Dance Dance Revolution X

【だんすだんすれぼりゅーしょん えっくす】

ジャンル 音楽シミュレーション

対応機種 アーケード
販売・開発元 コナミデジタルエンタテインメント
稼動開始日 2008年12月
備考 プレイステーション2に移植。定価¥6,980(税抜)
判定 なし
ポイント 地味な新曲
肩透かしボス
人によってはシリーズ最低の黒歴史
EDIT機能復活等の評価点はある
難易度が20段階へと細分化
Dance Dance Revolutionシリーズリンク


概要

「足でプレーするゲーム」というユニークなスタイルのゲーム『DDR』シリーズの11作目。
一時凍結から復活を遂げるも厳しい立ち上がりとなった『SuperNOVA』だったが、前作『SuperNOVA2』に改善が見られた事で更なる躍進を期待されていたが...。

特徴と問題点

楽曲の大幅な入れ替え

  • シリーズ刷新タイトルに伴い大量の既存曲の削除を行った。
+ 削除曲リスト
  • 5.1.1.
  • Baby's Tears
  • Baby's Tears (スカイガールズ・オープニングテーマ)
  • BAILA ! BAILA !
  • BALALAIKA,CARRIED WITH THE WIND
  • BRE∀K DOWN !
  • Brilliant R・E・D
  • CANDY(HEART)
  • CRASH !
  • DIVE (more deep & deeper style)
  • Do It Right
  • Do It Right (Harmonized 2Step Mix)
  • Drivin'
  • ever snow
  • feeling of love
  • Firefly
  • Freedom
  • GRADUATION ~それぞれの明日~
  • Groove
  • Groove 2001
  • HOLD ON ME
  • HONEY♂PUNCH
  • Hunting for you
  • I'M FOR REAL
  • INSERTiON (Machine Gun Kelly Mix)
  • Keep On Liftin'
  • KI・SE・KI (DDR edit)
  • Knock Out Regrets
  • Look To The Sky
  • Lool To The Sky (True Color mix)
  • LOVE2 シュガ→
  • LUV TO ME (AMD MIX)
  • LUV TO ME (disco mix)
  • MEMORIES
  • Midnite Blaze
  • MOBO☆MOGA
  • MONDO STREET
  • Morning Glory
  • ON THE JAZZ
  • PEACE(^ ^)v
  • peace-out
  • R3
  • Remember You
  • Share My Love
  • TEARS
  • Under the Sky
  • Your Rain (RAGE MIX)
  • You're Not Here
  • ヒマワリ
  • 祭 (J-SUMMER MIX)
  • 祭 JAPAN
  • 祭 JAPAN (FROM NONSTOP MEGAMIX)
  • 魔法の扉 (スペース☆マコのテーマ)
+ 新曲リスト
  • 版権曲
  • 30 Lives (Up-Up-Down-Dance Mix)/The Motion Sick
  • Always on My Mind/Pet Shop Boys
  • Big Girls Don't Cry/Purefocus
  • Boy (DJ Irene Rockstar Mix)/Book Of Love
  • BOYS (2008-X-EDIT)/Smile.dk
  • Butterfly (2008-X-EDIT)/Smile.dk
  • DUB-I-DUB (2008-X-EDIT)/ME&MY
  • Feel/Neuropa
  • GET UP'N MOVE (2008-X-EDIT)/S&K
  • Ghetto Blasta Deluxe/Audio Magnetics
  • Happy/Fischerspooner
  • Here It Goes Again/OK Go
  • KokoSoko/Smile.dk
  • Make Me Cry/Junk Circuit
  • ポリリズム/Pink Lemonade(カバーで原曲はPerfume)
  • Reach Up/Alien Six
  • 世界は踊る/BREAKERZ
  • Swingin'/Bill Hamel & Naughty G.
  • Synthesized/The Epoxies [MOVIE]
  • スキ☆メロ/小倉優子
  • 旅人/高杉さと美
  • Till the lonely's gone/Z-licious
  • Trickster/水樹奈々
  • U Can't Touch This/MC Hammer
  • We Come Alive/Alien Six
  • We've Got To Make It Tonight/Babamars
  • Wine Red (Tommie Sunshine's Brooklyn Fire Retouch)/The Hush Sound
    • コナミオリジナル曲
  • A Geisha's Dream/NAOKI feat. Smile.dk
  • Dance Celebration/Bill Hamel feat. Kevens
  • Dance Celebration (System 7 Remix)/Bill Hamel feat. Kevens
  • Dance Floor/neuras feat. Yurai
  • Dream Machine/Darwin
  • Flourish/sonic-coll feat. frances maya
  • HOW TO PLAY/ MC X
  • Flight of the Phoenix/Jena Rose
  • Inspiration/DKC Crew
  • in love wit you/Kotaro feat.Aya
  • Lift You Up/wolli
  • Party Lights/Tommie Sunshine
  • Playa(Original Mix)/Hamel and St. Croix feat. Jules Mari
  • real-high-SPEED/Makoto feat.SK
  • Slip Out/Harmony Machine
  • Taj He Spitz/DKC Crew
  • Taj He Spitz(Tommie Sunshine's Brooklyn Fire Re-Touch)/DKC Crew
  • Take A Chance/neuras feat. GATZ
  • Ticket to Bombay/Jena Rose
  • Tracers (4Beat Remix)/Ruffage & Size
  • Waiting 4U/DDT
  • On The Break/Darwin
  • SABER WING/TAG
  • SABER WING(AKIRA ISHIHARA Headshot mix)/TAG
  • Horatio/OR-IF-IS
  • on the bounce/neuras
  • Trigger/sonic-coll.
  • Blue Rain/djTAKA VS Ryu☆[from beatmania IIDX15 DJ TROOPERS]
  • Chance and Dice/日本少年[from jubeat]
  • 凛として咲く花の如く/紅色リトマス[from pop'n music15 ADVENTURE/撫子ロック]
  • Ubertreffen/TAKA respect for J.S.B.[from pop'n music14 FEVER!/プログレッシブバロック]
  • 零-ZERO-/TЁЯRA[from beatmania IIDX14 GOLD]
  • Will/NAOKI[from CS DDR HOTTEST PARTY]
  • Beautiful Inside(Cube::Hard Mix)/NM feat.Alison Wade[from CS DDR HOTTEST PARTY]
  • SUPER SAMURAI/jun[from CS DDR HOTTEST PARTY]
  • INTO YOUR HEART(Ruffage remix)/NAOKI feat.YASMINE[from CS DDR フルフル♪パーティー]
  • LOVING YOU(Epidemik remix)/TONI LEO[from CS DDR フルフル♪パーティー]
  • Xmix1(Midnight Dawn)/dj jiggens
  • Xmix2(Beats 'n Bangs)/DJ Inhabit
  • Xmix3(Stomp Dem Groove)/dj nagi
  • Xmix4(Linear Momentum)/dj jiggens
  • Xmix5(Overcrush)/DJ Inhabit
  • 音楽ゲームにおいて楽曲の入れ替わりが激しいタイトルは相当の賛否を招くのが通例だが、このタイトルも例外ではなかった。
    • コナミオリジナル楽曲については一番批判が多かった。大量50曲オーバーの削除曲の中には少なからず愛着のあった曲が巻き込まれることにも繋がり旧来プレーヤーの反発を生むことに。
  • 今作は海外で行われたコナミ主催の楽曲コンテストの受賞曲が積極的に起用された。だが逆を言うと今作はこれしかなく、NAOKIやU1等の旧来コンポーザーの書き下ろし楽曲はまったくなく、ほとんどがそんな海外外注の楽曲で埋め尽くされることとなった。
    • 有名な作曲家ならまだしも、聞いただけでは「誰それ?」としか言えないような知名度が低いアーティストばかりで、ロケテストの時点から駄作と思っていたり、期待していなかった人が多かった模様。
    • また、良くも悪くもアメリカ目線*1で作られたものだっただけに、ダンス系やアッパーな楽曲に親しんでいた国内プレーヤーの受けはかなり悪く、稼働が終わるまでの選曲ランキングはほとんど他機種からの移植曲が上位を占めることに。
    • 初期から参加し多彩な楽曲を提供し続けてきたNAOKI氏の新曲はなんとたったの 1曲 だけ。
    • この流れはボス曲陣に関しても同様で、毎回いずれかのシリーズ曲が製作されていたPARANOiA、TRIP MACHINE、MAXシリーズに全く依存しないラインナップを試みていた。海外のテクノ・ハードコアシーンで活躍するDarwinやAkira IshiharaといったクラブのDJ目線で製作された楽曲が揃っていたが、少なくともこういった曲目が評価され受け入れられるには、それから約1年以上の時期を待つ必要があったようだ。
  • 「楽曲が地味」というだけではこのゲームを知らない人にとっては理解しがたいと思うだろう。問題は更に楽曲に加えこのジャンルで重要性が次に高いと言うべき「譜面」なのである。
    • 今作の楽曲は難易度の配当が極端であり、新曲に上位レベルの譜面が少なく、新曲で歯ごたえのあるゲームが楽しめないという憂き目に。
      • その原因は上述どおり収録楽曲自体に影響されていたためである。つまり比較的スローテンポな曲が多く「ダンスポップ」「ユーロビート」といったダンス系の明るい曲がほとんどなかったことに起因する。

隠し要素の薄さや質の悪さ

  • またシリーズでは恒例の隠し要素もまったく面白みがない。「○○を評価AA以上でクリアしろ」というものばかりで、あまり経験のない初心者にとって不可能なものが多すぎる。そのため初心者は半年以上解禁を待つハメに。
    • しかもそんな隠し要素も少なく(10曲未満)一ヶ月以内にあっという間に全て発見され、一気にプレーする人が減少し、ただでさえ減少傾向にある筐体が全国からことごとく撤去されてしまったのであった。

期待外れなボス曲

  • ボス曲とは初代DDRのPARANOiAから始まる、新曲の中で最大難度を誇るとされる曲の総称。特にシリーズが進むごとに楽曲・譜面共にあらゆる意味で衝撃的なボス曲が登場し続けていったため、必然的に今回のボス曲に対する期待も高まっていた。
  • そんな中で出てきた今回のボス曲はやはり作曲者が外注であり、作風も俗に言う「渋い」「オサレ」といったものであったためにこれまで攻撃的・ダーク系な楽曲に慣れ親しんでいたプレーヤーには賛否が分かれている。
  • その中でも特別な条件で登場する「Trigger」は、DDRはおろか 歴代の音ゲーの中でも地味 とまで言われるほど散々な評価であった。
    • 本楽曲は重低音を響かせたデジロックだが、それ以外特徴がなく無難すぎるテイストであるが故にボスという立場としてはパンチが弱い。
    • 譜面も当時最高難易度のLv18だが、前作・前々作ほどのインパクトがなく、ほとんどが余裕でクリアされて上級プレーヤーは肩透かしを食らうことに。
    • 譜面傾向としてはソフラン(BPM変化)があり、一部初見殺しな部分があるものの、「CHAOS」のように何度も停止ギミックがあるわけでもなく、ノーツ配置としても「PARANOiA ~HADES~」みたく物量が高いわけでも、「Pluto Relinquish」のように発狂地帯(複雑かつ密集した配置)があるわけでもないため、歴代のボス曲と比べると見劣りするのは否めない。
      • ちなみに現在その譜面はLv18の中で最弱候補と扱われることが多い。
    • これまでDDRのボス曲はあらゆる意味で尖っており、印象に残りやすいものであった。しかしこちらは楽曲も譜面も中途半端なものであるため、「地味でつまらない」、「過去のボス曲を適当に混ぜたもの」*2という酷評も少なからずあった。
    • DP CHALLENGEに至っては、当時Lv17だったMAXX UNLIMITED(X-Special)の方が圧倒的に難しいという状況であった。こちらはかなり酷い難易度詐称だったため、次回作のX2ではLv18に昇格している。
  • SN/SN2では一定期間ごとにENCOREに次のボス曲が出現する(所謂EXTRA RUSH形式)仕様であったため、稼働当初からボス曲が全て揃ってしまっているとは当時のプレーヤーにとっては考えにくく、
    これまでの高難易度曲が全てLv18で収まっていることからTriggerは初期のボスであってLv19/20の曲も用意されているのでは?と想像して肩透かしを喰らった、というプレーヤーも多いと思われる。
    • こうした背景には家庭用がアーケードの正式稼働とほぼ同時に発売されたことにもある。当然新曲はアーケード版に沿って全曲収録をせねばならず、その関係で従来のEXTRA RUSH形式を取れなかったのだと思われる。
      家庭用をアーケード稼働と同時にリリースすることはBEMANIシリーズで見ても珍しいことで、本来であれば評価されるべき点だが、AC側で隠し曲を仕込みにくい弊害が出てしまったと言える。
  • 念のため言っておくとボス曲すべての評判が悪い訳ではない。所謂ストロングスタイル(BPM変化のない高難易度譜面)の元祖と称される譜面を携えたブレイクビーツ「on the bounce」など、地力を問ういぶし銀的な良曲はあった。

X-Special譜面

  • EXTREMEまでの旧作でEXTRAやENCOREステージに登場したか、EXTRAステージボスの概念が無い5th以前でボスと認識されていた楽曲に搭載された新譜面群。特にDPにおけるMAX300、MAXX UNLIMITEDのようにもともと今でも上級クラスの曲を超上級クラスに格上げするなど、新しい付加価値を与える結果となった。
    • が、結局前からあるボス曲に1つ譜面を追加するだけであり、「新曲をごまかすための水増し」と批判された。
  • 譜面の質にしても、全体的に無理やり難しくした感があり賛否両論。特にDPでは他に出てこないような無茶な足運びが多いため、この系統を「Xスペ譜面」と揶揄されている。
  • しかもこれらの譜面は家庭用には収録されていない。撮影するなりネットで調べるなりしてEDITで同じ譜面を作る事は面倒だが可能。(ただし、一部再現しきれない譜面もある。)

ゲージやコンボ基準の変更

  • 「DANCE DRILLモード」も含め、ライフゲージの減少が大幅に緩くなった。それも放置したり無謀なレベルに挑戦しない限りゲームオーバーにはならない程度に*3
  • 一方で上級者は楽曲をクリアするだけでなく高スコア・フルコンボ(=ノーミス)でクリアする事も一つの指標となり、またEXTRAステージは4回コンボを切ると即FAILEDになるという、一転して極めて難しいルールでのプレーになる。 パネルを押しっぱなしにするフリーズアローをミスするとコンボが切れる仕様になったこともこれを後押しした感は否めない。

評価点

新筐体の導入

  • タッチ式カードリーダー、USB差込口、大型液晶を搭載した新筐体が販売された(通称X筐体)。
    • ブラウン管から液晶に移行した事で表示遅延が発生するようになり、判定の感覚が旧筐体と若干異なるために違和感を覚えるプレーヤーもいたものの、画面が鮮明で見やすくなった等の評価もされ現在では概ね受け入れられているようだ。
    • この新筐体を入荷した場合に限り新バージョンを先行稼働できたため、導入する店は多かった。

EDT機能の復活

  • DDRの特徴でもある家庭用で製作したEDIT譜面をプレーする機能が、EXTREME以来3作ぶりに復活することとなった。
    • SuperNOVAからこの機能が削除されており、各地で行われた公式イベントでも復活を求める声が絶えなかったほどである。
  • EXTREME以前はPSのメモリーカードを筐体に差すことでプレーできたが、今作からはUSBメモリーに変更された。
  • その他、プレーしたEDIT譜面をe-AMUSEMENT PASSや筐体に登録することができるという新機能*4も搭載された。
    • なお、筐体に登録できる譜面数は100。登録時に100を超える場合は、登録された日時が古いものから自動的に削除されていく。

Weekly EDIT

  • e-AMUSEMENT PASSに登録されたEDIT譜面を抜粋し、週代わりで変更される「Weekly EDIT」という企画が始まった。
    • 最初にSINGLE・DOUBLE各10譜面ずつランダムで選ばれ、そのうちプレーされた回数の多かった上位各5譜面が翌週に持ち越される。
    • 翌週以降は持ち越された各5譜面+新たに選ばれた各5譜面の各10譜面でプレー回数を競い、回数の多かった上位各5譜面が翌週に持ち越し。これが毎週繰り返しとなる。
    • SINGLEとDOUBLEで完全に別集計となっているため、SINGLEで選ばれた10譜面が全て翌週持ち越されるというようなことはない。
    • 持ち越し以外の選ばれる譜面はランダムなので、人気でなくても以前選ばれた譜面が再度登場することもある。
  • 全国のプレーヤーが作った譜面がどこでも踏めるというこの企画は大好評であり、特に2ちゃんねるのEDITスレでは毎週リストアップされて譜面の特徴や感想が語られるほど盛り上がっていた。
  • しかし、この好評だった企画も次回作のX2以降に引き継がれることはなく、本作限りのものとなってしまった。
    • 悪い面ばかりが目立つこの作品において高評価が目立った企画でもあるため、最新作での復活が望まれていた。

難易度上限の引き上げ

  • 従来の10段階から20段階になった。
    • 10段階で表記しきれていない部分も少なからずあったためこの点は好意的。
    • ただし19と20はX時点では存在しない。次回作でLv19の譜面はSP、DP共に登場し、それ以降も僅かながら追加されているが、Lv20の譜面は本作からかなりの時間が経った2017年3月時点で未だに一曲も存在しない*5

総評

シリーズ10周年という輝かしい位置付けと、前作までの新Ver.リリースのサイクル(1年間)より約半年遅い稼動日という前フリから期待を寄せられていたものの、大幅刷新を試みたラインナップが完全に空振りしてしまい、ファンを大きく裏切る形となってしまった。
同時期に発売されたWii専用ソフトである『フルフル♪パーティー』の方が評価される傾向が強く、一部のファンからは「評価できるのは芸者(A Geisha's dream)とEDIT復活だけ」とまで言われ、なかったことにされているほど。

この結果を受け、次回作『DDRX2』の日本版は本作とは対照的にBEMANIシリーズプレーヤーを含めた国内ユーザーへの再アプローチを目指した路線となった。
そこでは公式でもこの作品が失敗作である事を示唆するコメントがあり、やはりスタッフ側にも大きな後悔を残していたようだ。

PS2版について

  • お馴染みのダンサー達に焦点を当てた所謂ストーリーモード「ストリートマスターモード」が収録されている。
    • ダンサー1人1人に個別のエピソードがあり、他のダンサーとの掛け合いを見ながら対戦していく。
  • 収録曲数は81曲。
    • 曲数に関しては平均だが、ロード時間がこれまでと比べて若干長くなったため慣れていたプレーヤーは若干ストレスが溜まる。
    • またショックアローがある譜面は、何故か専用の汎用ムービーに差し替えとなっている。

欧米版について

  • 翌年に欧米AC版が登場したが、アージー・ファインがボーカルを担当した「END OF THE CENTURY」と「DYNAMITE RAVE」の各種リミックスが削除され、「DYNAMITE RAVE」自体については新録ボーカル版に差し替えられている(譜面はそのまま)。
    • この新録ボーカル版「DYNAMITE RAVE」は、国内版ではWii版『Dance Dance Revolution MUSIC FIT』とAC版次回作『Dance Dance Revolution X2』にて原曲と入れ替える形で収録された。『X2』では同時に上記の関連曲削除も反映されている。
    • 同時期に『beatmania IIDX 16 EMPRESS』『ポップンミュージック17 THE MOVIE』からもアージーの関連曲が全て削除されており、BEMANIで使用できなくなった何らかの事情があったものと推測される。

その後の家庭用作品

  • 日本国内でのPS2版ナンバリング本編の移植は本作が最後となった。CS全体で見ても、2010年1月28日にWiiにて発売された『DanceDanceRevolution MUSIC FIT』から長らく沈黙することになり、2020年になるまで新たな家庭用DDRは発売される事は無かった。
    • 一方、家庭用DDRの展開が継続していた北米では2009年10月27日にて『DanceDanceRevolution X2』のPS2版が発売され、後に北米限定としてDDRのPS3版等の家庭用DDR作品も登場した。
      • 上記PS2版『X』と同様のストーリーモードが北米CS版『X2』に「ダイスマスターモード(Dice Master Mode)」として継承されたのだが、残念ながら国内未発売のため日本語でストーリーを見る事はできない。
    • 2009年10月に配信開始されたスマホ版DDR『DanceDanceRevolution S+』も2015年9月にて配信を終了してしまった。
      • 2019年1月下旬にて開催されたJAEPO2019にて本シリーズの新たなスマホ版であるULTIMATE MOBILEシリーズが発表され、同時に展示されたULTIMATE MOBILE版であるbeatmania IIDXSOUND VOLTEXとは異なり、こちらはPCにも配信予定と、公式の宣伝ポスターに書かれていた。
        しかしこちらは、後にてKONAMI公式から本作とSOUND VOLTEXのULTIMATE MOBILE版における配信が中止になってしまった。
    • 後の2020年5月14日にてコナミのクラウドゲーミングサービスである『コナステ』にて家庭用DDRの最新作が発表され、2021年11月09日にて『DanceDanceRevolution GRANDPRIX』というタイトルで上記の『MUSIC FIT』以来11年ぶりの家庭用DDRの最新作として配信された。
+ タグ編集
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最終更新:2024年02月08日 08:10

*1 重要なのは、本作のメインフォーカスがアメリカにあった点である。これまでの主流版権だったDancamaniaシリーズは北欧のアーティストをメインに据えていた

*2 例えばBPMは100-200-400であり、これはSuperNOVAのボス曲「Fascination MAXX」と同じである。

*3 前2作のSuperNOVA、SuperNOVA2のゲージの減少がシリーズで最も厳しかったこともあり、その反動で緩くなった可能性もある。

*4 EXTREME以前にも筐体に登録することはできたが、テストモードに入る必要があった。そのため、店舗側の協力が必須でユーザー個人だけではできなかった。

*5 Lv20はEDIT専用難度との声もあるが実態は不明。