2006年10月6日、「あったら嫌な妖怪」にGeorge氏によって書き込まれた短編劇。(あったら嫌な妖怪 0097)
製作時点での同スレッドへ書込みをしていた怪人たちの名や、書き込まれた提案が配役や小道具に折込まれている。
KISIN RIDER GⅡ 予告の前作品。
製作時点での同スレッドへ書込みをしていた怪人たちの名や、書き込まれた提案が配役や小道具に折込まれている。
KISIN RIDER GⅡ 予告の前作品。
メガロポリス「怪」…。
今夜も餓えた狼達が跋扈するこの大都会で、今…新たな伝説が
誕生しつつあった…。
誕生しつつあった…。
メガロポリス「怪」の西エリアにあるバー「NANAKIYA」…。
ここには毎夜、様々なドラマを背負った妖怪達がやって来る。
愛に裏切られたモノ…生まれを呪うモノ…日々闘いに明け暮れるモノ…。
そんな妖怪達を静かな眼差しで見守るのは、この店のマスター
妖怪狐のnanakiであった。
ここには毎夜、様々なドラマを背負った妖怪達がやって来る。
愛に裏切られたモノ…生まれを呪うモノ…日々闘いに明け暮れるモノ…。
そんな妖怪達を静かな眼差しで見守るのは、この店のマスター
妖怪狐のnanakiであった。
「よう、マスター…景気はどうだい?」
そう訪ねて来たのは、最近何所からともなくフラッとこのメガロポリス「怪」に
やって来た妖怪you-chanだった。
笑みを浮かべつつも、どこか冷ややかな瞳は修羅場をくぐり抜けて来た顔だ。
おおかた何所かのシティーでモメ事を起こし、この「怪」に流れ着いたのだろう。
やって来た妖怪you-chanだった。
笑みを浮かべつつも、どこか冷ややかな瞳は修羅場をくぐり抜けて来た顔だ。
おおかた何所かのシティーでモメ事を起こし、この「怪」に流れ着いたのだろう。
「フッ…聞くだけ無駄さぁ…分かってンだろう?」
you-chanに目を合わせようともせず、nanakiはサーバーからビールを
そそぐと、黙ってyou-chanの前に差し出した。
そそぐと、黙ってyou-chanの前に差し出した。
「フン…相変わらず愛想が無いんだな…マスター…」
店内には、よく見る顔が何匹か並んでいた…。
この店に来て、まだ一言も口を開いていない妖怪KARASU。
なんでも噂では殺しの仕事を専門に請け負う賞金稼ぎらしいのだが
今だ口をきいた事のあるモノがいないので、真相は明らかではない。
この店に来て、まだ一言も口を開いていない妖怪KARASU。
なんでも噂では殺しの仕事を専門に請け負う賞金稼ぎらしいのだが
今だ口をきいた事のあるモノがいないので、真相は明らかではない。
KARASUの右隣の席に座り、ひたすら酒を呑む妖怪はPocopenだ…。
これまで彼に呑み比べを挑んで死んでいった妖怪は数知れず。
テーブルの上は、すでにグラスで一杯になっている。
これまで彼に呑み比べを挑んで死んでいった妖怪は数知れず。
テーブルの上は、すでにグラスで一杯になっている。
そんなPocopenを食入るように見つめ、何やら企んでいるのが
妖怪suparutanだった。
妖怪suparutanだった。
「へっ、アンタかなり呑むんだってなぁ!?」
「グビッグビッ…ああ!? ウルセェな、呑んでる時に話しかけんじゃねェよ!!」
「まあまあ、そんなに怒りなさんな…イイ~話があるんだよ!! へへっ、乗るかい!?」
「グビッグビッ…ああ!? ウルセェな、呑んでる時に話しかけんじゃねェよ!!」
「まあまあ、そんなに怒りなさんな…イイ~話があるんだよ!! へへっ、乗るかい!?」
絶対イイ話の訳がない…店内は怪しい雰囲気が充満していた…。
ネットリとした時間がしばらく続いた後、店の外から大きな声が響いて来た!!
ネットリとした時間がしばらく続いた後、店の外から大きな声が響いて来た!!
「了解、ただちに現場に向かう!! …いいか、絶対に逃がすな!!!!」
深紅のユニフォームに身を包んだこの妖怪…名はAkathuki。
妖怪ポリス・特殊高機動武隊AKATHUKIの隊長である。
ここ西エリアは「怪」の中で、最も治安の悪いとされているエリアだ。
厳重警戒地域となっているこの場所をパトロール中、Akathukiのもとに
緊急無線が入ったのだった。
店内まで響くその声に、nanakiはそっと呟いた…
妖怪ポリス・特殊高機動武隊AKATHUKIの隊長である。
ここ西エリアは「怪」の中で、最も治安の悪いとされているエリアだ。
厳重警戒地域となっているこの場所をパトロール中、Akathukiのもとに
緊急無線が入ったのだった。
店内まで響くその声に、nanakiはそっと呟いた…
「馬鹿だねェ…もう間に合わないさ…」
深夜のはいうぇい…闇を切り裂くような悲鳴がこだまする!!
「きゃあああぁ~~っ!! アイツよアイツが来たんだわぁっ!!!!」
妖怪shionが、縺れそうになる脚で必死に逃げて行く…
一瞬、時が止まったかのように空気が張り詰める!!
やがて、のびきった時間が瞬時に縮小しヘッドライトの灯かりがshionを照らす。
一瞬、時が止まったかのように空気が張り詰める!!
やがて、のびきった時間が瞬時に縮小しヘッドライトの灯かりがshionを照らす。
そう…そいつは爆音と共に現われる…。
ヴオオンッ!! ヴオオオンッ!!!!
オォ~レェ~をォォ…
よォ~んんだぁ~かああっ!!!!
よォ~んんだぁ~かああっ!!!!
バオン!! バロロロロオォン!!!!
いいィ~くうゥ~ぜえェェエエエエッ!!!!
おおるゥああッ!!!!
ドゴオオォォ――ン!!!!!!!!
臭う足洗邸ィッ!!
ボボボボォォ――ンオンオンオ―ン…
「クッ…遅かったか!!」
遥彼方に消えていった謎のライダーを見つめるAkathuki…。
「付喪神のバリケードはどうしたっ!?」
「は、はい…破られました…。」
「とッ…突破したのか!? …アレを!!!?」
「隊長…どうやら少女が一人さらわれたようです!!」
「な、なんだとっ!? …マ、マジでならず者じゃないか!!」
「は、はい…破られました…。」
「とッ…突破したのか!? …アレを!!!?」
「隊長…どうやら少女が一人さらわれたようです!!」
「な、なんだとっ!? …マ、マジでならず者じゃないか!!」
夜の闇に向かってAkathukiが呟く…。
「メガロポリス怪の都市伝説…待っていろGeorge!! 次こそ必ず!!!!」
チャラララ~ッ♪
(↑お好きな曲を口ずさみながら、ゆっくり下にスクロールさせて下さい↓)
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出演
nanaki
you-chan
KARASU
Pocopen
suparutan
Akathuki
shion
George
登場順
脚本/監督
George
最後に、お名前を勝手に使わせていただいた皆様へ一言…
すまなかった!!
いや…本当にゴメンナサイ(汗)でもォ…面白かったでしょ?(爆)