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灯ちゃんのテレフォンショッキング!
「なんだったっけなー?」
まとめwikiをまとめるのが仕事の灯ちゃん!今日も投下しない自作SSの執筆片手にwikiをまとめるぞ!
まとめwikiをまとめるのが仕事の灯ちゃん!今日も投下しない自作SSの執筆片手にwikiをまとめるぞ!
「ここでなんか面白いネタ思いついたんだけどなぁ、あぁ、もう少しで思い出せそうでありますよ。あ、あ、あ、あ、喉元まで出掛かって…」
『ぴるるるるる!』
「ああもう!いま思い出せそうだったのに!」
『ぴるるるるる!』
「ああもう!いま思い出せそうだったのに!」
せっかく面白いネタを思い出せそうだったのに、携帯電話に邪魔されます。腹の立った灯ちゃんは電話の相手に怒鳴りつけてやろうと携帯電話を手に取ります。
携帯を開き着信画面の液晶に映るのは、自分のもう一つの電話からの着信を知らせる文字。
「なっ…これは…!まさか数日前世界の窓に投げた小生の予備の携帯電話…」
その事を完全に忘れていた灯ちゃん!でもこの携帯から電話がかかってきたって事はそれ即ち異世界の住人からの電話という事!
突然のサプライズに、それまであった灯ちゃんの怒りは何処かへ飛んでいっちゃったよ!嫌なことはすぐ忘れる便利な脳みそなのでした。
はやる気持ちを抑え、灯ちゃんは電話に出ます。
突然のサプライズに、それまであった灯ちゃんの怒りは何処かへ飛んでいっちゃったよ!嫌なことはすぐ忘れる便利な脳みそなのでした。
はやる気持ちを抑え、灯ちゃんは電話に出ます。
「はいもしもし、こちら境灯であります!」
『ふえぇ…』
「へ?」
『ふえふえふえふぇえええっ!』
「これは参った」
『ふえぇ…』
「へ?」
『ふえふえふえふぇえええっ!』
「これは参った」
非常事態です。相手の言葉がわかりません!ネトゲ用語はわかる灯ちゃんでしたが、外国語はわかりません!ピンチです!
『ふえぇふえぇ!』
「あ…」
『ふえ!ふえぇぇぇぇぇっ!』
「あ…あ…」
『ふぅえぇぇぇ!』
「あ…」
『ふえ!ふえぇぇぇぇぇっ!』
「あ…あ…」
『ふぅえぇぇぇ!』
「アイキャントスピークイングリッシュ!」
『・・・・』
「・・・・」
『いや、これえいごじゃありませんし』
「ちょ、ちょっとしたジョークだもん!というか、あんた普通に喋れるじゃありませんか!」
「・・・・」
『いや、これえいごじゃありませんし』
「ちょ、ちょっとしたジョークだもん!というか、あんた普通に喋れるじゃありませんか!」
灯ちゃんは嘘をつくのが下手でした。
インタビュー!
「…はぁ、トエルさんは英雄なんでありますか」
『ふぇ!よくうやまいたまえよ!』
「履歴書とかに"職業・英雄"とかって、かくの?」
『しらないですし』
「あぁそう。英雄ってどんな事をするんでありますか?」
『いぎょーをぶったおしたり、ぐみんどもをきゅーさいしたりする。ふぇ』
「大変そうですね」
『たにんごとだとおもってますねかんぜんに』
「他人事だもん」
『こんないたいけなようじょに、せんじょーにおもむけとかおにかっておもいますし』
「でもロボットなんでしょ?」
『まぁね』
「『へへー』」
『ふぇ!よくうやまいたまえよ!』
「履歴書とかに"職業・英雄"とかって、かくの?」
『しらないですし』
「あぁそう。英雄ってどんな事をするんでありますか?」
『いぎょーをぶったおしたり、ぐみんどもをきゅーさいしたりする。ふぇ』
「大変そうですね」
『たにんごとだとおもってますねかんぜんに』
「他人事だもん」
『こんないたいけなようじょに、せんじょーにおもむけとかおにかっておもいますし』
「でもロボットなんでしょ?」
『まぁね』
「『へへー』」
「ところで、金髪ツインテロリ幼女その他てんこ盛り属性のトエルさんにお聞きしますが、属性多過ぎじゃないですか?」
『おおいにこしたことはない!』
「ようじょあざといようじょ」
「じゃあもうwikiまとめの時間なんで、そろそろ終わっても良い?」
『ふぇ!身勝手にも程がありますし!もういいよ!ふぇふぇ』
「とりあえず、空に向かってその携帯電話を投げて欲しいでありますよ」
『なんでー?』
「いいから」
『ふえぇ…』
『おおいにこしたことはない!』
「ようじょあざといようじょ」
「じゃあもうwikiまとめの時間なんで、そろそろ終わっても良い?」
『ふぇ!身勝手にも程がありますし!もういいよ!ふぇふぇ』
「とりあえず、空に向かってその携帯電話を投げて欲しいでありますよ」
『なんでー?』
「いいから」
『ふえぇ…』
灯ちゃんは面倒な説明が嫌いです。だから説明を求めても決して一から説明する事はないのです。
『なげればいいんでしょなげれば、じゃあな!ふぇ!』
ひゅう~~……すとん。
「戻ってきたか我が携帯よ…!」
先程まで異世界の住人が持っていた携帯電話。世界の窓を通って無事、灯ちゃんの元へと戻ってきました。
「いやぁ…世界にはいろんな人がいるでありますなぁ」
異世界の住人とのコミュニケーション。それは灯ちゃんにとってとっても刺激的なものでした。
「よっし!じゃあもう一回!」
味を占めた灯ちゃんは再び世界の窓へと携帯電話を投げ入れます。
「次はどんな人に繋がるのかな?あぁ、その前に…」
灯ちゃんはノートパソコンを取り出します。今日話した、トエルという少女の事をデータに記すために…
了