【こうちゅうおうじゃむしきんぐ あだーかんけつへん】
ジャンル | トレーディングカードアーケードゲーム | |
対応機種 | アーケード(SYSTEM SP) | |
発売・開発元 | セガ | |
稼働開始日 | 2008年 | |
稼働終了日 | 2010年 | |
プレイ料金 | 1プレイ+カード100円 | |
プレイ人数 | 1~2人 | |
判定 | なし | |
ポイント |
ルールの大幅改変 短い稼働期間 次世代作に活かされた部分あり |
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甲虫王者ムシキングシリーズ |
じゃんけんによるシンプルなルールと、カブトムシ・クワガタムシの白熱したバトルをベースに、カードの払い出しによる社会現象をもたらした『甲虫王者ムシキング』の続編であり、「完結」編という名前の通りポポとムシキング、そしてアダーの長い因縁に決着をつける内容となっている。
じゃんけんによるバトルをベースに、カードのパラメータ等の性質に大幅な改変が入った。
長い闘いの中で、アダーの悲しい過去を知ることになったポポはある遺跡にたどり着く。そこに現れた甲虫は、なぜか戦いを申し込まれる。
自分同士がぶつかりあう決闘の中で、ポポはまた1つ本当の強さを手にするのだった。そして戦いはクライマックスへ。
アダーが連れていたのは底知れぬほどに強いヘルクレスエクアトリアヌスブルー(*1)だった。森のムシたちも立ち上がり、ヘルクレスエクアトリアヌスブルーを追い詰めていく。
するとアダーはヘルクレスエクアトリアヌスブルーを無理矢理強化するも「私に命令するな!私はもう戦いたくはないのだ!」と反発して暴走、近くにあった岩をポポに向けて吹っ飛ばすが、アダーはポポを庇って倒されてしまう。
必死にアダーのもとへ駆け寄るポポ。ポポの仲間の甲虫は森の全てのエネルギーを集めた「ファイナル必殺」でヘルクレスエクアトリアヌスブルーを倒し、ついに決着。
命がまさに尽きようとしているアダーは森を汚したことを深く反省、ポポに勇気の言葉を残し、アダーはやっとこれまでの凶行を後悔する事ができるようになったものの、罪を償えまいまま死亡した。
外国の虫たちはみんな自分たちの生息地へ帰り、ポポと虫たちの棲む森は平和な時間を取り戻したのであった…。
しかし、ポポは誰にも告げずに旅にでた。どこで何をしているのか、森の仲間は誰も知らないらしい。(Wikipediaより引用、一部変換)
+ | 詳細仕様 |
+ | リスト |
意欲的な部分が随所にみられるため純粋なリメイクなどではなくひとつの変化を遂げる事には成功したものの、結局『百獣大戦アニマルカイザー』『ポケモンバトリオ』などの競合タイトルには対抗できず、人気を取り戻す事は叶わなかった。
稼働期間の短さもさることながらも、多方面的に見ても惜しまれるタイトルといえよう。
*1 アダーが最初に出会った外来種でもある。
*2 昆虫ではない「ナガコガネグモ」も登場した。
*3 ただし、動作は従来の合体わざと同じ。
*4 技術的な問題で頭角の鋸状の突起や前脚の長い関節も再現されていなかった。
*5 アタック・バランス・ディフェンス・スーパーアタック・スーパーディフェンス
*6 ただし、超必殺わざ変更後の「ミヤマクワガタ」「マンディブラリスフタマタクワガタ」と「2007ファースト以降で新規追加されたムシカード」には「黒バーコードのカード」がない。
*7 『スーパーコレクション』にて「スーパーローリングクラッチホールド」が没データとして残っているため、解析データを用いて印刷したバーコードがあれば使用できたと思われる。
*8 「新甲虫王者ムシキング」の稼働開始直前に一旦公式サイトが閉鎖された後は見る事が出来なくなった。
*9 わざカードなしと特殊わざ含む。
*10 究極必殺わざは中型甲虫と小型甲虫、究極必殺わざと超必殺わざ以外の必殺わざはアダーコレクションとそれ以外でそれぞれエフェクトの色が異なっていた。
*11 3の倍数回光ればパー、3の倍数+1回光ればグー、3の倍数+2回光ればチョキを出してくる。
*12 ヒルスシロカブトを除く。ヒルスシロカブトはノーマルと強さ140程度に引き下げられた。
*13 超必殺わざ以外のわざは全てEXノーマル。
*14 第2弾を除く。第2弾に登場した究極必殺わざを使う虫は「ムシキング」を除いてEXノーマル
*15 他の「究極必殺わざを使える中型甲虫」は「中型甲虫の究極必殺わざ」が導入される前に登場している。
*16 2005セカンドから2006DSまでは究極必殺わざを使えない。
*17 他作品では同様の例として『星のカービィ64』の「コピー能力ミックス」や『星のカービィ Wii』のスーパー能力等が挙げられる。前者はそもそも「通常のコピー能力の新規追加」がなく、後者は「夢の泉の物語(このソフトからコピー能力が導入された)が初出の能力」が元になっているものだけ。
*18 「ムシキング」は2005セカンドでカード化された時に他の強さ160の虫と同じテクニックになった。
*19 変更時期が「2005ファーストプラスからアダー完結編の虫」は変更後のバージョンでも変更前のカードスキャンすれば変更前が超必殺技扱いになる。
*20 本作時点では「ヘルクレスオキシデンタリス」に究極必殺わざがないため、本作時点ならこちらを「サタンオオカブト」の代わりに強さ180にも出来たはずである。
*21 しかも「EXノーマルグラントシロカブト」が使うわざは「ティティウスシロカブト」の超必殺わざである「ダッキングスルー」。
*22 「ギガスサイカブト」「ケンタウルスオオカブト」「パンカブト」には新甲虫王者ムシキングで導入された。
*23 通常版の「ムシキング」とは別のカードとして扱われている。
*24 「アクティオンゾウカブト」は125mm、「マルスゾウカブト」は128mm。
*25 ただし、「スーパーアタックタイプ版カブト丸」はカード化されておらず、没データとなっているため「スーパーローリングクラッチホールド」と同じ手段を使わないと使用できない。
*26 日本とオセアニアには該当種がいない。また、オセアニアの中型甲虫は「ニジイロクワガタ」だけ。
*27 「ヘルクレスエクアトリアヌス」は逆に体長170mmとやや誇張されている。今後の更新も考えられるが。
*28 新甲虫王者ムシキングにおいても新録されたSSRのカブトムシは「マレーコーカサスオオカブト」しかいない。他のSSRカブトムシはアダー完結編以前から強さ200で登場した「(リッキー含む)ヘルクレスオオカブト」「アクティオンゾウカブト」に加えて「ネプチューンオオカブト」「ノコギリタテヅノカブト(ポルテリータテヅノカブト)」などSSRへと躍進した既存種だけ。また、本作で「アダー完結編以前に登場していた属のカブトムシ」は「ヘルクレスエクアトリアヌス」「ピサロタテヅノカブト」「スーパームシキング」くらい。
*29 こちらはアニマルカイザーには登場した。
*30 実際には「タランドゥスツヤクワガタ」ではなくこちらを「グー最強のクワガタムシ」にするべきであったであろう。こちらなら「パラワンオオヒラタクワガタ」より強さを高くしても問題にはならなかったと思われる。もっとも、本来なら「パラワンオオヒラタクワガタ」「スマトラオオヒラタクワガタ」の両方を強さ200にするべきだったのだろうが…。
*31 クワガタムシは知名度の高い属の「アスタコイデスノコギリクワガタ」「インペラトールホソアカクワガタ」「ガゼラツヤクワガタ」などが登場している。
*32 固有名詞付き虫の「ジョー」を除いた場合。
*33 「ヒメカブト」と「ケブカヒメカブト」(熱血コンビ)だけは逆になっている。
*34 「ヘルマンミヤマクワガタ」は中国、「ドウイロクワガタ」はチリ。また「ティティウスシロカブト」も同じくアメリカにしかいないため強化できない。
*35 そもそも見つかっておらず、亜種もなく、今後の発見も期待できない。無脊椎動物ですらないが「鯨偶蹄目」のように「今後他の属と統合される」ならあるかもしれないが。
*36 ニューギニア島の西半分はインドネシア領、東半分はパプアニューギニア領となっている。
*37 バーコードの色は変更されているが、バーコードの色が変更されている中でステータスが違うのは2007ファーストと5周年コレクションカードで超必殺わざが変更された「ミヤマクワガタ」「マンディブラリスフタマタクワガタ」だけ。
*38 この虫は「Dr.NEBUマスターズカード」で強化できるようにしてよかったのではないか。
*39 一応、最終弾になった後も1年ほど稼働は続いていた。
*40 固有名詞付き虫の「ヤイバ」除く。
*41 今作における超必殺わざの変更は小型甲虫だけ。
*42 2005ファーストプラスまでのページも同じく説明文がないが、「ゲーム機から排出されないカード」を除いて5周年記念カードのページで代用できる。
*43 フォレストグリーンのものは左右両側にあるが、2008第2弾のものは片側だけ。