たつみかんじ
CV:関智一

生年月日・星座:1996年1月19日−山羊座(1995年生まれ−水瓶座と誤植された)
身長:183cm
体重:65kg
血液型:A型

メガネ:フレーム/メタル(デザインと色入りレンズのオシャレ具合から、プラメタルの可能性も?)
レンズタイプ/オーバル(面が黒いためサングラスモチーフと思われる)

公式

八十神高等学校に通う一年生で、主人公達の後輩にあたる男子生徒。
所属クラスは一年三組。

本作における「皇帝」コミュの担い手。
一人称は「オレ」。

筋金入りの不良として八十稲羽のみならず稲羽市中で恐れられている存在で、過去に「1人で暴走族を潰した」という伝説まで残している。
目つきが悪く、耳と鼻にピアスをしており左こめかみに傷跡と一見近づきがたい風貌をしているが、根は極めて真面目。恩義のある主人公達には「先輩」の敬称を欠かさないなど、上下関係にも明確な線引きをしている。
そのためか同学年の久慈川りせクマへの態度は無遠慮に見えるが、それが彼の通常運転である。
また、幼なじみの小西尚紀愛屋の店主など昔から彼を知る者からは不良として有名になった現在でも信頼されている。
同じく同学年の白鐘直斗の事は男性であると思っている頃から意識し、彼の同性愛者疑惑を深めたが直斗が女性と判明してからも想いは変わらないようだ。
ペルソナ倶楽部P4によれば直斗との出会いは完二的最高ランクに位置する出来事らしい。
当の直斗からは全く気づかれておらず彼女絡みとなるイベントも少ないが、P4Gではスキーで直斗に個人指導することとなり、倒れこんできた直斗に赤面して倒れるなどある意味彼の願望が叶うイベントが追加された。
昔から親交のある天城雪子からは風当たりが強く、完二自身も畏怖の念を抱いている様子。(「P4U」で雪子と対戦する時は尻込みしている)

基本的には真面目であるため、特捜隊メンバーの中ではそこそこ常識的な部類に入るがどうにも直情径行で思い込みが激しい側面があり、些細な事で過敏な反応を示したり暴走したりすることがままある。
特に後述のソッチ系ネタでの反応は相当であり、そのあまりの過剰反応から救出後も度々彼はソッチ系ネタでいじられることに。
総じて、彼の特捜隊での平常時の立ち位置は弄られ系のツッコミと言える。

幼い頃に父親を亡くしており、現在は母親と二人暮らし。父は仕事中に突然倒れて病院に運ばれ、そのまま完二の目の前で亡くなっており完二にとって病院はトラウマとなっている。唯一の家族である母へは口先では悪態をついているものの非常に大切に想っている。
「族を潰した」という逸話も、元を辿れば騒音で不眠症になった母を思っての行動であり親を想うという気持ちが出発点ではあったが、直情的で粗暴なために「伝説」を作ることとなった。
Persona4 the ANIMATION」では、この話を聞いた花村陽介から「アグレッシヴな親孝行」と評されている。

何もしていなくとも警察から一方的にマークされたり疑われることが多く、完二もそのような態度をとる警察を嫌っている。例外的に、堂島遼太郎は上記の暴走族騒動の真相を知っていて彼の行動の短絡的な点を咎めつつも悪事を働く人物ではないと確信しており、主人公と友人になっていることを知ってからは知り合った経緯を不審に思いつつも保護者的な態度で接しており、他の警察から完二が疑われた際には彼の弁解を行っているなど完二も堂島のことは特例として信頼している。

実家は稲羽市中央通り商店街北側に位置する老舗の染物屋「巽屋」。
趣味は裁縫(編みぐるみはものすごく凝っているらしい)で、「フサフサ」「ふわふわ」「ヒラヒラ」といった「可愛いもの」に対して目が無い。
ペルソナQでは手芸部の部活を覗いている事が明かされ、どうやら入部したい模様。
原作ゲームでも放課後の待機場所は家庭科室前で中を覗くように立っており、話しかけると激しく動揺する。
ダンジョン内やジュネスでも、着ぐるみ然としたクマの姿を見て「触っていいか?」と尋ねたり、時にはキツネをうっとりとながめていたりもする。
学業は「まるっきりのからっきし」だが手先が器用で、堂島菜々子の夏休みの宿題である工作を肩代わりしていとも簡単に車型のものを完成させている。
また完二の影の発言からして、絵を描くのも得意であるようだ。

久保美津雄確保後の打ち上げの提案に際しては「味見くらいならできるぜ」と謙遜するにとどまっているが、主人公と同様彼もかなりの料理スキルを持っていることが小西尚紀とのイベントで語られている。
PERSONA4 DRAMA CD Vol.1においては、女性陣を差し置いて主人公と共に鍋料理の下ごしらえをする様子も描かれている。
P4G追加イベントのバレンタインデーではクマを模したチョコレートを自作している他、夜間外出時の会話では餅や鍋のオリジナルレシピについての話が聞ける。

このように料理、裁縫と家事系のスキルが下手な女子よりも高い。
(彼と絡みの多いりせも「女子力で負けている!?」と自信喪失するほど)
だが、幼い頃にこれらの女性的な趣味・特技を持つことを周囲からからかわれた事があり、これがきっかけとなって自ら周囲に壁を作るようになり彼が不良となる原因になった。

里中千枝ほどではないが食べ物に関する話題を挙げることが比較的多い。ただし料理自体はからっきしの千枝とは違い、前述のように彼の場合は料理を作るのも得意である。彼の弁によると、母が大量に食事を作るらしいが彼の食欲のため大量に作っているのか、この食事で胃袋が鍛えられ大食いとなったのかは不明。
好きな菓子はおっとっとホームランバーで、ホームランバーは彼を通じてクマの好物となる。
またオムライス作りの準備の際、酒を買おうとしていた(料理酒という説明もない)ため、飲酒経験もあると考えられる。

大和撫子然とした外見とは裏腹に天然な性格も手伝って騒動を巻き起こす傾向にある雪子と同様に「見た目とのギャップが激しいキャラ」と言える。

最初は不良として登場するが、マヨナカテレビに登場した彼の影の所為でアッチ系という印象の方が大きかったりする。実際のところ、彼自身がアッチ系という事は全く無い。影の言動も彼の抱える苦悩が極端な形で顕在化してしまった結果であり、陽介は「性質悪く暴走している」と評し、影を受け入れる際の完二自身は「男だ女だじゃなく、拒絶されることにビビッて自ら嫌われようとしているチキン野郎」な面が形になったものと見ている。
林間学校では千枝達の水着姿を見て鼻血を出したり、伏見千尋を見て頬を赤らめ「カワイイっスね・・・」とつぶやくなど、年相応の男子らしい反応もするので「アッチ系」というよりは一般人よりも血の気が多く、女性関係に関しては非常にウブだと思われる。
と思いきや『ゴールデン』では陽介に「密着」されてテンションが上がったり、海水浴では際どいブーメランパンツ一丁で登場する、上記のように男衆のバレンタインデーでは主人公へチョコを作ってきたなどもはや完二における鉄板ネタとなっており、アトラス的にもアッチ系のネタは断つ気はない模様。
『マヨナカアリーナ』での煽り文句は「戦慄のガチムチ皇帝」となっており、やはりこれがネタとして使われている。

自称特別捜査隊のメンバー中最も長身で、体重も最も重い(ただし、実際にこの数値だと長身なだけのモヤシ体型になってしまう)。
また「Persona4 the Golden ANIMATION PRODUCTION PROGRAMS」の設定資料集によれば、作画設定上の身長は185cmになっている。
これは作画時のキャラ対比のために設定されたものなので実際の設定身長と同じという訳ではないが、描かれる際には身体が大きい事を見せるために設定身長より大きめに描かれていることが分かる。
一方、高校1年で1月生まれのため特捜隊メンバー中クマを除き最年少であり、P4Gでは原付免許が取得できないでいる為、他メンバーがバイクを運転する中唯一自転車である。また、暴走族を潰した際には自転車で追いかけて潰したと語っている。P4Gでは3学期編が追加されたため1月に誕生日を迎えるが本人の頭の問題か「大人の事情」か、作中では最後まで自転車である。

体格と厳つい面持ちのため実年齢よりもかなり上に見られることが多く、彼のコミュに登場する少年やマリーからに至っては「おじさん」「オッサン」と呼ばれている。

暴走族潰しの件のように体格もあって腕っ節はきわめて強いが、格闘技などに精通しているという訳ではなく(初期の武器としてプロレスでの定番凶器であるパイプ椅子を使っていたり、プロレス用語のセメントを口にするなど、プロレスの知識を齧っている様子はある)、あくまで我流の喧嘩闘法である。
ただし、筋はかなり良いらしくP4Uでは本物の格闘家である真田明彦も「力任せに見えてそうではない」や「見所のある奴」、闘ってみてお互いに「いい拳だった」と言うなど、彼のセンスを高く評価している。
なおその暴走族潰しの際の戦い方も、「あんなのチャリで十分」と『自転車で現れた』上、「統率が取れてない」からと『わざわざ整列させた』上で勝利したことがP4Gにて本人の口から語られている。
加えてアニメ版でそれにかなり尾ヒレがついて『100対1のケンカに勝った』『潰した暴走族の新しい総長になった』と彼の『伝説』の一端が語られている。

しかしそんな設定を持つ一方で、彼の身長と体重は非常にアンバランスに設定されており、医学的な標準から見て10kg近く軽い。
(筋肉は脂肪より重いため、筋肉質の人間の体重は標準と同じか、むしろ重くなるのが正しい)
これでは引き締まった身体というより、脂肪も筋肉も無いもやし君である。
もっともこれは彼に限ったことではなく、陽介やりせ、ひいては日本製の創作物における青少年全般に言えることなのだが…。

ミス?八高コンテストではりせにメークアーップ!してもらったがとても気持ち悪い出来になった…生徒からもとても不人気だった。しかし本人は女性陣に懐柔された挙句、持ち前の前向きさと度胸のため最終的にはやる気になっており(アニメ版では「出るからには咲くっきゃないっしょ!」と決意を語り、陽介を大いに焦らせたうえ、鳴上もやる気にさせた)「なんでダメだったのか?」と自覚が無い。なお、メイクを担当したりせによると、この場面ではウケ狙いに走るしかなかったとの事。

夏服では肩にドクロの刺青が見られるが、女装・水着等のイベントでは見られないためタトゥーシールの類であると思われる。

皇帝コミュでは編みぐるみを地元の少年に作ってあげ、少年から女友達や親たちにも作ってほしいと頼まれたり商品として売ってほしいと言われた事から店の商品にしようと考え(主人公には「母親に売るよう言われた」と話しているが、完二の母の話によると生活の足しにするよう完二から提案し、照れくさいためこのように言っていたようである)、後には実際に巽屋店頭に自作のぬいぐるみが販売されて中々の評判となっている。
ゲーム終了後から1年後が舞台の小説「ペルソナ×探偵NAOTO」では、直斗が向かった先である八意市のジュネス店舗で「タツミブランドのあみぐるみ」という彼が関連していると思われる商品が発売されており、黒神創世の妹である黒神愛のお気に入りとなっている(P4Gの後日談で、ジュネス八十稲羽店で地元特産品コーナーとして商店街と共同企画を立ち上げたことから、これから発展したものと考えられるが詳細は不明)

P4Uの彼のストーリーでは、ゴールデンウィークに戻ってくる主人公のために夜なべしながらぬいぐるみを作っている折に、誤って転倒しテレビの中に落ちた。徹夜していたこともあり夢だと信じこんで戦いに参加した。
その後も状況を把握できていない場合が多くギャグに回る場面が多いが、ラビリスとのやり取りでは漢として彼女を後押しするなどしている。

P4Gの後日談では不良を卒業したということなのか、特徴だった銀髪とオールバックの髪型をやめて黒髪に七三分けとなり、メガネをかけた。その別人のようなの変わり様から周囲からネタにされていた。
1月に堂島たちとジュネスに買い出しに行くと伏線ともとれる雪子と完二の会話が見られる。

漫画版


関連書籍(小説等)


戦闘スペック

力・耐・HPが非常に高い。反面、魔の値が極端に低くSPも少ない。
パーティ参入時の初期スキルがジオンガである為、加入したばかりの状態では数戦ダウンを奪うだけでSPが切れてしまう。

P4では速も低く、全体物理スキルもチャージは覚えないため、序盤〜中盤の使用率はかなり低い。しかし、Lv73で習得する物理攻撃スキル「イノセントタック」の威力は、2発で千枝の「チャージ→ゴッドハンド」コンボ1発分に相当、力の数値次第ではそれを上回る威力をたたき出す。マハタルカジャを習得するのでさらに攻撃力を底上げすることも可能。
Lv99まで成長させきった素のHPは主人公を凌ぐ。
どちらかと言えば大器晩成型のキャラと言えるだろう。

ただし、攻撃力・HPともに素の値が高すぎる為、育ちきった後は装備による補正はあまり意味を成さないという側面がある。
上記の千枝との物理攻撃力比較のケースでも、千枝は装備品で力を最大+25することができ、それがそのままダメージの増加に繋がるが、完二は同じ装備をしても数値がカンストしてしまうためにダメージは伸び悩み、最終的にはチャージの分だけ逆転されることになる。

P4Gで仕様変更され、待望のチャージがコミュランクアップの追加スキルとして加わった。これにより千枝とのスキル差が無くなり、イノセントタックの圧倒的性能も相まって物理アタッカーとしてトップの地位を確立するなど大幅強化された。またマハスクンダも習得するため、命中率の問題も解消できる、魔を除けばほぼ穴は埋まったことになる。

バイクイベントの追加スキルにメディア系があるがメディラマ止まりのため、貴重な自由行動の日数を消化する意味は薄い。
治癒促進系スキルが追加されたため、高いHPもあって物理系スキルを使いやすくなった。ジオ系はダウン目的にマハジオンガで止めておき、ブースタ枠に治癒促進を追加するというのもありだろう。

最終段階のペルソナに転生すると、全体に確率で気絶もしくはダウンさせる「漢の花道」を覚える。
SP消費が30と少ない上に弱点の無い敵にも効果があり、任意で発動させられるため総攻撃を誘いやすい、使い勝手のいいスキルである。ただし、クリティカルや弱点を突いたわけではないので連続攻撃は不可。

対戦格闘ゲームのP4Uにおいては重量級の投げキャラという位置づけになっている。
機動力が非常に低く、一つ一つの技も大振りで小回りが利かない。
しかし攻撃力と体力の高さは原作に準拠しており、一度接近してしまえばガード不能の大ダメージ投げ技である「串刺しだぁ!」を軸とした択一攻撃で相手にプレッシャーを与える。
体力に関しても全キャラ中最大を誇り、ヒットすれば相手を感電状態に出来る優秀な逆ギレアクション「うざってぇ!」を持つなど、防御面においても光るものを持っている。
複雑なコンボを入力せずとも大ダメージが叩きだし易いのも魅力。

ペルソナ


考察

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最終更新:2018年07月21日 21:44