ゆっくりいじめ系2899 スーパー赤ゆっくりボール2-1

スーパー赤ゆっくりボール (2)

   特別悪い事をしていないゆっくりが虐待お兄さんに虐待されます
   お兄さんは少しウザいかもしれません
   ゆっくりの生体機能に一部俺設定を含みます
   ゆっくりの平仮名台詞、特に赤ちゃんゆっくりの台詞を多く含みます

 読みにくいと思います

   書きたいことを書き殴っていたらダラダラと長くなってしまいました
   初SS+低文章力注意







「ゆゆっ・・・?れいむのあかちゃん、なんだかいたがってない・・・?
だいじょうぶなの・・・?おにいさん?」

赤れいむボールの様子は見えてはいないが、
土蔵内を飛び回っていたときの悲鳴を聞いていた親れいむが
心配そうに俺と俺の手の上の赤れいむボールを見つめている。

もうそろそろいいか。


「うん。大丈夫だよ。赤ちゃんはとっても痛がってるよ。」

「それならいいけ・・・ゆゆっ!?!?」

親れいむにとっては前半と後半に整合性の無い俺の回答に一瞬納得しかけ、
それから驚愕の表情を浮かべる。


赤れいむボールを親れいむの目の前に差し出す。
その中の自分の可愛い赤ちゃんの姿を目にして、

「ゆ゛っがぁぁぁぁぁぁぁ!!!だまじだなぁぁぁぁ!!!」

親れいむが絶叫する。


親まりさと他の赤ゆっくりにも順番に赤れいむボールを見せてやる。

「ばりざのあがぢゃぁぁぁん!!!じっがりじでぇぇぇ!!」
「おねいぢゃんに ひぢょいごぢょ ぢないじぇぇぇぇぇ!!」

「いやだなぁ・・・騙しただなんて。お兄さん嘘なんかついてないでしょ?
約束通り赤ちゃんのこと丈夫にしてあげたよ?
こんなに痛がるほど痛めつけたのに傷一つついてないでしょ?
れみりゃにだって食べられないって言うのも本当だよ。
もっともれみりゃには無理でも、人間ならこうやって痛めつけて虐めてあげる事は
簡単だけどね。
大体、君達がこうして欲しいってお兄さんに頼んだじゃないか?」

「ゆぎゅっ!?」「ゆぐぐぐ・・・!!」

確かに赤ゆっくりの"加工"を頼んだのは自分達とは言え、
ほとんど言いがかりに近い俺の言葉にも餡子脳では反論の言葉を思いつくこともできず
言葉に詰まる親ゆっくり。

「・・・ゆっ!
じゃ、じゃあもうあかちゃんじょうぶになったから、
れいむたちおうちかえる!おにいさんとはゆっくりできないよ!」

「まだ他の赤ちゃんが残ってるよ?」

「も、もういいよ!じょうぶじゃなくてもあかちゃんたちは
れいむたちがいっぱいゆっくりさせてあげるよ!だから
「だめ。」

親れいむの言葉を遮って言い放つ。

「ゆっ?どうし
「お兄さんがゆっくりできないから。」

「そんなことしらないよ!れいむたちがいなくてもおにいさんひとりでゆっ
「ゆっくりの赤ちゃんを虐めないとお兄さんがゆっくりできないから。」

「・・・ゆ・・・・?」

"赤ちゃん"
"虐めない"
"ゆっくりできない"

全て自分が知っている言葉から構成されているにも関わらず、
その組み合わせでは意味が成り立たない、理解できないとでも言うかのように
固まる親れいむ。


「お兄さんはね、赤ちゃんゆっくりを虐めるのが大好きな人間なんだ。
赤ちゃんゆっくりが恐くて痛くて苦しくて泣き叫ぶ姿がとてもとても大好きなんだ。
特にね、怯える可愛い赤ちゃんゆっくりをグチャァッ!って踏み潰すのが
一番ゆっくりできるんだよ。
れいむ達もゆっくりできることは好きだろ?
だからお兄さんもゆっくりさせてね?
れいむの可愛い赤ちゃんれいむ、ゆっくり潰させてね?
他の赤ちゃん達も全部潰させてね?
イヤって言っても潰させてね?」

笑顔で語りかける俺の眼前で、固まったままガタガタと親れいむが震え出す。
いや、親れいむだけではない、親まりさも他の赤ゆっくり達もだ。
ここに来てようやく、自分達はとてもゆっくりできない人間に関わってしまったと
認識したようだ。まったく脳天気な事だ。



最初に硬直から解けたのは赤ゆっくり達だった。

「ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!!!まいちゃ ちゅびゅちゃれるの やぢゃよぉぉぉ!!!」
「ちにちゃくにゃいー!ちにちゃくにゃいー!」
「おちょうしゃーん!!おきゃあしゃーん!!ちゃすけちぇぇぇ!!!!」

その言葉に親ゆっくりの硬直も解ける。

「ゆ゛っ!!だいじょうぶだよ!あかちゃんたち!!
ゆっくりできないにんげんは、おかあさんたちがやっつけるよ!!」
「そうなんだぜ!まりさのかわいいあかちゃんをいじめてよろこぶ
あたまのおかしいじじぃは、まりさがゆるさないんだぜ!!」

それはそれは、なんとも勇ましい事だ。

「君達さっきからそうやって威勢だけはいいけどさぁ・・・
何で全然助けようとしないの?それでも親なの?
幾ら食べ過ぎで動けなくなったって言ったって、
あれから時間も経ったし、少しぐらいなら動けるでしょ?
あ・・・ははーん・・・そうかそうか。
お兄さんの事が恐いから動かないんだね?
わかった!いいよ!
そうやって大人しく動かないでいたら、赤ちゃんは全部潰しても
お父さんとお母さんだけは助けてあげるよ!良かったね!」


「「「ゆゆっ!?」」」

これに驚いたのは赤ちゃんゆっくり達である。
てっきり自分達を助けてくれると思っていた親が実はそんな気は毛頭無い?
いや、そんなことはない。そんなことがあるはずがない。
だが、現実に自分達はいまだ苦境に立たされたままであり、
にも関わらず、親ゆっくり達は人間の言うとおり一歩も動こうとしない。
本当に"動けない"のか?
段々と疑念が膨らんでくる。

「ゆっ・・・おちょうしゃんは、
いちゅも おちょうしゃんは ちゅよいって いっちぇるよね!
ゆっくちちないで はやきゅ まいちゃを たちゅけてね!!」
「・・・にゃんじぇ たちゅけてくれないにょ?」
「はやきゅたちゅけてね!たちゅけてね!
りぇいみゅちゃちを たちゅけない おきゃーしゃんたちなんきゃ
ゆっきゅりちないで しゃっしゃっとちね!」

「ゆっ!ちがうよ!あかちゃんたち!」
「おとうさんたちはほんとにうごけないんだぜ!!」

自分達の愛する赤ちゃん達のどこか寒々しい視線に晒され、
涙目で必死の弁明をする親ゆっくり。
だが、一度疑念に火のついた赤ゆっくり達には、
その言葉は益々疑いを強くする燃料にしかならず、
ゆんゆんと親ゆっくりに罵声を浴びせる。


「ゆ・・・ちがうよ・・・あかちゃん・・・ちがうんだよ・・・」

親れいむがプルプルと首?を振り涙を流しながらまだ弁明を続ける。
対する親まりさは・・・歯をギリギリと噛みしめてブルブルと震えている。
お?これは赤ちゃん見捨てフラグかなー?
と思った矢先だった。

「おい!じじぃ!もうゆるしてやらないんだぜ!
まりさはよわいにんげんのじじぃなんか ちっともこわくなんかないんだぜ!
まりさがほんきになったら じじぃなんかしゅんさつなんだぜ!!
じじぃこそまりさがこわいから まだちいさいあかちゃんしかいじめられ
「ごちゃごちゃうるせぇーーー!!!」

そう叫んだ俺は、手にしていた赤れいむボールを親まりさめがけて思いっきりブン投げた。


「ゆ゛っぎゃあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁ!!!」

ボスン!という音と共に赤れいむボールが親まりさの右目に突き刺さり、
親まりさの眼球ごと体内に埋没した。
親まりさの右目があった場所は陥没して黒い餡子の穴が覗いている。

「いだい゛い゛ぃぃ!!ばでぃざのべがぁぁぁぁ!!!おべべいだい゛い゛ぃぃ!!!」

先程の威勢はどこへやら、無様に泣き叫ぶ親まりさ。

「ゆわぁぁぁ!!!まりざのぎれいなおべべがぁぁぁぁぁぁ!!!!」

パートナーの親れいむも悲痛な声を上げる。


ズボッ

「ゆぼぉぉぉっ!?」

かつて親まりさの眼球があった餡子の穴に俺の手が潜り込む。

「ゆぎゃらばばばばば!!!ゆぎょっ!!ゆげぎょっ!!!」

赤れいむボールを探す俺の手が親まりさの餡子の中を引っかき回す動きに合わせて、
親まりさが気持ち悪い奇声を発する。

「あのさぁ・・・まりささぁ・・・おっ、あった。」
「ゆぎょおぉぉぉっ!!」

ズルッと引き抜いた右手に握られていたのは赤れいむボールではなく、
親まりさの潰れた眼球だった。

「なんだハズレか。」

ベシャっと親まりさの眼前に餡子まみれの汚らしい眼球を投げ捨てる。
残った左目から滝のように涙を流しながら呆然とそれを見つめる親まりさ。

「お前、ムカつくんだよね。」
「や、やべでっ ゆっぎゅああぁぁっ!!」

ズボッ

再度親まりさの眼窩に俺の手が潜り込む。

「弱っちいくせに態度だけデケーしさぁ。
なんで俺がお前ごときにナメられなきゃならないんだよ。フザけんじゃねーぞ。」
「ゆぎっ!!ゆぎびっ!!」

何度か餡子の中を探って、ようやく固い物を見つけた。

「大体俺はまだ37だ!!!じじぃじゃねえぞぉ!!クソ饅頭がぁっ!!」

そう絶叫し、餡子を撒き散らせながら腕を思いっきり引き抜いた。

よし。今度はちゃんと赤れいむボールだな。
親まりさの体内という特等席でその恐怖の悲鳴を聞いていたのか、
弾力性のあるゴムを通しても伝わってくるほどにブルブルと震えていて可愛らしい。


「ゆえぇぇ・・・い゛だいぃ・・・い゛だぃよ゛ぉ・・・」

親まりさも赤れいむボールに負けない程ブルブルと震え、
残っている眼球からは涙を、何も残っていない眼窩からは餡子を、
ポロポロと零しながら力無く泣き声を漏らしている。
あの根拠の無い自信に満ちあふれた生意気な態度は微塵も感じられない。

大人しくなったのは親まりさだけではなかった。

一家において最強だった筈のまりさが、
人間の手で何もできぬまま容易く打ちのめされ打ちひしがれている様子は、
家族達に"自分達はこの人間には敵わない"ということを理解させるに十分な光景だった。

「ま、まりざぁ・・・ゆひぃっ!」

泣きながらパートナーの身を案じていた親れいむも、
俺がそちらに向けた視線に気づいただけで怯えた声をあげ、
ガタガタと震える始末だ。

「「「ゆ・・・ゆえっ・・・・ゆえっ・・・・」」」

3匹の赤ゆっくりも互いに身を寄せ合って震えている。



「さあどうするの?強~いお父さんまりさはお兄さんに負けちゃってご覧の有様だよ!
今度は誰がお兄さんの邪魔をするのかな?」

親れいむも、当然ながら赤ゆっくり達も、
周りを見回す俺の視線を避けるように目を逸らして震えているだけだ。
その様子に満足した俺はニッコリと笑い、赤れいむボールを自分の顔の前まで持ち上げる。

「残念だったね!れいむちゃん!誰もれいむちゃんを助けてくれないってさ!」
「・・・!ゆ・・・ゆぎゃぁぁぁん!!やちゃー!やちゃー!!
たしゅけてーー!!おちょうしゃーん!!おきゃあーしゃん!!
まりしゃー!れいみゅー!!」

親だけではなく、自分と同じ無力な赤ちゃんに過ぎない妹たちにまで助けを求める。
だが、家族からは何の返事もない。

「・・・さあ!お兄さんにゆっくり潰されてね!れいむちゃん!!」

俺は赤ゆっくりボールを土蔵の地面に置いた。

「ゆわ・・・・ゆわ・・・・・・・・」

何かを懇願するように涙目で俺を見上げる赤れいむ。
無駄な事だ。その表情を見せる限り俺が虐待を止めることは絶対に無いのだから。

ああ、来た。遂に来た。この瞬間が。
ゆっくりと右足を持ち上げる。



「まっでぐだざいぃぃぃ!!!!」

ゴクリと生唾を飲み、いよいよ右足を叩きつけようとする。
その寸前、親まりさの大声が響き渡った。
お楽しみの瞬間を邪魔され一瞬イラッとはしたが、
完全に心をへし折ったと思っていた親まりさからの思わぬ介入に少し興味をそそられ、
しばしの逡巡の後、持ち上げた右足を赤れいむボールの手前にそっと降ろした。

「おにいざぁん!!!なまいぎいっでずびばぜんでじだぁぁ!!
までぃざがわるがっだでずぅぅ!!
までぃざはよわっぢぃ くずで あだばのわるい ゆっぐじでじだぁぁ!!!
ゆっぐじじないで はんぜいじまじだぁぁぁ!!!!
だがら・・・!だがら・・・!
おねがいじまずぅぅぅ!!!
あがぢゃんば!!あがぢゃんだげは ゆるじでぐだざいぃぃぃ!!!
までぃざはどうなっでもいいでずがらぁぁ!!!
おねがいじまずぅ!!どうがおねがいじまずぅぅぅ!!!」

涙を流し、絞り出すような声で赤ゆっくりを助けて欲しいと懇願する親まりさ。


「まりさはどうなってもいいの?死んでもいいの?
赤ちゃんの替わりにさっきよりも恐くて痛くて苦しい思いをしながら殺されてもいいの?」

俺の問いかけに、目玉を潰され、餡子を掻き混ぜられた時の痛みを思い出したのか、
一瞬ビクッと震える親まりさ。
しかし、迷いはその一瞬だけだった。

「ばいぃぃぃ!!どうなっでもいいでずぅぅぅ!!!!
だがら、あがぢゃんだぢばだずげであげでぐだざぃぃぃ!!
おにいざぁん!おねがいじまずぅぅぅ!!!」

ガタガタと震えながらもはっきりとした声で言い切った親まりさ。

そして呼応するように今度は親れいむまでもが声を上げた。

「れいぶもおねがいじまずぅぅぅ!!
れいぶもどうなっでもいいでずがら
あがぢゃんだげは、ゆるじであげでぐだざいぃぃぃ!!!」

夫婦揃って赤ゆっくりの命乞いを始め出した。


正直な所、俺は感動していた。
当初、親れいむはまだしも、親まりさの方は言動からしてゲスまりさだと思っていた。
自分の身が危なくなれば幼い赤ゆっくりでも簡単に見殺しにする。
必要とあらば、自ら手にかけることさえ厭わないだろう。そう思っていた。

しかし、今のこの態度はどうだ。
既に自分も痛い目に遭い、根拠の無い自信から来る傲慢さは消え失せ、
赤ゆっくり以上に俺に対して怯えているというのに、
なお、己が身を犠牲にしてでも自分の赤ちゃん達を助けようと言うのだ。
他のことはいざ知らず、こと赤ちゃん達に対するには、
コイツは断じてゲスまりさなどではない。
下手な人間の親などよりも余程立派な父まりさではないか。

だから、俺は純粋に感動した。


親ゆっくりへの依存度が高い赤ゆっくりにとって、
親ゆっくりから見捨てられるということは、死とほぼ同義だ。
だからゲスな親から見捨てられた赤ゆっくりは無意識下で、
自分はどうせすぐに死ぬ身だという認識があるのか、
虐待を加えられてもどこか諦観してしまっている節があり手応えに欠けることがままある。

だが、ゲスではない親を持ち、更にその親が生きているのであれば、
赤ゆっくりは心のどこかで、まだ親が助けてくれるのではないかという希望も持ち続ける。
例え親が五体満足ではなく助けることなど望むべくもない状態であってもだ。
それ故に虐待を受ける度にその希望を打ち砕かれ、絶望の泣き声を上げ、
それでいてなおも新たな希望を抱き、また打ち砕かれる。
その繰り返しを最後の最後まで楽しめるのだ。

ゲスが多いゆっくりの中で、非ゲスな親、しかも、この親まりさや親れいむのような
立派な親にはなかなかお目にかかれるものではない。
今日と言う、記念すべき俺のアイディアの実験の場で、この親ゆっくり達と出逢えた幸運。

その幸運に俺は純粋に感動した。



「うーーーん・・・・・よし!わかった!!」

「ゆ!?」「ゆゆ!!?」

俺の言葉に反応して、期待の表情を浮かべる親ゆっくり達。

「赤ちゃん思いのお父さん達にお兄さん感動しちゃったよ!
全員は駄目だけど、一匹だけ赤ちゃん返してあげようかな!」

「「ゆ・・・ゆぅ・・・」」

一匹だけしか返して貰えないと聞いて落胆したが、
すぐにこのまま全ての赤ちゃんをむざむざ殺されるよりは遙かに良いと結論を下す。

「「ゆっ!!おにいざぁん!あでぃがどうございまずぅぅぅ!!!!!」」

涙を浮かべ礼を言う親ゆっくり。

「なーに、いいってことさ。」

答えながら地面に屈み込む俺。

「じゃ、はい。返すね、コレ。」

ソレを摘み上げて、親ゆっくりの手前に投げた。


「「・・・・ゆ・・・・・・?」」

ソレが何なのか、一瞬認識できずに疑問符を浮かべる親ゆっくり。
だが、すぐにその正体に気づいたようだ。

「「ゆ゛あぁぁぁぁ!!ごれ゛じゃないぃぃぃぃぃ!!!!!」」

おいおい、"コレ"とは非道い言い草だな。
お前らの赤ちゃんじゃないか。何を言ってるんだコイツらは。


「なんで?君達の赤ちゃんでしょ?」

「「ごのごは もうじんじゃっでるでじょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」」

俺とのすーりすーり♪で死んだ赤まりさの皮の前で、
白目を剥き、口から餡子の泡を飛ばしながら絶叫する親ゆっくり。

「あれ?君達の命と死んでる赤ちゃんと交換じゃダメだった?」

「じでんるあがちゃんどじゃ、こうがんにならないでじょおぉぉぉ!?」
「れいぶだぢはいぎでる゛んだよ゛ぉぉぉぉ!?」

「ふーん、死んでちゃダメなんだ。でもさぁ・・・」

言いながら、二匹の親ゆっくりが対面するように向きを変え、コロンと後ろに倒す。
そして、その態勢のまま、ゆっくりの上体?を起こし、
互いにパートナーの底部が見える状態にしてやった。

「「・・・ゆ・・・・?」」

一瞬の沈黙が流れる。それから悲鳴が響き渡った。

「「どぉぉじで[でぃぶ][まりざ]のあじがまっぐろ[なんだぜぇぇぇ][なのぉぉぉ]!?」」

互いのパートナーが底部が真っ黒に焼け焦げている事に気づいたのだ。
そして互いの悲鳴を聞いたことでもう一つの事実に気づく。

「「どぉぉじで[ばりざ][でいぶ]のあじもまっぐろ[なんだぜぇぇぇ][なのぉぉぉ]!?」」


「君達が暢気に寝ている間にお兄さんがゆっくり焼いてあげたんだよ。
君達が二度と歩けないようにね。」

「「ゆぐっ・・・!うぞでじょぉぉぉぉ!?」」

呆然とした表情でガクガクと震えながら俺の顔を見上げる親ゆっくり達。

「嘘じゃないよ。こんなに真っ黒になってるのに見えないの?
なに?お腹が一杯だから動けないなんてホントに信じてたの?
別にそこまでお腹一杯になってなかったでしょ?どう考えてもそっちが嘘でしょ?
なんでそんなバレバレな嘘信じるの?バカなの?死ぬの?」

「「ゆ゛っ・・・・・!ゆ゛っ・・・・・!」」

ダクダクと涙を流す親ゆっくり。

「君達もう飛び跳ねることもずりずり這うこともできないよ?
おうちに帰してあげてもご飯を取りに行くこともできないよ?り。
おうちにいざというときのためのご飯はしまってあるの?
あってもそこまで歩くこともできないから食べられないけどね。
ねえ、君達はご飯が食べられなくても生きていけるの?」

「れみりゃやれいぱーありすに襲われたどうするの?ーり。
逃げることも戦うことも隠れることもできないんだよ?
ねえ、君達はれみりゃに食べられても生きていけるの?
ねえ、君達はありすに真っ黒になるまですっきりーさせられても生きていけるの?」

「君達は蟻さんを食べるよね?
君達の巣の近くに蟻さんはいるのかな?ろーり。
知ってる?君達は蟻さんを食べるけど、蟻さんも君達の甘~い餡子は大好物なんだよ。
君達が動けないと知ったら、沢山の蟻さんがやってきて、
君達の皮を食い破って中の餡子を食べちゃうよ?
ねえ、君達は蟻さんに餡子を全部食べらちゃっても生きていけるの?」

「ねえ、今の君達はあと何日生きられるの?
一週間?五日?三日?それとも一日?ちょろーり。
ねえ、それって生きてるって言えるの?もう死んでるも同然じゃないの?」

「死んじゃってるも同然のお父さんとお母さんの命と交換できるのは
もう死んじゃってる赤ちゃんぐらいじゃないの?」

「「ゆぐっ・・・ゆゆぐっ・・・・ゆえええぇぇんん!!!」」

今日何度目かの絶望に打ちのめされ、子供のような泣き声を上げ始める親ゆっくり。


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最終更新:2013年07月02日 07:51
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