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リンデ「倉刀、あんたホモなの?」

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リンデ「倉刀、あんたホモなの?」

リンデ「倉刀、あんたホモなの?」

倉刀「なんですか急に……」

リンデ「あんた、ジークと一緒の時に荒い息吐いてたっていうから」

倉刀「ち、ちがいますよ! 人聞きの悪い事言わないで下さい!
  あれは未熟なゆえ、胸があたって動揺したので―――」

リンデ「ホモじゃなくて、おっぱいが好きなの?」

倉刀「そう!」

リンデ「変態……」

倉刀(アレ? なんか誤解されてる?)

倉刀「あ、あの、だからそういう意味じゃなくて、おっぱいとか好きだけどそういう意味じゃなくて
  なんていうか、若い女性の雰囲気というか、女体の神秘というか―――」

リンデ「ふ~ん……」

倉刀(じろじろと眺めてる……訝しがっているのか?)

リンデ「倉刀さんて―――童貞?」

倉刀「あwせdrftじこpl!!!!」

リンデ「へぇ~~~~~」

ニヤニヤ

倉刀「な、なんですかそんな目をして、大人をからかわないで下さい」

リンデ「倉刀作にはあだ名がある~♪童貞♪ドーテイ♪DOUTEI♪」

キャハハハハ

倉刀「ちょ、ちょっと! なに歌ってるんでうsか! ちょっとまって! お願いだから!」


夕陽の川原にて

倉刀「はぁ……なんで俺って、こういう扱いなのかなぁ……」

カァーカァー

がさがさっ

エーリヒ「聞いたぜ、倉刀さんよ……」

倉刀「君はたしか……エーリヒ、君?」

エーリヒ「おなじ漢として見過ごすわけにわな、わかるぜアンタの気持ち」

倉刀「そ、そうか……ありがとう」

エーリヒ「だからコレを渡しておこうと思ってな……」

すっ

倉刀「?」

『スピード15分 秘密厳守 男性スタッフだけの医院です! ○×クリニック』

倉刀「こ、これは……」

エーリヒ「漢にも、誰にも言えない悩みってあるよな……安心しな、誰にもいわねぇよ……」

スッ……

倉刀「あ、ちょっと……」

カァーカァー

倉刀「どうしろと……」

がさがさ

ジークフリード「倉刀さん、ここにいたんですか探しましたよ」

倉刀「ああ、フリード君こんにちわ。……その花束は?」

ジークフリード「ええと、お姉ちゃんが倉刀さんに、リアル魔法使いおめでとうって渡してこいと。
  よくわからないけど、倉刀さんおめでとうございます!」

スッ

倉刀「…う…う……うわあぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!」

ジークフリード「どうしました倉刀さん、泣くほど嬉しいんですか? 倉刀さん? 倉刀さん!?」


倉刀「ふぅ……なんかどっと疲れた……今日はもう帰ろう……」

とぼとぼ……

倉刀「……おや? 箱庭館に垂れ幕が―――って、ちょ!」


           倉
       ジ  刀
       ョ
   お  ブ  作
   め  チ  さ
   で   ェ  ん
   と   ン
   う   ジ
   ♪


鋏美「どういう事ですか?」
フェアリー・テール「なんでも、倉刀さんがウィザードになられたとか」
ゆゆる「おんなじ……ゆゆるうれしい」

ジークリンデ「Lvアーップおーめでとぉー♪ Lvあーっぷオーメデトォー♪ レベルアーップ、おーめでとうー♪
  レベルアップ、御目出度う~~~♪♪」

倉刀「しかも、高台で軽やかに歌ってるしぃぃぃぃぃ! ちっくしょぉぉぉぉぉぉぉおおおおっっっっ!!!」


―――次の日

ジークフリード「お姉ちゃん、ハルトシュラーさんが倉刀さんを探していたけど、何か知らない?
  なんでも、昨日から帰ってこないんだって」

ジークリンデ「さあ? しらないわ。そんな事よりフレンチクルーラーきれたから買ってきて」

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