〈妖術師〉


◆特性

戦場での役割:後方攻撃
HP:少ない
MP:多い
装備可能な鎧:布鎧
装備可能な白兵武器:杖、短剣、魔道書、魔法具
装備可能な射撃武器:なし


◆解説

12職中最大の魔法攻撃力を誇る〈妖術師〉は、敵にダメージを与える能力にかけては〈暗殺者〉と双璧をなす攻撃特化型の魔術師である。
〈妖術師〉の魔法のほとんどは火炎、冷気、雷撃などの元素の力を操る攻撃魔法であり、敵の弱点属性を把握し適切に使用することで大きなダメージを与えることができる。攻撃魔法は武器攻撃に比べて広い範囲にダメージを与える特技が多く、場面を選ばないDD(ダメージディーラー)役として活躍できるだろう。火の玉が敵陣をかけめぐる〈オーブ・オブ・ラーヴァ〉、青紫の電光が広範囲にさく裂する〈ライトニングネビュラ〉など、派手なエフェクトの魔法を連発してモンスターを蹂躙する〈妖術師〉は、プレイしていて楽しい、爽快感のある職業でもある。
ただし、〈妖術師〉には弱点も多い。まず、攻撃魔法の多くは大量のMPを消費するため燃費が悪い。〈妖術師〉のMPは高めに設定されているとはいえ、決して潤沢とはいえない。調子にのって高威力の魔法を連発してしまった結果、肝心な時にMPが足りず仕事ができない、という状況は初心者〈妖術師〉が犯しがちなミスの筆頭である。時には、自分のMPを温存するため、魔法を使うのを我慢して仲間にトドメを譲る判断も必要なのである。
さらに、布鎧しか装備できない防御力の低さと、魔法攻撃職の中でも随一の低HP、そして防御的な特技にも乏しい〈妖術師〉の耐久力は12職中で最弱であり、敵の攻撃にさらされればまたたくまに倒れてしまう。敵に与えるダメージが大きいということは、敵から向けられるヘイトも大きいということであり、戦闘においては戦士職との連携が最重視される。


◆ビルド

■ヌーカー:魔導砲台形

持てる火力を存分に発揮するため、壁となる味方の後ろから攻撃魔法を撃ちこむ「魔導砲台」ビルドが、スタンダードな〈妖術師〉の姿。「砲台」と呼ばれる所以は、〈ロバストバッテリー〉を使用し、足を止めて威力を増幅する姿に由来するが、敵の攻撃を避けるため、魔法の射程ギリギリを保持しつつ動き回る「移動砲台」と化す場合もある。
一口に「魔導砲台」といっても、〈ラティスシンタックス〉〈ラミネーションシンタックス〉によって範囲を拡大した一撃を叩き込む広域殲滅型から、〈フレアアロー〉など、手ごろなコストの魔法を連発する手数重視型までさまざまなバリエーションが存在し、多くの〈妖術師〉はその中間のどこかに軸を据えたキャラクター構築を行っている。
〈記録の地平線〉の〈妖術師〉であるルンデルハウス=コードなどは、長い詠唱時間に耐えられず待つのが苦手なため、手数を重視して魔法を選択しているようだ。
前述のように、〈妖術師〉の攻撃魔法は燃費が悪い。そのため、ただ漫然と魔法を撃つのではなく、いま相対している敵にはどの呪文が有効なのか見極めることが重要。敵の弱点属性を突くのはもちろんのこと、密集した敵は〈オーブ・オブ・ラーヴァ〉や〈サーペントボルト〉などでまとめて攻撃し、動きが早く攻撃が当て難い敵には行動阻害効果のある〈フロストスピア〉を使う、といった具合である。
このビルドの〈妖術師〉がパーティに居る場合、パーティの戦術はいかに「魔導砲台」を守りきるかが中心になる。大量の敵に囲まれたとしても、前線の仲間が耐えてさえいれば〈妖術師〉の魔法が一網打尽にしてくれるのだから、戦士職も敵を引き付けることに集中できるわけである。ただし、ダメージが大きいということは敵から向けられるヘイトも大きいということであり、打ち漏らした敵が〈妖術師〉に殺到しないように気を配らなくてはならない。
このビルドの〈妖術師〉は、魔法の杖にローブといった、スタンダードな魔術師の装束を身につけている者が多い。中には、特定の属性を強化する杖を何種類も揃え、持ち替えながら各種の魔法を駆使する器用な〈妖術師〉も存在する。

■コンバットメイジ:掟破りの近接魔術師

魔術師は安全な後衛に居るもの、という常識を打ち破り、敵の攻撃が届く距離で魔法攻撃を行う変わったビルドが「コンバットメイジ」。もちろん、敵の攻撃が当たれば致命傷になりうるが、当たらなければどうということはないと割り切り、前衛と肩を並べて魔法を撃ちこむ。およそ〈妖術師〉の一般的なイメージとはかけ離れており、浪漫を求める一部の「極まった」プレイヤーしか扱えないため、数は非常に少ないが、そのインパクトからよく知られているビルドではある。
このビルドは魔法の射程が短くなるが威力が大幅にアップする〈クローズバースト〉と密接にリンクしている。このスキルを有効にしたうえで、〈ブリンク〉〈ルークスライダー〉などの転移魔法を駆使して敵の眼前に出現、強力な魔法を近距離で使用して一気呵成に敵を掃討する姿はともすれば無謀だが、MPコストあたりのダメージ効率は「魔導砲台」をも凌ぐと言われている。
もともと攻撃寄りの職業である〈妖術師〉をさらに前のめりにしたビルドのため、弱点である防御面の脆さはさらに危険度を増している、目の前の敵を倒しきれずに反撃を受けるような状況はあってはならず、前衛、特に敵を引き付けてくれる戦士職との連携は必須。即席のパーティでは連携がしづらいため、後衛に下がって通常の〈妖術師〉のようにプレイすることも多い。
武器は杖のほかに、短剣・ダガーを使うこともある。コンバットメイジの派生型として、武器に魔力を込めて攻撃する〈インフェルノストライク〉〈アイシクルインペール〉〈サンダーボルトクラッシュ〉などを使う〈妖術師〉も存在し、「魔法剣士」と称されている。


◆代表的な特技

魔法火力職の代表ともいえるだけあり、その特技の多くが攻撃、もしくは攻撃補助を担っている。また、意外にも高性能な味方支援能力も備えており、パーティにおける火力を更に一枚も二枚も上乗せすることが可能。しかし、その高すぎる火力に相反するように防御力は低く、HPも決して高くはない。味方と連携し、思考を常に冷静に保ちここぞというときに徹底した火力を叩きこむのがクレバーな〈妖術師〉といえる。

■〈アイシクルインペール〉

白兵攻撃技:自分の武器に冷気魔法をかけ、全身に青いエフェクトの冷気をまとって突撃する魔法と武器攻撃の合わせ技。攻撃命中後も冷気は一定時間使用者を包むように残り続け、攻撃回避率を上昇させる。〈インフェルノストライク〉や〈サンダーボルトクラッシュ〉と同じく白兵戦用の特技。回避率の上昇効果を生かし、敵の大技に備えて緊急回避的な使用をされることもある。

■〈インフェルノストライク〉

白兵攻撃技:自分の武器に火炎魔法をかけ、炎をまとわせた武器で直接攻撃する魔法と武器攻撃の合わせ技。攻撃がヒットすると、対象を中心に小さな爆炎のエフェクトが発生し、これに触れた敵は一定時間、炎による継続ダメージを受ける。威力は高いが白兵攻撃に分類されるため、使用時は必然的に敵に密着することになる。装甲の薄い魔法攻撃職が近接攻撃を行うリスクは大きい。それだけに使いどころの見極めと、思い切りが要求される特技といえる。
魔法職には珍しいこれらの白兵戦用の特技を軸にした異色のビルドも存在し、「魔法剣士」「マジックナイト」などと呼ばれている。

■〈エナジーウェポン〉

攻撃補助魔法:味方1人の武器に魔法をかけ、攻撃によるダメージに火炎、冷気、電撃などの属性を付与する補助魔法。これによって、特定の属性が弱点になっている敵へのダメージが大幅に増す。効果時間中は、かけられた側がバフ表示アイコンをクリックすることで属性を変更することができ、臨機応変な対応も可能になっている。使用すると、武器が指定した属性のエフェクトをまとうようになる。弓に掛けた場合は放つ矢にもエフェクトがかかる。属性とかける武器によって、〈アイシクルブレイド〉〈フレイミングアックス〉などの異称がある。

■〈エナジーフラクション〉

攻撃補助魔法・上級特技:使用後30秒間、魔法攻撃の属性を対象の弱点(最もダメージが高くなる)属性に自動的に変更する補助特技。使用すると術者の周囲に炎、氷、雷の3つのアイコンが浮かび、グルグルと一つの円を描くように動く。どの魔法を使っても最大効率の属性に変化させてくれるため便利ではあるのだが、そもそも敵の弱点を知悉していれば恩恵は薄く、余計なヘイトを稼ぐ結果にもなりうる。だが、追加効果をメインに考えた場合、魔法の属性に関わらず必要なバッドステータスを付与させられるようになるこの特技の重要性は非常に高い。使い手のスタイルで用途ががらりと変わる特技といえる。追加拡張パックで実装されたために、習得するためにはレベル80が必要となる。

■〈エンハンスコード〉

攻撃補助魔法:自分自身の魔力を強化し、効果時間中に唱える魔法のダメージを増加させる魔法職の基本的な補助魔法。この特技の系統が上位になるとダメージ増加量が、熟練位階が上がると効果時間が伸びてゆく。火力を求められる魔法職には非常に良くかみ合った特技と言えるが、ダメージが上がるということは敵の注意が自分に向く可能性が高くなっているということでもあり、味方の戦士職との連携に注意を払う必要がある。出が早く詠唱時間は1秒、その後7秒程度はダメージ効率が+10%程度上昇。魔法詠唱のループにこの〈エンハンスコード〉を混ぜた独自のセットを構築するのが、中級〈妖術師〉のテーマとなる。効果時間中、銀色に輝くルーン文字が使用者の周りを旋回するエフェクトが発生する。

■〈オーブ・オブ・ラーヴァ〉

攻撃魔法:握りこぶし大の溶岩の塊を作り出し、敵集団に撃ち込む火炎属性の範囲攻撃魔法。溶岩塊は敵の間を自在に飛び回って次々にダメージを与える。高温の溶岩は火炎を弱点とする敵には特に効果が高い。範囲魔法だが、その特性上味方を避けるために使いやすく、人気が高い。

■〈クローズバースト〉

攻撃補助技・トグル型:必要に応じてオン・オフを切り替えるトグル型特技。魔力を自分の目の前に一点集中させることで、射程距離を犠牲に威力を大幅に高める。有効にしている間は、魔法の射程が大きく減少し、白兵攻撃の届く程度の距離の目標しか狙えなくなってしまうが、ダメージが大幅に増加する。HPや防御力に劣る魔法職が敵の前に立たねばならないため、使いこなすのは非常に難しく、この特技を生かすためのビルドがプレイヤー間で考案され続けている。有効にしている間は、足元に複雑な紋様の刻まれた白い魔方陣が出現する。

■〈サーペントボルト〉

攻撃魔法:青紫の雷の束を撃ち出す電撃属性の攻撃魔法。単体攻撃魔法なのだが、標的の周囲に他の敵がいた場合は雷が分裂し、近隣の敵にもダメージを与える擬似的な範囲魔法ともいえる仕様となっている。再利用規制時間はいささか長いが詠唱時間は短く、いわゆる「出の早い」魔法であり、中級者の人気は高い。

■〈サンダーボルトクラッシュ〉

白兵攻撃技:自分の武器に電撃魔法をかけ、電光をまとわせた武器で直接攻撃する魔法と武器の合わせ技。火力はそこそこ止まりだが、ヒットさせた敵にも電光のエフェクトが走り、一定時間痺れさせることができる。痺れている間に攻撃するとクリティカル率が大幅に上昇する効果があり、味方の攻撃の直前に当てることで有効な援護となる。

■〈シンギュラリティ〉

攻撃補助魔法・必殺技・上級特技:特異点を発生させ、事象やその発生確率を歪める魔法。直後に使用する攻撃魔法に対して敵の魔法防御力や無効化能力を無視して直撃させる強力な補助魔法。具体的には、敵はこの魔法に対して魔法的な防御能力を使用することが出来なくなる。レベルによるダメージ減少も無効化するため、レイドボスへの効果は大きい。使用時には自分の周囲の空間が歪むようなエフェクトが発生。その後の魔法攻撃でも、魔法のエフェクトが発生する直前に、目標を中心に空間が歪み収束するような演出が発生する。再使用時間は1時間と長大。

■〈スペルマキシマイズ〉

攻撃補助技・トグル式:呪文強化を行うトグル式の特技。有効にしている間は、攻撃魔法の消費MPが2倍になるかわりに威力が1.5倍程度に強化される。MPの使用効率を考えると、同じ魔法を2回使った方が良い計算だが、詠唱時間のロスを加味すると短時間での殲滅力はこの特技を用いたほうが高い。すべての職業の中で最大の魔法火力を有する〈妖術師〉ならではの特技だが、当然濫用するとすぐにMP切れに追い込まれる。
初心者の〈妖術師〉は、とにかくダメージを出そうとして常にこの特技を有効にしていた結果、戦闘の序盤でMPが足りなくなる、という事態が発生しがちなこともあり、先輩プレイヤーはまずこの特技の使いどころから教えることが多い。有効にしている間は、頭上にきらめく魔力を放つオーブのエフェクトが表示される。
そもそも〈妖術師〉は12職の中でも燃費はさほど良い方ではなく、本気で大型魔法を連打すれば、3~4分、〈スペルマキシマイズ〉を常時有効にした場合は2分足らずで全てのMPを使いきってしまう。戦闘終結までの時間と、MP残量を見極めながら使う必要がある繊細な特技であり、的確に使いこなせるかどうかに妖術師の技量の差が顕著に出る。

■〈ディスインテグレイト〉

攻撃魔法:指先から白く輝く物質分解光線を放つ単体攻撃魔法。ダメージは皆無だが命中した相手のHP残量に応じて即死判定が行なわれる。これはレベル差を問わず発生するため、同格や格上の敵相手でも即死させる確率が存在する。とはいえそういった相手は相応に高いHPを持っているため、即死に持ち込むためには瀕死の状態まで追い込まなければならない。また、物体に対する高い攻撃力も持ち、城壁などに照射すればガリガリと耐久力を削ってくれる。この際にも即死(?)判定は発生するため、構造物破壊が必要なコンテンツで重宝される魔法である。

■〈デスクラウド〉

攻撃魔法:目標を中心とした広い範囲に、紫色がかった毒霧を発生させる。術者の仲間にはなんの害も及ぼさないが、敵のHPを徐々に失わせ、さらに攻撃の命中率を下げる。〈妖術師〉より著しくレベルの低い敵には即死判定があり、密集した所にこの特技を使うと毒霧の中でバタバタと敵が倒れる様から、日本人プレイヤーには「蚊取り線香」「バルサン」などの愛称で親しまれている。虫型のエネミーによく効くわけではない。

■〈ドレッドウェポン〉

攻撃補助魔法:味方1人の武器に魔法をかけ、威力強化と邪毒属性の追加を行う補助魔法。これをかけた武器には、ブスブスと黒い瘴気を放つエフェクトが付与される。〈エナジーウェポン〉のように、途中で属性を変えるようなことはできないが、追加ダメージおよびヒットした敵を一定確率で毒状態にする効果があり、コストパフォーマンスの良さはこちらに軍配が上がる。

■〈フォースシールド〉

防御魔法:魔力で力場の盾を生成し、自分自身の防御力を一時的に高める魔法。物理・魔法双方に効果のある便利な特技で、特に盾や鎧を装備できない魔法職が防御力を上昇させる方法を考える時、最初の候補に挙がる。この特技の系統が上位になると防御力の上昇効果が、熟練位階が上がると持続時間が伸びてゆく。上昇する防御力は魔術職にとっては瞠目するほどだが、戦士職から見ればまったく些細でもある。使用すると、緑色に輝く力場の盾が使用者に重なるエフェクトが浮かび上がる。

■〈フリージングライナー〉

攻撃魔法・行動阻害:なだれうつ冷気の奔流を直線状に解き放ち、敵を押し流す冷気属性の範囲攻撃魔法。威力の高さと同時に特徴的なのが、直線的な効果範囲と「範囲内の敵を“下流”に押し流す」という特性である。これにより近寄ってきた敵を遠くへ追いやったり、前衛のいる方向に強制的に移動させたりと、応用範囲が広い。またバリエーションとして火炎属性の〈ブレイジングライナー〉が存在している。
狭い通路に誘い込んだ敵の集団を、複数の〈妖術師〉で何度も押し流し殲滅する戦法は通称「水洗トイレ」と呼ばれ(〈ブレイジングライナー〉が混ざる場合は「温水便座」とも)、色物的ながらも安定性は高い。

■〈ブリンク〉

移動魔法:自分用の瞬間転移魔法。数m以内のランダムな場所に転移することができ、系統上位特技で移動限界距離が少しずつ伸びる。この移動により、ゲーム時代は視覚に頼ったモンスターのヘイトを引き下げられるという効果があった。移動先の方向はおおむね指示が出来るが習熟位階が低い場合はランダムで誤差が出てしまうため、拡張パックなどで新規導入されたばかりのゾーンなどで使うと、デバッグ不足により「壁や床にめりこんで動けなくなる」ような事故が多発することが知られており、〈大災害〉後は恐ろしくて使えないというプレイヤーもいる。

■〈フレアアロー〉

攻撃魔法:炎の矢を撃ち込む火炎属性の単体攻撃魔法。対象がバッドステータスを受けていると、炎の矢から小さな矢が生まれ、追加ダメージを与えるようになる。複数種類のバッドステータスを受けているとそれだけたくさんの炎の矢が降り注ぐ仕様のため、他メンバーとの連携でかなりの火力を発揮できるようになる。習熟位階を上げることで追加ダメージを与える矢の発生数が増加する。

■〈フロストスピア〉

攻撃魔法・状態異常:巨大な氷柱を生み出して敵単体に突き刺す冷気属性の単体攻撃魔法。命中した敵は低温による行動阻害のバッドステータスを受けるため、前衛の安全性も上がるという副次効果がある。〈妖術師〉の呪文の中では、ダメージ量、詠唱時間、再使用規制時間、敵の足止め効果などのバランスがよく主軸に据えるプレイヤーも多い。そのため、奥伝以上の巻物はかなりの値段がつけられる。

■〈マジックトーチ〉

その他の魔法:オレンジがかったゆらめく魔法の明かりを呼び出し、あたりを照らす魔法。ゲーム時代から一部のダンジョンには明度が設定されており、魔法またはアイテムで照らし出さないと隅々までMAPが表示されなかった。〈大災害〉後は昼夜ができたこともあり、このような照明魔法の需要は高まっている。

■〈ライトニングチャンバー〉

攻撃魔法:電撃属性の単体攻撃魔法。青紫色の輝きを放つまばゆい電光が五芒星を描き、敵を内部にとらえたのち、幾条にも分散した電撃が天地を往復して絶大なダメージを与える。〈妖術師〉の呪文の中でも威力はトップクラスであり、エフェクトにも相当に気合が入っている。再使用規制時間が長くヘイトも大きく稼いでしまうため、早く始末したい危険な敵をピンポイントで狙って倒すような使い方が主流。習熟位階を高めることで再使用規制時間を大幅に短縮できる(ヘイトやMPはまったく軽減されない)ため、鍛えて連発する超攻撃的スタイルの〈妖術師〉もいる。

■〈ライトニングネビュラ〉

攻撃魔法:電撃属性の広範囲攻撃魔法。青紫色の輝きを放つまばゆい電光が、目標を中心とした広い範囲にのたうち、星雲を思わせる輝きで範囲内の敵を撃つ。広い範囲と高めの威力、敵を短時間麻痺させる追加効果と、面での制圧を得意とする〈妖術師〉の戦闘を体現するかのような特技で、見た目の派手さもあって人気があるが、〈妖術師〉最大の欠点であるMP消費の激しさも体現しており、連発できるような呪文ではない。

■〈ラティスシンタックス〉

攻撃補助魔法・必殺技:次に使う範囲魔法攻撃の効果範囲をさらに大きく広げる自己強化魔法。使用すると足元に浮かんだ魔法陣が術者の周囲に複製展開され、足元を含めて格子立体状に魔法陣が描かれる。系統上位特技になるにつれ、拡大される効果範囲は更に広がり、射程距離も徐々に延長される。再使用時間が15分以上あるので使うチャンスは少ないが、標的の数が多いレイドコンテンツなどで、複数の妖術師が魔法陣を同時展開し、周囲の雑魚を一気に焼き払う光景は壮観である。

■〈ラミネーションシンタックス〉

攻撃補助魔法・必殺技:次に使う単体用の攻撃魔法の効果を拡大し、範囲攻撃化する積層魔法陣を展開する自己強化魔法。系統上位特技になるにつれ範囲が徐々に広がり、90レベル時には5体以上を巻き込むことが可能となる。範囲化することで20%ほどの威力減衰が発生するが、単体魔法は高威力なものが多いため減衰してもなお充分な威力を発揮する。さらに習熟位階の上昇で威力減衰は軽減されるため熟練の巻物を求める〈妖術師〉は多い。使用すると足元に浮かんだ魔法陣が縦方向に複製展開され、術者を中心にした柱状になったあと、青い光となって飛び散る。

■〈ルークスライダー〉

移動魔法:短距離を一瞬で移動できる転移呪文。ただし一直線にしか移動先を指定できない(間に壁や障害物がある場合は通過できない)。効果が不安定な〈ブリンク〉と違って指定した地点に確実に移動できるため、戦術に組み込みやすい。使用すると、自分を中心に回転・伸縮可能な地点指定カーソルが出現し、画面上で地点を指定してクリックすることで転移が行われる。ただし連射できるような呪文ではないので、戦闘時に使うのはなかなか度胸が必要だ。

■〈ロバストバッテリー〉

攻撃補助技:魔力を溜めることで自らの魔法威力を強化する補助特技。発動すると頭上にカウントが出現し、徐々に減少していく。このカウントが0になるまでに使用した呪文はカウントの残りに応じて威力が上昇する(少ないほど上昇率が高い)が、カウントがでている間に移動をした場合、特技はキャンセルされてしまう。
〈スペルマキシマイズ〉との併用も可能で、ダメージ増幅が二重に載った呪文の威力は他の追随を許さないが、敵の注意もその分多く引いてしまうため、移動できないところに敵が殺到する可能性をはらんだリスキーな特技でもある。カウントの数字は残り時間に応じて青→緑→黄→橙→赤と色が変化する。

◆資料集未記載の特技

■〈アークスペル〉

魔力を遮断する箱型の結界を創り出して中に身を置くことで、呪文詠唱に伴う魔力の高まりを気取られなくする特技。

■〈アイシクル・ブレイド〉

武器に氷の攻撃力を数回分付与する武器強化呪文。

■〈インパティエンスボルト〉

近接攻撃を受けたとき自動的な反撃を行う防御術。威力は大きく対人戦(PvP)戦術の起点ともなる呪文。

■〈オービタルブラー〉

自分の姿を幻影でぼやけさせることで敵を幻惑し、次に繰り出す攻撃への対応を困難にする魔法。

■〈オフェンシブプリベンション〉

起こりうる事態を予測して対策を立て、旅の消耗を減らす特技。
魔力で物事の因果を操る〈妖術師〉の思考は、こういった応用も可能。

■〈ガシアスフォーム〉

自分の身体を霧や煙のように変化させ敵の狙いを乱す魔法。
ただし、不安定な肉体は周囲をまとめて吹き飛ばすような攻撃には弱くなってしまう。

■〈クールキャスト・スタイル〉

空いた片手で呪印を切ることで魔法の詠唱を省略する戦闘スタイル。
これにより敵の注意を引かずに魔法を行使することができる。

■〈センスオーラ〉

魔力を感覚器官に集中させ、生き物や物体が放つ気配を敏感に察知する特技。

■〈タービュランス〉

敵を切り刻む乱流魔法。

■〈バーンドステイク〉

攻撃魔法・状態異常:赤く焼けた高温の円錐柱が範囲内の敵の足元から何度も突き上がり、高熱によるダメージと延焼効果(体が燃え上がり持続ダメージ)を与える火炎属性の範囲攻撃魔法。詠唱が長く、高コスト高ヘイト高威力。「食らいたくない技ランキング」でも上位に位置している。派手なエフェクトと長い詠唱から範囲殲滅のフィニッシュ攻撃としてよく採用される。この特技を使いこなせたのなら中級〈妖術師〉として胸を張れる。

■〈フラッシュニードル〉

魔力の針を無数に作り出し、単体の敵に投射する攻撃魔法。
針は装甲の隙間に潜り込み、巨大な敵や、抵抗力の弱い一部の敵に対しては防御力を無視して傷を負わせる。

■〈フリジットウィンド〉

極低温の突風を吹かせ、範囲内の敵を凍てつかせる攻撃魔法。詠唱は長いが威力が高い。
寒さに凍えた敵は判断力を奪われ格好の的となる。

■〈マナ・スキューアー〉

Manna Skewer(直訳:)。


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