宮崎日日新聞 激震口蹄疫記事へ飛ぶ(魚拓)


 本県関係国会議員は4日、与野党を問わず、早急に宮崎入りして口蹄疫対策に力を入れるよう新首相に求めた。

 菅氏と樽床伸二氏による民主代表選には道休誠一郎衆院議員(比例九州)、外山斎参院議員(宮崎選挙区)が票を投じた。菅氏に入れた道休氏は「大臣経験がない樽床氏の手腕は未知数で、経験豊かな菅氏を選んだ」と説明。新首相には「一日も早く宮崎に入り、口蹄疫対策に取り組む姿勢を示す必要がある」と要望する。

 外山氏は「派閥を超えた姿勢、昨夏のマニフェスト(政権公約)を重視する考えの樽床氏に票を入れた」と話し、「菅氏には対策本部長として現地での激励を含め口蹄疫対策に万全を期してほしい」。

 民主会派の川村秀三郎衆院議員(宮崎1区)は「前政権の負の部分を除去し、民主の立て直しをお願いする」と期待を寄せ、「口蹄疫現場を見て、対策本部をしっかり引き継いでもらいたい」とも。

 一方、自民の江藤拓衆院議員(同2区)は「まず予算委員会で口蹄疫対策、普天間問題などへの首相の姿勢をたださなければならない」としながら、「自民も早く新しい姿を見せる努力が必要」と自党の在り方にも言及。古川禎久衆院議員(同3区)は「民主党の政権に変わりはなく、是々非々で厳しい目を持って対応する。この時期の政変によって口蹄疫対策への悪影響、停滞が心配だ」と憂慮する。

 「早急に宮崎で口蹄疫の現状を見るべき」と求める松下新平参院議員(宮崎選挙区)は、「万全を期すという鳩山氏の約束は守った上で、積極的に対応するよう態度を改めていただきたい」と話した。

(2010年6月5日付)


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最終更新:2010年07月17日 05:43