ママチャリタイプ/廉価モデル

■スペック・価格早見表

メーカー 車種名 定価 実売(最安値) 電池容量 電池種類 航続距離(メーカー公称値)
サンヨー エネループバイクSPF オープン価格 約6万9千円~ 3.1Ah(24V) ニッケル水素 ※回生、強14km、オート16km、エコ20km
サンヨー エネループバイクSPH オープン価格 約6万6千円~ 3.1Ah(24V) ニッケル水素 ※回生、強14km、オート16km、エコ20km
サンヨー エネループバイクSVA26SA オープン価格 約6万円~ 3.5Ah(24V) ニッケル水素 ※回生、強15km、オート17km、エコ22km
サンヨー エネループバイクSVA26DA オープン価格 約7万円~ 3.5Ah(24V) ニッケル水素 ※回生、強15km、オート17km、エコ22km
パナソニック リチウムビビNX オープン価格 約7万5千円~ 3.1Ah(25.2V) リチウム 強11km、オート12km、エコ17km
パナソニック リチウムビビSS 8万5800円 約7万3千円~ 3.1Ah(25.2V) リチウム 強11km、オート12km、エコ17km
パナソニック リチウムビビSS・シティ 8万5800円 約7万3千円~ 3.1Ah(25.2V) リチウム 強11km、オート12km、エコ17km
パナソニック ビビステップ 8万5800円 約7万7千円~ 3.1Ah(25.2V) リチウム 強11km、オート12km、エコ17km
パナソニック リチウムビビ・ライト 9万9800円 約8万5千円~ 3.1Ah(25.2V) リチウム 強11km、オート13km、エコ20km
ヤマハ パスナチュラT 8万6800円 約7万4千円~ 2.9Ah(25.9V) 長寿命リチウム 強11km、標準13km、エコ16km
ブリヂストン アシスタリチウムライト 8万8800円 約7万2千円~ 2.9Ah(25.9V) 長寿命リチウム 強11km、標準13km、エコ16km
※実売価格は通販最安値価格より。


【重要】容量が足りるか要確認

片道2~3kmの往復用の車種
メーカー公称値の走行可能距離は概ね10~20kmとなっているが、
実際には経年劣化と、坂や体重や風の影響を非常に大きく受け、
メーカー公称値15km前後のモデルは、数年後には実質片道2~3km圏の用途となる。

走行距離は、傾斜や風で2倍~1/4近い変動幅がある
体重軽くて平地ばかり走れば30km弱走れる一方で、
体重重くて急坂ばかり走ると3km強しか走れない。
同じバッテリーでも、条件次第で10倍近くも航続距離が変わる場合もある。
体重95kgある人や子供乗せで使う人が、急坂ありなのに「メーカー公称値15km」だからと3Ahを買うのは地雷。

経年劣化で、毎年10~20%ずつ航続距離は低下
上記の坂や体重や風による影響に加え、更に経年劣化による距離低下が加算される。
メーカー表記の「寿命」という意味は「新品時の半分」という特殊な業界用語なので、
8Ah等の大容量なら、「容量半分以下になってもまだ20kmも走れるから使える」という可能性はあるが、
3Ahでの小容量では、「容量半分以下で7kmしか走れない、更に坂だと僅か3kmになる有様」と、
元の数字が小すぎるので、距離低下で更に縮むと致命傷になる。

劣化を考えると、メーカー公称値の数倍の余裕を持たせておくこと
上述の様に、3年後は容量約1/2に、5~6年後は約1/4に、といった経年劣化による低下に加えて、
向かい風や坂だと20~60%減に、体重荷物合計95kgだと30%減に、といった条件による低下も加わる。
安易に安さに釣られず、電池交換コストで安物買いの銭失いにならずに済むか、よく検討して買う事。




ニッケル水素電池・前輪回生モデル

◆エネループバイクSPF《3.1Ah》(サンヨー)

タイヤ 26インチ型 24インチ型
型 番 CY-SPF226A CY-SPF224A
価 格 オープン価格(実売約6万9千円~)
電池容量 3.1Ah(24V)ニッケル水素電池
航続距離 強14km、オート16km、エコ20km
重 量 24.5kg 23.9kg
GD値 3速時GD値:5.6m
60rpm時:20.2km/h
24km/h時:毎分71.1回転
3速時GD値:5.3m
60rpm時:18.9km/h
24km/h時:毎分76回転
スプロケ 36×18T×内装3段変速(SG-3R40)
サイズ 全長184cm、全幅57cm 全長175cm、全幅57cm
適応身長 148cm~
(サドル高:77.5~91cm)
143cm~
(サドル高:77~90.5cm)

■主要装備
特殊 回生充電機能(前輪モーター型、左ブレーキ連動回生充電)
電装 丸筒型3灯LED、リア反射板
車体 低床S字型鉄フレーム
車輪 WO規格26×1+3/8インチ(幅37mm)KENDA製タイヤ(無銘グレード)、アルミリム、鉄スポーク
積載 樹脂バスケット、クロームメッキ鉄製リアキャリア(クラス25)、両足スタンド、サークル錠
装備 標準サドル
■特徴
▼モデル構成
エネループバイクの中でも最も安価なベーシックモデル。
※現在24インチは生産終了。26インチも在庫品切れ次第終了予定。
容量 特徴 車種名
8.0Ah 新回生モード+リチウム電池 エネループバイクSPL
6.0Ah 旧回生モード+リチウム電池 エネループバイクSPA
3.1Ah 旧回生モード+ニッケル水素 エネループバイクSPF
▼回生充電機能
前輪駆動回生充電機能が特徴。
回生充電機能は、メリットと引き換えにデメリットも発生する諸刃の剣
回生充電機能の長所/短所」を参考にし、自分の使用環境に合うか要確認。
▼回生ブレーキ
回生ブレーキを掛ければ、通常のブレーキシュー(機械式ブレーキ)の負担を減らせる
山の上から麓まで、ずっと弱くブレーキを掛けっぱなしで時速20km/h前後で降りる時など、
機械式ブレーキシューの熱による機能低下(フェード現象)の心配が無くなるので安心。
副次的な効果として、通常走行では10~30%程度の航続距離が伸びる事が多い。
機械式ブレーキの負担減が本命の効果、航続距離伸長は副次的な効果。
▼燃費
メーカー公称値14kmでも、勾配4度の登り坂では約3kmと、20%にまで激減する。
変速機を介さないモーター直結の為、回生を使わないアシスト走行時の燃費が良くない。
更に、前輪回生機能の仕様として、時速24km/h以上では回生充電が機能しない。
急な登り&下りが多いと、回生充電機能の割に燃費が伸び悩む。
▼坂に弱い
前輪駆動モーターの為に、登り坂に決定的に弱い。
登坂中は重量が後輪に集中、前輪グリップが不足。ペダルの重さが減らない状態となる。
特に勾配12%を越える程の超急坂では、前輪が空転してアシスト停止の可能性がある。

▼アシストOFF時の抵抗
回生充電機能を実装すると、代償として前輪モーターにクラッチを搭載不可能になる。
この為、アシストOFF域では、発電モーターがリムダイナモの様な走行抵抗となる。
電源OFFでの発進は非常にペダルが重く厳しい。時速24km/h超の高速走行も苦手。
▼上位モデルSPAとの違い
上位モデルと比べると、特長的なS字型ループフレームがアルミ製ではなく鉄製になる。
フレームのパイプ径が上位モデルより細いので見た目で判別できる。
後は他モデルと同様、ライトやタイヤやスポーク等に廉価パーツを使う事で低価格化している。
※ニッケル水素電池モデルは大容量電池との互換性は無いので注意。
↓見た目での判別方法(フレームの太さの違い)



◆エネループバイクSPH《3.1Ah》(サンヨー)

型 番 CYSPH227
価 格 オープン価格(実売約6万6千円~)
電池容量 3.1Ah(24V)ニッケル水素電池
航続距離 強14km、オート16km、エコ20km
重 量 21.5kg
GD値 3速時GD値:5.9m、60rpm時:21.2km/h
24km/h到達時:ペダル毎分67.8回転
スプロケ 36×18T×内装3段変速(SG3R40)
サイズ 全長185cm、全幅57cm
適応身長 150cm~(サドル高:77.5~91cm)

■主要装備
特殊 回生充電機能(前輪モーター型、左ブレーキ連動回生充電)
電装 丸筒型3灯LED、リア反射板
車体 スタッガード型鉄フレーム、バーハンドル
車輪 WO規格27×1+3/8インチ(幅37mm)KENDA製タイヤ(無銘グレード)、アルミリム、鉄スポーク
積載 ステンレス製バスケット、片足スタンド、サークル錠
装備 標準サドル
■特徴
▼特徴
上記エネループバイクSPFのスタッガード型フレーム版
※現在在庫僅少。品切れ次第終了予定。
動力部は共用なので基本性能はSPFと同じ。
タイヤ径が大きくなると同じ時速24km/hを維持するのにもペダルを漕ぐ回数が少なくて済む。
またリアキャリアが無くなり、21.5kgと27インチの電動自転車としてはかなり軽量になる。
※ニッケル水素電池モデルは大容量電池との互換性は無いので注意。
▼デザイン
ママチャリタイプのエネループバイクが曲線的なS字フレームがトレードマークなのとは一転、
直線基調デザインのフレームとバーハンドルを採用。バッテリーと台座部分がブラックで精悍な見た目。



◆エネループバイクSVA《3.5Ah》(サンヨー)

タイプ 変速あり 変速なし
型 番 CY-SVA26DA CY-SVA26SA
価 格 オープン価格
(実売約7万円~)
オープン価格
(実売約6万円~)
電池容量 3.5Ah(24V)ニッケル水素電池
航続距離 強15km、オート17km、エコ22km
重 量 24.5kg 23.9kg
GD値 3速時GD値:5.6m
60rpm時:20.2km/h
24km/h時:毎分71.1回転
変速機無しGD値:4.1m
60rpm時:14.9km/h
24km/h時:毎分96.7回転
スプロケ 36×18T×内装3段変速(SG-3R40) 36×18T(変速機なし
サイズ 全長175cm、軸間距離113cm、全幅57cm
適応身長 143cm~(サドル高:77.5~91cm)

■主要装備
特殊 回生充電機能(前輪モーター型、左ブレーキ連動回生充電)
電装 2.4W/6Vリムダイナモ発電ランプ、リア反射板
車体 低床S字型鉄フレーム
車輪 WO規格26×1+3/8インチ(幅37mm)KENDA製タイヤ(無銘グレード)、アルミリム、鉄スポーク
積載 樹脂バスケット、クロームメッキ鉄製リアキャリア(クラス27)、両足スタンド、サークル錠
装備 標準サドル
■特徴
▼特徴
2011年発売の量販店専売モデル
量販専売なので、メーカー公式HPには非掲載で、取扱い説明書だけが掲載されている。
動力ユニットやアシスト力や走行モード等はSPFとほぼ同一だが、
フレームはSPFとは異なり、より直線的なフォルムで26インチのみ。
また廉価モデルのSPFより更に廉価パーツを多用している。
▼SPFとの違い
ライトがコストダウンの為にグレードダウン。
今や数少なくなったリムダイナモ発電ランプを採用。
(ハブダイナモは前輪モーターの為に搭載できない)
その他、フレームや細かいパーツがコスト優先の安いグレードとなる。

▼電池容量
ニッケル水素電池の容量は3.5Ahに変更されている。
多少容量が増えてはいるが、4度勾配連続登坂可能距離は3.3kmとやはり短い。
※ニッケル水素電池モデルは大容量電池との互換性は無いので注意。
▼変速無し版
更なる廉価版として、「CY-SVA26SA」もラインナップ。
なんと内装3段変速を省いたシングルギアとなる。
いくら安くなると言っても、シングルギアは使用環境が相当に制限される。
ただでさえ登りに弱い前輪駆動なので、急坂に対応できなかったり、
僅か3.5Ahの少ない電池なので、万一の電池切れ時に鬼の様にペダルが重くて困ったりする。
「CY-SVA26DA(変速あり)」と「CY-SVA26SA(変速なし)」を並べて売っていた場合に、
「SVA26SAの方は旧モデルだから安いのかな、安い方にしよう」等と変速機の有無に気付かずに、
勘違いして買わない様に注意。





リチウム電池モデル

◆リチウムビビNX《3.1Ah》(パナソニック)

タイヤ 26インチ型 24インチ型
型 番 BE-ENNX633 BE-ENNX433
価 格 オープン価格(実売約7万5千円~)
電池容量 3.1Ah(25.2V)リチウム電池
航続距離 強11km、オート12km、エコ17km
重 量 25.0kg 24.5kg
GD値 3速時GD値:5.5m
60rpm時:19.8km/h
24km/h時:毎分72.8回転
3速時GD値:5.1m
60rpm時:18.5km/h
24km/h時:毎分77.9回転
スプロケ 41×21T×内装3段変速(SG-3R40)
サイズ 全長187.5cm、全幅58cm
軸間距離116.8cm
全長178cm、全幅58cm
軸間距離112.4cm
適応身長 142cm~(サドル高:74~90cm) 140cm~(サドル高:74.5~90.5cm)

■主要装備
特殊 バックライト搭載スイッチ
電装 1灯キセノンライト(NKL760)、リア反射板
車体 らくにする~(低床U字型)アレックス(高張力鋼)フレーム
車輪 WO規格26×1+3/8インチ(幅37mm)ロードランナータイヤ(Panaracer)、ステンレスリム&スポーク
積載 樹脂バスケット、ステンレスコート鉄製リアキャリア(クラス25)、両足スタンド、サークル錠
装備 標準サドル、サドルガードマン、インサイドベル、ドレスガード、端子カバー
■特徴
▼モデル構成
リチウムビビSSの廉価版で、量販店限定販売モデル
容量 特徴 ママチャリ型 スタッガード型
12Ahリチウム 強化アシスト ビビEX ビビタフネス
8Ahリチウム 通常アシスト ビビDX
ビビDXスペシャルデザイン
ビビDXシティ
3Ahリチウム 通常アシスト ビビSS
ビビNX
ビビSSシティ
▼ビビSSとの違い
リアキャリアをステンレスでは無く鉄製にし、ライトもLEDではなくキセノン球。
ビビSSより部品のグレードを下げて僅かに低価格化している。
サドルやチェーンカバーのデザインは旧型ビビSSの物になっている。
それ以外には違いは無く、ビビSSとの違いは僅かと言える。



◆リチウムビビSS《3.1Ah》(パナソニック)

タイヤ 26インチ型 24インチ型
型 番 BE-ENS632A BE-ENS432A
価 格 8万5800円(実売約7万3千円~)
電池容量 3.1Ah(25.2V)リチウム電池
航続距離 強11km、オート12km、エコ17km
重 量 25.2kg 24.7kg
GD値 3速時GD値:5.5m
60rpm時:19.8km/h
24km/h時:毎分72.8回転
3速時GD値:5.1m
60rpm時:18.5km/h
24km/h時:毎分77.9回転
スプロケ 41×21T×内装3段変速(SG-3R40)
サイズ 全長187.5cm、全幅58cm
軸間距離116.8cm
全長178cm、全幅58cm
軸間距離112.4cm
適応身長 142cm~(サドル高:74.5~90.5cm) 140cm~(サドル高:74~90cm)

■主要装備
特殊 バックライト搭載スイッチ
電装 1灯LEDライト、リア反射板
車体 低床U字型アレックス(高張力鋼)フレーム
車輪 WO規格26×1+3/8インチ(幅37mm)ハードランナータイヤ、ステンレスリム&スポーク
積載 樹脂バスケット、ステンレスリアキャリア(クラス25)、両足スタンド、サークル錠
装備 標準サドル、サドルガードマン、インサイドベル、端子カバー
■特徴
▼特徴
量販店専用モデルのビビNXの上位モデル。ビビNXとは価格帯も性能も殆ど差は無い。
リアキャリアがステンレス製になり、ライトが電球からLEDに変わり、
サドルやチェーンカバーのデザインが変わった位。
廉価グレードにしては珍しく、6色もカラーバリエーションがあり外見が華やか。



◆リチウムビビSS・シティ《3.1Ah》(パナソニック)

型 番 BE-ENk732
価 格 8万5800円(約7万3千円~)
電池容量 3.1Ah(25.2V)リチウム電池
航続距離 強11km、オート12km、エコ17km
重 量 23.9kg
GD値
(27インチ)
3速時GD値:5.8m、60rpm時:20.7km/h
24km/h到達時:ペダル毎分69.5回転
スプロケ 41×21T×内装3段変速(SG-3R40)
サイズ 全長187.5cm、全幅57.5cm、軸間距離114.1cm
適応身長 145cm~(サドル高:77~93cm)

■主要装備
特殊 バックライト搭載スイッチ
電装 1灯キセノンライト(NKL789)、リア反射板
車体 スタッガード型アレックス(高張力鋼)フレーム
車輪 WO規格27×1+3/8インチ(幅37mm)ハードランナータイヤ、ステンレスリム&スポーク
積載 ステンレス製バスケット、片足スタンド、サークル錠
装備 標準サドル、サドルガードマン、インサイドベル、端子カバー
■特徴
▼モデル構成
パナソニック製のスタッガード型モデルでは下位モデルとなる。
容量 特徴 ママチャリ型 スタッガード型
12Ahリチウム 強化アシスト ビビEX ビビタフネス
8Ahリチウム 通常アシスト ビビDX
ビビDXスペシャルデザイン
ビビDXシティ
3Ahリチウム 通常アシスト ビビSS
ビビNX
ビビSSシティ
▼特徴
ビビSSの「27インチ+スタッガード型フレーム版」のモデル。基本性能はビビSSと同じ。
デザインが直線基調で、2本パイプのスタッガードフレーム、横一文字バーに近い形状のハンドル、
リアキャリア無し、27インチの大径タイヤ、各部の樹脂パーツがブラックと、
全体的なシルエットがシャープで精悍な感じになる。
タイヤ径が大きいのでGD値が若干高くなり、適応身長も少し高めになる。



◆ビビステップ《3.1Ah》(パナソニック)

型 番 BE-ENSK63
価 格 8万5800円(実売約7万7千円~)
電池容量 3.1Ah(25.2V)リチウム電池
航続距離 強11km、オート12km、エコ17km
重 量 24.1kg
GD値
(26インチ)
3速時GD値:5.5m、60rpm時:19.8km/h
24km/h到達時:ペダル毎分72.8回転
スプロケ 41×21T×内装3段変速(SG-3R40)
サイズ 全長180cm、全幅54cm、軸間距離116cm
適応身長 135cm~(サドル高:69.5~85.5cm)

■主要装備
特殊 バックライト搭載スイッチ
電装 1灯LEDライト、ソーラーオートテール
車体 2本パイプ式スタッガード型アレックス(高張力鋼)フレーム
車輪 WO規格26×1+3/8インチ(幅37mm)ハードランナータイヤ、ステンレスリム&スポーク
積載 ステンレス製バスケット、インナーバッグ、パイプリアキャリア、片足スタンド、サークル錠
装備 標準サドル、サドルガードマン、インサイドベル、端子カバー
■特徴
▼特徴
小学校高学年もターゲットに含めた、ビビSSの派生モデル。
子供が大きく成長してもしばらく乗り続けられる様に、26インチというサイズを選択。
最低サドル高を10cm近く下げて、身長135cmから搭乗可能にしてある。
更にホイールベースも8cm短縮し、クランク長を標準の165mmから152mmに短縮。
小柄で脚の短い子でもペダルを漕ぎやすいクランクの長さにしてある。

▼電池の互換性無し
最低サドル高を下げる為に、フレームをバッテリーにギリギリまで低く下げている。
その為、3.0Ahより大きいバッテリーに交換できない。3.0Ah以外との互換性が無い。
成長した子供は行動半径が広がるので、3Ahかつ経年劣化したバッテリーでは航続距離が不足する。
「これすぐバッテリー切れるから要らない」と、結局使わなくなってしまわない様に注意。
▼家族での共用
子供が成長した後は小柄な祖父母が近距離の買い物に使う等、
数年で御役御免にならずに、他の家族が引き継いで長く使えるアテがあるなら有効。
▼バッテリーライト
電動アシスト車の補助的なメリットとして、駆動用の25.2Vバッテリーからライトの電源供給できるので、
ライトが明るいのが利点。ハブダイナモの様な微細な駆動抵抗も生じず、帰りの遅い夜間走行に強い。



◆リチウムビビ・ライト《3.1Ah》(パナソニック)

型 番 BE-ENSF63
価 格 9万9800円(約8万5千円~)
電池容量 3.1Ah(25.2V)リチウム電池
航続距離 強11km、オート13km、エコ20km
重 量 19.9kg
GD値
(26インチ)
3速時GD値:5.5m、60rpm時:19.8km/h
24km/h到達時:ペダル毎分72.8回転
スプロケ 41×21T×内装3段変速(SG-3R55)
サイズ 全長184.5cm、全幅58cm、軸間距離117cm
適応身長 142cm~(サドル高:74~87cm)

■主要装備
特殊 バックライト搭載スイッチ
電装 1灯LEDライト、ソーラーオートテール
車体 2本パイプ式ループ型アルミフレーム(HSC合金)
車輪 WO規格26×1+3/8インチ(幅37mm)ハードランナータイヤ(サイドが白色)
アルミリム、ステンレススポーク
積載 丸型樹脂製バスケット、片足スタンド、サークル錠
装備 標準サドル、サドルガードマン、インサイドベル、端子カバー
■特徴
▼特徴
車重19.9kg軽量化に特化したビビの派生車種。
前カゴ装備しつつも、オフタイムやシュガードロップなど20インチ小径タイプよりも軽いのが売り。
非電動のママチャリ並の軽さなので、駐輪場やスロープなど、非電動と同じ感覚で取りまわしできる。
小柄で非力な人には大きな利点。航続距離が伸び、出足のアシスト感も軽快になる。
その分、軽量化にはコストが掛かる。価格設定はやや高めで割高感がある。
▼軽量化の工夫
前カゴ装備のまま軽量化を実現する為、まずリアキャリア(約2kg弱)を非搭載に。
ステンレスリム(非常に頑丈だが凄く重い)を使わず、軽いアルミリムに変更。
鉄製のアレックスフレームではなく、軽量HSCアルミ合金フレームに変更。
カゴはステンレス製(重い)ではなく樹脂製に、サドルや泥よけも軽量タイプ、
その他シートクランプ等細かいパーツをアルミ製にして軽量化、等。
細かい変更の蓄積で4kg以上の軽量化を実現。
▼内装3段&チェーン
軽量化の一貫なのか、内装3段変速ハブも通常使われる「SG-3R40」ではなく、
アルミケースの「SG-3R55」という上位種の内装3段ハブを採用。
通常のラチェット式クラッチと違い、ローラー式クラッチ(サイレントクラッチ)を採用。
タイヤを空転させた時に「チキチキ…」とラチェット音がしないので静粛性に優れる。
チェーンも他のビビシリーズと違うHGチェーン(厚みが若干薄い)タイプ。
▼デザイン
カラーは3色とも明るめの色で、タイヤ横もホワイトリボンが入り軽快感を引き立てる。
ビビステップと違い、普通のフレームサイズなので大容量バッテリーとの互換性も確保。
サドルはスポーツコンフォートサドルに近い形状。



◆パスナチュラT《2.9Ah》(ヤマハ)

http://www.yamaha-motor.jp/pas/lineup/natura-t/

2011年モデルスペック
タイヤ 26インチ型 24インチ型
型 番 PZ26LT PZ24LT
価 格 8万5800円(実売約7万4千円~)
電池容量 2.9Ah(25.9V)高耐久リチウム※定格2.7Ah
航続距離 強11km、標準13km、エコ16km
重 量 23.6kg 23.2kg
GD値 3速時GD値:5.5m
60rpm時:19.8km/h
24km/h時:毎分72.8回転
3速時GD値:5.1m
60rpm時:18.5km/h
24km/h時:毎分77.9回転
スプロケ 41×21T×内装3段(SG-3R40) 41×20T×内装3段(SG-3R40)
サイズ 全長189.5cm、全幅56cm
軸間距離117.5cm
全長178cm、全幅56cm
軸間距離111.5cm
適応身長 143cm~(サドル高:73.5~88cm) 141cm~(サドル高:72~87.5cm)

■主要装備
特殊 アシストレベル★×3、※SPECは非搭載
電装 0.5W×1灯LED丸型ライト、リア反射板
車体 低床U字型アルミフレーム
車輪 WO規格26×1+3/8インチ(幅37mm)タフロードタイヤ(中国製廉価品)
ステンレスリム、鉄スポーク
積載 樹脂バスケット、ステンレスリアキャリア(クラス27)、両足スタンド、パーキングストッパー
装備 ふっかふかサドル
■特徴
▼モデル構成
ヤマハのラインナップの中では最廉価グレード。
容量と特徴 ヤマハ版 ブリヂストン版
8.1Ah+強化アシスト PASナチュラLスーパー アシスタリチウムロイヤル
8.1Ah+通常アシスト PASナチュラL 該当モデル無し
6.0Ah+豪華装備 PASナチュラMデラックス アシスタリチウムDX
6.0Ah+通常装備 PASナチュラM 該当モデル無し
4.3Ah+旧フレーム PASナチュラS アシスタリチウム
2.9Ah+旧フレーム PASナチュラT アシスタリチウムライト
▼特徴
SPEC非搭載の「ヤマハ PASナチュラS」の廉価版
タイヤ、サドル、ライト、テールランプ、等の各部を廉価パーツにダウングレードして低価格化。
スポークもステンレスではなく鉄製。メッキ塗装が剥がれると錆び易いので注意。
▼バッテリー
2011年モデルの「長寿命バッテリー」の2.9Ahバージョンを搭載。
実は前年度モデルの「パスリチウムT」と、バッテリーケース以外の中味は殆ど同じ
だがバッテリーケースが盗難防止も兼ねた新形状に代わり、本体取り付け部も変わったので、
旧タイプの高耐久バッテリーとの互換性は基本的に無い。
いくら長寿命バッテリーでも、僅か2.9Ahの容量では「1回の距離は短い」と言う宿命は変わらない。
あくまで近距離限定で使用する場合に“のみ”効果を発揮する。
長寿命バッテリーの詳細は、「■長寿命バッテリー」の項目参照。
▼アシスタリチウムライトとの違い
ブリヂストン製のOEM車種「アシスタリチウムライト」と内容は殆ど同じ。
パスナチュラTの方が装備が簡略な分だけ、価格が僅かに安い
ロック連動ハンドルストッパー(一発二錠)ではなく普通のハンドルストッパー(くるピタ)になり、
LEDが1灯になる。サドルはナチュラTの方が少し豪華(上位モデルと同じタイプになる)。
一発二錠と2灯LEDが必要ないなら少しお買い得となる。



◆アシスタリチウムライト《2.9Ah》(ブリヂストン)

http://www.assista.jp/lineup/A6L39/

2011年モデルスペック
タイヤ A6L30 A4L30
型 番 PZ26LT PZ24LT
価 格 8万8800円(実売約7万6千円~)
電池容量 2.9Ah(25.9V)高耐久リチウム※定格2.7Ah
航続距離 強11km、標準13km、エコ16km
重 量 24.7kg 23.8kg
GD値 3速時GD値:5.5m
60rpm時:19.8km/h
24km/h時:毎分72.8回転
3速時GD値:5.1m
60rpm時:18.5km/h
24km/h時:毎分77.9回転
スプロケ 41×21T×内装3段(SG-3R40) 41×20T×内装3段(SG-3R40)
サイズ 全長189cm、全幅57cm
軸間距離117.5cm
全長180cm、全幅57cm
軸間距離111.5cm
適応身長 137cm~(サドル高:73~88cm) 136cm~(サドル高:72~87cm)

■主要装備
特殊 アシストレベル★×3、※SPECは非搭載
電装 0.5W×2灯LED丸型ライト、リア反射板
車体 低床U字型アルミフレーム
車輪 WO規格26×1+3/8インチ(幅37mm)タフロードタイヤ(中国製廉価品)
ステンレスリム、鉄スポーク
積載 樹脂バスケット、ステンレスリアキャリア(クラス27)、両足スタンド、一発二錠ロック
装備 標準サドル
■特徴
▼特徴
上記ヤマハ製「パス リチウムT」のOEM車。OEMなので性能は殆ど同じ
パスリチウムTより細かい装備品が少し豪華になり、価格が僅かにUPする。
LEDライトが1灯ではなく2灯に、ロックが通常のパーキングストッパーでなく一発二錠に。
代わりにサドルは「ふっかふかサドル」では無く、ごく一般的な形状のサドル(車体写真等を参照)になる。
▼適応身長
PASナチュラMとOEM車なのに「最低サドル高」「適応身長」の表記が結構違う。
これはサドルの形状と厚みの違いと、サドル高測定時の計測基準の違いによるもの。
例えば「ヤマハ:両足爪先が着く」「ブリヂストン:片足をペダルに乗せもう片足の爪先が地面に付く」等、
同じフレームを使っていながらも両者の測定基準が違う為に、設定値の差が大きくなる。







装備品の違い

この近距離向けの価格帯は下位モデルゆえ、
上位モデルに比べて各種装備品が省略されていたり、廉価パーツを使っていたりする場合がある。
ただし年々改良され、最近は低価格帯でもステンレスパーツ等の上級装備が増えている。

■装備品が上位モデルよりも廉価パーツになり易い箇所(あくまで例。実際は車種により異なる)
装備箇所 下位モデル 上位モデル
前照灯 電球式ライト LED式ライト
テールライト 無し(反射鏡のみ) オート点灯LED
タイヤ 中国製無銘品
安物はグレード銘付かない
「マイティロード」等の
グレード銘付き
リム アルミ製の廉価グレード ステンレス製
スポーク 鉄製 ステンレス製
リアキャリア メッキ塗装の鉄製 ステンレス製
ハンドルロック 非装備 くるピタor一発二錠orスタピタ
サドル 廉価タイプ コンフォート機能等が付く
グリップ 硬いプラスチック製 柔らかいラバー素材等
エルゴ形状等
ドレスガード 非装備 標準装備
ママチャリタイプの場合、主に上記表の様な箇所がグレードダウンする事がある。
特にリアキャリアとスポークが鉄製の場合、長く使うと角の塗装が薄くなって錆びが浮いて目立つ様になる可能性がある。
重量的な負荷も強く掛かる箇所なので、特に子供乗せ自転車として使う場合には強度低下に注意が必要。
場合によっては最初からステンレス製の上位モデルを選んだ方が、錆びたスポーク交換等の工賃が掛からず結果的に安く済む事もある。











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最終更新:2011年08月19日 00:18