英雄伝説 閃の軌跡III

【えいゆうでんせつ せんのきせきすりー】

ジャンル ストーリーRPG

対応機種 プレイステーション4
Nintendo Switch
発売・開発元 日本ファルコム
発売日 【PS4】2017年9月28日
【Switch】2020年3月19日
定価(税込) 【PS4】
 通常版: 8,424円
 初回限定KISEKI BOX: 9,936円
 ダウンロード版: 7,200円
【Switch】7,678円
レーティング CERO:C(15才以上対象)
判定 なし
ポイント 3年ぶりの続編
主人公以外のメインキャラクターが一新
クオリティが全体的に向上した
いつもながらの良質なBGMとストーリー
ドラゴンスレイヤー&英雄伝説シリーズ


概要

日本ファルコムの二枚看板の一つ・英雄伝説シリーズ第3期『閃の軌跡シリーズ』の3作目。
前作から更に2年近く経過したエレボニア帝国を舞台としている。これまで軌跡シリーズでは2部作(空3rdは外伝扱い)構成だったため、本作が最も長期に渡るシリーズとなった。
空の軌跡』と違い、正統なる3作目なので、主人公はこれまでと同様リィンだが、今回は学生から教師(教官)という役割に変更されている。また、彼以外のメインキャラは一新されている。
前作、前々作からプラットフォームがPS4になったため、あらゆる品質が向上しているのが大きな特徴といえよう。
なお、『空の軌跡』を含めた過去作をある程度知っていることを前提として記載しているので、ご容赦願いたい。

ストーリー(公式サイトより抜粋)

七輝暦1206年、春――あの内戦から1年半近く。
大陸最大の貿易都市、クロスベル自治州を併合し、
数ヶ月後には北方のノーザンブリア自治州を併合したエレボニア帝国は
宿敵、カルバード共和国を大きく上回り、名実共に大陸最大の国家となっていた。
その一方、帝国政府による中央集権化が加速し、税制も統一されること。
貴族に統治されていた地方は混乱・弱体化し、新たな問題も生まれつつあった。
そんな中一かつて内戦で暗躍し、退けられた結社《身喰らう蛇》が、
数多の猟兵団や共和国の動きに紛れるように、沈黙を破って密かに動き出し…

時を同じくして、帝都西郊・リーヴスの街に、
一人の黒髪の青年が降り立つ。


《灰色の騎士》 リィン・シュバルツァー。


学生の身ながら、灰の騎神ヴァリマールの乗り手として内戦終結に貢献し、
クロスベル戦線や北方戦役でも活躍した“若き英雄”――
2月に名門・トールズ士官学院を卒業したばかりの彼が、
新たに “教官”としての道を選び、とある新設校へと着任したのである。


――トールズ士官学院・リーヴス第II分校。
皇太子の入学を受け、本格的な軍事学校へと変革された本校とは対照的に、
訳ありの貴族子女や問題児、外国人などを受け入れた“落ちこぼれ”の分校。
分校長は、旧貴族連合軍の総司令だった《黄金の羅利》オーレリアが務め――
そして3つに分かれたクラスの中には、 VII組《特務科》――リィンが担任を務める少人数の特務クラスがあった。

システム

基本的なものは『II』を参考。変更、追加された部分のみ記載。

  • 騎神戦
    • 教官であるリィン、そして生徒であるキャラクターも機甲兵を使って複数名でのバトルが繰り広げられる。
      こちらは通常戦闘同様、戦術リンクなども使える。
  • 戦闘関連
    • オーバーライズが廃止された。
    • ブレイブオーダーシステム。崩しを発生させることでブレイブポイント(BP)を溜めて、キャラクター固有のオーダーを使用できる。
      効果は味方全員に適用され、いつ使ってもディレイは発生しない。
    • ブレイク。攻撃することで敵のブレイクゲージを減らし、このゲージが尽きると暫くの間行動不能にできる。このときはアイテムドロップが確定したり、崩しが100%発生したり良いことづくめ。
    • 高揚(敵専用)。敵のHPが減ると使ってくる。ブレイクゲージが全回復、能力向上、HPを回復したりもする。ただしブレイクが発生しやすくもなる。
    • サブクオーツ。マスタークオーツと別のマスタークオーツをもう1つセットできる。ただし適用される効果は初期レベルの効果のみ。
    • アサルトアタック。アサルトポイント(AP)を消化して、フィールドモンスターに当てることで、開幕時に敵のブレイクゲージが半減した状態になる。手配魔獣などには効果なし。
      APはフィールドに点在しているオブジェクトを破壊、または特定のクオーツの効果でチャージされる。
  • ミニゲーム
    • カードゲーム「ヴァンテージマスター(VM)」。ルールは簡単に言えば◯ーフストーンに近い。ちなみにブレードは廃止された。
      冒険の先々でキャラクターと勝負が可能。絆キャラなら、勝利すると好感度が上がる。
    • 釣りシステム。システムが大きく見直され、HITと巻き上げのアクションが大きく二分された。HITはタイミングよくボタン押下だが、巻き上げは◯ボタン連打ではなく、タイミングよく押し込んだり離したりするように変更。
  • その他
    • メールシステム。依頼の報告や、遠く離れたキャラの絆ポイントを稼ぐのに使われる。
    • OPTIONSボタンでイベントスキップができるようになった。テキストスキップの速度も速くなった。

評価点

  • 爆速になったロード
    • 特に戦闘への移行がわかりやすい。ローディングは1秒にも満たないほどであり、バトルが非常に快適になった。
      マップ移動も、これまでに比べれば数秒で済むので相当速く感じてストレスフリー。一部のマップやイベントシーンでは多少長めだが、
      そのときは特殊なロード画面が流れるので予測しやすいのもありがたい。
  • グラフィックの向上
    • ハードが変わったので当たり前ではあるが、背景やモンスターの鮮明さがよりリアルになった。
      加えて、キャラの表情などの造形が細かくなり、以前よりも感情表現がわかりやすくなっている。分校制服についている謎ベルトによる一部キャラの質感もだいぶ凝っている。
    • 特に『I』や『II』で不満が続出した、人間キャラのモデリングが大幅に改善されていることは特筆に値する。
      • 本作では、時折その『I』や『II』の様子を回想するシーンがあるが、この際にはその時のPS3版の画面がそのまま使われており、本作とのクオリティの差がはっきりと表れている。
  • ダイレクトコマンド
    • アーツや道具を使用したい時に指定のメニューにカーソルを合わせるひと手間をはさむことなく、それぞれワンボタン押すだけで素早くメニュー表示ができるようになっている。これにより戦闘テンポが大幅に向上した。
    • 多少の慣れが必要ではあるものの、従来作以上にテンポの良いバトルを楽しめるとして好評である。
  • 魅力的なキャラクター
    • 前述した通り、リィン以外のメインキャラクターは一新されているが、登場人物たちは、今作においてもいずれもいい意味で強い個性を持っている。
+ 長めなので閉じ。
  • リィン・シュヴァルツァー
    • 前作のラストにおけるオズボーンの策謀から、カルバード共和国との小競り合いの調停などを任じられるようになり、
      その活躍から「灰色の騎士」と呼ばれ、英雄視されるようになった。
      「英雄伝説」と銘打たれているが、ゲームの中で英雄と呼ばれるようになるのは異例と言える。
      『I』『II』における体験や、灰色の騎士としての活動などを通じて、人間として一皮剥けた部分が目立つようになり、
      教官になったこともあり、主人公としての安定感もより強くなっている。
      一方、義妹のエリゼのことになると途端にシスコンを発症し、生徒たちも普段のリィンとのギャップに言葉を失うほどで、
      不幸続きの彼を知るプレイヤーにとっては、このコメディ要素は一種の清涼剤となっている。
  • ユウナ・クロフォード(画像右側のピンク髪の少女)
    • クロスベル出身の少女。特務支援課や遊撃士協会に憧れており、自らも警察に就職することを志していた。
      今まであまり居なかった「お調子者の元気娘」。「空」の主人公であるエステルが近い。
      パーティのムードメーカーとして活躍し、愛着も湧きやすい。
  • クルト・ヴァンダール(画像真ん中の青髪の青年)
    • ヴァンダール流と呼ばれる流派の使い手で、シリーズにも幾度か出演している「ミュラー・ヴァンダール」の弟。
      当初は生意気でぶっきらぼうな印象だが、早々にリィンに心を開き、素直に一人の剣士、人間として認める。
      下心というものが一切なく、何を言っても様になるのはどことなく過去のリィンを彷彿とさせる。
  • アルティナ・オライオン(画像右上の銀髪の少女)
    • 「黒兎」のコードネームを持つ、帝国情報部のエージェント。正確には「II」から登場しており、この時は敵だったが本作では味方として登場している。
      一生懸命『感情』というものは何なのか理解するために、ひたむきに努力する姿が好印象のクーデレキャラ。
      なにより無口無愛想ロリ体型少女なので、それだけでも属性てんこ盛りなせいもあるが。
  • ミュゼ・イーグレット(画像奥左側の緑髪の少女)
    • これまたあまり居なかった「色香を振りまく食えないお嬢様」。女性版オリビエといったところか。リィンのことを隙きあらば誑そうとする。
      あまりに露骨な態度なので、リィンですら警戒するレベルの曲者。実際、相当な大物だった。
  • アッシュ・カーバイド(画像奥右側のアッシュブロンドの青年)
    • あまり、というかほぼ初登場ともいえる「不良キャラ」。アガットや、「東亰ザナドゥ」の高幡志緒に造形に近いが、彼らは威圧的だが真面目であるため、アッシュとはキャラは被らない。
      露悪的で口が悪く、女遊びや素行も相当悪い。しかし、性格そのものは素直で実直な面もあり、ツンデレに近いものになっている。
      実は、リィンに匹敵する不幸な人。
  • ミハイル・アーヴィング
    • 当初はお堅い頑固キャラだが、中間管理職の気苦労や、徐々に角が取れていく様は見ていて微笑ましい。
      あるキャラとの絡みでは、完全に心配症なお兄ちゃんな面が強調され、最初は気に入らないが段々好きになっていく典型キャラといえよう。
  • トワ・ハーシェル
    • 先輩教官として登場。メインキャラと比べると出番が多いとは言い難いものの、旧来の可愛らしさは健全。
      どことなくヘッポコさが強調されている。彼女の実家に行くイベントはファンなら必見である。
  • ランドルフ・オルランド
    • 零の軌跡』から参戦。本作では派遣という扱いで、トールズ士官学院第二分校に教官として就任する。
      苦労人であるリィンの良き先輩で、清涼剤にもなってくれる。
      しかし、第2章では少々歯がゆい立場になってしまっている(後述)。
  • アガットとティータ
    • 空の軌跡』から参戦。
      戦闘の参加は少ないが二人の仲睦まじさは健在で、ファンには嬉しい役どころを担う。
      アガットの態度が妹ではなく一人の大切な少女というように変化しており、幸せな雰囲気を醸し出して爆発しろ応援したくなるだろう。
      本作でも大勢の人たちにその熱い仲を冷やかされている。
  • 旧VII組の面々
    • 演習先で幾度となく邂逅する。1周目では非常に強力なので、戦闘面でも頼りになる。
      あるキャラは終盤にとんでもない躍進を遂げ、プレイヤーの度肝を抜いた。
  • 分校長・オーレリア
    • 『閃の軌跡II』でシリーズ最強格ともいえるアリアンロードに対抗心を燃やすだけしか出番がなく、噛ませ犬さが目立ってしまったが、
      そんなマイナスイメージをあざ笑うかのような人外っぷり。竹を垂直に叩き割ったような武人であり、どんな無茶なことだろうが実現できそうな、
      色んな意味で『規格外』なキャラだったため見ていて清々しい(パーティーが全員でかかって倒せる大型モンスターを『空気読め(意訳)』で文字通り一撃必殺で屠る)。彼女の規格外という表現はリィンによるもの。人外待ったなしの彼女に隠れてしまっているが、腹心であるウォレスも忘れてはならないだろう。彼も彼で見せ場があり、そのさまは人外に片足を突っ込んでいると言える(ダンジョンフロアを半壊する攻撃を何と闘気で凌ぎきり、敵方を驚かせた)。
  • 蒼のジークフリード
    • 今作から登場した敵勢力の一員。代理人を名乗り、リィンの行く先々に立ちはだかり、忠告を残して去っていく謎の男。しかし正体はリィンならずプレイヤーからも明らかであり、本編中でも『あいつで間違いない』と指摘されるが、最後の最期まで立ち会っているだけに確信は抱くことはできていなかった。しかし終盤でついにベールを脱ぐことになる。
  • 他にも、過去作に登場したキャラクターが非常に多く登場。分校があるリーヴスには、前作で登場した元トールズの生徒も何名かそこそこの出番で再登板している。中でも序盤から登場するムンクやロジーヌなどのイベントは、ある意味やりこみ派がニヤリとできるだろう。
  • シナリオ関連
  • ストーリーに記載されている通り、本作は1206年と、他のシリーズのどれよりも未来の話を扱っている。
    • これにより、前作の問題点の1つであった、『碧の軌跡』でオチが読めているという点が解決し、さらに後述する通り、展開こそ賛否あるものの『碧』の舞台のその後が体験できる。
    • また、成長を果たした旧作のパーティキャラクターも多数登場。これまで旧作のキャラクターは、『零』で2人加入し、『II』では加入ではなく視点変更という形で2人が使用できたのみだったが、今作では実に5人の旧作キャラを使用できる。
    • そのうちの一人アガットは、かつてSクラフトだった「ダイナストゲイル」を通常クラフトとして使用可能となっており、『空』の頃より更に強くなっていることが示唆されている。ティータも、『空の軌跡3rd』で猛威を振るった「オーバルギア」の後継機に乗り込んでおり、ますますパワーアップしている。
  • 「II」までは明らかにされていなかった、帝国の西部に足を運べるようになった。
    • 「I」において、リィンとは別の班が演習先として向かった「セントアーク」、「パルム」などを実際に訪問することができ、その際は「I」における行動が振り返えられたり、住民たちから言及されたりする。
    • 英雄伝説ならではの、住民たちの豊かな個性も健在。資産家のクインズ卿一家は、旅行で様々な場所を家族と共に立ち寄っており、幾度も「新VII組」の面々と顔を合わせることになる。
  • 本作のメインキャラである「新VII組」は、教官であるリィンを含めると最終的に6人となる。
    • 前作までのメインキャラである「旧VII組」は人数が多すぎた上に、前述した通り「II」ではリィンとクロウのやり取りが主になっていたため、空気気味なキャラが続出していた。しかし今回は、絆イベントに頼り切っておらず、全員に見せ場がほぼ均等に与えられている。
    • 見せ場自体もおおむね良好に捉えられており、基本的には「新VII組」のメンバーは「旧VII組」を上回る人気を獲得している。
  • 生徒から教官という立場に変わったため、前作とはまた異なった趣のあるシナリオが目白押し。特に宿舎の風呂イベントは必見。
    もちろん、女キャラクターとの甘ったるいやりとりでニヤニヤしてもいい*1
  • 1章では、『空の軌跡』におけるキーポイントである「ハーメル村」を実際に訪れることができる。
    • BGMも『空の軌跡』で使われた「ハーメル」が使用されており、懐かしさを感じるプレイヤーが続出。当時の事件を知るアガットやティータも加わり、被害者たちの冥福を祈るシーンは、シリーズでも屈指の感動イベントとなっている。
    • また、被害者の1人であるレーヴェの仲間で、リィンたちにとっては敵にあたるデュバリィとシャーリィが彼の墓に花を手向けており、友人だったというマクバーンをはじめ、結社の中でも人望があったことを告げてくれる。さらに、リィンたちが花を手向ける時間を与えて、その後も村に影響を及ぼさない場所で雌雄を決するという計らいを見せてくれる。
    • それでも、結社の執行者NoIIで、なおかつ人望の篤かったレーヴェたちにとってゆかりのあるこの地点を潜伏地点に使うことについては、味方サイドから反発されたが、デュバリィ達も不本意であったことが明かされている。
    • ただし、本作で「ハーメル村」に関わる新たな謎が浮上。完全なる解決はまだ先のこととなる。
  • ある程度明らかになってきたシナリオ
    • 本作は、状況の変化がいつもよりスピーディーで、大事なことが進まないという事態にはなっていない。
      さらに、物語の後半で、ある重要なキャラ2名から軌跡シリーズの根幹ともいうべき超重要な真実が明らかにされる。
      それによって新たな謎が現れたのも事実だが、シナリオが大きく動き出したと捉えることのほうが大きく、今後のシナリオに期待感が増した。
  • いつもながらのJDKサウンド
    • 毎作安定の熱さとクサさを提供するFalcom Sound JDKのクオリティは健在。特に、3章の佳境、ジュノー海上要塞攻略時に流れる
      「solid as the Rock of JUNO」は1作目の「Atrocious Raid」と同じ立ち位置となる名曲。New Gameで早速聴けるので堪能するといいだろう。また、騎神のテーマ曲である「Lift Off!」や、エンディングテーマの「嘆きのリフレイン」も、高い評価を得ている。
    • これまでと比べると本気の一曲*2という象徴的な楽曲が乏しいという意見があるが、OPのインストゥルメンタルバージョンは流れるシーンも相まって評価は高い。
      • 前述した通り、『空の軌跡』で流れた名曲「ハーメル」も健在で、イベントに強い感動を添えてくれる。

問題点

  • バグが多い
    • 進行不能バグ(データが壊れているので単純にやり直すだけでは不可)、マスタークオーツ消失バグ、暗転バグ、グラフィックバグ、
      フリーズバグ、再現性の高いエラーバグ等など大小様々なバグが確認されている。
      フリーズバグはマップ移動の際に起こることがある。それ以外のバグは条件がはっきりしておらず、突発的に発生する。
      10月27日のバージョン1.04で大体改善された。
    • マスタークオーツバグ(パッチで改善済み)
      • 5/20のボート小屋でボスを倒したあとエマが加入する際に発生する。概要は『2周目以降で、彼女が装備したマスターおよびサブクオーツが、離脱するタイミングで永久的*3に消失し使えなくなる』というもの。
        エマのサブクオーツはメインキャラのマスタークオーツをサブクオーツとするので、特に付け替えていない場合、有用性の高い初期に入手できるマスタークオーツが消失するおそれが高い。
        回避するには消失させたくないクオーツを4人のサブクオーツに割り当てるか、2周目でアイテム引き継ぎを行わない方法がある。
        ただし、後者はその他アイテムも引き継げないため、周回している気分ではサクサク進められなくなる。
      • トロフィー獲得にも関わる重大なバグだったが、上記の通り1.04のパッチで無事改善された。ちなみに消失したマスタークオーツもパッチ適用で戻ってくるようになっている。
    • アイテムやデータを守るためにも、常に最新のパッチを当てておこう。
  • シナリオ関連
  • リィンは危機が訪れると《灰の騎神》ヴァリマールを呼び寄せようとするのだが、章のクライマックス以外は尽く邪魔される。一度や二度ではなく、何度も。
    その結果、ヴァリマールを呼ぶ=邪魔される という、ある意味お約束ネタと化しているため、予測がつきやすく展開が陳腐に見られがち。
    • これ以外でも、「生徒や関係者を危険な目にあわせないよう自分だけが死地に向かう」「仲間を守るため、自分の犠牲を厭わず神気合一を試みようとする」ということを繰り返しており、
      そのたびにメンバーから窘められる。前者は確かに教官として正しい行いで、後者についてもリィンの現状を鑑みれば理解できるが、シナリオの構成としては問題と言えるだろう。
      幸い、そこまで頻度が高くないのが救い。評価点にも記載したが、それ以外はまともな大人なのでキャラとして破綻はしていない。むしろ、「旧VII」の見せ場のために犠牲になっているという声もある。
  • 本作は、「II」の項目で記載されている黒の史書イベントを見ている前提でストーリーが展開される。
    このイベントではトールズ教官のトマスと同級生のロジーヌが教会の守護騎士と従騎士であることも明かされており、見ていないプレイヤーには唐突感が強い。
    これに関連して本作でも黒の史書の断片を集めることを要求されるが、こちらは周回を強要されることはなくなっている。
  • テキスト関連
  • 普段あまり使わない熟語(韜晦、など、教養以前に、まず一般書物では目にしないような難解な熟語)も当たり前のように使ってくることがあり、意味を理解しにくいと批判されることがある。
    • また、膨大なテキスト量、および、複数ライターの弊害ゆえか、テキストの統一が図られていない模様で、同じ言葉や熟語(「薫陶」、「雛鳥」*4、「魂消た」*5、など)を、何度も違うキャラに使わせており*6、その結果、キャラクターの個性が薄れると思しき事態が発生しており、さらに「セルジュ」、「リジュ」などの距離の単位すらも間違えている箇所が見受けられる。
  • 回復アイテム不足、量不足
    • 中盤になってもティアラルの薬以上のアイテムを購入する機会がなく、入手手段はトレジャーか合成か交換のみ。しかも回復量も低くなっている。困ったことに料理も同様。
      まぁ賛否両論にあるように「回復よりブレイク優先」ということなのだろうが…。
      一応キワモノ料理という効果が高いアイテムを用意すればいいが、意識して素材アイテムを収集しないと量産しづらい。
  • 一部キャラの扱い
    • 『零の軌跡』から登場したランディ・オルランドは、トールズ士官学校第2分校の教官として在籍。同僚となったリィンとも大いに絡む。
      それ自体はいいのだが、彼は機甲兵訓練に加わるだけでパーティメンバーには一度として加入してくれない。ランディの仲間であるティオが加わってくれることや『碧』以来の登場となるシャーリィとの関係性もあり、どうして…という声は大きい。
    • 絆シナリオの佳境である夏至祭で、旧Ⅶ組生徒の一人であるフィーに最後の絆イベントの選択肢(選択次第で恋愛要素が付加される)が存在しない。「II」では恋愛関係を臭わす要素があり、本作でも見せ場自体は多い方だったのだが…。
  • 相変わらずの分割商法
    • 本作でも完結することはなかった。分割を事もあろうに三回もやってしまったことになる。
      幸い(?)なことに、エピローグでは次が最後の閃の軌跡、と記載されており、実際に、『IV』で本シリーズは完結した。

賛否両論点

  • OP
    • ボーカル担当が『空の軌跡3rd』から皆勤だった(EDを含めれば空SCから)小寺可南子氏ではなくなってしまった。新ボーカルの佐坂めぐみ氏の名誉のために補足すると楽曲自体は悪くない出来で、
      迷いを持ちながらも「前へ進む」意志が感じ取れる力強い曲となっている。強いていえば、サビで入る合いの手が若干好みが分かれるか。
      ファルコムとしてはイース8、東亰ザナドゥに続いて、閃シリーズでは初のアニメーションによるOPとなっている(アニメOP自体は『空の軌跡FC Evolution』で実装されている)。
      しかし、東亰ザナドゥと比較すると余りにもアニメーションの質が悪く、見劣りする。東亰ザナドゥとは制作が異なるためらしいが…。
      クオリティはどちらかといえば『空の軌跡Evolution』(こちらも低クオリティで評判は悪い)側で、制作はこちらのせいだからかもしれない。
      質は悪いものの、ところどころ見ごたえのあるシーンがあるので、見慣れれば気にならない、という擁護もある。
  • 第2章のシナリオ
  • 2章は『零の軌跡』や『碧の軌跡』、『暁の軌跡』の舞台だったクロスベルでのシナリオが展開される。占領後のクロスベルに実際に入れるのはシリーズ初となる。
    • ある意味自業自得とはいえ、帝国の手により自由を奪われてしまった悲痛な様子が描かれており、旧来ファンには胸に迫る展開になっている。ネタバレかつ長めなので下記に集約。
+ 相克のクロスベルのまとめ
  • シナリオ関連
    • 噛み砕いて書けば、クロスベルに結社が集結して危機に陥る、という話なのだが……
      特務支援課はほとんど出番なし。ティオが短期間だけ加入する程度。ランディは分校の教官なので本章以外でも出番は多めなのだが、2章では敵部隊を刺激するということで待機命令となる。
      ロイドは章の最後のシーンで一枚絵で一瞬だけ登場。このシーンにおけるふたりの英雄の邂逅は、ファン必見と言える名シーン。
      エリィは祖父のおまけ扱いで存在が示唆されてるだけで、必須でないクエストで少しだけ名前が出る程度。
      --これだけならまだしも、クロスベル出身で特務支援課を慕っていたユウナは、彼らに手出しできないよう、身内も含むすべてを一つところに閉じ込めているという現状を道化師カンパネルラに冷酷に突きつけられ、
      「クロスベルが危機なのに特務支援課が一切手が出せない」現状に絶望し、ショックで暫くふさぎ込んでしまう。このときのユウナの狼狽シーンは相当胸に来るものがある。
      しかもその命令を下した本人は目の前にいるのに全く悪びれもせずに立ち去る。
      • 言い換えれば、特務支援課は結社、および帝国からも要注意人物となっていることが明らかになっているともいえる。カンパネルラ自身も「彼らがいると事件が解決してしまう」と言外に恐れるほど。
    • ふさぎ込んだユウナは、仲間の助けもあって、なんとか復帰するのだが、この時にリィンに刺々しく当たっていた理由が判明する。その理由は…「生命の恩人に恩を着せられたのが悔しいから」。
      最終的にユウナもしっかりリィンを認めるようになるので、そこまで遺恨は残らない。
  • ブレイク効果による戦闘バランス
    • 本作で実装した新システムだが、少々乱暴な書き方をすれば『敵に行動させる前にさっさとブレイクゲージを破壊してタコ殴りにする』ということ。
      強敵との戦いではほぼ必須事項であり、上手く行けば一方的な戦いに持ち込めるが、仕留め損ねると高揚を使われたりHPを大きく回復されて形勢逆転も有り得るという、かなりピーキーなバトルバランスとなっている。
      だが、ユウナのブレイブオーダーが 「ブレイクダメージ+300%」「消費BP1」「序盤から使用可能」 と破格すぎる
      効果となっており、このオーダーを繰り返せば敵がすぐにブレイクする。ブレイクしたらサラのオーダー(味方全員に加速*7効果)、
      もしくはクルトのオーダー(硬直時間0.3倍)にして速攻を仕掛ければ、ノーマルならほぼ完封できてしまう。
      サラは加入期間が限定的だが、ユウナとクルトはほとんど自軍にいるのでこの二人を入れておけば大体問題ない。他のキャラは能力向上アーツで補助をしておけばいい。
      高難易度でも通用してしまうので、ボスをブレイクさせるのはもう少し難しくしてほしいという意見もある。
      一応、壊れオーダーの使用を控えるなど、自分である程度縛るプレイを前提とすればバランス調整は可能。
      ハード以上の騎神戦はそう単純には行かないので、この場面のみは中々歯ごたえのある難易度が楽しめる。
  • 結社「身喰らう蛇」について
    • 本作でも各地で暗躍を続けている結社は、新メンバーが一切登場せず、碧と閃IIで出てきたメンバーしかおらず新鮮味に欠ける。
      ただし、今作では新たに、かつてシャロンの同僚だったという、使徒第四柱「千の破戒者」と、執行者No.III「黄金蝶」の存在が明かされている。
      また、「II」ではイベントで姿を現すのみだった強化形態「火焔魔人マクバーン」と、実際に戦闘を行うことができる。
      「閃」からのプレイヤーにとっては「碧」で登場したシャーリィやカンパネルラ、アリアンロードと、デュバリィを除いた「鉄機隊」の二名が新キャラとなるが、シャーリィはかつて敵対していた「西風の旅団」との因縁の描写が主になっており、彼女自身の掘り下げは行われていない。
    • アリアンロードはその正体が正式に判明*8。オーレリアに対し、「人間としての部分では自分より上」と賛辞を送っており、リィンやクロウ同様騎神の「起動者」であることが明かされるなど、今まで明らかになっていなかった点が判明している。
      • …のだが、上記の通り多くのプレイヤーに絶望を与えた『碧』の当時より、クラフトの性能含めて明らかに弱体化しており、オーレリアに対して「自分より上」と言われたところで、プレイヤー自身がイマイチそれを実感しづらいという問題がある。ゲーム的な都合と言ってしまえばそれまでだが、それだけ『碧』でのインパクトが大きかったとも言える。
  • 夏至祭の絆イベントの罠
    • 終盤に夏至祭というイベントがあるが、これに誘ったキャラの好感度が最大(★5つ)になると特殊なイベントが発生する。この好感度は夏至祭に誘った時でも増加するので、ちょうど最大になるよう調整することが望まれる。
      好感度は人物ノートでどれだけあるか確認できる。しかし、このイベントで好感度が上がるのは★ 半分 。人物ノートで確認できる好感度の単位は 1ずつ *9。好感度はかなり細かく設定されているのにこれは…。
      予め好感度を最大にしておけば確実に発生するので、この時点で★4のキャラはあえて誘わないという手段にすれば問題はない。
      ちなみに、アルフィンとエリゼは二人1セットなのでどちらか最大にしておけばイベントは発生するが、エリゼが目立たずアルフィン寄りのシナリオになってしまっている。
  • 最終パーティの自由度のなさ
    • ラスボス目前のパーティは、リィンと新VII組の生徒3人の、合計4人。入れ替えもできず、他のメンバーは途中で永久離脱してしまう*10
      ネタバレになるので詳細は省くが、この4人メンバーの内、1人だけ途中参加のキャラとなっており、最初期メンバーでラスボスと戦うことは不可能(シナリオの展開的には仕方ないのだが)。
  • 周回要素の薄さ
    • 本作から何故かレベル引き継ぎがなくなってしまい、2周目の快適さが失われた。隠しダンジョンや隠しシナリオといったものもない。シナリオ分割の煽りだろうか?
      一応2周目からコスチュームが追加されるが、あくまで演出上変化が見られるだけで有り難みは少ない。絆イベントの実績もセーブ&ロードで回収できるので周回はあまり意味を成さない。
      しかし、1周自体が相当ボリューム過多なので周回を考えないように割り切れば気にならない。取り返しのつかない要素はどうにもならないが。
      • レベル引継ぎがないので、高難易度でのキャラの強化ができないイベント戦や騎神戦は非常に厳しい。プロローグが一番難しいとの声すらある。
    • ただし、「II」で問題視され、本作においても非難の一端となった「黒の史書イベント」のように、周回しなければ達成できない重要な要素は存在しないため、混乱を避けられるようにはなっている。
    • 開発も思うところがあったのか、ベスト盤の発売と同日のアップデートでレベル引き継ぎが搭載された。
  • シナリオの構成
  • 主人公の立場が教官へと変わっているものの、自由行動日に絆イベント・クエストをこなし敷地内のダンジョンを攻略、その後戦闘訓練を行い演習に向かう。「I」の展開を踏襲した流れになっている。
    騎神の起動者試練であった「I」と違い、本作の自由行動日のダンジョンは博士の実験への協力という名目なのだが、肝心の実験やその結果の意味が明かされないため、ただの水増しとも取れてしまう*11
    この学園生活を楽しむプレイヤーもいるがマンネリ感を感じるプレイヤーも当然存在する。
    「新VII組」の故郷が(無論、偶然ながらも)演習地となり、実家を訪ねて過去を語る展開がアルティナ以外の全員分存在する。
    これは評価点にも記載したように、「新VII組」の掘り下げにおいては良いほうに働いており、人気の高さからもそれが窺える。
    また、「新VII組」以外の生徒も、成長を果たしたティータを始めとしていずれもいい意味で個性的で、彼らとの交流自体はおおむね好意的に受け取られている。
    なお、演習に関しては、前半は主に「空」「零」とのリンクが重視されており、前作から山積みとされている伏線などの回収はシナリオ後半に集中している。
+ 終盤のネタバレ注意
  • 絶望的な幕切れ
    • 事の顛末が、『旧VII組のあるキャラの犠牲(としっかり明記されている)によってリィンの 鬼の力が暴走 して黒の聖獣に止めを刺してしまい帝国全土に黒い風を巻き起こし、他の5体の騎神によってリィンは拘束され、意識を失う。そして、オズボーン(『3rd』から登場したキャラクター。リィンとも深い関わりがある)の言う『黄昏の御伽噺(世界を終末へ導くこと)』の開始が宣言され、EDが流れるというもの。
      つまりリィンは自意識ではないものの、 オズボーンの策略通り帝国を混乱に陥れてしまい、英雄から一転、災厄の引き金を引いてしまった のである。3作続けてまったく報われない。
      だがそもそもリィンの鬼の力は『閃の軌跡III』の時点で不安定になっている。このことから上記のシーンで冷静でいられるのは「リィンの性格上ありえない。むしろ冷静に対処していたら逆に嫌だった」という擁護もある。
  • 裏切りと死の多さ
    • ある メインキャラの両親が今回の事件の大元に加担していた こと、そして 前述した旧VII組のメンバーや、『空の軌跡』から登場していたメインキャラ、および本シリーズでそこそこ出番のあったサブキャラなどが、合わせて5人も死亡、あるいは生死不明になる
      という過酷なシーンを見せつけられた。裏切りは結構多いシリーズだが、メインキャラの死亡描写は抑えていたのでファンにとっては相当衝撃となった。

その他

  • 一人多役の声優
    • 『空の軌跡』のミュラーを演じた磯部弘氏が、本作では相当なキャラ数を兼任している。プレイアブルキャラは含まれないが、名無しのモブ傭兵なども含めれば5キャラほど担当している。
      ちなみに、元々の担当だったミュラーも声だけ登場。アラシックスなのに無茶させすぎだろファルコム。
      その他、何人かの声優が2役ほど兼任しており、誰を演じているか模索するのも楽しみの1つかもしれない。
      しかし、ファルコム開発のゲームでは、キャラクターが登場した際に演じた声優の名前も併記されるのだが、
      その結果「○○と××は同じ人がやってますよ!」とプレイヤーに知らせる結果となっており、早い話が余計なお世話となってしまっている。
      EDのスタッフロールで初めてそれがわかる方が声優の凄さがより伝わっていただろう。
    • なお、本作では初めて、同じ声優が演じるキャラクターがパーティにふたり加入している。
    • 声優を表記するという手法は声優一人につき一役で割り当てられていた『空』『零』『碧』の旧シリーズでは全く問題はなかった*12。しかし、予算の都合なのか『閃』シリーズ(というかファルコムがPS3の開発を始めた辺り)から声優に多役をやらせるようになっており、その傾向はシリーズの後作になるほど目に余るようになってしまっている。ただ、声優が敵味方を含めた多役を演じるというのは他の作品でもよく見られる事である(例を挙げれば『スパロボシリーズ』や『キングダム ハーツシリーズ』など)。
      もっともこれらは複数の作品が集まって出来た所謂『お祭り作品』である以上仕方のない事であるし、前者には同じ声のキャラ同士を戦わせると特殊な会話が聞けるという知っているプレイヤーなら楽しめて、喩え知らなくてもなんら違和感のないお遊び要素も入っている。後者にはそういったお遊び要素こそないものの、演じているキャラの性格や口調が全く違うのでほとんど気にならない。
      しかし本作では上記のように演じている声優が誰なのかを最初に見せつけ、嫌でもよく聞く事になるメインキャラを演じた声優に、これまたよく喋るうえに性格や口調まで被っている別のキャラを割り当て、お互い会話までさせるシーンまであるという始末なので、一人芝居を見せられている気分になること請け合い。(一例として、旧VII組のクールな武人肌であるラウラ役の伊瀬茉莉也氏にほぼ同じタイプと言える鉄機隊のアイネスも喋らせ、丁寧な口調で接するミュゼ役の小清水亜美氏に同じような口調で接するクレア役を割り当てている)*13

総評

これまでのシステムをうまく昇華しつつ、シナリオや世界観に関しても、英雄伝説シリーズらしさをしっかりと残している。
成長した過去作のキャラなども大勢参戦しており、『空』や『零』のファンが心動かされるシーンも多い。
展開そのものも、『零』『碧』で既に知られていた部分を通り越し、全く未知の領域に踏み込み、帝国内の新しい地点を探索できるなど、より幅が広がっている。
システムにおいても、悪目立ちしていたロードにおいても劇的な改善が成され、前作までのストレスが嘘のように遊ぶことができる。
一方、続編ありきのバッドエンドは、今作においてもエンディングに到達したカタルシスを削がれるものとなってしまっている。

余談

  • 2018年9月に本作の続編にして『閃の軌跡』のシリーズ完結編『英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』がPS4で発売されると発表された。
    • あくまで終了するのは『閃の軌跡』であり、『軌跡シリーズ』が終了するわけではないので注意されたし。
  • 近藤社長の発言
    • 発売前に本作のプレイレポートとして近藤氏がいくつかインタビューに応じているが、発言に信憑性がないものが多い。
      • 曰く「ユウナ以外にもモードチェンジはある」→なし
      • 曰く「4周しっかりプレイした」→数々のバグに気づかなかったのか。
      • もしかしたら、分割される前の「3+4」バージョン(元々分割する予定ではなかったらしい)の発言だったのかもしれないが。
    • また、「帝国編」終了時点で「 全体のシナリオの6割強 」ということなので、軌跡シリーズもやっと折り返しが見えてきたと言えるが、こちらにおける信憑性も微妙なところではある。
    • 一方で、「『III』で完結しますか?」という質問には「プレイしてからのお楽しみ」と曖昧な答えに止めており、ここから「どうせ本作では終わらないだろう」と判断したファンもいたようで、その通りの結果となった。
  • 2020年10月29日に『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ・Ⅳスーパープライス』として2作それぞれベスト盤が発売。続編に搭載されている「高速スキップモード」が逆輸入されて遊び易くなっている。通常版も同日のアップデート配信で導入される。
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  • 日本ファルコム
  • ドラゴンスレイヤー&英雄伝説
  • 軌跡シリーズ

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最終更新:2023年10月02日 00:30

*1 もっとも、リィン自身は女性に人気があることは不本意である模様

*2 Iの「Atrocious Raid」、IIの「Blue Destination」等

*3 あくまでその周の間で、次周になれば再入手はされるが…。

*4 言葉通りの意味ではなく、第II分校生徒を指して使用されている。

*5 某監督の発言でネット上でそこそこ有名ではあるが、一般的にはひらがな表記が多い。

*6 薫陶と雛鳥については検証によると10回程度

*7 敵のSPDを無視してライン最前まで味方を移動させて即行動させる

*8 以前の作品から示唆する描写は多かったが、今作でついに明確に明かされる形となった。

*9 つまり、好感度がぎりぎり★4半分に達していなくてもノート上は★4つまでしか表示されない。

*10 ご丁寧に、抜けたキャラのクオーツは根こそぎ自動的に外される。

*11 一応実習訓練・実習テストという最低限の意味合いもあるのだが、普通の空間なら発生しない筈の上位3属性がテスト中に発現するなど、明らかにそれだけが目的でないことは明白である。

*12 シリーズ最初の作品の『空』でも三浦祥朗氏が2キャラ担当してたりということはあった

*13 クレア役に関しては『Ⅱ』まで演じられていた松来未祐氏が鬼籍に入られてしまったので彼女に代役を立てるのは仕方ないにしても、少なくともアイネスの方は『碧』でちゃんと別の声優が割り当てられていたのだが…