人外と人間

人外×人間でハァハァするスレ 301-400

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人外×人間でハァハァするスレ 301-400

1-100 101-200 201-300 301-400 401-500
501-600 601-700 701-800 801-900 901-972

 

301.名無しさん@ピンキー2008/07/24(木) 07:57:52 ID:4mZfXdHC

>>296

GJ、楽しかった


人外の愛で方としては邪道かもしれないが何も悪いことをしていない、むしろ人間が好きな人外娘が
見た目の違いやらを理由に人間たちに虐げられて凌辱されるのが好きだ。

一応神だけどもたいした力を持っていない娘だとか妖怪なんだけど無力でなんの抵抗もできない娘もいいけど、
その場の者を皆殺しにできるくらいの能力はあるが
大好きな人間に見切りをつけきれなくて泣きながら犯されてるような娘もいい

302.名無しさん@ピンキー2008/07/24(木) 14:35:04 ID:kbVdrSI+

ゲデヒトニスみたいな執事ロボと少女も良さそうだ

303.名無しさん@ピンキー2008/07/24(木) 22:07:50 ID:EJ+koHk0

>>297

俺が居た。

ベクトルはちょっと違うけどトイストーリーのアンディ思い出した。

PSOのキャストみたいなちょっと生身の要素を持ってるアンドロイドも好きだー!
(PSOのキャストは人工皮膚を移植するのが御法度なので装甲を身につけているが中身は人に近い)

304.名無しさん@ピンキー2008/07/24(木) 22:48:31 ID:2aqFQlSD

>>299

>衣類婚姻
衣服とハァハァと申したか
もうここ何でもありだな

305.◆IyobC7.QNk2008/07/24(木) 23:18:36 ID:tIU5k4N7

>>290
です。
注意文で混乱させてしまった様で申し訳ないorz
“ボロいロボ”と書いたつもりだた。

GJくれた方々、ありがとうございました。

306.名無しさん@ピンキー2008/07/24(木) 23:54:16 ID:k221ShCA

>>304

服の付喪神と持ち主の少女が結婚するんですね、わかります

307.名無しさん@ピンキー2008/07/25(金) 00:30:33 ID:6KdSMZCt

>>304

一反木綿×夢子ちゃんで空中拘束プレイが脳内で展開された

308.名無しさん@ピンキー2008/07/25(金) 00:58:13 ID:MIBzSTp/

伸ばした木綿の尻尾で股を往復するように擦ってあげるんですね、わかります

309.名無しさん@ピンキー2008/07/25(金) 09:55:56 ID:L3zEsTVb

寧ろパンツの九十九神×少女じゃね?
常に一緒にいて、少女の大事なところを守ってあげる

310.名無しさん@ピンキー2008/07/25(金) 11:37:36 ID:MIBzSTp/

どっかの保管庫にブルマ×少女があったな…

311.名無しさん@ピンキー2008/07/25(金) 11:49:20 ID:sY0r07s5

>>263

遅レスだが、同じ劇を見た。もしや同級生かな?w
盲目の女性の名前は「ゆき」だったと思う。最後、鬼になったときの舞が
壮絶だった。

312.名無しさん@ピンキー2008/07/25(金) 13:28:53 ID:v56VQArv

単なる変換間違えが物凄い妄想に発展してて脱帽
一反木綿はきっと紳士だ

313.名無しさん@ピンキー2008/07/25(金) 23:05:32 ID:mQHeah6E

ハイレベルな妄想が展開されてて脱帽
さあ早くその妄想をSSにする作業に戻るんだ

314.名無しさん@ピンキー2008/07/25(金) 23:08:23 ID:EfQ11JnU

>311
「べっかんこ鬼」だな

315.名無しさん@ピンキー2008/07/26(土) 00:06:13 ID:1GYKswaw

このスレ住民の中にアイヌの神話に詳しい方はいらっしゃいませんかorz
今思えばすごくおいしいネタだったと気付いたんだがうろ覚えな上元ネタがわかんなくて…


以前土産物屋で立ち読みした本に、
アイヌの男たちが宴を開くといつも宴の佳境になって家の扉を叩く者がいて、
出ていってみると山海の珍味が置いてあるだけで誰もいない。

それが幾度も続き、不思議に思った男たちが次に会ったときこそ
その者の正体を暴こうと決意しまた宴を開き、
扉が叩かれ、そこへ駆け付けてみると黒いふかふかの獣毛に包まれた腕が扉から覗いていて
その手を引くと背が低く肌の黒い全裸の娘が現れた。
正体を見られた娘は泣きながら走り去り二度と現れなかった〜って話が載ってたんだが。


これは見つかってから泣いて走り去るまでにナニかあったと妄想していいんだろうか…
長文すまんかった

316.名無しさん@ピンキー2008/07/26(土) 01:28:01 ID:PmrLGtPW

ユーカラでぐぐってみたら出るんじゃないか

317.名無しさん@ピンキー2008/07/26(土) 01:37:29 ID:W88d05OW

>>314

それがわからなくてググったら日野日出志の"山鬼ごんごろ"が出てきた

鬼と娘はいいなぁ

318.テスト前なのに2008/07/26(土) 01:39:33 ID:2RwV8Y5Q

夜分遅くお邪魔します。
無駄に長文・悪文ですが投下。
サイボーグとキメラとロリとメカの話です。鬱展開ですので嫌いな方はスルー推奨。

319.名無しさん@ピンキー2008/07/26(土) 01:41:10 ID:2RwV8Y5Q

  錆び付いた蝶番が軋み、久方ぶりに扉が開かれた。わたしは前脚を折って頭を下げ、主に礼を示す。
「お帰りなさいませ、ご主人様」
  彼は返事をせずにわたしの横をすり抜けて行く。此処へ買い取られてきてから、決して短からぬ年月を彼と
共にした筈であるが、この瞬間に一度として何らかの反応を帰してきたためしはない。これからもそうであるに違いない。
  わたしはいつものように、主の三歩ほど後ろを進む。前を行く背から微かな血の臭いを嗅ぎ取って、ひどく不安になった。
  彼の血液である筈はない。主はアモルファス合金と人工筋肉、特殊ゴムで作られた皮膚と、僅かな臓器から成る
サイボーグなのだから。その体は血液はおろか、味覚・嗅覚・体温といった人間らしい要素をひとつとして持たない。
  では彼はどこでこの臭いをつけてきたのだろう。

  体の自己メンテナンスを始めた主の足元にいつものように蹲り、その手元を覗き込む。手指、あれはわたしにはないもの。
豹の前脚には不可能な動きは、見ていて飽きるということがない。人は己の持たないものを求めるというけれど、合成獣
であるこのわたしにもひとの心は宿るだろうか。
  ズボンをめくるように人造皮膚を引き剥がすと、内部の構造があらわになる。銀色の合金とすりガラスのような
人工筋肉の間に挟まっていたのは・・・銃弾。
  不安が実体化したが如き塊を取り除き、いくつかの傷つき老朽化した部品を取り替える。全ての作業を終えてから、
主ははじめて誰かがそこにいる事に気付いたと言うように、わたしに向き直った。

  鏡がわたしの姿を映す。これが置いてあるのは、普段わたしの使わない寝室だけ。わたしは鏡が大嫌いだから。
  自分の姿を目にする度に、なんと醜い体だろうと思うのだ。女の頭、豹の体。それぞれパーツとしては美しいと言え
なくもないのに、その二つが組み合わさると何故こんなにも忌まわしいのか。
「――ペルラ」
  彼の呼び声がして、わたしを現実に引き戻す。つめたく体温のない手に引き寄せられ、レンズの瞳に覗き込まれた。
その眼は冷たい光をたたえている。そこに温度を求めるわたしの方が間違っているのかもしれないけれども。
  続いて押し当てられたくちびるもひんやりと冷たかった。キスの時はいつもすこし注意する。ざらついた舌と牙で
彼の皮膚を傷つけてしまわないように。呼吸をしない相手との長いくちづけが終わり、人間のものより粘性の強い
唾液を引きながら顔が離された。
  彼の指が荒々しく髪を掻き回す。まるで猫でも撫でているような。喉元をゆるやかに指先が滑り、上ずった声が漏れる。
前の時は言えなかった言葉がある。今日こそはこのまま流されてしまう前に言わねばならない。
「あかりを消してください・・・」
  主の表情に乏しい顔が僅かに笑みを浮かべ、部屋の照明が落とされた。

320.テスト前なのに2008/07/26(土) 01:42:44 ID:2RwV8Y5Q

下げ忘れすみませんorz

  サイボーグである主は生殖器を持たないが、戻って来る度にこうしてわたしをベッドに招く。おそらく、彼は性欲ではない
何か別の衝動に突き動かされているのだろう。そしてこうしている時だけは、彼は普段からは考えられないほど饒舌に、表情
豊かになる。彼は性交によって、かつて人間だったときの事を思い出しているのかもしれない。わたしにはわからない。人間
だった事などないから。
「なかなか人間らしい台詞を吐くようになったじゃないか。キメラ如きが」
  言いながら顔を寄せ、喉元に歯が立てられた。喰いちぎろうとするように歯が食い込み、ぞくぞくとした感覚が背筋を駆け
上がる。押しのけようともがく前脚はあっさりと押さえつけられ、新たな場所を咬まれた。むしろ彼の方が豹のようだ。
  長い指が性器を貫く。愛撫というにはあまりに乱暴な行為を受け、それでもそこは濡れ始めていた。
「おまえは獣だよ、ペルラ。どんなに人間らしく装ってもな」
  主が喉を鳴らすように笑った。胎内でゆっくりと指先が蠢き、甘い吐息が漏れた。傷つけられながらも、浅ましく快楽を
求める体。確かにわたしは獣なのだ、そんなことはわかっている。わかっている、けれど。
「けれど、何だ?言ってみろ」
  首筋の傷をなぞっていた指にふいに力がこもり、ぐいぐいと締め上げられる。同時に胎内の指も押し込まれ、体が痙攣しな
がらそれを締め上げる。

苦痛と快楽の淵で意識が暗転した。

  やけに重い瞼を上げると、目の前に主の顔があった。無言のまま胸元に引き寄せられて、体温が移り、僅かに暖かい指先が
痣の残る頸を撫でる。その気味の悪いほど優しい動きに身を委ねる。
  動きが緩やかになり、やがて止まった。顔を見上げると主は目を閉じている。サイボーグとて疲労し、眠るのだ。肉体では
なく、精神が。
  毛布を引き上げるという、ただそれだけの動作でも、わたしにとっては非常に苦労を伴う物であったが、なんとかやり遂げ
て、冷たい体に頬を押し付けて目を閉じる。いつかわたしはこの人に殺されるのだろうか。それでもいい、と思った。


321.テスト前なのに2008/07/26(土) 01:43:58 ID:2RwV8Y5Q

「ねえ、ロビイ、どう思う?」
  豪奢なドレスに身を包み、髪をきれいに結い上げて、キャシーは彼の前でくるりとターンして見せた。
「とてもよくお似合いです」
「そう、良かった」
  お父様のお好きだった服なのよ、と付け加えて、少女は鈴を振るような声で笑う。
  もちろんそんな事は承知している。ロビイは彼女の父親がまだ子供だったときから、執事としてこの家で仕えてきたの
だから。しかし、それも今日で終わりだ。
「じゃあ、行こうか」
  ロビイは無言のままに身を屈め、少女が背に上がりやすいように脚の一本を突き出した。彼自身とキャシーが慣れ
親しんできた、どこか愛嬌のある人間型ボディはすでに廃棄されている。今の体は対人間用兵器――ゲリラ戦等に
使用されていたもの。
蜘蛛のような凶悪なフォルムを持つそれに、少女が跨ったのを確認して、ロビイは翼を展開すると、二対のエンジンを
ふかして空へと舞い上がった。

「ごめんね、ロビイ・・・」
  高速で飛行するロビイの背に身を伏せてキャシーが呟いた。
「あなたをこんな事につき合わせたくなかったわ」
  声がかすかに震えている。泣いているのだろう。古いボディのままであれば、彼女の涙を拭ってやる事もできただろうが、
今の体ではそれもままならない。そもそも飛行中にそんな事を行おうと考える事自体無謀であるが。
「いいえ、お嬢様。貴方をお守りするのが私の務めであり望みなのです。貴方が気に病む事などなにもありません」
  実際、今の体への換装を希望したのはロビイ自身である。この体の元々の持ち主であった戦闘用AIはロボットと呼ぶには
あまりにも単純で、それに彼の電子頭脳を組み合わせる為には、莫大な時間と金と、ロビイ自身の苦痛を必要とした。
  キャシーの身を焼く復讐の念がどのようなものであるか、ロビイは知らない。機械には悲しむ事はできても、殺意を持つ
ことはできないからだ。しかし、彼の小さな主を苦しめている感情を取り去ってやれるのならば、彼はその復讐に喜んで
付き合ってやりたいと思うのだ。
「ごめんなさい、ロビイ」
  それが身の破滅を招くと分かっていても。

  殺人者の潜む家は、思っていたよりもずっと小さく貧相なものだった。座標を確認し直し、目的地への到着を告げる。
「殺して」
  冷え切った声で一言。指示に従い、ロビイはナパーム弾を投下した。

322.テスト前なのに2008/07/26(土) 01:45:11 ID:2RwV8Y5Q

  着弾と同時に真っ赤な炎が吹き上がり、一瞬にして館を飲み込んだ。同時にロビイの電子頭脳が悲鳴を上げ、飛行軌道が
激しく乱れる。単純なAIには理解できなかった、ロボット三原則の鎖が彼を縛っているのだ。
  刹那、炎のうちではなく、どこか遠くよりエネルギー弾が飛来して、動きの鈍った彼を直撃した。
「ロビイ!」
「大丈夫ですっ・・・!」
  何とか姿勢を保とうと努力しながら答を返した。金属の体は苦痛を感じないが、飛行するには損傷が大きすぎる。
  だが、戦闘には支障がない。ロビイは半ば落下するように着地すると、素早く脚を展開して地上戦闘態勢に入った。先程
エネルギー弾が飛来した方向へ砲台を向け、索敵を開始する。
  ロビイのモノアイが敵の姿を捉えるのとほぼ同時に、二発目の砲撃が来た。今度はかわしてのけ、攻撃を返す。

  敵は人間のたっぷり二倍は重いはずの機械の体で、人間の範疇から外れた速さで移動しながら攻撃してくる。雨のように
降ってくる銃弾全てを回避することは不可能だ。ロビイは少女を庇うように抱え込み、対人間用装備の一つである機関銃を
起動させた。
  着弾した内の何発かがロビイの武装のいくつかを奪い、機関銃が根元からはじけ飛んだ。お返しに撃ち込んだグレネード
ランチャーが相手をぎりぎり捉えずに破裂する。ぱっと炎が燃え上がり、敵の姿を一瞬照らし出した。
「人間じゃない・・・」
  キャシーが押し殺したような声で呟く。何発か被弾して所々の人工皮膚を失い、悪趣味な模型のような骨格が露出している。
半ば千切れかけた足で時速90km以上をたたき出すサイボーグは、確かに人間とは呼べないだろう。
「あれは人間じゃないわっ!」
  少女がロビイの静止を無視して身を乗り出し、熱線銃を構えて引き金を引いた。当てずっぽうに何発か撃ち出されたそれは、
サイボーグにはかすりもしなかったが、不意をつかれたのか一瞬動作に遅れが出た。ロビイはそれを見逃さない。

  グレネードランチャーの一撃を浴び、サイボーグは跳ね飛ばされて地面に叩きつけられた。左腕がほぼ完全に破壊され、
顔面の皮膚が焼け爛れて煙を上げている。キャシーはまたもロビイの静止を振り切り、未だ立ち上がろうともがくそれに
歩み寄って激しく蹴りつけた。
「人間じゃないあんたも痛みを感じるの?」
  肩の傷口に足先をねじ込んで踏みにじる。相手の口からくぐもった呻きが漏れた。
「リチャード・アレン・ベイツ。覚えてる?お父様は確かに善人じゃなかったわ」
  憎悪に瞳を燃やし、なおも痛めつけるキャシー。
「でもあんたに殺されるほど悪人でもなかった」
  少女はその手に不釣合いな熱線銃を構えると、照準を合わせ、ゆっくりと引き金に力をこめる。今度は外さない。

323.テスト前なのに2008/07/26(土) 01:46:49 ID:2RwV8Y5Q

  ロビイのセンサーが、もう一つの生命反応を感知したのはその時だった。それはロビイの後方から一直線に、少女
目指して信じられないような速さで駆けてくる。振り向いたロビイが見たのは、高く跳躍するネコ科の猛獣の姿。それは女の
顔をしている。驚愕しながらも機械の体は瞬時に反応し、弾丸を振り撒いた。銃弾はあやまたず着弾し、スフィンクスの
下半身を原型を留めぬまでに破壊したが、それは信じられない事にロビイの体を踏み台にして、上半身だけでさらに加速する。

  ざくり、と。それの牙が少女の喉を食い破り、血液が花火のように吹き上がった。キャシーは枯れ木のように倒れ、女豹の
体はサイボーグの男を抱きかかえるような位置に落下して、止まった。
  ロビイは見た。一部始終を見てしまった。
「お嬢様ぁああアアア!!!」
  声の後半は超音波域へと達し、電子頭脳の自壊が始まる。人間を傷つけ、仕えるべき主を失ったという事態に、ロビイの
意識は耐え切れなかったのだ。溶解する意識の中、ロビイは最後の判断を下す。
  体内の動力炉が激しく加熱・振動し、数秒後に爆発した。

  ずるりと機械むき出しの手が土を掻く。人工皮膚をあらかた焼き尽くされ、左腕に加え、千切れかかっていた右足を
吹き飛ばされてもなお、男は生きていた。腕の中に抱いていたものを目の前に掲げ、彼はひとり問う。
「馬鹿め、何故来た」
  ペルラは答えない。彼に守られて、頭部だけは爆発に巻き込まれても燃え残ったのだ。その表情は奇妙に満足そうで、
微笑みさえ浮かべていた。
  死体の唇の周りにこびりついた血を拭ってやりながら、男は咆哮するように慟哭したが、彼はサイボーグであったので、
涙は一滴も流れなかった。

324.テスト前なのに2008/07/26(土) 01:49:01 ID:2RwV8Y5Q

3ヵ月後、そこにはサイボーグになって元気に走り回るペルラの姿が!
「もう女の子を殺したりしないよ」

以上です。物を書くのってマジ難しいですね。おそまつさまでした。

325.名無しさん@ピンキー2008/07/26(土) 03:28:49 ID:05sKSAAL

ちょwwwwそんなオチかよwww乙。

>>315

なんかコロポックルぽいな

326.名無しさん@ピンキー2008/07/26(土) 19:23:55 ID:y+WVSUD+

乙。壮絶なエンドと女性死亡フラグとは。


>>324

だったらキャシーも生き返らせてあげようよwww

327.名無しさん@ピンキー2008/07/26(土) 19:56:04 ID:cGX0MsDg

ちょw俺の涙を返せwww

328.名無しさん@ピンキー2008/07/26(土) 23:52:05 ID:KTtluB+b

そこには8本足で元気に走り回るキャシーの姿が!
「これでロビイとずっと一緒よ!」

こうですか、分かりません><

329.名無しさん@ピンキー2008/07/27(日) 00:36:59 ID:mxmUsnA2

ちょっw噴いたwwwおまえら内容にも言及したれよwww作者さんかわいそうだろwww
面白かったしペルラたんかわいいけど、これ前半このスレ向きじゃなくね?人外同士だし。

330.名無しさん@ピンキー2008/07/27(日) 02:24:23 ID:EJKwIIXh

このスレが気に入ったので保管庫を作ってみた
http://www26.atwiki.jp/monsters/

作者さんなど直したい所があったら教えて下さい
もしくは誰でも編集可能なwikiなのでやり方が分かる方は自由に変更どうぞ

331.◆IyobC7.QNk2008/07/27(日) 11:45:01 ID:Cf+Qf7ib

>>330
  保管庫作成乙です。
お手数ですが  少女→ボロいロボ  削除願います。
それだけでは何なので今更だけど
供物の娘小ネタ  甲殻類

山深い人の身では入り込めない沢の源流で娘は水浴びをしていた。
主が不快にならないよう充分に身体を冷やしてから傍へ侍る事にしている。
背を向けていた娘が主を振り返りその薄い殻に覆われた腹に顔を寄せた。
肩から前に流した黒髪が肌に絡みその白さを際立たせている。
その身体は細いより薄いと表現した方が正しい。
抱えるようにして撫でた主の大きな鋏は、娘に触れている内側と違い堅固な殻と鋭い突起に
覆われていた。
なぞると亀裂が走っているのがはっきりと解る。

「御身も随分と傷付いておられます。……贄の頃合かと存じますが」

寄り掛かる娘の下肢を締め上げるように黒く堅い脚が包む。
堅牢な主に比べ、どこを取っても娘の身体は余りも脆く柔らかい。
近隣の村唯一の水場の主の滋養として捧げられてから娘はその日を待ち続けていた。
返事はなかったが予想の内だったのか短く息を吐き続ける。

「私に使命を全うさせて下さいませんか、人を喰らえば幾らかでも御身は回復するのでしょう?」

娘の言葉を遮るように下腹部で主の剪毛が蠢いた。
衝動に突き上げられ逃れようと身を捩らせる娘を主の大きな鋏が押さえ付ける。

「主様、私を」
「黙れ」

尚も言い募る娘に岩の様な沢の主が初めて声を発する。
凄みを効かせるつもりは無いのだろうが間近で発せられた声音に本能的に娘は身を竦ませた。
傷を付けないように主は自身には無い娘の柔らかさを存分に愉しむ。
程なく華奢な身体が震え娘は悦びの悲鳴を上げた。
逃げ切れない快楽に溺れながら、それでも娘は声にはならぬ声で訴える。

  主様、供物でありながら滑稽でありましょうが、私は主様をお慕い申し上げております。

(終)

小ネタなので保管庫は無しでお願いします。

332.名無しさん@ピンキー2008/07/27(日) 11:47:17 ID:cEoWIANF

落ちたスレだがモンスターと女って題だったと思う  
趣旨は一緒、異世界の子孫問題のために幼い日の契約で呼び出され
まずは牛人の子を生むSSがあったなあ(いろんな種族からお誘いとか      

333.名無しさん@ピンキー2008/07/27(日) 13:02:45 ID:d8PHabH1

すごく文才あるのに収納しないなんて勿体ないなあ…
まあ仕方ないか…

保管庫も出来たことだし、俺もSS書き頑張るよ

334.名無しさん@ピンキー2008/07/27(日) 19:32:04 ID:EJKwIIXh

>>331

ボロいロボ、保管庫から削除しておきました
ボロいロボのも今回のも小ネタとはいえ良い話なので、
出来れば残させて頂きたいのですが
小ネタ置場として1ページにまとめて置くという形では駄目でしょうか?

335.◆IyobC7.QNk2008/07/27(日) 23:58:47 ID:3zurdcD6

>>333

ボロいロボは少々書き直す予定なので申し訳ないですが流して頂きたいです。
保管庫を弄るスキルが無いのでorz

336.名無しさん@ピンキー2008/07/28(月) 02:22:18 ID:DGiuGdVb

>>335

そうでしたか
それなら楽しみに待っております

337.名無しさん@ピンキー2008/07/28(月) 18:34:29 ID:hPbo5Q/J

保守

338.名無しさん@ピンキー2008/07/28(月) 22:31:39 ID:Xt+XJjfp

吸血鬼と人間ってのはこのスレ的に大丈夫かな

339.名無しさん@ピンキー2008/07/28(月) 23:03:46 ID:Q9D+mDGg

どうぞ

340.名無しさん@ピンキー2008/07/29(火) 00:35:12 ID:ifFGcLwk

>>338

問題ない

341.テスト前2008/07/29(火) 02:36:07 ID:0eaeZZf1

あ・・・ありのまま今起こった事を話すぜ!「おれはレポートを書いていたと思ったらいつの間にか書いているものが
小説になっていた・・・」な・・何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をしてるのかわからねえ!!

ども、テスト前こと318です。なんでやらなきゃいけないことがある時って他の事したくなるんですかね?
ヘビケージの丸洗いとかしちゃいましたよ。咬まれました。痛いです。

今回の話は前回の奴の前日譚となります。ロビイサイドの非エロです。いや、本当は異星人エロ書いてたんですが、
オナゴの喘ぎ声書いてたらふっと正気に戻ってしまいまして。皆さんはそんな時どうしてますか?

すみません、次回こそは新作エロ引っさげて戻ってきます。どうかお許しを。NGワードはテスト前です。

342.テスト前2008/07/29(火) 02:38:10 ID:0eaeZZf1

「いーち、にー、さーん・・・」
  少女のぱたぱたという足音が遠ざかっていくのを聞きながら、ロビイはわざとゆっくり数を数え始めた。10まで数え
終わって、つむっていたまぶたを開け、キャシーを探し始める。
  彼女が難しいところに隠れていたためしはない。案の定、三箇所目に探したクローゼットの中から、ふくれっ面をした
キャシーをあっさりと発見した。
「ぜーったい見てたでしょう、ロビイ!いっつもすぐ見つけちゃうんだから!」
「いやいやお嬢様、自分の不手際を私のせいにされては困りますなァ」
  暴れる少女を抱き上げ、全力で引っぱたかれながら呵呵と笑ってみせるロビイ。いささか旧式のロボットである彼は、
その分頑丈に作られており、多少の事ではビクともしない。キャシーの隠れ場所が、いつも特定の4〜5箇所の内から
ランダムに決定されているという事は言わなくてもいいだろう。

「ねぇお父様、ロビイったら酷いのよ?」
  見てたらかくれんぼにならないじゃない、と少女は父の腕に抱かれて頬を膨らます。
「いやあ、それはキャシーの努力が足りないんだよ。パパもロビイとはよくかくれんぼしたものさ。でも覗き見されていた
事なんて一度もなかった。ねぇ、楽しかったねロビイ」
「いいえ、悪夢のようでした。あの頃のリチャード様は恐ろしいクソガキでしたからな。私がロボットで本当に良かった」
  人間だったら20回は縊り殺されておりますよ、と付け加えてやる。蛍光色素や揮発性物質をぶっかけられたり、池に
はまっていたり庭で一番高い木の梢に引っかかっていたり。今度こそ死んだかと顔を青く(比喩的な意味で)した事も
一度や二度ではない。近所1の悪ガキと悪名高かったリチャードと、毎日毎日双方命がけで遊んでいれば、彼が
かくれんぼを卒業する頃には自然と一人前の兵士に鍛え上げられていた。正直キャシーなど、束になってかかってきても
負ける気はしない。
「本当に?お父様、嘘ついてない?」
「本当だとも。いいかいキャシー、相手のやる気を削ぐのが勝利への第一歩だ・・・」
「いたいけなわが子に何を教えているんですかあなたは」
「まずは簡単なトラップの仕掛け方を教えてあげようね」
  何やら不穏な会話を始めた親子に、ロビイはとりあえずツッコミをいれてみたが、軽く無視された。

343.テスト前2008/07/29(火) 02:39:32 ID:0eaeZZf1

「あの子も後5年もしたら、パパの事キラーイとか言い出すのかな」
  足取り軽く走り去る娘の背中を見つめ、何故かやたらと感傷的になっているリチャード。あと5年もかかるかどうかと
言ってみようかどうしようか悩むロビイ。
「そんで10年もしたら彼氏を連れてきたりするんだよな!!パパより好きな人が出来たのーとか言って!おおお俺は絶対に
許さーん!!」
  リチャードはやにわに立ち上がり、目の端に薄っすらと涙すら溜めながら絶叫する。ああ、なんでこの人はこんなにバカ
なのか、泣きたいのはこっちだ。メカだから涙は出ないが。こんな主に仕えねばならないわが身の不幸を呪いながら、ロビイは
朝発見し、こっそりと回収しておいた物を差し出す。
「将来嫌われる可能性についてよりも、今嫌われる危険性について考えてみてはどうですかな?」
  それを目にして、リチャードは瞬時に石化した。
「『リアリティを追求したオトナのボディ!セクサロイド「ツボミちゃん」があなたの満足をお約束します!』・・・ああ、
今は亡き奥様がこれをご覧になったらなんと仰ることやら。このロビイ情けのうございます、思えばリチャード様の性欲の
持て余しっぷりは少年期から全く・・・あっ」
  リチャードは熟練した兵士の動きでそのチラシを奪取し、光の速さで机の中にねじ込んだ。処分はしないようである。
「いいじゃないか、娘がいるとはいえ俺だって男なんだよっ!硝煙渦巻く戦場から帰ってきて安らぎを求めて何が悪い!」
「ですから悪いとは申し上げてはおりません、ただこれがお嬢様の目に触れたらと思うと」
  その一言でリチャードは納得したらしく、何やらブツブツ言いながらも大人しくなった。

  思えばロビイがこの屋敷に来て、そろそろ30年近くになる。最新型だった彼は、今ではもう何世代も前の骨董品だ。
しかし、彼はその事を誇りに思っている。それは彼がベイツ家に仕え続けてきた証なのだから。初めて会った時は少年だった
リチャードも成人し、軍に入りそこで恋をして、娘までこさえた。彼もまた軍人である、いつ妻と同じように戻ってこなく
なるか知れたものではない。
  ロビイは願う。そんな事が起こりませんように。この幸せがいつまでも続くようにと。
「ねーねーロビイ、もう一回かくれんぼしよっ」
  ・・・そして、願わくばこれからの日々が安全なものでありますように。

  その後、所嫌わず仕掛けられた罠に、ロビイはおろかリチャードやキャシー自身まで嵌ることになるのはまた別の話である。

344.テスト前2008/07/29(火) 02:51:04 ID:0eaeZZf1

以上前日譚でした。ほのぼのっぽいけど、こいつら全員悲惨な死に方するんですよね。
前回の分にレス下さった方、ありがとうございました。よもや世界まる見えネタにこんなに反応があるとは。
そして保管庫氏ありがとうございます。でもラストのネタは入れなくてもいいんです。ペルラはあそこで死んでます。
あとあれはタイトルじゃなくて作品の傾向です・・・。ゴメンナサイ。


>>329

実は逆サイドも書いちゃったんだぜ!・・・ま、いいか。そんなエロくないし。

345.名無しさん@ピンキー2008/07/29(火) 13:37:12 ID:rtWOrrS1

>>344

リチャード自重wwww

346.名無しさん@ピンキー2008/07/29(火) 20:43:13 ID:5oH28V32

>>344

リチャードの妻がどんな女性か気になるw
我に返りそうなときは自分の場合、書いているものの雰囲気に合う音楽を聞いて
どっぷりはまってから書くな

それから保管庫ですが、前回のを修正して今回のを保管しておきました

347.名無しさん@ピンキー2008/07/29(火) 23:23:43 ID:4gZO3NY3

>>344

GJ面白かたよー
いいねこの世界観
前回のあれは世界まる見えネタだったのかよw

348.名無しさん@ピンキー2008/08/01(金) 01:02:47 ID:5xAkya7K

ところでここの住人は、具体的に人外と人間がどんな関係だと萌える?
ここは主従が多いけど、自分は対等の関係が結構好きなんだよね。
まあ力がぜんぜん違う以上、主従とか保護者庇護者になりやすいのは分かるけど。

いや、もちろん鬼畜主従も大好きですよ?
ここのSSで言うなら、221のメタモン娘とか、201のシルヴァとジェシカとか。
結構酷い事されてるのに主人を憎めないとか最高だ。

349.名無しさん@ピンキー2008/08/01(金) 01:27:50 ID:DZlhpb2Z

一応主従関係があるけど(人外が主人だろうが従者だろうがどっちでも可)お互い特に気にしてない

ってのが好きです

350.名無しさん@ピンキー2008/08/01(金) 03:46:06 ID:HB03giPG

>>348

自分も対等萌えだ。共闘してるともっといい。
「種族は違うけど信頼しあってる二人組の冒険者」とか字面だけで萌える。
351.名無しさん@ピンキー2008/08/01(金) 19:51:46 ID:SuU/JD3p

>>349
に同意。
けどナンデモイケます

352.名無しさん@ピンキー2008/08/03(日) 19:35:12 ID:E0WpPByw

保管庫見てみたら超親切設計すぎたw

>>330
GJ

勿論作品を投下してくださった職人の皆様も

353.名無しさん@ピンキー2008/08/03(日) 20:20:24 ID:b7jFuteC

>>352
のスレを読んで初めて保管庫の存在に気がついた

>>330
すまんかった、GJ


>>348

対等萌えノシ
だが何でもおいしく頂ける

354.名無しさん@ピンキー2008/08/03(日) 23:42:44 ID:GPQbXjB8

風呂の中で考えたシチュ

生前の生殖機能と意思とわずかな記憶を移植されたアンドロイド(ロボ型)

ごくごく普通の女の子

突如ヒロインの目の前に現れボディガードのごとく守護するアンドロイドと
すこし迷惑そうにしながらも彼の面影を重ね合わせ、惹かれていく女の子とか

まぁ最終兵器彼女の逆パターンなのだが・・・。

355.名無しさん@ピンキー2008/08/04(月) 14:06:59 ID:SI6RSqI/

>>354

最終ryを良く知らない俺には大人しいフルメタが思い浮かんだ

356.名無しさん@ピンキー2008/08/04(月) 15:58:33 ID:liDBTW+S

フルメタかー
あれ主人公機のAIのアルが女性型だったら萌えるよな
AI萌えは実体がないからエロは厳しいが……

357.名無しさん@ピンキー2008/08/04(月) 18:01:01 ID:z2PPUEyy

>>355

大人しいフルメタと聞いて
穏やかなハートマン軍曹かと思った
ちょっと悩んだ

358.名無しさん@ピンキー2008/08/04(月) 19:10:08 ID:AAb/s7Bl

>>356

そんなあなたにZOEシリーズ
登場するAIは全て少女風人格が与えられており、萌え仕様となっております
だってヒロインポジがAIなんだぜw


>>357

穏やかなハートマン軍曹なんて軍曹じゃないやい!w

359.名無しさん@ピンキー2008/08/04(月) 21:24:32 ID:sv77ZcOK

>>354

アップルシードとか富士見ファンタジア文庫のサイレントラヴァーズとかそれ系だな

360.名無しさん@ピンキー2008/08/04(月) 21:47:59 ID:toRG9A8x

ここの住人のストライクゾーンの広さは異常

361.名無しさん@ピンキー2008/08/04(月) 22:31:40 ID:mNi9EOO4

>>360

よく訓練された変態どもの住処なんだよ
生ぬるい奴らにゃあついてこれマイw

362.名無しさん@ピンキー2008/08/05(火) 02:57:44 ID:zNBEW5fX

>>361

変態の精鋭部隊というわけですね
分かります

363.テスト前2008/08/05(火) 07:30:17 ID:/jo605Mq

どうも、341で書いてた異星人のが仕上がりましたので投稿します。

爬虫類型異星人×人間♀
NGワードはテスト前です。今日もこれからテストです。

364.テスト前2008/08/05(火) 07:31:35 ID:/jo605Mq

  モニターに中年女性の顔が映っている。実年齢の割には若々しい、あたしの母さん。しばらくぶりだけど元気そう。ちょっと

安心。
「ね、瑞穂。次はいつ頃帰ってくるの?たまには元気な顔を見せて頂戴」
「えーと、地球時間で言って、後半年は休みが取れないかな・・・ごめん」
  母親とはある意味、あたしにとって全宇宙で最も厄介な敵と言える。敵と言ってもブラスターでぶっ殺せるタイプの相手では

ないし、悪意がないだけに質が悪い。
「あんたもいい年なんだから、いつまでも危ない職業やってないで身を固めてもいいんじゃない?あんたの事だからどうせ
地球人の彼氏もいないんでしょ?結婚する気あるの?おかーさん心配よ、もう。いつ孫の顔が見られるんだか・・・」
  放っておけばいつまでも続きそうな会話を、適当に打ち切る方法を考えながら、あたしはこっそり溜息をついた。母さんの
事は大好きで尊敬しているし、結婚して子供を産み育てると言う生き方も、それはそれでいいものだとは思う。
  でもあたしには今の生活が一番合っている。宇宙船の窓から曳光獣を眺め、"猫"族と語り合い、時には無法者とドンパチ
やって、仕事を終えたら仲間としこたま酒を飲む、そんな生き方が。確かに危険と言われればその通りだけど、あたしはもう
成人してるし、家にお金も入れている。誰にも文句を言われる筋合いはない。
「そういえば・・・あのトカゲさんとはまだ続いているの?尻尾のある孫なんてお母さんいやよ」
「もう、ほっといてよ!恋人くらい自分で選ぶから!」
  それにあたしにはちゃんと彼氏がいるのだ。母さんの気に入る相手ではないけど。


365.テスト前2008/08/05(火) 07:34:32 ID:/jo605Mq

  ようやっと通信を終えて、隣の部屋へ声をかけた。
「もういいよ、ウロコ」
  鉤爪が床を打つ硬質な足音が近寄ってきて、隣室から「ウロコ」ことあたしの恋人が顔を出し、虫のうなるような声でこう言った。
「本当にもういいのか、ミズホ。あんたは母親を随分ないがしろにしている気がするが」
「うーん、そうかも知れんけどさ。この年の娘に対する態度としては、母さんちょっと過干渉の気がするのよねぇ」
  猫のような虹彩を備えた金色の一つ目が、透明な瞬膜を動かしてぱちぱちと瞬きした。首の脇に3対ある、サメの鰓みたいな

呼吸口からしゅうと漏れる息と、長い尻尾のうねる動きが、彼の不服を告げている・・・気がする。
  一つ目とエラを抜きにして考えるなら、彼の全体的な印象としては、直立気味の恐竜というのが一番近いかも知れない。頭胴長と
同じくらい長いしなやかな尾を持ち、全身を赤錆色の鱗が包んでいる。特に後頭部から尾の先端まで続く、一列の大型鱗はよく

目立つ。
  ちなみにウロコという名前はこの鱗まみれっぷりからあたしが付けたあだ名で、本当の名前はえらく長ったらしい上に、
地球人の声帯では発音できない。ま、そもそも奴の種族につけられているゼゴ族という名前も、彼らが発する声をむりやり
あたしたちの言葉で表記した物に過ぎないから、あたしがどんなあだ名を付けようが大して問題ないと思う。本人も嫌がってないし。
「だってさー、母さんったら、孫の顔が見たいからあんたと別れろとか言うんだよ?ひどいと思わない?」
「子孫を残したいと言う欲求は、あらゆる生命に共通してあるものだ。一概に悪とは言えんな」
「じゃ、あんたそう言われたら、はいそーですかって別れるわけ?あたしは嫌だよ、そういうの」
  厳つい体にがっしと抱きつき、あんた以外と付き合ったりしたくないもん、とか恥ずかしい事を言ってやった。がんばって背

伸びしても、胸までしか頭が届かない。そうやって胸に押し付けた額から、虫の羽音のようなジジジと言う震動が伝わってきた。
これは人間で言えば、「うう」とか「ああ」とか、そういう類の声にならない声に相当する。フヒヒ、一丁前に照れやがって。


366.テスト前2008/08/05(火) 07:39:29 ID:/jo605Mq

「言っとくけどかじったら怒るからね」
  あたしの体にゆっくりと舌を這わせ始めた、ウロコの後頭部に向かってそう警告してやった。吸血種族であるゼゴは、性交時に
互いに咬み付きあうという手荒な愛撫を行う。自種族同士でやる分には問題ないんだろうが、鱗のない人間の身ではカミソリ
より鋭い歯でガリガリやられるともう、それはそれは痛いわけで、痛いだけで済むならいいけど正直身が持たんわけで、甘噛みでも
結構大出血するわけで、そうすると翌日の仕事にもかなーり支障が出るわけで、そうなればあたしとウロコお互いに不利益を
被るわけで、従って噛み付き行為には全くメリットはない筈なのだ。ない筈なんだが。
「言ってるそばから咬みついてんじゃねえこの爬虫類がっ!」
  ま、そんな事言っても習慣と言うのは恐ろしいもので、右乳房辺りにざっくり牙が食い込みました。エラ部分に指を突っ込んで
殴り抜かれたウロコ氏は、只今踏み潰されかけたセミのような音を立てつつのた打ち回っておりますが、あたしのダメージも
相当深刻であります大佐。痛いよウロコ酷いよウロコ。
「す、すまん。しかしもう少しこう、なんと言うか。手心と言うか・・・」
「痛くなければ覚えませぬ」

  ウロコの熱い舌が首筋やら頬やらをしつこく舐め上げ、4本指の手が慎重に胸を撫で回す。体温が上昇してきたのが自分でも
はっきり分かった。さっき咬まれた右乳房の辺りをも、ぺろりと舌が通過する。
「んっ・・おっ、美味しいとかっ、思ってないよねっ」
「いや、有体に言ってしまえばまずいな」
  それはそれで腹が立つな。お返しに装甲の薄い腹側の皮膚をかじってやった。うむ、非常に歯ごたえの強い材質でありますな。
ところであんまり反応がないけど、気持ちいいのかコレ。どうなんだコレ。
「気持ちいいか良くないかの二択で言ってしまえば、それほどいいものではないが」
  するりと尾があたしの胴体に巻きつき、その先端がゆっくりと秘所を愛撫する。
「あんたはそうやって俺のことを悦ばせようとしてくれる」
  一度離された尾の先から、粘液が糸を引いて流れ落ちた。それは再び膣にあてがわれ、今度は内部へと侵入が開始される。
「俺はそれがうれしい」

「んっ、んぅ、んっ・・・」
  胎内で蠢く生殖器官。ウロコの尾端に備わった(ちなみに雌の尾は産卵管である)それが前後するのに従って、甘くかすれた声が
漏れてしまう。快楽でひいひい言っているあたしとは対照的に、ウロコはさっきから一言も喋らず、見た限り表情も変わらないままに
イタシている。
「ふ、あっ・・・ねぇ、ウ、ロコ・・、気持ちいいの・・・っ?」
  ぐるるる、と可聴域ギリギリくらいの低い音が奴の喉から漏れた。
「つまらん事を聞くな。・・・気持ちいいとも」
  ぐいと体の奥に硬い物が押しつけられる感触。次の瞬間、そこに熱いものがぶちまけられた。


367.テスト前2008/08/05(火) 07:40:32 ID:/jo605Mq

「んー、結婚、結婚結婚かぁっ」
  おもいっきり伸びをしながら叫んでみる。ウロコが不審そうな目で見てくるけど、そこは気にしない。
  最初はこいつのこと、ただの仕事上のパートナーだと思っていた。グロテスクな触手系連中と組まされずに済んだのにはほっとしたけれど。
異星人と友人になんか、ましてや恋人になんかなりうるはずがないと考えていた。でも、今のあたしにはこいつ以外と付き合うなんて、
セックスするなんて考えられない。「触手系」の同僚とだって、今じゃ仕事以外でも会ったり遊んだりする仲だ。
  きっと、分かり合えるはず。相手が地球人だって、異星人だって。
「ねー、結婚しない?あたしと」
「ななななんだいきなりっ」
  瞬膜を激しく開閉しながら面白いように狼狽するウロコ。正直ちょっと気色悪い。
「あたし、あんたの事、好きだもの。きっと母さんだって分かってくれる」
  沈黙。しっぽだけが混乱した内心を示すように、大きくくねらされている。
「あんたはあたしの事が嫌い?」
「・・・いや」
「ねえ、ちょっと。もっと愛してるとか大好きとか、恥ずかしい事言ってよ」
  喉の発声器の辺りに顔をくっつけて、直接震動を受け取ろうとしながらそう言ってみた。ゼゴの声は大部分が地球人の可聴域
より低い周波数で発せられるので、こうして直に触れでもしない限りは、どんな具合に震動しているのかわかりゃしないのだ。
脳に挿入されたマイクロチップによって、翻訳は自動的に行われるから日常会話に不便はないにしても、やっぱり愛の囁きくらいは
どんな声で言われているか知りたいのが人情ってもんじゃないか。
「う、う、う、お、あ、あんたが好きです。愛してます」
「なんで突然敬語になりやがりますかーあんたは。ま、よろしい」
  ぶーんと響いた震動はえらくくすぐったくて、あたしは顔を上げると、奴の鼻先に一つキスを落として笑った。

368.テスト前2008/08/05(火) 07:41:44 ID:/jo605Mq

以上です。書いている最中かゆくてかゆくて仕方がありませんでした。
鱗は男の美学だと思います。

369.名無しさん@ピンキー2008/08/05(火) 12:29:15 ID:J8u1+gyp

ウロコのへたれっぷりに萌えました。GJ

370.名無しさん@ピンキー2008/08/05(火) 22:31:31 ID:7jWowurT

GJ
ウロコ・・・かわええw

しかしなんか、セリフが有川っぽい

371.名無しさん@ピンキー2008/08/05(火) 23:32:19 ID:Pr6fzT3v

今日DVD借りてライラ見たんだが、映画館で見たときの興奮の理由がなんだったか分かったよ…
義理堅い人語を話すクマ×少女があんなに萌えると思わんかった

しっとりした鼻先を裸の少女にすりよせる大動物とか体の中心に少女を包み込んで寝る大動物とかのシチュ、好きすぎてどうにかなってしまいそうだ

372.名無しさん@ピンキー2008/08/05(火) 23:39:40 ID:zNBEW5fX

GJ!
瑞穂かわいいよ瑞穂
気の強いおなごはタイプだ

373.名無しさん@ピンキー2008/08/06(水) 00:27:00 ID:yv75rQY2

爬虫類が大好きな俺はこの仲良しっぷりに即死した。
乙にもほどがある。

374.名無しさん@ピンキー2008/08/06(水) 16:49:53 ID:he0ARM0E

gj!
異種和姦ってなかなか見ないから、このスレでは常時全裸正座な自分
しかし保管庫の更新早いなww

375.名無しさん@ピンキー2008/08/07(木) 01:09:48 ID:uTJ4Ocd6

職人さん乙です
人間味のある人外ってのはどうしてこうも魅力的なんだ


>>374

自分もいつも全裸でwktkして待ってるからなw
余程忙しくならない限りはなるべく更新する予定

376.名無しさん@ピンキー2008/08/07(木) 09:03:54 ID:ow9XdevD

職人さん超GJ!
照れて敬語になるウロコに萌えたw

異種和姦も少ないが、人外♂×人間♀ってのも意外と少ないから
このスレの存在は非常にありがたい
保管庫の人もありがとう。使い易くて快適です

377.名無しさん@ピンキー2008/08/07(木) 23:55:21 ID:O9KuGQ3c

人外♂×人間♀異種和姦の萌えどころってなんだろうか
全裸待機もいとわないくらい好きなんだが
未だにどこが好きなのか分からないでいる俺

378.名無しさん@ピンキー2008/08/08(金) 00:24:15 ID:ytEiDNtX

相手の姿形がどうであれ愛してるっつー
傍目には妨げでもそれを乗り越える繋がりか、
人じゃ考えられん異形セックスに腰砕けメロメロとか、
色々あるけどひっくるめて好きだなあ。

379.0/2 ◆IyobC7.QNk2008/08/08(金) 18:37:07 ID:Obj4Sw1P

2レス程借ります。
  狼男×少女
  エロはなくキスまで
苦手な方はスルーorトリップNGでお願いします。

380.1/2 ◆IyobC7.QNk2008/08/08(金) 18:37:41 ID:Obj4Sw1P

満月の光に照らされて金色の髪が、柔らかく輝き夜風になびく。
薄い寝巻きの上にケープを羽織っただけの簡素ないでたちの少女が頬を紅潮させランタンを
片手に飛ぶように走って来る。
女性と呼ぶには幼い白く細い身体が幻想的に浮かび上がる少女、ディアは人ではなく妖精の
様である。
あと数年もすれば結婚相手にと引く手は多いだろう。
過分な好奇心と少々破天荒な性格さえ直れば、であるが。
「真っ黒クロの、バカ犬グーガル」
歌う様に呼びかける少女にグーガルが応える。
「犬ではなくて狼です。ディア、夜中の外出は危ないですから家に戻って下さい」
「あら、本物の狼男が一緒にいるから平気よ」
一度体を重ねてから、それがディアの口癖になっていた。
元々、我が強かったが一層拍車が係ったとグーガルは感じていた。

「今度は痛く無いようにしてよね」
悪戯っぽく笑うディアにグーガルが苦く笑う。
前回はディアがナニを握るから興奮して本能的に襲いかかってしまっただけで、普段から
節操が無いわけでは無く……等と言ってみた所で聞きはしないだろうと諦める。
偽物の狼男騒ぎで苛立っていたとはいえ、強引に行為に及んでしまったのは確かに後悔して
いた。
「……善処します」
「善処じゃな、ひゃぅ」
ざらついた舌がディアの首筋を撫で鋭く尖った牙が頬に触れるが一瞬で離れる。
「ねぇ、キスは?」
「……この口で、です?」

381.2/2 ◆IyobC7.QNk2008/08/08(金) 18:38:31 ID:Obj4Sw1P

強請るディアにグーガルは肉食獣の証である尖った牙を見せる。
「できないの?」
困らせようと拗ねた顔で更に言いかけたのを、顎どころか鼻から下全体を包んだグーガルの
口に驚きディアは目を見張った。
捩じ込まれた舌が暴れ、口腔内を最奥まで犯される。
緩く刺さる牙がグーガルの優しさを感じさせディアに痺れをもたらしていた。
ディアはゆっくりと目を閉じグーガルに身を任せる。
このまま食べられても構わないかな、と少しだけディアは思う。
音すら漏れる隙間も無く息が苦しくなり、ディアがグーガルの胸を叩くと直ぐに解放される。
グーガルの唾液で濡れた顔がむず痒い。
「これでいいですか?」
「……食べられちゃうかと思った」
素直な感想にグーガルから忍び笑いが漏れる。
ぐいっと唾液まみれの顔を拭くと、笑いの止まらないグーガルの首輪を引っ張りディアは
主張した。
「バカグーガル。子供扱いしないでよ」
その行動が子供っぽいのだが反発するだろうし言わないでおく事にする。
「していませんよ」
グーガルが腕を回しディアの柔らかな肢体を抱き寄せた。
腹部の毛は他に比べて柔らかいはずなのに服の隙間から侵入しディアをチクチクと刺激する。
「子供相手に欲情はしませんし」
「……今度は誤魔化し、んんっ……」
冷たい鼻先の触れる擽ったさに身を捩りながら不満そうにディアがぼやいたが、グーガルは
聞こえない振りをした。

(ここまで)


382.名無しさん@ピンキー2008/08/08(金) 18:39:47 ID:Obj4Sw1P

↑投下終了です。
お邪魔しました。


383.名無しさん@ピンキー2008/08/08(金) 20:10:54 ID:/RSpGsR7



384.名無しさん@ピンキー2008/08/08(金) 23:37:41 ID:ruWH8goW

乙せざるをえない。

385.名無しさん@ピンキー2008/08/09(土) 01:43:28 ID:pdyOFAo+

良かったよ、続編もあれば見たいぜ

386.名無しさん@ピンキー2008/08/09(土) 10:15:11 ID:5cZPuBqT

GJこういうの大好き

でもグーガルがグーグルに見える

387.名無しさん@ピンキー2008/08/10(日) 04:00:22 ID:V89O7OxM

グーグル先生には個人情報もプライバシーも筒抜けなんだぜ、とか言ってみる

388.テスト前2008/08/10(日) 11:38:55 ID:/eh1Vb2o

318です。もうじき実家に帰るので書けなくなってしまいますから、間隔が狭くて申し訳ありませんが
今晩か明日辺りに一作投下したいと思っています。

  帰るに当たりまして、パソコンを連れて戻りますので、書いたものを全て消去せねばならんのですが、

>>344
の時に書いていた、前作逆サイドの前日譚をどうしたものかと悩んでおります。
  結構な時間を費やした代物ですので、このまま消してしまうのが個人的に惜しいのですが、人間×人外、
人外×人外はこのスレ向きではないんですよね。どなた様かよいアップローダーなりご存知ではありませんか?

389.名無しさん@ピンキー2008/08/10(日) 13:26:53 ID:wjsHgv1v

>>388

  【うpろだ】専用スレのないSS【代わり】
  http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1185814173/

  エロくない作品はこのスレに9
  http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199377879/

  練習用殴り書きスレッド3
  http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193143632/

  どれかに投下して、リンクきぼんぬ

390.名無しさん@ピンキー2008/08/10(日) 13:30:17 ID:HuZjKEoe

文章考えてる間に回答でてた


391.名無しさん@ピンキー2008/08/10(日) 19:41:21 ID:+7c/aIZu

>>388

人間×人外は既に投下あるしいいんじゃない
個人的には人外×人外も、既存スレに投下できないような物なら有りだと思う
ってか読みたいだけなんだけどw

392.名無しさん@ピンキー2008/08/10(日) 20:49:41 ID:S37z8uNs

俺もこのスレでいいと思うけどな
こいつらはしっかり変態だから信じてやっていいとおもうぞw

393.名無しさん@ピンキー2008/08/11(月) 08:24:51 ID:hfh2G4Wl

>>388

投下できるレベルなら
>>389

中途半端ならフリメ取得して下書きなりで保存して取っておくのもありだと思う。

394.名無しさん@ピンキー2008/08/12(火) 00:08:40 ID:Mq0nMnbM

まあこのスレ自体「人外×人間」に絞らなくても
良いような気もしてきてるが
このスレは人外×人間のスレというより
人外が出てくるドラマのあるSSが好きな住人が集まるスレのように思える

395.◆/Mgq/8agL62008/08/12(火) 00:33:55 ID:tjzTF9bZ

>388さんが投下されるのを待った方が良かったかも知れないけど
何時になるのか判らないので、申し訳ないけど先に投下させて貰います

NGワード:女性がビッチ

396.◆/Mgq/8agL62008/08/12(火) 00:35:12 ID:tjzTF9bZ

その女性は、怯えていた。
まだ成人になったばかりなのだろう。どこかまだ幼さを、顔と雰囲気に宿している女性。
それなりに世間を見てきた……その自負に、どこか甘えがあったのかも知れない。
こんな事になるなんて。そう、彼女は思っただろう。
けれど……「ここ」に来るということ。それはすなわち、「こうなる事」を既に意味していた。
彼女もそれは承知していたはず。承知してここに来たはず。
ただ、彼女の想像を、現実が大きく上回った……それだけの話。
「こっ……こんなのって……」
女性が怯える、その原因は今彼女の眼前で仁王立ちしている。
「今更……自分がここに来た理由はわかっているんだろう?」
長い舌でベロリと突き出た口を嘗め回しながら、その者は語った。
怯えるなと言われて、はいそうですねと震えを止められるなら誰でもそうする。
それが出来ないから怯え続けるのだ。ましてこのような言いぐさでは、ますます怯えてしまうのは当然の事。
まして……この者が「喋った」という事にも、その怯えへ拍車を掛けていた。
半牛半人。首から上と腰から下は完全な牛。挟まれた間は屈強な大男。ミノタウロスと呼ばれるモンスター。
その姿だけでも、怯えるには充分。
ましてそれが動き、喋るのだから……怯えを通り越しパニックに陥ったとしても、誰も彼女を責められないだろう。
だが今彼女は、怯えるその視線を猛獣の顔へ向けてはいない。
視線はもっと下……雄々しくそびえ起つ、まさに雄のシンボルそのものへ。
実のところ、彼女の「怯え」はそれにあった。
「気に入ったか?」
突き出た口が、ニタリと笑う。
人ほど表情が豊かではない牛が笑う。笑っていると、判る。
それがまた恐怖を募らせる事にも成りかねるが、幸か不幸か、女性はまったくそちらを見ていない。
見る余裕など、有りはしない。
女性は自分の腕ほどもある、そのシンボルから目が離せなかった。
ここに来た理由。置かれた状況。
全裸の自分と、同じく全裸であらゆるたくましさを惜しげもなく披露する半牛。
見つめているシンボルが自分にもたらす影響をイメージし、更に怯え身を震わせる……今女性に出来るのは、それだけだった。
「さあ、宴の始まりだ」
「いっ、いや……」
身を強張らせ拒絶する女性。しかし逃げる事はない。逃げる事は許されないから。
半牛はそんな女性の腕を強引に掴み、引き寄せる。
ふわりと浮くように、女性は軽々と半牛の懐へと引き寄せられた。
「そう怯えるな。これから行うは、快楽の宴ぞ」
いやらしい笑い。第三者が半牛を見たならば、その下卑た笑いに気づけただろう。
むろん笑いを向けられた女性に半牛の表情を知る余裕はない。
まして表情を観察する間もなく、長く太い舌が彼女の頬を舐め始めたならば。
「ひっ、いや……ん、んぐ、クチュ……」
そしてその舌は、彼女の口内へと進入していく。
キス……と呼べるかは定かではない。強いて言うならばディープキスか。
大きく開いた口が、まるで女性を頭から食らいつくかのように迫る。しかしその口が閉じることはない。
代わりに、太い舌が女性の口を大きく広げさせ、口内をウネウネと動き回る。
女性からしてみれば、ディープキスと言うよりはディープスロートに近いかも知れない。
単語だけで表現すればキスかも知れないが、しかし女性の身に置き換えるなら、これをキスと呼ぶには強引すぎる。
「ふぐ、ん、グチュ、ん、くふ、ぐっ、ん! クチュ、チュ……ん、んぐぅ!」
苦しそうに顔を歪める女性。うっすらと目に涙をためている。
しかし……それだけではない。
あれだけ怯えていた女性が、震えていたはずの身を完全に半牛へゆだねている。
頬が赤いのも、苦しいからだけではない様子。

397.◆/Mgq/8agL62008/08/12(火) 00:35:53 ID:tjzTF9bZ

「クチュ、ん、グチュ、チュ……ん、はっ、あ……」
ズルリと、半牛の舌が女性から引き抜かれていく。
その後を追いたいのか、女性の可愛らしい舌がチロリと大きく開いた口からその姿を覗かせる。
舌を引き抜かれた後の女性……彼女が惚けた表情を浮かべている事から、
先ほどまでの「舌責め」が女性にどんな「影響」を与えたのか、それを想像するのは容易い。
「少しは宴を楽しむ気になったようだな」
「はっ……はい……」
緊張が完全に解けた女性は、戸惑いながらも素直に返事をする。
気を良くしたのか、半牛はまた下卑た笑いを浮かべている。
いったい、どんな媚薬を用いたのだろうか?
女性の変わり様を見てそう疑問を持つ者がいたとしても不思議ではない。
しかし半牛がそのような薬を使った形跡はなく、事実そんな薬など使う必要はない。
むろん、魔法だとか催眠術だとか、そんなファンタスティックな技術によるものでもない。
半牛の存在がファンタスティックだという事実はさておいてもだ。
「そこ……んっ! しっ、舌……すご、く、んぁあ!」
巨大なナメクジが女性の身体を這いずり回るかのよう。有り体の表現だが、しかしこれほど的確な表現は他にない。
半牛の長く太い舌が女性の首、そして鎖骨あたりを唾液で湿らせながら下っていき……乳房とその先にある乳首へとたどり着く。
舌が乳房の上で踊り、乳房はそれに応えるよう若さと弾力を惜しげ無く披露する。
揺れる度弾く度、乳房の持ち主は桃色にでも着色されそうな吐息を漏らしている。
大きな半牛の手に身を預け横たえる女性は、大きさの対比から見れば、まるで人形のように扱われる。
だが激しく身悶えする人形などいない。
彼女が性感を持った人間である証が、その狂おしく悩ましげに身悶える姿にこそある。
それだけ女を身悶えさせる、筆舌し難い半牛の舌技。
女性は先ほどまで怯えていたはずなのだが、すっかり「舌」に怯えという感情を舐め取られ、そして快楽という唾液を馴染まされている。
「あ、んっ! ふあ、そこは……ん、ひぁあ!」
舌でほぐされた乳房は、女性を支えている指先で弄ばれている。
そして舌はと言えば、更に身体を下り、甘い甘い「蜜」を堪能し始めている。
「すっかり濡らしているな……やはり「ここ」に来るだけはある」
「だっ……て、こんな、んっ! はじ、はじめて、こんなの……ふぁあ!」
背を反らし、声を上ずらせながら自身の快楽を表現する女性。
それに追随するかのような、ピチャピチャと鳴り響く湿った音色。
巨大なナメクジは女性の淫唇はおろか、突起した陰核を何度も何度も這いずり、
乳房同様、いやそれ以上に女性から喘ぎ声を絞り出していく。
「こん、こんなの、うそみた、い、んぐぅ! い、きも……くふぅう! そ、こんな……あぁあ!」
唇を押し広げ口内に入ったあの時のように、今度は別の唇……淫唇を押し広げ舌が進行する。
人の男性器よりも大きな舌に、女性は思わず眉をひそめる。
だがそれも一瞬のこと。すぐさま口元は緩み、その緩んだ口からは唾液と喘ぎが止めどなくあふれ出る。
「これ、ひっ、んっ! や、こ、こん、こんなの、で、でも、い、いっ、いあぁあ! よ、よすぎ、て、くる、くる、くるっちゃ、んぁあ!」
悶えるどころではない。女性は身体を跳ね上げるるかのように反らし、快楽を受け止め味わっている。
まさに人間業ではない快楽。それを人間である女性が味わわされているのだ。
流れ込む快楽の容量は、人の女性が受け止められる許容量などとうに超えている。
「このまま狂われては面白くないな」
ゆっくりと舌を抜き、半牛は息を荒げる女性を見下ろした。
肩で息をするその女性は快楽の余波に身を引く付かせながら、しかし突然途切れた快楽の流入に戸惑いながら、半牛を見つめていた。
欲情にまみれた瞳。視線は更なる快楽を半牛に要請していた。
「なぁに、すぐまた狂わせてやるよ……」
そう半牛が宣言すると、女性の腰を両手で掴み股を開くよう命じた。
女性は素直に股を開く。そうすることで与えられる快楽が何であるかを、期待しながら。
女性が待ちこがれる快楽。それは当然、半牛の雄々しい肉棒。
あれだけ酷く怯えさせ、胸を締め付ける思いをさせた肉棒も、期待に胸を膨らませる肉棒へとその存在を移り変えられていた。
もうそこに、女性はいない。欲情した雌が、そこにいるだけ。

398.◆/Mgq/8agL62008/08/12(火) 00:36:26 ID:tjzTF9bZ

「ひぐあ……ん、くぅあああ!」
雌らしい、獣のようなうめき。唾液と愛液で充分に濡れていたとはいえ、膣と肉棒のサイズは不一致。
すんなりと進入が許されるような大きさではない。
無理矢理ねじ込まれるその痛みに、声を上げるのは当然のこと。
だが……雌という獣は快楽にどん欲。
「いっ、ぐ、ん……あ、くっ! ん、あ、あっ! ひぃ、ん、ふあ、くっ、あ、んん!」
言葉にならない悲鳴と喘ぎが折り混ざりながら雌の口からあふれ出る。
苦しみながらも、雌は己の膣を半牛の男根に馴染ませていく。
そうやって、そうまでして、雌は快楽を得ようともがきあがき、声を上げ腰を振るった。
「グフフフ、良い声で鳴くな。そんなに気持ち良いか?」
「あっ、ん、ひぐぅ! か、ん、あ、んぁあ!」
返事はない、ただ喘ぐだけ。その喘ぎこそが、返答になっているから。
「ひっ、ん、ふぁあ! い、あ、んあ!」
腰を打ち付けられる度にガクガクと揺れる雌の身体。
半牛はその雌の半身を起こし、また舌で雌を愛撫し始める。
激しい摩擦で内部を、滑らかな摩擦で外部を刺激され、もう雌に快楽以外の感情も感覚も有りはしない。
視線は彷徨い、意識も彷徨い、ただ快楽だけが雌を包む。
口は半開き涎を垂らし振りまきながら、それでも雌は喘ぎ続けた。
「流石に締まりが良い……出すぞ」
むろん、その問いに答える者はいない。喘ぐ雌がいるだけだ。
問いかけからしばし、半牛は振るい続けていた腰を雌から引き抜いた。
半ば投げ出されるように、半牛の手から解放され横たわる雌。
そこへ、半牛がいきり起った己の男根を握りながら近づいた。
降りかかる白濁液。雌は肌を白く染め上げられながら、ピクピクと身体を震わせていた。


399.名無しさん@ピンキー2008/08/12(火) 00:36:51 ID:ofZS+w4G

>>394

最初は重複云々言われてて
それでなんとか他にはない人外男×人間女(和姦多め)に落ち着いたら
よく訓練された変態紳士たちが集まったようなスレだもんなw

400.◆/Mgq/8agL62008/08/12(火) 00:38:50 ID:tjzTF9bZ

「カット!」
監督の声を聞き、私はすぐさま女性の元へ白く大きなバスタオルとティッシュの箱を持って駆けつけた。
白目をむいて完全に気絶してる……
私はバスタオルで汗と唾液と精液を綺麗に拭き取りながら、ADの子にもう一枚バスタオルを持ってくるよう指示を出す。
「大丈夫?」
「あっ……あ、はい……大丈夫……です」
まだ完全に意識を取り戻せていないようだけど、無事なようね。
ADの子が持ってきてくれた新しいバスタオルで彼女の身体をくるみながら、彼女の様子をチェックする。
意識はもう大丈夫そうね。あと下は……見た感じ、血が出てるとか、そういう事はないみたいだけど……
「下も平気?」
「えっ……と、その、まだジンジンしてますけど、平気です」
まったく、たいしたものね。「アレ」と初めてやって、この程度で済むんだから。
というか、むしろよがって気持ちよさそうだったものね。
流石は人気AV嬢ってことなのかな。それなりに下も「訓練」が行き届いていたみたい。
亜人相手はこれがデビュー作らしいけど、彼女なら「こっち」の世界でもやっていけそう。
「大丈夫か?」
その、「こっちの世界」じゃ人気の男優が、相手の女優を気遣って声を掛けてきた。
「あっ、はい。ありがとうございます」
「そうか、良かった」
ホッと安堵するその顔は、さっきまで下卑た笑いを浮かべていたのと同一の顔とは思えないくらい穏やか。
腐っても男優って事なのかな。ただやるだけじゃなくて、ちゃんとそれなりの演技をしていたっていう。
……それはどうかなぁ。私は彼の「野生」もよく知ってるから言えるけど、あれもあれで「地」だと思う。
「それにしても思い切ったわね。亜人デビューでいきなり「王子」を相手になんて。あなたから指名したんだって?」
王子というのは、男優のミノタウロスの事。彼をよく知る人達はみんな、彼を王子って呼んでるわ。
その王子を亜人デビュー作に選んだ理由を、私は尋ねてみた。
こっちの世界……人外が出演するAV業界で人間の女優がデビューをする時は、
普通ならもっと人間に近い種族……ウェアドッグやウェアウルフあたりを相手にするが定番。
そんな相手になれてきてから、王子のような規格外な亜人や、生理的な嫌悪感を伴いやすいローパーやスライムを相手にしていくもの。
だからいきなり王子を相手にする、しかも彼女から指名したなんて……ちょっと信じがたいのよね。
「はい……実はその、ミノタウロスさんに、えっと……」
あらら、顔を真っ赤にして俯いちゃった。
なんでも……彼女、もう人間サイズじゃ満足できないんですって。
そもそもAV嬢になったのも、そんな理由からだったらしい。
だからあっちのAVでは極太バイブを扱うような作品が元々多かったんだとか。
この若さでねぇ……まあ、プロフィールの年齢と実年齢には「サバ」が何匹か紛れてるとは思うけど。
そんな彼女に、こっちの世界でやらないかってスカウトがあったらしい。
その際に見せられたのが王子の出演作品。それを見て、こっちの世界に足を踏み入れることを決意したとか。
つまり彼女にとって、王子は憧れの男優だったらしい。
なんていうか……まあ、人それぞれよね、うん。
ちなみに、最初王子のアレを見て怯えていたのは……画面で見る以上に実物は大きく見えて
流石の彼女も、ちょっと「引いた」らしい。まあすぐアレの大きさに「惹いた」みたいだったけど。
「まあなんにしても……色々と、大丈夫みたいね」
身体的な意味でも、仕事的な意味でも。
むしろ……大丈夫じゃないのは王子の方かな、たぶん。
ふふ、もうそわそわしてるわ……仕方ないわね。
彼女のフォローは他のスタッフに任せて、私は彼のフォローに入りますか。
そもそも、私は王子のサポートのために現場へ来ていたわけだしね。

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