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「口蹄疫を理解する」




 期 日 : 平成22年6月20日(日)

 会 場 : じゅうろくプラザ 2階メインホール (600席)

       岐阜市橋本町1丁目10番地11 (JR岐阜駅から徒歩2分)

 時 間 : 14:00~17:00   (開場 : 13:30)  

         入場無料  〈事前申し込み不要〉

※動物の病気の写真等があるため、このようなものが苦手な方や小さなお子様は、参加を御遠慮下さるようにお願いいたします。

○宮崎での流行によって、報道記機関が伝える情報を専門的な立場から解説し、東海地域における暮らしに与える影響や消費者及び飼育者の間違った理解による不安等を払拭します。


講演プログラム 〔6月20日(日)〕



14:00-14:10  開会挨拶    

        森 秀樹(岐阜大学学長)

14:10-14:40  「口蹄疫とは?」

         杉山 誠(岐阜大学応用生物科学部教授)   

 日本で10年ぶりに発生した口蹄疫について理解するためどんな病気かについてお話しします。病気を起こすウイルスとその特徴、感染した動物の症状、感染の仕方、防ぐ方法、想定される被害、ワクチン等について解説します。             

14:40-15:30  「世界的流行と防疫」

        村上 洋介(帝京科学大学教授、動物衛生研究所・前所長)   

 口蹄疫が継続して発生していない地域は少なく、主に北アメリカ、ヨーロッパ及びオセアニアに限られます。一方アジアでは、近年「畜産革命」と呼ばれるほど畜産の著しい振興が続くなかで、日本と韓国をのぞく広い地域で活発な流行が続いています。世界の畜産物の生産と貿易に大きな影響を与える口蹄疫の世界的流行状況と日本でも行われている基本的な政策を解説します。

(休憩10分)

15:40-16:10  「宮崎での流行」

         福士 秀人(岐阜大学応用生物科学部教授)  

 宮崎県で発生した口蹄疫について、10年前と今回で何が異なっていたのか、どのように発生が拡大していったのかについてお話しします。周辺国の様子も交え、東アジア圏として防疫の必要性についてもお話ししたいと思います。         

16:10-16:50  「口蹄疫が発生したとき」

         山崎 稔(岐阜県岐阜家畜保健衛生所・保健衛生課長) 

 感染力の強さと、直接的な経済被害が甚大なため、国際的に最も警戒すべき家畜の伝染病「口蹄疫」。発生地の宮崎県では地域の、そして日本の畜産業を守るため、感染の拡大を防ぐべく懸命な防疫対策が行われています。畜産農家の嘆きを全身に受け止め、感情を押し殺してまでも実施しなければならない防疫対策を解説します。  



最終更新:2010年07月17日 02:26