外見はオニヤンマそのものだ。
頭部の両側に備わった美しいエメラルドグリーンの複眼、透き通った四枚の羽、黒と緑のストライプになっている長い腹部。
進化する最中に特に発達した上両足は逞しくなり、使用頻度の減った中両足は折り曲げて腹部に添い、下両足で直立している。
胸部の外骨格は大きく盛り上がり、逆三角形状になっている。その内側には、羽や足を動かすための強靱な筋肉が隠れている。
中でも特徴的なのは、細長い腹部だ。硬く引き締まった腹部の下から伸びていて、歩行する際は後方に少し持ち上げている。
実際、今も少し持ち上げていた。食糧に有り付けたことが嬉しいので、少しばかり普段よりも角度が高くなっていたが。
「これから喰う」
トンボの昆虫人間、ヤンマは足元に散らばる十数体のクロアリの死骸を掴み取ると、ぐばりと口を大きく開いた。
「うん、待ってるね」
茜は背を丸めて両手で頬を支えながら、微笑んだ。ヤンマは彼女の目線を気にしつつ、クロアリの頭部に噛み付いた。
ぎち、とクロアリの外骨格が僅かに軋み、鋭い歯が深く差し込まれると、クロアリの頭部は簡単に圧砕して脳髄が散乱した。
ヤンマはそれを気にすることもなく、クロアリの頭部を口に収めると、じゅるりと体液を啜ってからもう一体の頭部も拾った。
クロアリはこの廃棄都市で繁殖している昆虫人間の中でも、最も数が多く狩りやすいが、味はあまり良いとは言い難かった。
だが、今、食べなければいずれ飢える。昆虫人間は体格が大きすぎるので、とにかく量を多く摂取しなければならない。
盛り上がった背を折り曲げて四枚の羽を下げ、地面に這い蹲って獲物を貪るヤンマの姿に、茜はうっとりと目を細めた。
ヤンマの持つ羽に白い日光が反射し、虹色に煌めいている。エメラルドグリーンの複眼も好きだが、羽が一番お気に入りだ。
やっぱり、この街に来て良かった。茜は砂埃混じりの熱風に乱された長い髪を押さえ、胸の高鳴りに頬を赤らめていた。
こんなに素敵な恋人に出会えたのだから。 - 875. ヤンマとアカネ 2/3 2008/12/24(水) 14:36:33 ID:Y3kUpMuS
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食事を終えたヤンマは、茜の手によって清められていた。
放棄されて久しい民家を片付けて家具や日用品を運び込んだ住み処に戻り、庭先で水を浴びせられていた。
水を被ってしまうとしばらく使い物にならないので、四枚の羽は高く掲げ、庭に出した背もたれのない椅子に座っていた。
どこまでも高い空から注ぐ日差しは熱く、外骨格を暖めてくる。変温動物である昆虫人間にとって、日光は欠かせない。
それがなければ体温を上げることも出来ず、体温が上がらなければ筋肉の動きは鈍ってしまい、まともな狩りが出来ない。
胃に入れたばかりのクロアリが消化されていく感覚を味わいつつ、ヤンマは庭の隅の給水タンクに向かう茜の背を眺めていた。
もっとも、それはこの民家に据え付けられていたものではない。崩壊したマンションの屋上から、ヤンマが運び出したものだ。
蓋を外して、雨水を溜めている。タンクの中には簡易濾過装置も設置してあるので、飲み水としても使用出来る水だった。
二つのバケツに水を汲んできた茜は、鼻歌を漏らしながらヤンマに近付くと、にやっと笑ってバケツを大きく振り上げた。
「そおれっ!」
「うぶばっ」
突然のことに対処出来なかったヤンマは、僅かに開いていた口からもろに水を飲んでしまい、むせた。
「あ、あか、あかねっ!」
「んー、なあにー?」
得意げな茜に、ヤンマは首を突き出した。
「綺麗にしてくれるってのは嬉しいが、もう少し優しくしろ!」
「えー、いいじゃん。この方が効率が良いんだから」
茜が唇を尖らせたので、ヤンマは辟易した。
「俺はそうは思わんが…」
「そ・れ・にぃ」
茜はTシャツの裾をちらりと持ち上げ、くびれた腰を見せてきた。
「私も一緒に水浴びしちゃおうって思って! 今日は天気もいいしね!」
悪戯っぽい少女の笑顔に、ヤンマは言い返すことを諦めた。茜と出会ってからは、ずっとこんな調子だからだ。
今、二人が暮らしている都市は、数年前に廃棄されて住民も引き上げており、この国の政府の手によって封鎖されている。
原因はもちろん、昆虫人間の出現だった。突如出現した昆虫人間は人間を捕食する性質を持ち、驚異的な速度で繁殖した。
ほんの数ヶ月で都市の人間は三分の一も喰い尽くされ、都市機能は完全に麻痺してしまい、人口も減る一方だった。
人間側も爆撃や薬剤散布などの対処を行ったが、昆虫人間の繁殖速度はそれ以上で、とうとう人間は淘汰されてしまった。
両者の生存競争で破壊し尽くされた都市を捨てて人間が逃げ出した後は、昆虫人間が新たな支配者として君臨していた。
そこにいきなり現れたのが、茜だった。他の昆虫人間に狙われているところを助けたのが切っ掛けで、二人は出会った。
当初はヤンマも彼女を補食しようと思ったのだが、やたらと気に入られてしまい、付き纏われるうちに行動を共にするようになった。
いつかは喰ってやろう、と思っていたが、茜から注がれるストレートな好意にほだされ、今ではヤンマも同じ気持ちになっていた。
昆虫が人間に好意を抱くなど、常識的には有り得ない話だが、いざ自分の身に降りかかると信じるしかないのが現実だった。
- 876. ヤンマとアカネ 3/4 2008/12/24(水) 14:39:41 ID:Y3kUpMuS
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文字数制限に引っ掛かったので訂正。3/3ではなく、3/4です。
「ヤンマ」
茜は椅子に腰掛けているヤンマの下両足の上に跨ると、濡れた複眼に手を滑らせ、水滴を指に付けて口に含んだ。
「ん…。まだちょっと、アリの味がする」
「そうか?」
ヤンマは刃のような歯が生えた口を開き、進化と共に発達した細長い舌を伸ばし、茜の指先を舐め取った。
「こっちはヤンマの味」
ヤンマの舌が巻き付いた人差し指を銜え、茜は暖かな舌を彼の冷たい舌に這わせた。
「茜、それは」
神経に直接訪れる刺激にヤンマが戸惑うと、茜はちゅぽんと音を立てて口から彼の舌を抜いた。
「だって、ここぐらいしか感じてくれる場所がないんだもん。その辺だけ不便だよね、ヤンマって」
「仕方ないだろう。外骨格の触覚は薄いんだ」
ヤンマは舌を解いて口の中に引っ込め、茜の手に軽く噛み付いた。
「やだぁ、それくすぐったい」
茜が手を引っ込めようとしたので、ヤンマは顎の力を少し強めて薄い皮膚に食い込ませた。
「水、浴びるんだろ?」
ヤンマはもう一つのバケツを拾って茜の控えめな胸元に傾けると、生温い水をたっぷりと浴びせかけてやった。
茜は体温よりも少し冷たい水の重みに、僅かに身を固くした。透き通った水はTシャツに吸い込まれ、ジーンズにも染み込んだ。
腹部と背を伝った水の流れは太股を辿り、股間に流れていき、小水を漏らしたかのように二人の真下に滴り落ちていった。
それを見た茜は赤面し、目を伏せた。水の感触に反応したのか、胸の小さな突起は硬く膨らみ、その存在感を示していた。
「やらしいことしないでよ。…虫のくせに」
「その虫に、毎度毎度欲情してんのはどこの誰だよ」
ヤンマは折り畳んでいた両中足を茜の裸の腰に回したが、三本の鉤爪を薄い肌に引っかけないように外側に曲げた。
手加減が出来なかった頃は度々爪先を引っかけてしまい、茜の肌にいくつものミミズ腫れを作ってしまった苦い経験がある。
ぐいっと両中足を曲げて茜の体を引き寄せ、密着させる。はあ、と熱い吐息がヤンマの触覚に掛かり、乳房が潰れされた。
Tシャツに染み込んでいた水が押されて流れ、新たな水滴がヤンマの胸に伝う。ヤンマは右上足を使い、透けた服を捲った。 - 877. ヤンマとアカネ 4/4 2008/12/24(水) 14:41:11 ID:Y3kUpMuS
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「そりゃ、そうだけどさぁ…」
抵抗せずに上体を反らした茜は、ヤンマの前に膨らみかけの乳房を露わにした。
「下、脱がすぞ」
ヤンマは右上足の爪先と左上足の爪先で器用にジーンズのボタンを外すと、一気に下着ごと引き摺り降ろした。
「やだもうスケベぇ!」
薄膜のように水気を含んだ服を剥がされた茜は、腕よりも多少色の白い尻と太股が光の下に曝された。
「服に穴開けて突っ込んだら文句言っただろうが」
ヤンマは椅子の下をくぐらせて細長い腹部を持ち上げると、生殖器官を伸ばし、茜の生殖器官に触れた。
「ん、ふぁ、あぁ…」
先程の荒々しい狩りの様子とは打って変わった優しい愛撫に、茜は吐息を弾ませ、ヤンマの胸部に縋り付いた。
鋭利なはずの生殖器官で、柔らかく撫でてくる。肌を破らないように、切り裂かないように、慈しみすら込められている。
荒々しく狩りを行う彼も素敵だが、ひたすら優しい彼も好きだ。浅く入り口を探りはするが、すぐに奥へは入れてこなかった。
まだ、茜の潤いが足りないのだと判断したのだろう。気を遣わなくても良いのに、とは思うが、嬉しいから言わなかった。
茜の反応を窺いながら、先細りの生殖器官の先端を動かしていたヤンマは、熱く潤い始めた茜の割れ目の前を突いた。
「あくぅっ!」
充血した肉の芽を弾かれ、茜の下半身に痺れそうなほど強烈な甘い感覚が駆け抜けた。
「もういいだろ、入れるぞ」
ヤンマが低く囁くと、茜は目を潤ませながら頷いた。
「うん…入れてぇ…」
じゅぶ、と粘ついた水音が聞こえ、ヤンマの生殖器官の先端が茜の中に没し、水とは違う熱い液体が伝い落ちてきた。
「ちゃんと、奥までぇ」
茜が掠れた声を零すと、ヤンマは腹部を曲げ、ずぶずぶと生殖器官を彼女の中へと押し込んだ。
「俺もその方が好きだ。お前の中は、熱いからな」
「ヤンマぁ、好きぃ、愛してるぅ!」
茜はヤンマの頭部を抱き締めると、エメラルドグリーンの複眼に何度となくキスを落とした。
「本当に、喰わなくて良かったぜ」
目の前に押し付けられて歪んだ乳房に、黄色い舌を絡み付ける。硬くなった先端をにゅるりと撫でると、反応が増した。
熱に浮かされたように腰を動かす茜に合わせ、ヤンマも腹部を動かしてやり、彼女が求めて止まない快感を与えてやる。
すると、茜の中に差し込んでいる生殖器官が締め付けられた。と、同時に茜は軽く痙攣し、ヤンマに体重を預けてきた。
どうやら、達したらしい。ヤンマの胸に頭を預けてとろりと弛緩している茜の表情を見たヤンマは、生殖器官を引き抜いた。
生き物としての構造が違うため、ヤンマは達することが出来ない。というより、達してしまったら本当に命取りだからだ。
人間大に進化しても、昆虫は繁殖のために生殖行為を行う。生態系はメスが主体であり、オスは遺伝子を運ぶための器だ。
だから、生殖行為を終えたオスは間もなく一生を終えてしまい、メスの栄養源として捕食される以外の運命はないのだ。
非常に惜しいことだが、生きるためだ。そうは思っていても、陶酔しきった茜を見ていると、達したい気持ちになってしまう。
だが、死んでしまえば茜を守ってやることも愛することも出来なくなるので、ヤンマは生存本能と同等の欲求を抑え込んだ。
いつのまにか、腹部の精子嚢から生殖器官まで移動していた精子を再び精子嚢に戻し、ヤンマは生温い疲労に身を任せた。
体の上では、満足した茜が愛おしげにヤンマの名を呼んでいた。 - 878. 859 2008/12/24(水) 14:44:11 ID:Y3kUpMuS
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今日はこれで精一杯。
これで少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
自サイトでも色々書いているけど、エロスに突っ走れないので発散出来て楽しかったw - 879. 名無しさん@ピンキー 2008/12/24(水) 18:58:29 ID:lZKcD/Tm
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1日早いサンタさんが…!
昆虫と女の子はいいものだ、ミミズばれのくだりには本当に悶えた。
サイトがめちゃくちゃ気になる…のですが何かヒント等はありませんか? - 880. 名無しさん@ピンキー 2008/12/24(水) 21:25:58 ID:Nzk15s3d
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ヤンマかわいいよヤンマ
服がサンタさんになるくらい鼻血吹かせてもらいました。 - 881. 859 2008/12/24(水) 22:38:10 ID:Y3kUpMuS
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>879
オンノベの片隅で、異種族恋愛ばかりを細々と書いております。
鋼鉄男(要英訳)でぐぐれば出てきますが、移転しているのでURLを削ってからどうぞ。 - 882. 名無しさん@ピンキー 2008/12/25(木) 00:30:46 ID:Ep1rt/36
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サンタさんって本当にいるんだなぁ…
昆虫人間非常にもゆる!性質とかさらっと書いてるけど、それがリアルですごく良い
ところで海の悪魔さんにはどこの海に行けば会えますか?とりあえず供物になりたい - 883. 虫さんと女の子 2008/12/25(木) 02:28:59 ID:jmc+Y4cx
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絵板の虫とおにゃのこに激しく萌えたのでクリスマスな小ネタ
「あったけー……人間ってホント羨ましい……」
甘えてくる猫のようにすりすりと擦り寄る私の恋人。
私の手を握る手があまりにも冷たく、びっくりして小さく「うわ」と声を上げる。
「手袋、買ったら?」
「手袋なんて買ったら、お前にもう二度と手を温めてもらえないだろ」
こんなこっ恥ずかしい台詞を素面で言うこの男、先の言葉からわかる通り、普通の人間ではない。
私も詳しくは知らないが、昆虫に限りなく近い人型の種族だそうだ。
黒いダイヤモンドみたいな眼がじっと私を見ている。
それと恥ずかしい台詞とのコンボ攻撃でつい視線を逸らしてしまう。
「そんな恥ずかしいこと、言わないでよ……」
「え、何で?」
「何でって……こっちが照れるからでしょ!」
きょとんと私を見る顔が可愛いな、……なんて思わないようにしている。
もしかしたらわかっててからかっているのかもしれない。元の生物の性質上、表情がないので何を考えているのかわからないから。
付き合い始めの頃はよくからかわれ、恥ずかしい思いをしたものだ。
「よくわからんが……まあとにかく、お前は温くてホントに最高だよ。
ま、それしかいいところないし」
「……私の魅力はそれだけなんかい!」
思わずツッコミの平手打ちを彼の眉間の辺りに入れた。
……友人らから漫才夫婦と呼ばれ、茶化されるのは私がツッコミを入れるから。
「馬鹿、そんな訳ないだろ?
この柔らかい肌やさらさらの髪、あんなところやそんなところも好きに決まってるじゃないか!」
「ち、ちょっと!こんな大声で!恥ずかしいよ!」
そして、彼がフォロー(?)を入れるので友人らからはバカップルと呼ばれ、呆れられる。
彼の顔を見るとひょこひょこ触角が揺れ、目がほんの少しだけ細められている。
笑っている。
「もう!わざとでしょ!」
「ははは……げ、雪だ」
怒る私を無視し、彼は暗く閉鎖的な空を見つめる。
ふわふわと落ちてくる白いものが見えた。 - 884. 虫さんと女の子 2008/12/25(木) 02:30:53 ID:jmc+Y4cx
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「あー、今日寒いから……。積もるかもね」
さっきのお返しにちょっと意地悪に言ってみるが、彼は何も言って来ない。
不審に思って顔を見上げると、本来ならないはずの瞼が閉じかかっていた。
うつらうつらと頭が揺れ、今にも眠たそうだ。
今思い出したが彼はとても寒さに弱く、ある一定の温度になると急激に眠くなるんだそうだ。彼いわく動物の冬眠と同じらしい。
もっとも普通の冬眠と違い、一日の内半日寝るだけでいいらしい。昆虫人間の事情はよくわからないが。
最初見た時ぴくりとも動かないから死んでしまったのかと思い、揺すりながらわんわん泣いてしまった。
……ちなみにいまだにそのことが笑い話になったりする。
「ちょっと!?こんなところで寝ないでよ?」
「ああ……と言いたいが……、ごめ、も……無理……」
そう言って完全に瞼が閉じるのと、彼が私に体を預けたのはほぼ同時だった。
ずしりと彼の体重がかかり、足がふらつく。
私が倒れたら誰も私たちを助けてくれないだろうし、
何より真冬の公園でそのほら、えっと……勤しむカップルと間違えられかねない。
何とか根性で彼の重たい体をベンチまで引きずり、優しく座らせた。
「全くもう……」
人の苦労も知らずぐーぐー眠る彼に悪戯でもしてやろうかと考え、止めた。
覚醒した時にお返しされるのが目に見えたから。
ため息一つついて隣に座った。
じっと彼のほうを見ていると、彼の触角が寒そうにぴくぴく震えているのに気付いた。
私は慌てて彼の手を握りしめ、息を吹き掛けて温める。
やっぱり手袋は必要なんじゃ、と考えて彼の嬉いような恥ずかしいような妙なこだわりを思い出して悩む。
……私の手づくりの手袋ならどうだろう?
私の作った手袋で温かくなるから、一応私が温めていることになるはず……。
ふと思い付いた割に中々いい考えだ。
手袋を作った時に彼がどんな反応をするのか考えながら、持っていた携帯電話でタクシー会社に電話した。
電話を切った後もいろんな反応を思い浮かべたら笑いが込み上げてきた。
隣で眠る憎たらしくも愛しい異種の恋人のこめかみに淡いキスをして、
帰ったらクリスマスまでに頑張って編まないと、と計画を立てながらタクシーが来るのを待った。
もちろん、彼の冷えた手を温めながら。 - 885. 名無しさん@ピンキー 2008/12/25(木) 02:43:11 ID:jmc+Y4cx
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以上です。
勢いと初めてなので変かもしれませんが、
反省はしません。とにかく萌えの赴くままだから後悔はない!
ケータイから失礼しました。
また何か思い付いたら書き込みたいと思います。
海の悪魔さんとヤンマさんカッコイイなあ……
強い人外は大好物です
二人の作者さんGJです。 - 886. 名無しさん@ピンキー 2008/12/25(木) 04:07:46 ID:Fbx6S35d
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すごくよかった!
続きも出来たら是非投下して欲しい - 887. 名無しさん@ピンキー 2008/12/25(木) 18:31:29 ID:JOwLSeRg
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やはり硬質人外は好みだなあ - 888. 859 2008/12/25(木) 22:36:49 ID:s5dRQHe0
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何やらヤンマが好評で嬉しいですw
883のもえらく萌えます。異種族の醍醐味は生態の違いですよね!
では、また投下。 - 889. ヤンマとアカネ 2 1/3 2008/12/25(木) 22:37:24 ID:s5dRQHe0
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体を包む空気が次第に生温くなり、朝になったのだと知った。
突っ伏して眠っていたフローリングに、複眼の間に並ぶ三つの単眼が擦れ、間に入った砂粒が硬い音を立てた。
だが、すぐには意識は戻らない。フローリングに接している腹部が冷え切り、その中の心臓もまた冷えているからだ。
体温が戻らなければ、血流も戻らず、人間に比べれば矮小な脳に送られる血中酸素も乏しく、意識も戻らない。
折り曲げていた両前足を伸ばして身を起こすと、今まできつく縮こまっていた外骨格が動き出し、ぎぢ、と鈍く擦れ合う。
複眼が大部分を占めた顔を上げ、破れたカーテンの隙間から差し込む強烈な光に、複眼が眩みそうになってしまう。
だが、すぐに補正された。ヤンマは関節が固まってしまった下両足を伸ばし、立ち上がってから、彼女に気付いた。
破れたソファーの上では、毛布を被った茜が身を丸めていた。安心しきった顔で熟睡し、浅い呼吸を繰り返している。
毛布の端を両手で握り締め、唇の端が緩んでいる。ヤンマは彼女の傍に歩み寄ると、肩から零れた髪を一束掬った。
「呑気なもんだ」
茜の髪を持ち上げて口に含み、ぶつりと噛み切った。
「いつ俺に喰われるとも解らないってのに」
ヤンマの口の中には、茜の髪の切れ端が残った。喉の奥で丸めていた舌を伸ばし、髪を絡めて嚥下する。
「甘ったるい」
意識的な味か、或いは実際の味かは解りかねた。ヤンマは、彼女の頬に落ちた髪の束を鋭利な爪先で薄く撫でた。
「おい」
声を掛けてみても、茜の反応はない。爪先ではなく、爪の腹の部分で頬を叩いてみるも、目を覚ます気配はなかった。
無防備すぎて、逆に不安になる。ヤンマは口を開閉し、がちがちと噛み合わせた。人間で言うところの、舌打ちと同じだ。
起きている時は煩わしいほどまとわりついてくるからだろう、いざ眠って大人しくしていると歯応えがなくてつまらない。 - 890. ヤンマとアカネ 2 2/3 2008/12/25(木) 22:38:11 ID:s5dRQHe0
-
「さっさと起きろ。他の連中が起きて動き出しちまったら、狩りがやりづらくなる」
ヤンマは茜の肩を押して仰向けに転がしたが、茜は小さく唸っただけだった。
「うぅん…」
やはり、起きようともしない。ヤンマは辟易し、茜の体から毛布を剥ぎ取った。
「いい加減にしろっての!」
茜の体温が色濃く残る毛布を薄汚れた床に放り投げたヤンマは、直後、理由を悟った。
「ああ…そうだったな…」
ソファーに横たわる茜は、パンツしか身に付けていなかった。昨夜、汗を掻いたから、とそれ以外を全て脱いだのだ。
生憎、洗濯を終えている服は見当たらず、かといって夜中に洗濯を行えるような場所でもないので何も着なかった。
そして、そのまま今に至るというわけだ。ヤンマは投げ捨てた毛布を拾おうかと迷ったが、前足は彼女へと伸びていた。
朝日を浴びた薄い肌は白く光り、静脈が透けている。柔らかく盛り上がった女の膨らみを、三本の爪で掴んでみる。
だが、爪は立てずに寝かせ、腹で握り締めた。ヤンマの手に合わせて茜の乳房は歪み、刺激を受けて先端が尖った。
すると、茜が僅かに眉根を動かした。覚醒してはいないが意識はあるのだ、と知ったヤンマは、もう一つの乳房も握った。
「あふ」
条件反射で声を漏らした茜は、悩ましげに腰を捩った。
「何やってんだ、俺…」
頼りない手応えの乳房をひとしきり揉みしだいた後、ヤンマはふと我に返った。
「ふぇ」
すると、茜は瞼を上げた。目の焦点を合わせ、ヤンマの手元と自分の状況を確認した途端、しなやかな足が跳ねた。
「いーやあー!」
「おぐうっ!?」
茜がでたらめに放った蹴りがもろに顎に入り、ヤンマは仰け反ってしまった。
「馬鹿、馬鹿、馬鹿ぁ!」
茜は胸を隠して身を縮めると、涙を溜めながら喚き散らした。
「いじるんだったら、もうちょっと綺麗な時にしてよぉ! 汗と埃でべたべただし、髪も洗えてないから脂でてかてかなんだもん!」
「そんなの、どうでもいいじゃねぇか」
首関節の無事を確かめながら顔の位置を戻したヤンマに、茜は膨れた。
「嫌なものは嫌なの!」
うー、と眉を吊り上げる茜に、ヤンマは困惑して触覚を下げた。
「ああもう解ったよ、うるせぇな」 - 891. ヤンマとアカネ 2 2/3 2008/12/25(木) 22:38:45 ID:s5dRQHe0
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「解ったんなら、あっち向いて! 服着なきゃならないんだから!」
「今更、見られて困る部分があるか?」
「気分の問題よ!」
「あーうぜぇうぜぇ」
かぶりを振りながら背を向けたヤンマに、茜は舌を出した。
「女心を理解しなさい!」
羽を震わすほどの金切り声に、ヤンマはまたがちがちと口を鳴らした。オンナゴコロとやらは、未だに解らないことだ。
大体、肌など見られて困るものなのだろうか。体を繋げたのは一度や二度ではないのだから、ヤンマは全てを見ている。
揉みしだいてしまった乳房もさることながら、性器と排泄器官すら見ているのだ。いい加減、開き直って欲しいと思う。
ごそごそと物音が繰り返された後、ようやく許されたので振り返ると、茜は昨日脱ぎ捨てたTシャツとジーンズを着ていた。
「じゃ、朝ご飯が終わったら洗濯するから、ヤンマも手伝ってよね」
「水場まで服の山を運べばいいんだろ。それで帳消しだ」
「そんなんじゃ足りないよ。食糧も大分減ってきたから、適当な店から発掘しなきゃならないんだもん」
「虫食えよ。ぶりぶりに太った幼虫でも捕ってやるから」
「あんなもん食えるわけないでしょ」
不意に真顔になった茜に、ヤンマはぎりぎりと口の端を擦り合わせた。
「お前の食糧探しは面倒なんだぞ。それでなくても、そういう場所は他の連中の餌場にされちまってんだから」
「いいじゃない、それは全部ヤンマが食べられるんだから」
「ま、そりゃそうだがな。んで、まずは朝飯か?」
「ううん、ヤンマ」
茜はかかとを上げて背伸びをすると、ヤンマの首に腕を回して引き寄せた。ヤンマも背を曲げ、身長を合わせた。
茜の唇が口に迫ってきたので、ヤンマはぎざぎざの刃を噛み合わせたような形状の口を開き、彼女を受け入れた。
外骨格に触れたのでは、何の意味もない。喉の奥で丸めていた体液が少し絡んだ舌を伸ばし、薄い唇に当てた。
そして、有無を言わさずに滑り込ませる。ん、と茜は小さく声を漏らし、口中を這い回るヤンマの舌に己の舌を絡めた。
息苦しくなった茜が唇を開くと、茜の舌を締め付けていたヤンマの黄色い舌が解け、粘液の糸を引きながら離れた。
「んふふ」
口元を押さえて頬を染めた茜に、舌を喉の奥に戻したヤンマは言った。
「じゃ、とっとと支度しろよ。俺も腹が減った」
「今日は何にしよっかなぁーん」
茜は足取りも軽く、キッチンに向かった。ガスも水道も電気もとっくの昔に切れているので、正確には倉庫なのだが。
キッチンに入った茜は、段ボール箱を探り始めた。その中には、廃墟から集めた缶詰めやレトルト食品が詰まっている。
人間が姿を消して数年が経過してしまった都市では、茜がまともに食べられるものといったら、それぐらいしかないからだ。
茜はテーブルに置いたランタンに火を付け、その上に水を張った鍋を載せると、レトルト食品のパックを入れて暖め始めた。
鍋の下で揺れる青い炎を見つめる茜の横顔を見つつ、ヤンマは舌に張り付いている茜の唾液を嚥下し、胃に流し込んだ。
無意識に、また口を鳴らしていた。だが、今度は不満や苛立ちを示す鈍い軋みではなく、歓喜を示す高い摩擦音だった。
付き合えば付き合うほど、喰うのが惜しくなる。 - 892. 859 2008/12/25(木) 22:41:12 ID:s5dRQHe0
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通し番号ミスりました。891は3/3です。
二人の日常の一端というかです。結構のんびり暮らしています。 - 893. 名無しさん@ピンキー 2008/12/28(日) 01:42:16 ID:odYAYy4S
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エロがあるからには日常ほのぼのも併せて良いものだ、と思います。
ここ最近の大量虫投下に喜びを隠せない。 - 894. 名無しさん@ピンキー 2008/12/28(日) 04:03:06 ID:1+DhqOBi
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虫系ならサガノヘルマーはどうよ?
個人的にはレゾレゾとか好みど真ん中なんだが。 - 895. 名無しさん@ピンキー 2008/12/29(月) 23:59:35 ID:l6vBE8Px
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王蟲かわいいよ王蟲ハァハァ
最近気付いたんだが、霊とかスタンドとか透明人間とかの
実体を持たない人外(?)もイイものだ。
本体とは異なる確固たる意識を持ってたり、こっそり女の子にイタズラしちゃうような
お茶目さを兼ね備えてたらなおよし。 - 896. 名無しさん@ピンキー 2008/12/30(火) 20:02:46 ID:OHR7ggVp
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>>894
教えてくれてありがとう、めちゃくちゃ好みだった。
少しずつ集めていこうと思うよ!
たけしのXファイル見てたら異星人ハァハァになった。オカルト話は夢が広がる。
そしてAVPまた見たくなった。 - 897. 小ネタ ザリガニさんとの年越し 2008/12/31(水) 21:45:17 ID:spWsjLCS
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投下します。
ザリガニと女の子です。
「はい、蜜柑あげる」
こたつでぬくぬくしている少女は蜜柑を、
同じくこたつに入って紅白を熱心に観ている男に渡そうとした。
「あ……ごめん、シザーはそのハサミじゃ剥けないよね」
彼女が蜜柑を引っ込めようとすると、シザーと呼ばれた人型のザリガニがそれを止めさせた。
彼女がシザーのほうを見ると、彼は少女の手の中の蜜柑を器用に奪い取った。
呆気にとられる少女を尻目にシザーは蜜柑の皮を剥き始めた。
しかし、彼の両腕両手は攻撃的なギロチンハサミになっているため悪戦苦闘している。
このままだと蜜柑自体がミンチになってしまうと判断した少女は彼の隣に移動する。
「もー!負けず嫌いなんだからー!
ほら、貸して。あたしが剥いてあげるから!」
少女がそう言うとシザーは不服そうにヒゲを動かした。
彼女はそれを見て苦笑し、ゆらゆらするヒゲを撫でた。
「負けず嫌いなとこ、嫌いじゃないよ。
でもね、無理そうだったら無理にしなくていいから!」
彼女は人の頭を簡単に潰せる大きく発達したハサミから蜜柑を取り、
少し潰れた蜜柑の皮を剥き始めた。
シザーは黙ってそれを見る。
「はいどーぞ、剥けたよ」
綺麗に薄皮まで剥いた蜜柑を少女は彼の口元に持っていく。
すると彼の口元から小さな管が出て、橙の蜜柑を啜る。
「美味しい?」
少女が小首を傾げて笑顔で尋ねるとシザーは無音で頷いた。
シザーは人型であるものの、声帯がないため声を発することができない。
しかし、通じ合う二人には言葉は不要だ。
「紅白終わったら二人で初詣行こうね」
シザーは静かに頷いて彼女を抱きしめた。
(来年もこうやって二人で年越ししよう) - 898. 名無しさん@ピンキー 2009/01/02(金) 01:07:48 ID:+x+sOkIM
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おお!
無口というか、喋らないタイプの人外君きたー!
いや良いね、触覚とか眼とか、身体の部位で
感情や表情が読み取れるタイプ良いね。 - 899. 名無しさん@ピンキー 2009/01/03(土) 04:30:06 ID:YaTIYQTm
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シザー可愛いよシザー
どうでもいいけど、ポケモンのシザリガー思い出した。 - 900. 名無しさん@ピンキー 2009/01/03(土) 14:32:39 ID:3J0ijYiM
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新しい世界が拓きました。甲殻類に萌える日が来るとは・・・!
こういうフリーダムさも人外萌えの魅力だよなぁ。