人外と人間

少女と使い魔 猫科・和姦・獣

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少女と使い魔 ◆UKyMkMKFDc様

「ん、んっふあ、っあぁあ!」

ほの暗い部屋のベッドが、ぎしぎしと軋む。
黒くうごめくものの下では、四つん這いになって黒髪を振り乱し、シーツを握りしめた少女が淫らな鳴き声を上げていた。

「は、ぁあああ!あろ、っアロン、待っ、やぁ!」

よく見れば、それはしなやかな肢体を持った黒豹だった。アロンが腰を躍動させる度、リリアの口から歓喜の悲鳴が零れ落ちる。
白い背中を一舐めすると、獣はリリアの耳元で囁いた。

「嫌だと言うなら、何故その様に誘うように鳴くのだ、マスター?」

低くかすれた声ですら、耳からリリアを犯した。子宮が疼くように熱を帯び、雄をくわえ込んだまま、リリアは無意識にアロンに下半身を擦り寄せた。

「リリア、マイマスター。何と淫らなことだ。男に体を開いたこともない癖に、使い魔にその身を許すとは。」

異形の者に犯され、言葉でなぶられ、リリアの理性は既に快楽によって押しやられていた。女という性が求めるままに、頂点を目指していた。

「ひゃぁんっ!あっあっああ!ふぁあああ!そこ、あっ、やだあああ!」

外の喧噪とは対称的に、部屋の中はリリアの声が響く以外は、不気味なほど静かだった。
愛する主人の嬌声に、アロンは身震いした。火傷を負いそうなくらいに熱く渦巻く感情が、胸の奥からこみ上げる。
リリアを穿ち、支配しても昇華されない激情に任せ、彼女の肩に牙をたてた。
食らいつかれた痛みにリリアが非難の声を上げたが、アロンはといえば、舌に広がる血液の、その甘美さに酔いしれていた。

「バカ、痛いっ…!」
「…もう少し可愛げでもあれば、文句なしなんだがな…」
「何言ってっんあっひゃあああああ!」

拳で殴られたことで、剣呑さを帯びた瞳を細めて、アロンは腰を一気に突き入れた。陰茎の先は子宮の入り口で止まり、ぐちぐちと焦らすように緩慢に犯す。
先のような勢いの代わりに、ゆっくりではあるが確実に快感を突かれ、リリアの目尻から涙が落ちた。
口の端から涎をたらし、首筋まで真っ赤に染め快楽を享受する様は淫靡で、淫魔ですらこんなにも美しくはないだろうとアロンは思った。
自身を締め付ける間隔から、終わりが近いことを知る。アロンはぐっと身を屈め、リリアの耳元に顔を寄せた。

「リリア」

普段とは比べものにならないほど、異性を感じさせる声が、頭に響いた。

「リリア、リリア、リリア…っ!」
「だっ、アロ、あっあっ!いっ、いく、いっちゃうぅ!」
「ああ、っ、いけ…!」
「アロンっアロっ!やっ、ぁああああああんっ!!」
「リリアっ…」

吐息が、言葉にならないままリリアに届いた。
リリアの胎内で、熱が弾けた。







情事の香りが濃厚に残っている。
行為が終わると同時に、崩れるように眠りについたリリアに、ほんの少しの罪悪感を抱きながら、アロンはシーツを肩までかけてやった。隠れてしまった赤い傷痕が、ちくちくと地味に責める。
瞼にかかった髪を避けてやると、塩辛い味がした。
刺すようなそれに息苦しさを覚え、逃げるように、アロンもまた眠りについた。






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