宮崎日日新聞 激震口蹄疫記事へ飛ぶ(魚拓)


農林水産省は16日までに、全国の小売店などで「宮崎県産の肉は扱っていません」などと、本県の口蹄疫問題に関連した不適切な表示を10件確認したと発表した。いずれも修正を要請し、改められた。インターネット上でも同様の表示が確認されているため、同省は終息まで調査を続ける方針。

本県で口蹄疫が初めて確認された4月20日から、全国各地の農政局や農政事務所の職員が調査を続けている。15日までに2万1854店舗を巡回したところ、スーパーの食肉売り場や小売店で「宮崎県産の牛肉・豚肉は扱っていません」などと不適切な表示が10件見つかった。

同様の表示は、飲食店などのホームページ(HP)でも確認されている。同省は口蹄疫に感染した牛・豚が販売されないことや、食べても人体に影響はないことなどを店主やHPの開設者に伝え、すべて撤去、修正された。

同省は「鳥インフルエンザが起こったときにも風評被害が問題になった。経営者や消費者が誤った情報を持たないように調査を続けていきたい」と話している。

(2010年6月17日付)



最終更新:2010年07月16日 06:17