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 宮崎県内は13日、梅雨前線の影響で本格的な雨となり、口蹄疫(こうていえき)の感染が発生した農場での家畜の処分(殺処分と埋却)がすべて中止された。処分が本格化した5月以降、処分数がゼロになった日は初めて。国は県に対し、20日までに感染家畜(疑い含む)の処分完了を指示しているが、約3万頭が残ったまま。梅雨の影響は予想以上に深刻だ。

 宮崎地方気象台によると、感染が集中している県東部の各町では、12日夕からの24時間雨量が150ミリ以上を記録した。

 県畜産課などによると、13日は、牛3160頭を処分する予定だった高鍋町のほか、川南、新富、木城の計4町の発生農場で処分が行われるはずだった。しかし、埋却地の穴に大量の雨水がたまったり、地面がぬかるんで重機が使えなくなったりしたため、4町とも作業を中止した。

(2010年6月14日 読売新聞)


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防疫関係 6月
最終更新:2010年07月16日 03:02