愛と情熱のリビドー大会

ゆっくり編集していってね!

定例、愛と情熱のリビドー大会を始めます
一試合(2ラウンド)先取です。
参加人数は運営含めて16名までとさせていただきます。
ホストは基本的に上の人が勤めてください。
クラ専はhamatiで可とさせて頂きます。
リプレイは、参考にしたいと言う方が居るかもしれないので、出来れば取っておいてください。
ズレた場合は、取得ラウンドをズレる前の状態にしてから再戦してください。

エントリーは今からです。

以下テンプレ

エントリー時

【エントリー名】
【使用キャラ】
【迸るリビドー】

対戦時(ホスト側)

【IP:Port】
【試合】
【自分】
【相手】

勝利側

【試合】
【勝者】


【エントリー名】キンカン
【使用キャラ】萃香ちゃん
【迸るリビドー】萃香ちゃんくんかくんかくんかくんかスンスンスンはふっはふっ!
ちっちゃいおむねのヌクモリティ!!潤いトリニティ!!デリシャスビーンズはふっはふっ!

一回戦終了後・・・

キンカン vs D,Apple
hokke vs intel@クラ専
ryuuya vs 妖夢とじごーざん
おおやんvs十五夜咲夜

それでは二回戦を開始してください

参加賞の発表です
今回は前回の失敗を踏まえ、みなさんのニーズに合わせて選択式にいたしました

1:ポエム150文字
2:ポエム100文字(コテつき書き込み)
3:ポエム50文字+絵

みなさん好きなのを選んでね!
もちろん優勝・準優勝者にも素敵な賞品を用意しております


敗退者のポエム


遠くの君は空気のようで
仲間と談笑しているときも
心は少し曇りがち
愛想笑いを浮かべていても
周りのものから浮いているようで

出会った君は素敵な巫女
時折覗ける優しい笑顔
愛想笑いに見えてたけれど
それは間違いだったんだね
ほんとに優しい素敵な巫女

普段の君と過ごす時間
今日ものんびりお茶を啜る
そんな君に好きだといったら
「変な奴ね」と君は笑って
無言で肯き返してくれたね
忘れられない大切な瞬間

近くの君は空気のようで
いつも傍ら寄り添いあって
それだけで僕も彼女も満足
僕も自然に笑顔になるよ
お互いはなれることはできない
それは漂う空気のように
欠かせない存在になっていたんだ



遥か三途の川に咲く彼岸花 川のせせらぎ
サボりの君の寝息 コスチュームの下 無数のラビリンス

からまってるコレはなんだ?
ハミ出してるそれはなんだ?
ドキ☆ってる原因はやわらかいこの物体?

ああ 八重霧の空気さで恋してくれ
ああ 不惜のロマンさで愛してくれ
きっと 浮遊霊(俺)は死神(君)とならうまくやれる

アー ベイベ ベイベー



148 :全敵:2008/08/08(金) 23:27:21 ID:OPo2tleQ0
星を肴にいざ宵遊び。
翳る月に誘い夜。
十六夜咲く夜に舞う夢は
華胥の郷すら羨む一夜。
揺れる襞から覗く腿。
溶ける唇 艶の刻。
届かぬ理想にこの指乗せて
今日も夢見る幻想郷。
一縷の光をこの胸抱き
今日もふとももぺろぺろちゅっちゅ



151 :D.Aplle:2008/08/08(金) 23:28:04 ID:.IwjDVrE0
僕は君を愛している
君は僕を愛してるのかな?
聞くのはよそう、想像を絶する悲しみが襲うから
僕はヒキョウだ
おれパンチんグマしンで10とか普通に出すし
だけど君のためなら
例え風の中、嵐の中、風の中
バラバラに引き裂かれても
どんなてのこうの中でも君を助けに行くよ
どんな天候の中でも君に会いに行くよ
ヒキョウな僕でも君のためなら…

僕はキングベヒんもス
忍者なんてボコボコにしてやるよ




178 :十五夜(ry:2008/08/08(金) 23:36:09 ID:cfX52a660
太陽の日差しが照っている夏の暑い日 あの人は立っていた。

その視線はどこに向いているのだろう、僕は自然と彼女の視線を追っていた。

その先には彼女の仕える人が夏の木陰で涼んでいた。

あぁ、彼女にとっての一番の人はやはりあの人なのだろう。

僕にとって彼女は一番大切なもので、他には何もいらないのに。

時が止まったかのように僕は彼女を見つめていた。

彼女の誰もが心を奪われるような宝石のような目、透き通った銀髪、透き通るような唇、その触れれば壊れてしまいそうな繊細な指先に至るまで彼女は美しい。

僕では彼女の一番になれない、でもせめて二番になれるよう、僕は君との時間をすごして生きたい。

例え、それが儚く散る夢のようなことだとしても。

文字数カウントしてないけど余裕で超えてるよね!(`・ω・´)



君と出合ってもう2年。
今まで本当にありがとう。

最初は全然スキじゃなかったのに
気がつけば僕は君の虜さ。

いつも君のことが頭から離れない。

どうすればもっと君に近づけるのか
いつもそんなことばかり考えています。

今はまだまだへたっぴだけど
大好きな君と一緒に頑張りたいな。

これからもよろしくね。

星に乗せて
魔理沙へ届け
この想い
天まで届け
この想い



君は飛び出したどこへ行くというのだろう?
箒にまたがり空を翔る
朝も昼も夜も、まるで
ダンスでも踊っているかのように君は翔る

この箒はご自慢の箒だと君は言った
その火炉は宝物だと君は言った
あの本を借り物だと君は言った
どれもどれも大切だと君は言った
一人じゃないとも、言った
大切なモノに囲まれて
こんなにも大切なモノに囲まれてるのだから
一人じゃないと言った

君は僕に言って聞かせたね
星は願いを叶えるものだと
流れ星に願いを託すように
星座に未来を占うように
星々には人の未来と願いを叶えるのだと言ったね
だから君は言うんだ
星を操る私は願いをかなえられるのだって
星を見上げて君は言ったね

君は自慢げに言うんだ
独りじゃないのは誰かの願いだからって
それは大切なことだって
だから私はそれを知らせに飛ぶって君は言う
春の精のように
君は自慢げに言うんだ
もらった宝物と、願いの分だけ
願いをかなえられるはずだから
孤独な少女に…
それをわからせてやるって君ははにかんだ

内緒だぜって君は、物言わぬ僕の鼻をつついた…



204 :妖夢とじごーざん:2008/08/08(金) 23:42:26 ID:YO6yS8lM0
君は僕の光
君のいるところはいつも蒼天
半身半霊とは思えない動きでいつも相手を翻弄してくれる
だけど僕といったらいつも君に振り回されてばかり
だけど君への愛は人一倍あると思う
君がどう思っているかしらないけど
今は聞かないでおく
さぁ、出番だよ妖夢ちゃん
君にしかできない攻撃を相手に魅せてあげよう



うああぁあうめえええって麦とホップ飲みながらモニター見ながら緋想天やってたんですよ。
無差別スレで。ちょっと疲れたなーって思ったんで
休憩がてらに攻略雑談スレ除いたら、
なんか突発ってスレが見えたんでああまた大会やんのか?って思いながら見てたら
突然後ろからヒュウイーンって音が聞こえたんで
んんん?ってんん?って振り返ってみたら傘差した凄い美人さんが立ってたんですよ。
あれ?これってもしかしてあれ?これってもしかしてあの有名な紫さんかなー?って思ってたんすけど
振り返ってくれたらやっぱりあの紫さんなんすよ
部屋が6畳なんで傘でけえって思いながら見てたら紫さんが「大会出てお願い」ってお願いされたんで
こりゃああもうこんな美人にお願いされたら出るしかねえなああって感じで出たんですよ
その時の気持ちをこの一言表したいと思います。

抱きしめたらすげー暖かそうなゆかりん。oh my yuuakrin attakai!



誰もいない部屋
君の香りだけが残る部屋
朝、目を覚ましても隣を見ても君の寝顔はそこにない
朝食は一人分、つい二人分作ってしまった
今晩からは君の大好きだったお酒も用意しなくていい
家を出るときも、一人
いつも繋いでいた左手がさびしい
テレビを見ていても、膝の上に君はいない

ぼくは君を探す
君がいなければぼくはぼくである資格を、意味をなくしてしまう
ぼくは走る
君の面影を求めて、ただひたすらに走る

一人の部屋はぼくにはいらない
ぼくに必要なのは君だけ
君の小さな体と、大きな笑顔が欲しい
太陽のような温もりと、水のような潤いが欲しい
もう、君以外なにも要らない



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ある夏の明け方に異変が起こった
――神社を倒壊させる程の大地震。
幸いにも異変はすぐに解決し神社も再建された
異変が収まりまた平和な日々が訪れる
巫女は思った、やはりいつもの毎日が好きだと
いつかきっと異変がまた起こるだろう
幻想郷は平和な日々と異変が隣り合わせである
異変が起こるなら 邪魔する者が現れるなら
私が何とかしよう この日々を守ろう
誰のためでもなくそれが巫女の務めなのだ
そのためにも今はゆっくりと休もう



ああ、愛しき人よ
君のその夏山に萌える草々のような美しい碧の髪
清々しい青空と、漂う雲を想起させるその魅惑的なファッション
その髪に絡みつく蛇ように、僕を引きつけて離さないよ
いつか僕を、その頭の蛙のように飲み込んでおくれ

―ああ、早苗さん、ちゅっちゅしたいよ

(※絵とポエムはなんら関係ありません)
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ああ・・・
どうしてあなたはいつも萃香ちゃんばかり?
あなたのスレへの書き込みも
突発でのポエムも
みんなわたしの心をしめつける

ワタシハコンナニアナタヲアイシテイルノニ


このポエム書いた人が描いた雛。普通にうまいね!
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準優勝者による総文字数7610の超大作。罰ゲームってレベルじゃ(ry
優勝者の指定によりパチェ×準優勝者のカップリング&エロ風味なSSになっている。


2008年8月8日金曜日
それは私の今までの人生の中で、およそ最悪と呼び得る日でした
それはその日行われた某柑橘類主催の、愛と情熱のリビドー大会において無残にも決勝で負けてしまうという愚を犯した事に起因します
罰ゲーム内容は私とパチュリーのエロ風味小説というものでした
耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで、つい先ほど完成と相成りました
一週間も経ってしまったことは、大変申し訳なく思います
これが私の罪と罰です、どうかお納め下さい

ttp://momijitocirno.s4.zmx.jp/remilia/uploader/count.cgi?remi0120.zip

  • 形式はwordですので、お間違いなきよう
  • 結構長いので暇な時に読むことをお勧めします
  • 恥ずかしくて死にそうですが、頑張って生きます



彼と彼女の




彼は言った
男「ちょっとまて、いくらなんでもこの罰ゲームは酷い、勘弁してくれ」
ここは紅魔館の中にある図書館の一画
そこで彼は自分の処遇について異議を申し立てたのだが
パチュリー「ダメよ、ゲームとはいえ貴方は負けたのだからその義務を果たしなさい」
小悪魔「そうですよー、そもそも罰ゲームとは言っても私がいつもやってることじゃないですか、それにまだ始めたばかりなのに音を上げないで下さいよ」
ありもあっさりと却下である
男「ぐぬぬ・・・しかしだな・・・」
小悪魔「言い訳は男らしくありませんよー?」
パチュリー「小悪魔は休んでいていいわよ、後はこいつにやらせるから」
小悪魔「はーい、それじゃお外でお散歩でもしてこようかなー、あとサボっちゃだめですよ、リュウヤさん♪」
そう言うと小悪魔はどこかへ行ってしまった
リュウヤ「・・・えー」
パチュリー「ほら、ぼうっとしてないの、やることはいっぱいあるでしょう?」
リュウヤ「・・・ハイ、イッテキマス」
抗議は無駄だと悟った彼は諦めて図書館の奥に向かった



彼は作業をしながら今日の出来事を反芻する
事の発端はどこぞのブン屋が持ってきたカードゲームだった
その名も「東方緋想天」
なんでも人間の里でも妖怪の山でも流行っているらしく、その波が紅魔館にもやってきたと言う次第で
そこは娯楽の少ない幻想郷、さっそくみんなでやろうという事に相成った
最初は何事もなくただ楽しくゲームをしているだけであったが
みんなが小慣れて来た頃、小悪魔が発した一言が状況を変えた
「このままでは何か物足りなくありませんか?次負けた人は罰ゲームというのはどうでしょう♪」
この台詞により、後に第一回紅魔館戦争~遊戯符の編~と呼ばれる戦が勃発
そこからは地獄絵図の阿鼻叫喚、血を血で洗う真剣勝負で
誰しも本気で相手を潰しにかかっていた
曰く、そこには主従も友情も無く、ただただ殺意だけがあった(妖精メイド談)
そんなこんなの骨肉争いをしての結果、パチュリーがトップで彼がドベ
勝者が罰ゲームを決定するという掟の則り、決められたその内容は
「一人で図書館の管理を一週間する」というものだった
そう、この広大な図書館を、だ
なにせ端から端まで歩いて十五分はゆうに掛かるという所からその広さが窺える
これはもう罰ゲームではなく、何かの苦行ではないのかとさえ彼は思った
どう考えても彼の手に余る仕事量だし、例の白黒でも来ようものならどうしようもない
そしてなにより彼は図書館がたった一週間でも整然としていないのは嫌だった
彼女の、パチュリーの曇った顔を見るのが嫌だった
彼女は本当に本が好きだ、いつでも何かしら本を読んでいるし、持ち歩いている
常に無表情ではあるが、その眼差しは真剣で、自分で本を書いている事もある
そんな彼女だ、きっと本は彼女の一部なのだ
なればこの図書館は彼女の分身と言っても差し支えなく
故にこの図書館が整頓されていなければ、彼女は悲しむだろう、と
それが彼にはたまらなく嫌なのだ
そう彼は彼女の事が好きだったのだ
といった具合であーだこーだと思考をぐるぐるループさせ
ついには耐えかねて抗議に行ったものの、あえなく却下
そして現在にいたる
やらないよりはマシと一応に手は動かしつつも、その顔色は暗い
リュウヤ「大体、小悪魔だって妖精メイド達を連れて作業しなきゃ終らないじゃないか」
一人ごちる、そこに

「呼びましたか?」

上から声、見上げると本棚に腰掛ける小悪魔が居た
リュウヤ「・・・なんでいるんだよ、外に散歩しに行ったんじゃなかったのか?」
小悪魔「ええ、ちょっと言い忘れがありまして」
リュウヤ「パチュリーじゃなくて、俺に?」
小悪魔「はい♪リュウヤさんは図書館の管理と言うことを勘違いなされているようなので」
リュウヤ「まさか」
彼はこの図書館に来てそろそろ3年になる
当然パチュリーや小悪魔の手伝いも幾度となくしてきているのだ
そこにつけて図書館の仕事をわかっていないなどと言われるのは、彼には心外であった
しかしそんな彼の心情などお構い無しだ
本棚から降りてきて小悪魔は続ける
小悪魔「いえ、わかっていませんね、もうこの図書館の“と”の字もわかっていません」
リュウヤ「そんなにですか」
小悪魔「いいですかよく聞いて下さいよ、この図書館はパチュリー様と一心同体なのです、つまり図書館の管理にはパチュリー様のお世話と言うものも含まれているのです」
リュウヤ「な、なんだってー(AA略)」
小悪魔「そして、この罰ゲームを考えたのはパチュリー様・・・この二つの符合が意味するのは一つ」
リュウヤ「・・・ゴクリ」
小悪魔「後はわかりますね、いくら鈍いギャルゲーの主人公だって気付いて然るべきです」
リュウヤ「そこでギャルゲーを引き合いに出しますか」
それに、と小悪魔は言う
小悪魔「それに貴方はパチュリー様の事が好きなのでしょう?」
リュウヤ「さぁて、どうだろうね」
小悪魔「ここにきて本音を言わないとは感心しませんな」
リュウヤ「嘘吐き呼ばわりとは心外だね」
小悪魔「嘘吐き」
リュウヤ「まあね」
はぁ、と一つをため息して小悪魔
小悪魔「まぁいいです、図書館の整理の方はいつも通り私がやっておきますから、パチュリー様のお世話はしっかり頼みますよ」
リュウヤ「マジで?いやー、悪いねぇ」
小悪魔「調子に乗んなミートパテにすんぞ、さっさと行け」
そう言って繰り出された蹴りをギリギリの所で彼は回避する
リュウヤ「おお、こわいこわい・・・それじゃ、行ってくるかな」
と歩き出そうとして、動きを止める彼
リュウヤ「そだ、小悪魔」
小悪魔「何ですかまったく・・・」
リュウヤ「なんでこういう後押しみたいな事をするんだ?」
小悪魔「主の幸福を願わない使い魔なんていません!」
リュウヤ「おぉ、言い切ったよ」
なるほどね、と言いながら彼は歩き出そうとして、また足を止める
リュウヤ「おっと最後にもう一つ」
小悪魔「まだあるんですか?」
リュウヤ「・・・・・色々ありがとう」
小悪魔「ええ、どういたしまして、お礼は人間の里にある甘味屋の豆大福三つでいいですよ♪」
リュウヤ「はは、ちゃっかりしてんね、おーけーじゃあそれで」
笑顔で答えた小悪魔と、今度こそ歩き出す彼
二人ともみょんにすっきりした面持ちだった



リュウヤ(んーそうかー、俺がパチュリー好きなのバレバレだったかー
    しかし小悪魔よく認めてくれたものだな、凄く悩んだんだろうな
    正直くっつけようとしてくれるのは有り難いけど・・・
ぬ、よく考えるとゲームの時の小悪魔の提案はそのためか?
    で、レミリアも能力使って勝敗に一枚噛んでいたとか?
    いや、考えすぎだよな、妄想乙)
大体そんな感じであった



時間は少し戻って
リュウヤ「・・・ハイ、イッテキマス」
抗議は無駄だと悟ったのか彼は諦めて図書館の奥に向かった
そして彼が見えなくなると彼女はため息を一つ吐く
パチュリー「はぁ・・・」
そして突然背後から声

「ぱ~~ちぇ~~」

パチュリー「きゃあ!・・・・あ、あらレミィじゃない、どうしたのかしら?」
レミリア「どうしたのかしら?じゃないわよ!何をやっているのよまったく」
パチュリー「な、なんのことかしら?」
レミリア「この期に及んですっとぼけようってのかい!とっくにネタは上がってんだよ!べらんめぇ」
パチュリー「なんで江戸っ子かしら」
しかも証拠は無い
レミリア「うるさいな、しかしバレバレなのは確定的に明らか」
パチュリー「えー」
レミリア「せっかくゲームで勝たせてあげたって言うのに・・・」
パチュリー「おお、ありがとうありがとう」
レミリア「はやく行って来いよ、言って来いよ、shit」
パチュリー「だが、断る」
それにしてもこの二人ノリノリである
レミリア「でも、あいつの事好きなんだろう?」
パチュリー「いや、まぁ、その・・・」
真っ赤に頬を染めるパチュリー
レミリア「はぁ、変なところで乙女ねぇ」
パチュリー「失敬な」
レミリア「まーいい機会よ、さっさとくっついちゃいなさいな」
パチュリー「まだ、心の準備が・・・」
レミリア「これ以上引っ張るなよ、全員気付いてるんだからもういいでしょ」
パチュリー「全員ってどこまで?」
レミリア「当人以外の全員ですよ」
パチュリー「えー」
レミリア「何事もやるなら早い方がいいんじゃない?あっちはただでさえ寿命の短い人間だし」
パチュリー「・・・」
レミリア「大体むこうだってそれを望んでいるんだし」
パチュリー「そん・・・ゃない・・・」
レミリア「あー?」
パチュリー「そんなのっ、わからないじゃないっ!」
突然声を荒げる彼女に、それを静かに見つめるレミリア
パチュリー「どれだけ私が想おうと!誰かから何かを聞かされようと!あいつの気持ちを知ってるのは
あいつだけじゃない!」
彼女は続ける
パチュリー「怖いの!あいつの気持ちを知るのが!なんとも想ってないかもしれないじゃない!
不安なの!私一人が空回りしている気がして!何も信じれないじゃない!
もうわからないの!辛くて、苦しくて、切なくて!どういう顔してあいつと居ればいいのか!」
肩で息をする彼女、そしてけほっとせき込む
レミリア「じゃあ、魔法や薬で言うこと聞かせればいいんじゃない?」
パチュリー「そんなのっ!・・・そんなの意味・・・無いじゃないっ・・・!」
途切れ途切れにそう言って、ついには嗚咽を漏らす
そんな彼女をレミリアはそっと抱きしめる
レミリア「冗談よ、もうほんとにぞっこんなのね」
パチュリー「うん・・・グスッ・・・そうかも・・・けほっ・・・」
レミリアは彼女の背中を軽く叩きながら諭す
レミリア「大丈夫よパチェ、貴女はこの誇り高き吸血鬼の親友で、幻想郷最高の魔法使いよ
辛ければ手を繋ぐわ、苦しければ支えるわ、切なければ一緒に居るわ
どうしようもない時は私の全てを与えるわ、だから自分の足で立って」
パチュリー「・・・レミィ」
レミリア「そうすれば、きっと心から笑えるわよ
勇気ある行動は、必ず貴女の糧になるわ、見えない未来を明るく照らすの
だから立ってパチェ、前を向いて生きて」
もう彼女の眼に零れ落ちるしずくはなかった
パチュリー「ええ、消去的に、ね」
レミリア「うん、それでこそパチェよ」
そう言って、吸血鬼の少女は夜空に咲く満月のように笑った
答えるように彼女も月を映す水面のように静かに微笑む
パチュリー「ありがとうレミィ、全部吐き出したらすっきりした、私やってみるわ」
レミリア「それはよかった、悩みがあったらいつでも相談に乗るわ」
パチュリー「ずるいわ貴女ばかり、たまには私にも相談に乗らせてよ」
レミリア「私は悩みなんて中々出来ないからねぇ、恋もしたことないし」
パチュリー「なら出来たら真っ先に教えて、この図書館の全ての知識を用いて解決するわ」
レミリア「それは頼もしいわね、ええ一番にパチェのところに行くわ」
さて、と小さくつぶやいてレミリアは立ち上がる
レミリア「そろそろ部屋に戻るわ、頑張ってね」
パチュリー「大丈夫、もう取り乱したりしないわ、私なりに私の出来る事をするわ」
レミリア「よろしい」
そうしてレミリアは出口に向かう
座ったままの魔法使いと、去り行く吸血鬼
別れのシーンでも二人は笑顔だった



パチュリー(もう、3年になるのね・・・あいつがここに来てから)
二人の出会いは、彼女が新しく手に入れた魔導書に記載されていた召喚魔法の実験から始まった
本来無生物を召喚する術式だったのだが、何の間違いか外の世界のそれも人間が召喚されたのだった
パチュリー(ふふ、来た当日はあいつ晩御飯にされそうだったっけ、でもなんとかここで住み込みで働かせて
もらえるようになって、仕事始めたての頃は一度おっきなヘマやって私と小悪魔に
本気で追い回されてた事もあったわね、それから、それから)
彼女は今まであった事を思い返す、楽しい事もあった、悲しい事もあった
雪の降る春も、花が咲きすぎた夏も、風の神がやってきた秋も、二人は一緒に居た
パチュリー(ほんとあいつとは色々あったわ・・・馬鹿で、間抜けで、お調子者で、飄々としてて、嘘吐きで
      でも大きくて、一生懸命で、勇気があって、優しくて、いつも近くに居てくれて
      どうしようもなく、気になるあいつ)
思い出を反芻して、彼女は決心する、迷いはもう無い
パチュリー(この想いが止められないのなら、私はもう止めない
      消極的でもなんでも、この想いを伝えよう)
程無くして、彼がやって来た



図書館の奥から現れた彼は彼女に気付き、同時に座っていた彼女も彼に気付くが、そこで沈黙が流れる
お互い何を喋ったらいいかわからずに悩んでいるのだ
リュウヤ「・・・・・」
パチュリー「・・・・・」
先に沈黙に耐え切れなくなったのは彼だった
リュウヤ「お、おっす」
しかもこの体である
パチュリー「お、おっす」
こちらも似たようなものだった
ちょっとばつが悪かったが彼は言う
リュウヤ「あー・・・と、ちょっと話があるんだ」
パチュリー「そ、そう?じゃあそこに座って頂戴」
ああ、と答えて彼は彼女と同じテーブルの向かいの椅子に腰掛ける
パチュリー「それで話って?また罰ゲームについてかしら?」
リュウヤ「いや、違くて・・・ん、やっぱ違わないのかな?」
パチュリー「なによ、はっきりしないわね」
リュウヤ「まぁあれだ、図書館の管理って言うならパチュリーの世話もしないといけないなと思ってさ」
パチュリー「??そんなの小悪魔にやらせるわよ」
リュウヤ「いや、ここは是非私めが、どうぞどうぞみたいな感じでだな・・・」
パチュリー「日本語でおk」
リュウヤ「ですよねー」
パチュリー「それより貴方に頼んでおいた、二足歩行のたこ型ロボットは?」
リュウヤ「頼まれてません」
パチュリー「使えないわね」
リュウヤ「小悪魔がですね、わかります」
パチュリー「お前だよお前」
リュウヤ「ふん、その程度の暴言じゃ俺のハートはブロークンだぜ」
パチュリー「壊れてますが」
リュウヤ「だが、フェニックス再誕」
パチュリー「えー」
リュウヤ「ここでボケて」
パチュリー「んと、そーらをじゆうに、とーびたーいなー♪」
リュウヤ「JASRACの者ですが」
パチュリー「もう飛べるだろ!とか、ちゃんと突っ込めっ」
リュウヤ「えー」
シーンとする室内
「「・・・ぷっ、あっはっはっはっは」」
堪えきれずに笑い出す二人
可笑しかったから笑った
嬉しかったから笑った
二人が一緒だったから笑った
今が楽しくて、幸せで、愛おしくて
だから思いっきり笑った、二人は心から笑っていた
ひとしきり笑い合い落ち着いた頃、彼は言った
リュウヤ「ホント、こういう時間がいつまでも続けばいいなって思うよ」
パチュリー「ええ、私もそう思うわ」
リュウヤ「ここに来れて良かったって、しみじみ思うよ」
パチュリー「ええ、私も貴方が来て良かったと思うわ」
リュウヤ「パチュリー」
パチュリー「なに?」
静かに、しかしはっきりと彼は伝えた
リュウヤ「俺はパチュリーが好きだ」
パチュリー「ええ、私も貴方が好きよ、リュウヤ」
ごく自然に彼は言い、ごく自然に彼女は答えた
笑顔で向かい合う二人
そこには恐れも、迷いも、恥じらいも無く
二人は想いを繋ぎあった



リュウヤ「パチュリー、隣行っていいかな?」
パチュリー「もちろん」
彼は立ち上がり彼女の隣へ、お互いの鼓動がわかるくらいの距離まで近づいた
リュウヤ「俺、パチュリーに触れたい、パチュリーを感じたい」
パチュリー「そうね、私も」
そう言って手を繋ぐ
パチュリー「ねぇ、これからはパチェって呼んで」
リュウヤ「もちろん」
そして抱き合う、二人とも心なしか頬に朱が差していた
ふと眼が合う、お互い視線を外すことなど出来なかった
パチュリー「キス・・・して・・・」
潤んだ瞳でそう言った彼女に、彼はくちづけをする
パチュリー「ん・・・」
少し触れるだけのバードキス
終って、また見つめ合う
鼓動は跳ね上がり、二人とも自分の心臓の音か相手の心臓の音かも分からない状態だった
リュウヤ「パチェ、もっかいしていい?」
パチュリー「うん・・・」
そうして二度目のくちづけを交わす
今度は深いディープキス
パチュリー「んんっ、ちゅぱ・・・はぁ、ん・・・くちゅ・・・ふぁ」
どれくらいの時間が経っただろう、一瞬だった気もするし、永久くらい長かった気もする
お互い肩で息をしていた、もう二人とも止まりそうに無かった
彼の手が、彼女のそのたわわな胸に触れる
パチュリー「あっ・・・」
リュウヤ「思ったとおり、パチェのおっぱい大きい」
パチュリー「ば、ばか・・・ああんっ」
口でなじってはいても、心と身体は彼を受け入れていた
パチュリー「ふあぁ・・・だめぇ、胸は・・・よわ、いのっ・・・」
胸を丁寧に揉みしだきながらも、彼は彼女の首筋にキスをしていく
彼女は彼に身をゆだねる、愛する人に包まれる幸せを噛み締めながら
彼は彼女を抱きしめる、愛する人に触れる喜びを感じながら
リュウヤ「もっと欲しいっ、パチェと一つになりたいっ」
パチュリー「あげるっ、ぜんぶっ、リュウヤもっと私に触れてっ」
そして、彼は彼女の下腹部に手を伸ばした


ドッゴオオオオオオン!!!


ところで邪魔が入った
魔理沙「そこまでよ!!」
白黒だった、それも図書館の壁を突き破って
リュウヤ「ぽかーん」
パチュリー「ぽかーん」
よく分からない展開にリアクションが取れない二人
魔理沙「残念だがそこまでだぜ、攻雑は全年齢板なんでな!」
リュウヤ「ええっと、意味が・・・」
ようやっとで反応して、言い終わらないうちに
小悪魔「白黒と聞いて」
レミリア「白黒と聞いて」
咲夜「白黒と聞いて」
美鈴「白黒と聞いて」
あっと言う間に紅魔館の住人が集まっていた
リュウヤ(こいつらどこに潜伏してたんだよ・・・)
パチュリー(早すぎるわ・・・こいつら覗いてたわね・・・)
そして始まる弾幕ごっこ、気付けば既に図書館は戦場だった
リュウヤ(あのー、こっち不完全燃焼なんですけどー)
がっくり肩を落とす彼
パチュリー「リュウヤ」
リュウヤ「んー?」
彼女は彼に耳打ちする
パチュリー「続きはまた後で、ね」
言って立ち上がり、椅子に座り直す彼女、その頬は少し朱に染まっていた
彼の顔も少し赤くなっていた
リュウヤ「幸せだね、まったく」
そうつぶやいて、ニヤついた顔で立ち上がると、彼は彼女の隣に座り直す
リュウヤ「ほんとうに飽きないな、ここにいると」
パチュリー「冗談じゃないわ、図書館は静かであるべきよ」
少し遠くでは魔理沙と美鈴が弾幕ごっこをしていた
リュウヤ「どっちが勝つと思う?」
パチュリー「分かりきっているわ」
弾幕ごっこを肴に談話をする二人
彼女はどこから取り出したのか、いつの間か本に何かを書いている
咲夜「紅茶をお持ちしましたわ」
彼は差し出された紅茶を一口、そして彼女を見つめる
今日も図書館は静かで、騒がしい
いつも通りで、いつもとは違う距離
彼と彼女は今日から同じ道を歩き出す

                        彼と彼女の   fin


エントリーから漏れた某氏のほとばしるリビドーはこちら


はぁ……衣玖さんと一通りアレやらコレやらソレやらに興じた後
公園の芝生的な場所で静かに日光浴でもしながらやっぱりこうして
のんびりしてるのが幸せだねなんてホームドラマじみた結論に至りたい……
もしくは衣玖さん直々に雲を泳ぐ方法を教えてもらってる最中に
しつこいくらい「後生ですから手を離さないで!」と言い続けた挙句
そう言っていた理由が泳げないからではなく衣玖さんの繊細な掌を
触っていたかったからだという事を看破されて「めっ」てされたい……
あるいは衣玖さんのおみ足の爪先のかわいい爪をじっくり見ながら
そういや魚のウロコは人間の爪と同じ皮膚の変異体じゃなかったっけという
正誤判然としないにも程がある思考の中に埋没していきたい……


こちらもエントリー漏れした方からのポエム


永江衣玖さん 衣玖さん 衣玖さん
私は羽衣 あなたを包み込む
やさしく そして あたたかく
もちろん君は嫌がるだろう でも 
君に寒い思いは させたくないから 
ぱっつんぱっつん 何かの擬音みたいだね
ぱっつんぱっつん 君は濡れているんだね
ぱっつんぱっつん 俺はもう駄目かも知れんね
私が近くにいることで 君に寒い思いはさせないから
約束です 約束です
君からもう離れたりはしません
約束です 約束します

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最終更新:2008年08月15日 04:59