ちえのかげ
CV:堀江由衣

公式

マヨナカテレビに映り、テレビの中の世界に引き込まれた天城雪子を救出する途中で主人公達が遭遇した、里中千枝のシャドウ。
陽介の影と同じく雪子たちと違い、間接的に干渉しているため、通常の(制服姿)姿で現れる。

一番の親友である一方、人としても女としても劣等感を抱かせる対象でもある雪子から「頼られている」「頼らせたい」という、千枝の内面に渦巻く「歪んだ優越感と嫉み」から生まれた。
常に薄ら笑みを絶やさない一方でまるで笑っていない目と、高慢で「女王様」然とした言動・口調が特徴。
千枝に完全に否定されたことで暴走した影は、無数の八高生徒の上に居座り女王の如き立ち居振る舞いを見せるペルソナ・トモエといった姿を取る。

非公式

優越感と劣等感という相反する感情を同時に内包したこの影は、シンプルな浅はかさを前面に押し出した陽介の影と好対照をなしている。
ただ、影の言動を良く見ていると「自分がいてあげないと駄目」以外には雪子を攻撃するような言葉は一切吐かず、親友の長所を賛美する方に重点を置いている事に気づくだろう。
雪子が自分を頼るという事実にはしゃぐのみで、そんな彼女の何がどう駄目なのかを(「実は気が弱い」とか「自主性に乏しい」などと)あげつらったりもしない。
つまり、千枝の影は、その一点以外はむしろ雪子を過剰に神聖視しているのである。
雪子が(千枝の中で)「完璧な存在」であるが故に千枝は劣等感を感じているのだが、千枝が自分の自尊心を満足させるためには雪子は(千枝から見て)「完璧な存在」でなくてはならないのだ。
雪子を神聖視し、その雪子に頼られることを自分の価値の拠り所にするというプロセスは、神格化した存在との同化によって劣等感から自我を防衛する行為に他ならない。
無数の女生徒を踏み台にした影の姿も見方を変えれば、彼女らに支えられて、ようやく存在できているとも言える。
劣等感を誤魔化す為に歪んだ優越感を生み出し、人当たりの良い仮面でそれらを覆う。そんな彼女の影が示していた真実とは自分に対する「自信のなさ」であり、その全てに雪子という親友の存在を関係させる心の有り様を総括して平たく言うと、つまりは重度の友達依存である。
或いは、親友に抜き差しならない依存心を抱えていたのは、彼女の方だったのかもしれない。

戦闘スペック

専用物理スキルの「底知れぬ妬み」が少々やっかいだが、行動パターンがある程度決まっている+明確に弱点があるので、それに応じた対応を取れば負ける可能性は低い。

なお、トモエは氷結魔法を使うのに対し影の方はなぜか雷撃魔法を使ってくる。
繰り出す前のターンに電撃弱点を持つ陽介の方をじっと見つめる行動をとるので、すぐさまガードを命じよう。

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最終更新:2018年09月16日 14:37