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ガンダム総合スレ「Untitled1」

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 Untitled 1

暦2087年

人口増加対策で地球人類が宇宙に移住するようになり30年が経とうとしている。

暦2087年六月六日

ユーラシア大陸の北東に位置するシリウス国は新型兵器MS、DAI(ダイ)の開発に成功し
た。そして軍部のマクマ将軍がシリウス政府に革命を起こしシリウス国は国家主義へ
と転換しをた。

そして国民への統制が始まり、従わない国民は次々と殺され生き残った者は宇宙へと逃れ
一部はレジスタンスとしてシリウス国に残った。


暦2087年7月15日

平和が定着し、あまり兵器も持たない世界へ、シリウス国の進行が始まった。
そして燐国ベガへの攻撃が始まった。
これが第3次世界大戦の始まりになる・・・・・・

 

暦2087年7月15日


シリウス国内反乱 鎮圧軍アガサ地方キャンプ場

青空の下に一糸乱さず兵士達が並び、その前に一人の軍服を来た小太りの男が歩いて来て
兵士達に敬礼をした。

「私はブロッケン少佐だ。貴様達は今から私と共にテロリストの一掃をしににいく。」
ブロッケン少佐は辺りを見渡した。
「しかし私は不満である。それは貴様達が未熟な訓練兵あがりだからだ。」
ブロッケン少佐は兵士達を睨みつけながら続けた
「貴様達はカスだがカスはカスで努力をして私の足を引っ張らないように。それが嫌なら家に帰れ!MS部隊は後で作戦幕へ来い。」

ブロッケン少佐はだるそうに敬礼をした。
それに続き兵士達も敬礼をした。


「一同解散」


兵士達の群れが崩れた。

「おい、ミナミ聞いたか?あいつまた俺たちの事をカス、カスって言っていたぜ。まぢ、あったまに来るぜ!」

茶髪に少し痩せ型の中背の男がヘルメットを外しながら栗色の背の高い女兵士に話しかけていた 。
「マッシュはすぐに怒る。ブロッケンが嫌味なのは今に始まった事ではないよ。」

マッシュはヘルメットの中に指をつっこみヘルメットを回しながら
「ミナミがブロッケンに怒らないのも、いつもの事だな。」
ミナミはフッと笑いながら

「お前もMS部隊だろ早く作戦幕に行こう。遅れたらまた怒る事になるよ。」
2人は歩きながら群集へと姿を隠した。

 

暦2087年六月15日

都市アガサ

普段は賑わっていた街は住人は消えてガランとしていた。
そこに人影が走っていく。やがてその人影は雑居ビルが立ち並ぶ、その中の一つへと消えていった。

その男はビルに入り一つの部屋へと飛び込んで声を切らせながら。

「ゴートンさん大変です。街の外でシリウス軍が陣どっています。」

そこにいた頭にバンダナを巻きジーンズに皮ベスト姿の男だった。
その男は口髭を揺らしながら
「ついに来たか・・・敵の数は・・・?」
部屋に入ってきた男は柱に手を掛け口をぜぇぜぇ鳴しながら答えた。
「中隊ぐらいです。MSが5機、S―戦車が5機です。」

バンダナの男は少し口髭を撫で暫時すぎてから
「戦力の無い地域を鎮圧するには妥当な兵力だ。」
バンダナの男は地を軽く足の爪先で 軽くコツキながら
「こっちには陸戦型ボール戦車が3機しかねーっていうのによ・・・たまんねーぜ。」
バンダナの男は入ってきた男の方を見て
「いいか・・・フレッシュ。俺たちボール組みが必ずやつらを防ぐ隣り街のポアロにみんなを連れていって
くれ。」
フレッシュは仰天しながら言い返した。
「僕は逃げる為に街に残ったんじゃない。僕も残ります。」
バンダナの男はうつむき加減でそれを聞き流しながら話を折るように言った。
「いいかボウズ。お前はボールに乗る事さえまだ出来ない。ボールに載れなければMSと
は太刀打ちできねぇ。ならば簡単に死ぬ事よりみんなの為になる事をするんだ。」
それを聞くとフレッシュはグッと唇を噛み部屋を出ていった。

それを見たゴートンは後ろを向いて呟いた。
「いま玉砕するのは俺たちボールのりだけで良いんだよ。堪えて時間を稼げば状況も変わるもんだ。」

 

2087年7月15日シリウス国内反乱 鎮圧軍アガサ地方キャンプ場


キャンプ場から5機のMSと5機のS戦車がブロッケン少佐を隊長にアガサの街へと進行していた。
ミナミのDAIのモニターにマッシュからの映像通信が入った。

マッシュ
「お~いミナミ聞こえるか?」
ミナミ
「聞こえてる・・・・・」
マッシュ
「敵って陸上ボール3機だろ?陸上ボールって強いのか?」
ミナミ
「陸上ボールは都市警備に配備された高射と戦車の変わりになる兵器だ。私達の載っているDAIの敵では無いよ。」
マッシュ
「ふ~んそうか。実戦経験の無い俺たちにでも戦えるって事か?」
ミナミ
「陸上ボールの射程にさえ気をつければな。陸上ボールの砲は威力もあるし射程もあるよ。」
マッシュ
「そうか~。ところでお前、さっき飯食ったか?」
ミナミ
「ああ。よく喋るな・・・・・・不安なのか?」
マッシュ
「まあな。」
モニターの向こうのマッシュ顔は真剣な表情で少し冷や汗をかいていた。
マッシュのモニターにはミナミは表情一つ動かさず
ミナミ
「話して安心するならずっと喋っていろ。私が聞いといてやるよ。」

 

マッシュは、それを聞き
「持つべきものは頼りがいのある相棒だぜ!」
と顔に少し安堵の色をみせながら呟いた。

部隊は刻々とアガサの街へと向かっていった。

 

2087年7月15日
アガサの街

アガサの街のに入り口の橋の付近にゴートンと2人の男が腰を下ろしていた。一人はニッ
ト帽子でガタイが良くジャンクと呼ばれている。もう一人はキャプを被り普段はウルフと
呼ばれている。ゴートンは棒で簡易なアガサの地図を地面に書きながら
「アガサの街に戦車が入るには街の正面の橋か後ろの橋を通るしかない。」
ゴートンは地図で橋を書きながら橋に×をつけて
「奴らは俺達の戦力を舐めきっているきっと正面からこの橋を渡って来るはずだ。」
ゴードンは地図で街を指しながら
「俺がボールで橋の上に立つ。俺は奴らが俺の射程に入っても何もしない。お前達は街の
中から奴らが射程に入ったら狙い撃てやつらの狙い撃て。」
ゴードンは棒で十字路を指して
「MSは機動力があり狙いが定まりにくい。まずは射程のある戦車から狙え。戦車の始末
が終わるとお前達はあの十字路に隠れて俺が砲を撃ったらお前達は砲を撃ちまくるんだ。」
ジャンクとウルフは満足そうにしながら
ジャンクはゴートンを見ながら
「お前の作戦はいつも良い。MS相手に今回は絶対に駄目だと思ったが」
続けてウルフが
「自治軍との戦いでも、いつも旗色が悪いが俺達はお前の作戦で潜りぬけれた。」
続けさまにジャンクが口を開いた
「また生き残りそうな気がする。その時はまたいつものように酒でも飲もう。」
それを聞きゴートンは笑みを浮かべながら
「ああ、そうしよう。」
と一言を返した。

3人は自分達のボールに乗り込みシリウス軍を待ち伏せしていた。

 

2087年7月15日

アガサ都市前

ブロッケン隊の前についにアガサの街が姿を現した。
ブロッケン少佐のMSは片手をあげて全員に注意をする合図を送った。
マッシュは思わず唾を飲み込んだ。
しばらく進むと橋の上にボールが一機行くてを阻んでいる。

ブロッケン少佐はそれを見て
「シリウス国内反乱wやはり豚しかいねえな。ここはw腹いてぇwしばらくはネタで使わせて貰うぜw」
と嘲笑をした。

ブロッケン少佐は後続のMSに
「お前達はここで待ってろ。こんな豚どもは俺と戦車隊だけで充分だ。腹いてぇw」
と言い戦車隊と自機でアガサへと進んでいった。

少佐の機が橋の近く迄きた時にマッシュのモニターにミナミからの通信が入った。
「何かおかしい。奴が撃って来ない。それに、あとの2機はどうしたんだろう。」

その時、中佐の横の戦車が2機被弾をし、あっ、という間に大破をした。そして橋の上の
ボールも砲撃を始めて街の中からの攻撃と同時の攻撃に戦車隊は瞬時に全滅をした。
それを見た少佐は怒り狂い
「反乱軍の豚どもめ俺の武勇伝のネタにしてくれるわ」
と言いながら橋の上のボールに突っ込んでいった。ボールは急いで向きを変えて街の方へと引き返して行く。
少佐は怒りをあらわにしながら
「豚め、逃すか」
と言いながらボールを追いかけていった。
マッシュはそれを見てミナミに通信モニターで
「ミナミ!少佐の奴が深追いしているぜ。街の中にはボールが2体はいるはずだ俺達も行
った方が良いんじゃないのか?」
マッシュのモニターに写るミナミは 即答で
「いくな!待機が命令のはずだ!」
とマッシュを宥めた。
隊長機はボールを追いかけて街の奥へと姿を消していった。

 

2087年7月15日
アガサ都市


ゴートンの陸上型ボールはカタカタと街の中へと引き返し例の十字路を通り越した。
ゴートンはバックモニターでDAI一機が追いかけてくるのを確認しながら
「チッ!一機しか来やがらね。通信は使えねぇよな。電波をキャッチされる危険性がある。ここで殲滅できると思ってたのに・・・・・」
と言い捨て追いかけてくるDAIとは反対の方の正面にめがけて砲撃をした。

少佐は、それを見て勝ち誇った大笑いをしながら
「豚めw焦ってどこ目掛けて打っ放してるw腹いてぇw」
と言い残した瞬間に両側面から砲撃を受けた。
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
と言い残すと少佐のDAIは跡形も無く姿を消していた。
ゴートンは通信回路をONにし他のボールに呼びかけた。
ゴートン
「お~い!ゴートンだ。聞こえるか~・・・・・・」
ジャンク
「おう。やったな。」
ウルフ
「他のDAIもいたはずだが、どうする?」
ゴートンは正面モニターの奥を見つめるような目をしながら無線に語りかけた。
「いまやった頭に角がついているのが士官専用のDAIだ。いまシリウス軍の正規軍はよ
その国に進行している。いま地方に鎮圧に出てる軍は訓練あがりの新兵のはずだ。士官さ
え倒してしまえば新兵は何もできねぇ。震え上がって引き返してしまうだろう。」
ウルフ
「じゃあ今夜は、この勝利をアテにして一杯やるか。」
ジャンク
「そうしようぜ。今夜はここに泊まって、明日になったらフレッシュ達を追いかけよう。」
ゴートン
「ああ、そうだな・・・・・」
その時なぜかゴートンの心に暗い不安がよこぎった・・・・・・・

 

2087年7月15日
アガサ都市前


都市の方から爆発音が聞こえた。
その時ミナミの通信にマッシュが慌てて連絡をよこした。
マッシュ
「今の爆発音はなんだ!少佐がやったのか?」
ミナミ
「い~や、違うね・・・きっとヤられた。」
マッシュ
「やっぱり、俺達も少佐の後を追いかけた方が良かったんじゃないのか?」
ミナミ
「あの時、追いかけていたら私達もヤられていた・・・・・。」
マッシュ
「おっおい、ミナミ・・・お前あの時すでに分かっていたのか・・!あいつは確かにムカ
つく奴だったが仮にも俺たちの上官だ・ぞ・・なのに・なぜ・・?」
ミナミ
「あの上官に従っていたら、そのうち私達はヤられていた。あの上官から離れる良いチャ
ンスだっんだ。それに私は訓練を共に受けたお前達を失いたくはなかった!」
普段のミナミには見られない少し大きな声を出した。

マッシュは少し覚悟をした顔をし
マッシュ
「・・・・・分かった・・・上層部から指令が降りるまで俺たちの中で階級が上なのは少
尉のミナミ、お前だ。後の4人はみんな曹尉だ。これからはこの生き残ったMS小隊を、
お前が仕切れよ。お前の命令なら、あの少佐の命令より納得して死ねるってもんだぜ。」

ミナミ
「・・・・・これから私達はアガサキャンプに帰らず私達で奴らを襲撃する。歩兵が増えて
も仕方がないし、奴らは何時迄もここにはいないような気がする。しかし私達はあの少佐
からこの街の地形などの情報をもらってはいない。なのであの10時の方に見える木陰に
隠れて小休止をしながら作戦を練る。」
マッシュ
「分かった。」

ミナミ達のDAIはミナミを先頭にして木陰の方へと進んでいった。

 

2087年7月15日

都市アガサ


アガサではすっかり夜を迎えていた。ゴートン達は周囲を陸上型ボールで囲いその中央で
焚き火をして酒を飲みながら今日の勝利の美酒を味わっていた。

ゴートン達は火に顔を照らされながら語っていた。
「冥王星のシリウス自治区からポアロに一週間後には最新鋭の船とMSがつく。」
ジャンクは酒瓶を片手に
「そうだったな、俺達の使命は、その船に乗り地球で有望なMSのパイロットを集める事だったな。」
ウルフは寝転びながら火にゴミや薪を投げこみながら
「しかしパイロットを集めても大量の資源の無い宙では量産型のMSを作れない。」
口髭をいじりながらゴートンは
「そうだ。しかし今回の軍事政権をシリウス以外の冥王星自治区も良いようには思ってい
ない。話し合いの結果、全ての冥王星自治区からシリウス自治区に支援をしてくれるらしい。」

その時だった。鳥が飛び立ちながら騒ぎ出した。ゴートンはハッとして身を起こした。
「早くボールに乗り込め!奴らが来るぞ!!」

それを聞いてウルフとジャンクは急いでボールに飛び乗った。
「作戦を立ててる暇は無い。今朝の作戦と一緒でいく。しかし今回はMSだけだ。だから
街での攻撃はいらないジャンクとウルフは十字路に隠れて今度は空に砲があがったら砲撃
をしてくれ。」

ウルフとジャンクのボールは十字路に隠れた。
ゴートンが朝の位置迄いくと3機の DAIが正面からやってきてゴートンの射程に入った。
「当たってくれよ」
ドーォンとゴートンのボールの砲が鳴り響いた。しかし砲が光ると同時にDAIは旋回しだした。
「チッ!新兵のくせにやっかいそうな奴らだ。」
ゴートンは方向転回をしてまた街の方へと引き返していった。

 

2087年7月15日 昼頃

都市アガサ郊外の高台


「ほら、街の真ん中当たりを見て見ろよ。」
と言いながらミナミはマッシュに双眼鏡を手渡した。マッシュが街の中央を双眼鏡で見始めるとミナミが
「街の中央に、十字路が見えてる?」
「ああ、見える。」
「十字路の中央を見て。」
「何か少し残骸が見える。」
「そこ、少佐がヤられた後だよ。奴らは少佐を橋からおびき出して十字路の双方から他の
2体で攻撃をしたんだよ。」
マッシュは双眼鏡を覗くのをやめて、ミナミの方を見た。
「マッシュ、あんたが隊の指揮を採って。」
マッシュは少し不可思議そうに
「別にいいけど~。」
ミナミは街の反対を指して
「私は、街の反対側からいくよ。おとりの奴を挟みうちにする。きっと奴がここの指揮官だ。」
マッシュはまた不可思議そうな顔をしながら
「なぜ分かるんだ。」
ミナミは少し困ったような顔をして
「さっきの射撃で腕は確かだったし。・・・何か口では上手く言えないけど感じるんだよ。」
マッシュはもっと不可思議そうな顔をした。マッシュに喋らさないように続けさまにミナミが
「今日の夜に出撃する。夜ならば奴らは的を絞りにくいはずだし、砲が正確なだけに遠く
で砲が光れば動けば当たらない。そして指揮官を追い込んだら戦闘不能にして降伏をすす
める。その時はあんたが降伏をすすめて欲しい。私達には実戦経験は少ないからできるだ
け戦闘は避けたいのよ。」
また、マッシュが不思議そうにして
「ミナミが指揮官なんだからミナミが降伏をすすめたら良いじゃないか。」
ミナミはにっこり笑い
「私は女だからさ。男にはプライドがあるからね、あんたの方が良いと判断したんだよ。」
マッシュは納得がいった顔をするなり、いきなり礼儀正しくして。
「分かりました。ミナミ少尉。」
と言うとミナミに敬礼をした。
ミナミはクスっと笑い反対方向に身を返すとボソボソと
「あんたみたいな感覚を向こうの指揮官に覚えるんだよ。」
と歩きながら言った。マッシュには あまり聞きとれなく
「何か言ったか?」
と言いながらミナミの後を追いかけていった。

 

2087年7月15日

都市アガサ

 

ゴートンは夜の闇深い中をバックモニターでDAIが追尾してくるのを確認していた。
「そろそろ、砲の打ち上げの時だ。」
その時、ゴートンは何か昼間感じた不安が体中に走った。
ゴートンがバックモニターで見ると3機のDAIが十字路の手前で進まずに止まっていた。
「しまった!!」
と言葉に出した瞬間に正面がパチパチ光りガッガッガッと音がしたと思うと体中に衝撃が走った。
ゴートンは前方に何かを感じ、その方向に砲を向けようとしたが砲が動かない。ゴートン
は心の中で覚悟を決め心の中で呟いた「ボールには最後の使い方がある・・・・」
すると後方のDAIから通信の発信音が鳴った 。
「こちらシリウス軍MS小隊指揮官のマッシュ・・・・・聞こえますか?」
ゴートンはマッシュの通信に回路をあわせ通信スイッチを繋げた。

 


ウルフとジャンクは思いもしない方向から予想のしなかった音が聞こえて異変を感じた。
ジャンクはゴートンに通信回路を繋げるように発信音を送った。
応答はない・・・・・・
ジャンクは通信音をウルフに発信をした。
ジャンク
「ウルフ!!今の・・・・?」
ウルフ
「聞こえた!!」ジャンク
「ゴートンに通信を送ったが、反応がない!!」
ウルフ
「分かった。今から燃料タンクを開放にする・・・」
ジャンク
「始めに見た奴に突っ込んでいけよ。じゃあなウルフ」
ウルフ
「あばよジャンク。」

ジャンクとウルフ の陸上型ボールは十字路の真ん中を目指して走り出した。

 


ゴートン
「ああ聞こえてるぞ。シリウスの指揮官。」
マッシュ
「私達は無益な殺生をしたくない。ここであなた達に降伏して欲しい。これは降伏勧告です。」
ゴートンはフッと笑い
「分かった降伏しよう。その変わり条件がある。」
マッシュ
「なんだ?」
ゴートン
「お前は、この隊の指揮官ではない。本物の指揮官と話をさせてくれ。」
とゴートンが言い終え、マッシュがシドロモドロした時の事だった。ドーォンとゴートン
の後方から爆発音がしてバックモニターが明るくなった。
ゴートンは瞬時に感じたウルフとジャンクが逝ってしまった事を・・・・

 

2087年7月15日
都市アガサ


「マッシュ・・・・マッシュ・・・・マッシュ大丈夫か?」
マッシュのモニター画面の中でミナミが必死に叫んでいる。
マッシュは「うんん・・・」と声を発っしながら首をふりながらぐったりとした上体を真っ直ぐにさせた。
マッシュ
「一瞬かな?少し気を失ってた。でも大丈夫だ。」
ミナミ
「機体の方は・・・・・」
マッシュは中のパネルと計器を確認した。
マッシュ
「大丈夫だ。」
それを聞いて、ミナミは、ほっ、と一息をついた。
マッシュ
「他の2機はやられたのか?」
マッシュのモニター画面でミナミはコクッと堪えるような顔をしてうつむいた。
安堵の時も束の間、次はミナミのモニター画面でマッシュが必死に叫んでいた。
マッシュ
「ミナミ!!ミナミ!!ボールがそっちに突っ込んで行ってる!!!」
ミナミがフッと正面モニターを見ると砲が壊れたボールが突っ込んできていた。
マッシュは、ミナミに突っ込んでいくボールにマシンガンの標準をあわせた。
「駄目だ!!撃てない!!」
ミナミに向かっていくボールに標準が合っては外れてマッシュのDAI
のマシンガンのトリガーの指は動かないままだった。
そうこうしているうちにボールはミナミに接触しようとしていた。ミナミは緊張感を感じながら
「こいつ完全に我を失っているよ。自爆覚悟かな?接触の寸前でよけてやるよ。」
ミナミの考えとはウラハラにボールの中のゴートンは冷静であった。
「ジャンク、ウルフ・・・・・。こいつらは新兵だ、まだ人をアヤめた事がない。だからさっき降伏をすす
めて来た。だから後ろの奴には俺をヤるチャンスがあるのにヤらない。まずは前の奴を片
付けてから後ろの奴と死んでやる。」
ボールがミナミの接触しようとした。ミナミはDAIの体を横に動かし避けようとした。
「フッ、まだ青い!ボールで接近戦もできるんだぞ!!!!」
避けようとするミナミのDAIの体にボールのアームが伸びた。
ミナミにもゴートンにもその瞬間がスローモーションに感じた。
ボールの左アームがDAIのマシンガンを持った右腕を貫き、そしてボールの右アームが
DAIの左足を貫いた。二つのMSは柔道で組んでる状態になった。
そしてボールがミナミのDAIに体当たりをした。
そして時が戻りミナミのDAIは右腕と左足を失い後ろに吹き飛んでいった。

 

2087年7月15日

アガサ都市


倒れたDAIを確認するとゴートンは通信発信音をミナミに送った。
ゴートン
「私はゴートン・スピラードだ。聞こえていたら返事をくれ。」
ミナミ
「聞こえてるよ・・・・・」
ゴートンは相手の声に違和感を感じながらも
「私達を追い込んだ隊長の顔がどうしても見たい。顔を見せてくれ?」
ゴートンのモニターにミナミの顔が写った。ゴートンは眉をしかめた。
「少し驚いた。女か・・・・・」

ミナミはフッと笑い少しうつむいた。
ゴートン
「お前達には悪いが自己的な理由でお前達を生かして帰す事ができなくなって。最後に名
を聞いておこう。」
ミナミはフッと笑みを浮かべて
「ついさっきまで覚えてたんだけどね、さっきあんたに体当たりされて忘れちまったよ。」
ゴートン
「そうか、それは残念だ・・・女でもお前は兵士だ。容赦無しでトドメを刺させてもらう。」
と言うとボールはアームについたDAIの残骸をふり外してミナミのDAIへと近付きコ
クピット目掛けて右のアームを振り上げた。
その時、少し向こうからガッガッガッガッガと音がするとボールはの動きがガクンとなり止まっ
た。さっき迄ゴートンが写っていたミナミの通信モニターはザッーと鳴り画面は砂嵐へと
変わった。
そしてミナミの通信モニターにマッシュから
マッシュ
「ミナミ大丈夫か・・・?」
ミナミ
「大丈夫じゃないね。ちょっと一人じゃ動けそうにないよ。」
向こうからマッシュのDAIがマシンガンの銃口から煙を出しながら近付いてきた。
ミナミ
「私のDAIは動かないから、アガサキャンプまで引き摺っていってよ」
マッシュ
「ああ。」
ミナミ
「持つべきものは頼りがいのある友達だね。」
とミナミのDAIはマッシュのDAIに手を差し延べた。
マッシュ
「まあな。ん???あの時、聞こえていたのか・・・」
とマッシュは少し照れた顔をモニター覗かした。マッシュのモニターにはミナミが笑みを浮かべていた。
そしてマッシュのDAIはミナミのDAIの手を握りミナミのDAIを引き摺っていった。

 

2087年7月16日 早朝

上空から見るとアガサキャンプの近くの荒野ではマッシュのDAIがミナミのDAIを引
き摺って歩く姿が見えた。

 

 

後で2人が後で戦った敵は、かつて国でテロが起こりシリウス軍で活躍をし無敵の英雄と呼ばれた

ゴートン・スピラードだと分かった。

政府と軍はレジスタンスに加わり今後に激しく抵抗をみせると予想され

たゴートン・スピラードを倒した事を大いに喜んだ。

そしてミナミとマッシュを2階級特進させ、名誉勲章を送り、2人に新型MSを送り

新型MS部隊を指揮させる事にした。


2087年7月22日

ポアロに行軍命令がくだった。

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