メイQノ地下ニ死ス

【めいきゅうのちかにしす】

ジャンル ロボと魔物と魔法少女のRPG
通常版

限定版
対応機種 プレイステーション・ヴィータ
発売元 コンパイルハート
開発元 ゼロディブ
コンパイルハート
発売日 2015年12月17日
定価 通常版:7,344円 / 限定版:9,504円
ダウンロード版:6,480円(各税8%込)
レーティング CERO:B(12才以上対象)
判定 ゲームバランスが不安定
ポイント 女子キャラとロボが二人三脚でダンジョン探索
女子キャラでも戦車でもなくまさかのロボ推し
第二のメタルマックスにはなれず
魔界1番館シリーズ
魔壊神トリリオン / メイQノ地下ニ死ス
コンパイルハートWizライク系列
限界凸記 モエロクロニクル / 限界凸起 モエロクリスタル / メイQノ地下ニ死ス / 神獄塔 メアリスケルター
塔亰Clanpool / 神獄塔 メアリスケルター2 / 神獄塔 メアリスケルターFinale


概要

コンパイルハートより発売された3DダンジョンRPGの三作目。位置付けとしては「魔界1番館シリーズ」の第二弾としてリリースされた。
第二弾とはいうものの、第一弾である『魔壊神トリリオン』とは開発元が同じなだけで、ストーリー・登場人物・システム他、何もかもが違う。

本作はディレクターとして『メタルマックス』シリーズでのディレクター経験を持つ田内智樹氏を起用している。
公式サイトでは顔出しでPV出演の他、コラムも連載し、それによるとシステムや企画の原案も同氏によるものだという。
そしてサウンドには『メタルマックス』シリーズのBGMを手がけた、門倉聡氏もサブで起用(メインは佐藤天平氏)。
さらに同シリーズの生みの親であり、かつてはドラクエシリーズにも関わっていた「ミヤ王」こと宮岡寛氏すら、本作に声優(!?)として出演。セリフまでやたら多い。

よって、これはさぞかし『メタルマックス』を意識した物語に仕上がっているのだろう…
と思いきや、本作はファンタジー世界を舞台にしており、主人公格のキャラも全員が女子。作風はまるで違っているのだった。
なおミニゲームは特に存在しない。


ストーリー

ある日、この星の自転が停止した。それにより世界は闇に覆われ、魔物が徘徊する夜だけの世界になってしまった。
世界を元に戻すには、この星の自転を司る星のネジを巻く必要があるという。
魔械士の少女エストラは、ガーディアンと共に守護神の待ち受ける4つの塔に挑む。
選ばれし5人の魔械士、闇の三影衆、そして謎多き竜の髑髏の戦士。さまざまな試練を乗り越え、世界に光を取り戻す事はできるのか。
エストラとガーディアンの冒険が、今始まる。
(※公式サイトより抜粋)


基本システム

  • Wizライク(ウィザードリィ形式の3Dダンジョン)
    • 敵とのエンカウントは、ダンジョン内を移動しているとランダムで発生する。
    • オートマッピング制であり、自身の足元だけでなく、周囲1マス分も同時に埋められていくのが特徴。
      • そのため通路はもちろんのこと、小部屋程度ならばあっという間に埋め終わる。
  • ×ボタンを押しっぱなしにしている最中は「ダッシュ」が可能。ダッシュに関しては制限やコストは全く無く、使い放題。
  • ダンジョン内で道がL字型になっている場合は、壁に体当たりすると「オートターン」が発生し、自動的にカメラの向きが変わる。
    • もちろん手動で向きを変えることもできるし、LRボタンならカニ歩きが可能。
  • ダンジョン内には階層を指定できるワープ系のショートカットが存在。
  • プレイヤーの使用可能な「魔械術」(この世界における「魔法」スキル)の一種に、任意のワープポイントへ飛ぶというものもある。
  • 探索中に、ストーリー本編に関わるイベントが発生する場合がある。
    • 特にゲームの序盤はイベントが多く、オーソドックスなRPG寄りの空気を感じられる。
    • イベントは立ち絵を用いた2D形式で、システムメッセージを除きフルボイスとなっている。
  • 「四つの塔」
    • プレイヤーが課された試練(儀式)のために挑むことになる各ダンジョン。
    • 複数のフロアで構成され、最初の塔からしてかなり広い。
    • 塔の内部は魔界に通じているという設定で、天井が無いどころか奈落の穴で仕切られた断崖絶壁を歩かされることも。
      • ユニークな仕様ではあるが、タイトルにもなっている「メイQ」(迷宮)とはイメージにやや隔たりを感じるかもしれない。
  • ゲーム中盤ではフロアの宝箱や隠し部屋を見つけるための探知機が手に入り、探索にアクセントがもたらされる。
  • ゲーム進行により挑める塔が増えていき、エンディング後には立ち入れなかった各塔内の最深部(隠しダンジョン。複数存在)へ進めるようになる。
    • 全てのダンジョンを踏破するには周回プレイが必須。
  • 中断セーブ機能
    • ダンジョン真っ只中だろうと都市だろうと、メニューが開ける状態ならいつでも中断セーブが可能。
    • これは宿屋で実行できるセーブとは異なり、1ファイル分しかセーブできない専用枠にセーブをする。
    • 一見すると往年の携帯機RPGに存在した「クイックセーブ」のようだが、何度ロードしても無くならない。
      • よって好きなボス戦の手前でセーブして、いつまでも残しておくような使い方も可能。
  • 「魔械都市サザンクロス」
    • いわゆる拠点。以下の施設が存在する。
      • 宿屋の機能とセーブポイント、イベントのお知らせを兼ねる「星風館」
      • 消費アイテムなどを販売する「よろず屋」
      • クエストを受けられる「魔械ギルド」
      • 素材を使ってアイテムを生成する「魔械ファクトリー」
  • 五行属性
    • 土(黄)・火(赤)・木(青)・金(白)・水(黒)の5種類が存在し、ゲーム内のキャラはいずれかの属性を秘めている。
    • 敵キャラの弱点属性を突いたときのダメージ倍率が凄まじく、軽減されたときもマイナスのベクトルで同様。

キャラクター

  • 5人の「魔械士」
    • 本作におけるヒロイン達。中でも最初から操作できる「エストラ」が特に主人公然としている。
    • 他にも主人公格として「セティア」、「マキ」、「フレア」、「コニー」が登場しどのキャラもセリフが多い。
    • 各キャラに様々な特性が設けられており、戦い方や相手次第で誰も死にキャラとなることはない。
    • キャラ自身のレベルに加え、衣装にもレベルがある。戦闘回数によりレベルアップし、ステータスと補助効果が強化されていく。
      • ちなみに衣装変更時は魔法少女アニメのようにその姿の名前をしゃべってくれる。
  • 「魔械士」とは、この世界を救う使命を担った者たちを指す。
  • 他作品で例えると「召喚士」に似ている。「ガーディアン」というパートナーであるロボットと契約し、豊富な「魔械術」を扱える。
    • MPの概念は存在せず、「魔械術」ごとに使用回数が決まっている。
    • レベルアップにより使用回数がアップし、戦闘中に使用した分は「星風館」に宿泊することで回復する。
+ 5人の詳細
  • 黄色の魔械士 エストラ(CV:大橋彩香)
    • 様々な属性を担当することができる。全体攻撃系の魔械術は「ガーディアン」の攻撃に迫るほどの威力を持つ。
      • レベルアップによって自身のガーディアンのスペックを短期間だけ3倍にするという阿呆強い術も使用可能なため、ボスキラーとして活躍する。
    • エストラのみ衣装チェンジが可能で、衣装ごとに補助効果も異なる。かなり優遇されている。
  • 黒の魔械士 セティア(CV:赤﨑千夏)
    • 5番目、ストーリー中盤でようやく加入する。
    • 対人専門のヒーラー。魔械士を回復させられる。
    • ガーディアンを回復するのに比べるといささか地味であるが、同時に魔法攻撃力・防御力のバフと、速度低下のデバフが可能。
      • 対極にあるマキとコンビを組むことで無敵に近い防御力を得ることが可能。
  • 白の魔械士 マキ(CV:門脇舞以)
    • 2番目に加入する。
    • セティアとは逆に、ガーディアンの回復と、物理攻撃力・防御力のバフが可能。
      • 後述する全快特性持ちのボスを相手にする上では、エストラ・フレアのコンビよりも彼女とセティアのコンビの方が活躍する。
  • 赤の魔械士 フレア(CV:雨宮天)
    • 3番目に加入する。
    • 任意の魔械士・ガーディアンの次の与ダメージや攻撃回数を倍にするというすさまじく攻撃的な術を使える。
      • しかも、この2つと他のバフ効果は全て重複するため、エストラと組むことで素の時と比べて単純計算で12倍という異様なダメージを叩き出す。
  • 青の魔械士 コニー(CV:徳井青空)
    • 4番目に加入する。
    • 継続回復や全体万能回復、スピード強化といったサポート能力が非常に重宝する。
      • 特に回避率強化は終盤戦だとほぼ必須。これの効果が切れると敗北する。また、継続回復も回復量が結構あるため、とりあえず使っておけば早々死ぬことはない。
      • 他の4人がコンビを組んで真価を発揮するのに対し、彼女だけは単体で機能する。なので、基本的に彼女と他2セットを組み合わせる形となる。

ボスを低レベルかつ1ターンで秒殺したいなら、エストラ・フレア・コニー。
他のRPGのようにボスと順当に殴り合いたいなら、セティア・マキ・コニーといったパーティがおすすめできる。

  • 5人とも、武器や防具の類は装備できず、カスタマイズの幅は狭い。
    • 「シード」や「魔石」と呼ばれるアクセサリーの類を身につけ、ステータスを高めることくらいは可能。
    • ボス戦では魔械術を使用しないとまず勝ち目がないレベルのゲームバランスのため、運悪く被弾しても生き残れる程度の能力は必要。
    • 序盤は気にするレベルではないが、終盤に強力なシード・魔石類が入手できてくると、ガーディアンに装着するよりも重要度が跳ね上がる。
      • というのも、魔械士は装備したシードによって属性値の相性が増幅するのだが、使役するガーディアンの基礎値もその倍率分だけ強化されるのである(基礎値なのでバフを使えばさらに増える)。
      • ちなみに最大値は999%で、約10倍にまで強化される。
  • 「ガーディアン」
    • 豊富なカスタマイズが可能な仲間キャラ。見た目は完全にロボット。
    • ヒロイン達によって使役される存在で、加入時に好きな名前を付けることができる。
    • サイズはヒロインより一回り大きいくらいであり案外小さい。
    • ヒロイン同様、戦闘で手に入る経験値でレベルアップする。
  • 【ボディパーツ】・【右腕パーツ】・【左腕パーツ】に分かれている。
  • パーツ変更で見た目だけでなく基礎ステータスが変わる他、パーツごとにスキルが付随しているのが特徴。
    • パーツを外すとそのスキルは直ちに使えなくなってしまう。
    • 本体の属性と所持スキルの持つ属性をいかに合致させるかが重要となる。
  • ガーディアンにも「魔石」を搭載することができる。
    • ヒロインに装備させたときとは違って「プレイヤーが選択したスキルを3連続で実行」「右腕パーツのスキルを一度に全て実行」など強力無比なコマンドが実行可能になる。
    • あらゆるコマンドはなんと使用制限なし
    • MPも無ければ弾薬といった概念も無く、腕パーツが破損して使えなくなるといった事態も無い。体力が尽きて戦闘不能にならない限りは、フルスペックで闘える。
  • プレイヤーが手に入れられるガーディアンは全10種類。
    • 主人公の機体を除くと、イベントで入手できるのは5体。入手する際は中国の聖獣をモチーフにしたものと戦う。
    • 残りは隠し通路の先にあり、各キャラが最初に入手したガーディアンと同規格と思われる*1
  • 各デザインは勇者ロボ風だったりゾイド風だったりと、これといって統一感が無い。
    • それぞれが特徴的な外見を持っているが、実は各機体で固有なのは色と属性だけ。【ボディパーツ】を変更することで、外見をごっそり変更することができる。
    • 例えるなら、ガンダムという名前のガーディアンのボディを、ザクのものに変更したりができる。
  • そしていずれも言葉を発することができ、戦闘中では「でりゃあああ」「トゥワァァ」などの勇ましいかけ声から、ダメージを受けた時の喘ぎボイスまで用意されている。
  • ボイスは男性と女性の二種類の他、性格によるバリエーションもある。公式サイトでは紹介されていないが、10体ともそれぞれ別の声優が演じている。
+ ガーディアンの声優紹介
  • 土のガーディアン(CV:野村勝人)
  • 火のガーディアン(CV:原田瑛里)
  • 木のガーディアン(CV:橋中祐治)
  • 金のガーディアン(CV:與坂雄仁)
  • 水のガーディアン(CV:多田なつみ)
  • 土の守護神コウリュウ(CV:天神英貴)
  • 火の守護神スザク(CV:佐々木俊道)
  • 木の守護神セイリュウ(CV:一ノ瀬雅彦)
  • 金の守護神ビャッコ(CV:白兎夕季)
  • 水の守護神ゲンブ(CV:樋田炎)

+ 登場する敵キャラの詳細(ネタバレ等ありのため格納) 本作に登場するボス達もまた魔械士。残念なことに各々の出番は少ない。多少、印象に残るイベント程度はある。
  • 闇の三影衆 火のグレン(CV:佐々木望)
    • 火を操る力を持ちながらも、その性格は冷酷で、下衆さを隠そうともしない仮面の男。専用のガーディアン「プロミネンス」を所有している。
    • 同じ属性を操るフレアとは、何らかの因縁がありそうに見えて何も無い。仮面はただのファッションアイテムのようだ。
    • イベントで描かれるだけの出来事とはいえ、敵の中で唯一、ヒロインたち5人を殺害する寸前まで追い詰めることに成功。敵としては最も存在感がある。
    • 決戦時は余裕を失い激昂している。日頃は嫌味で上から目線なのに、追い詰められると案外弱い。なんともオルバ・フロスト感のある男である
      • 最終的に人としての姿を失ってしまうも、何とか生存した。
  • 闇の三影衆 金のゴードン(CV:後藤光祐)
    • 禿頭で上半身裸の中年大男。プレイヤーからの人気を出そうとする気が一切感じられない圧巻のビジュアルである。
    • 口さえも悪く、グレン同様に卑劣な性根。専用のガーディアン「アレキサンドラ」を所有している。
    • 主への忠誠心は確かなものであり、最終決戦ではボスなど絶対に出そうにない平凡な道で急に登場し、一度倒されてもプレイヤーの度肝を抜く姿で復活し直後に再戦。ある意味、最も恐ろしいボス敵。
      • 戦闘後は結局、無残な最期を遂げてしまう。そのうえ同じ属性を扱うマキからの反応は冷ややかなもので、余計に哀れ。
    • 演じる後藤氏は、本作以外のゲームだと『ドラゴンクエストヒーローズ』のI・II 両作で端役として様々な人物を演じており、その中でも「ジャック将軍」はカルト的な人気を誇る。
  • 闇の三影衆 水のアーリア(CV:赤崎千夏)
    • 三影衆の紅一点。専用のガーディアン「アフロディーテ」を所有している。
    • 物語冒頭でセティアの身体と能力を乗っ取るというシナリオのせいか、公式サイトでは担当声優が伏せられている。
    • セティアがゆるふわな言動であるのに対し、こちらは打って変わって、赤崎氏が妖艶な女幹部を演じている。彼女のファンなら二倍楽しめるか。
      • 最終決戦では何故か巨大化して生身で戦う。「おっぱいビーム」というアレな技も使用するが、赤崎におっぱいと喋らせるのは問題でもあったのか、ボイスだと「バストビーム」になっている。
  • 闇の魔械士 ガガーリン(CV:龍波しゅういち)
    • 鎧姿の魔人で、三影衆を統べる者。見た目だけなら初期のファイナルファンタジーシリーズの悪役である。
    • その姿に似つかわしい低音ボイスで喋り、世界を救うためのエネルギーを全て己のために使おうとしているという、実に分かりやすい「悪」である。
    • ラスボスっぽい人物に見えるが、その見た目通り本作のラスボスを務める。何も意外性が無いためかえって驚かされる。また、裏ボスの座も自分でキープしている。
      • 演じる声優が昔色々とやらかしたことがあり、その点では悪役に打ってつけである。
  • 十二星獣(CV:無し)
    • ダンジョンの隠し部屋に潜む、シナリオ上だと大半は倒さなくてもよい12種類の大ボス達。中には全回復を使ってくる超難敵も存在する。
      • 十二星獣には括られていないが、他にもドラゴンなどのモンスター系の大ボスと闘わなければならないこともある。
      • ちなみに、倒すとそれぞれの名を持ったシードを獲得できる。これらはコストは多いが強力で、隠しダンジョンに潜む彼らを相手にするにはそのシードを活用することが必須となる。


戦闘の特徴

  • 魔法少女とロボによる「デュアルバトル」
    • 本作における最大の特徴。魔械士とガーディアンがペアになって闘うというもの。
    • バトル中のガーディアンと敵キャラは、いずれも3Dモデルで表現される。
    • 敵が5体以上登場することもあり、お互いが顔を並べ向かい合っている様はなかなか迫力がある。
  • 戦闘自体はターン制のコマンドバトルで、最初にまとめて全員の行動を選択する。『ドラゴンクエスト』(ドラクエ9まで)と全く同じ形式。
  • プレイヤー側は最大で3ペア、つまり計6名(3人の魔械士と3体のガーディアン)で闘える。
  • ペアごとに、魔械士とガーディアンどちらを行動させるかを選択する。
    • よって、6名参戦でありながら1ターン中に行動できるのは3名までという制約がある。
  • 魔械士はガーディアンが使用できない豊富なバフ・デバフの使い手であり、それらは重ねがけすることで効果が増すため強力無比。
  • 20回もの重ね掛けが可能で、その効果は味方の種族問わず及ぶ。どんどん使わせたい。
  • バフ・デバフは全て永続効果であり、戦闘中にその効果を一気に解除する術はない。なのでとりあえず使っておけば有利になっていく。
    • 逆に敵が使う場合は効果を相殺できるキャラがいないとどんどんきつくなっていく。
  • 戦闘中、ガーディアンが魔械士をかばえないケースがある
    • 通常、敵はガーディアンしか狙ってこない。これは、ガーディアンが魔械士をかばっているという設定のためである。
    • しかし魔械士にバフなどを使わせ行動させたターン中は、20%ほどの確率でガーディアンではなく魔械士のほうへ敵の攻撃が当たってしまう。
      • 魔械士の体力・防御力はたかが知れており、強敵相手に被弾を許すと即死してしまうことすらある。
      • 一応、体力全快時に体力最大値以上のダメージを受けた時はHP1でくいしばってくれる救済措置がある。
      • この仕様によって、同ジャンルの他作品よりバフ・デバフの使用タイミングの見極めがとてもスリリング。強大な敵味方の対決に、女性(魔械士)が立ち会っていることのシビアさが上手く表現されている。
  • 合体コンボ
    • ガーディアンのコマンド(スキル)には連携率が設定されている。
    • 確率を満たし、さらにガーディアン同士の相性が良ければ、「合体コンボ」が発生することがある。
    • 2体または3体のガーディアンが続けて行動する際、その間に専用カットインが発生し、本来の行動とは別に連携攻撃を仕掛けるというもので、単純にダメージが底上げされる。
    • 勇者ロボシリーズを思わせるコテコテな演出とフォントがかえって格好良い。
      • 「連携しないが高火力のスキル」「性能は低いが極めて連携しやすいスキル」が用意されており、合体コンボを活かすかどうかもプレイヤー次第。
  • 難易度変更
    • ゲーム中、メニューが開ける状態ならいつでも「戦闘の難易度」を変更可能。
    • 難易度を高めると、敵キャラのあらゆるステータスが倍加していく。
    • ラスボスを倒した時点で、その際に設定していた難易度に対応した隠しダンジョンと、より上の難易度がオープンする仕様。
      • そのため、コンプリートには高難易度でラスボスを倒せるだけのスペックと腕前が求められる。
    • 他、出現した敵キャラをわざとパワーアップさせ、報酬とドロップ率を底上げするというアイテムもある。はて、どこかで見たような…
  • 各システムから溢れ出るメタルマックス感
    • マシンとそのオペレーターであるキャラのどちらかの行動を実行する
    • キャラが前面に出ているとそちらに被弾する場合がある
    • 特殊能力はマシンは無制限でキャラは回数制・ラッシュに相当する特殊能力もある
    • 難易度変更や敵強化アイテムによる、ステータス・ドロップ倍率がおそらく同じ
    • 「緋牡丹バルカン」など、メタルマックスに登場していた装備と同名のものが存在する
    • 宮岡寛氏の出演
      • と色々ある。多分探せばまだある。ただし、似ているが決してパクリと批判されるものではなくちゃんとオリジナリティのある内容となっている。
  • そして決して外すわけにいかない最大のメタルマックス要素、それは強敵の「まんたーんドリンクっ!」*2
    • そう、特定のボスはHPが半分以下になると全回復するのである。
    • それも同時に現れる複数体が複数回、使用してくる。ボスによっては「本当に使用回数制限があるのか」と疑いたくなるくらい使ってくる。
    • しかも本家よりも悪質なのが、この回復は体力をゼロにした際の反撃行動でもあり、基本的には必ず使用されてしまう。よって一気にダメージを与えようと、回復を使い切らせないと倒せない。知らずにスキルを乱用して無駄なラッシュを叩き込むと泣きを見る羽目に。
    • そのため、この手のボスを相手にする場合は瞬発力より持久力が物を言う。
    • 隠しボスともなるとデバフまで使ってくるため、セティア・マキのコンビでないと確実に押し切られる。
  • サウンド
    • イントロが弱めでサビ付近から徐々に盛り上げるタイプのBGMが多く、じっくり聴かないとやや地味な印象を受けるかもしれない。
    • 序盤のザコ戦BGM「Battle」、ボス戦BGM「Battle of the Guardians」、十二星獣戦BGM「Battle of the Twelves」はいずれも門倉氏の作曲。起伏が少なめかつ、かなり重々しい曲調。
      • 『メタルマックス』シリーズから強いて例えると、上記3曲ともSFCの『メタルマックス2』におけるバイアス・ブラド戦と部分的に似ている。
  • ゲーム終盤では、ダンジョンとザコ戦BGM、どちらも佐藤天平氏が作曲したものが流れる。

評価点

  • カスタマイズ重視のロボ・ダンジョンRPG
    • 本作では人間用の武器と防具アイテムを排しており、ロボのパーツカスタマイズとレベルアップが鍵になるゲームバランスはかなり独特。
    • ヒロインとガーディアンと諸々の装備の属性を一致させれば、『ドラゴンクエスト』など他社のRPGの数十LVぶんに相当する強化値を、編成だけで生み出せてしまう。
      • パーツの見た目はそれなりに多く、ドリル型の腕パーツなど、通好みなものも揃っている。メカニックの気分になれる。
      • 一品ものなど激レアなパーツも存在しているため収集が楽しい。
  • 丁寧なゲーム内チュートリアル
    • システムは徐々に増えていくという形をとっており、焦らずともチュートリアルを交えつつシステムを一つ一つ学べるという良心的な設計になっている。
      • チュートリアルは後から見返せる。
  • バランスブレイカーな品がダンジョンで次々に見つかる
    • 戦況を一変させるほど強力なパーツや魔石は、ダンジョン内の宝箱が主な入手先となる。探索のし甲斐がある。
    • ザコ戦を延々繰り返して少しずつパーティを強化するゲームとは好対照である。
  • 精巧なガーディアンのモデリングと、スピーディなテンポの戦闘
    • 本作のロードは驚くほど早い。特に戦闘突入までが、完全3Dのバトルシーン構成でありながらも非常に早くて快適。
    • ガーディアンのモデリングがとても良くできている。戦闘中ではカメラがアップになるカットも多く、なおさら映える。
    • アクションの高速送りも可能で戦闘は常にテンポ良い。
    • 進行に差し支えるような致命的なバグは発売後すぐのアップデートで修正された。本当にゼロディブ製なのかこれ
  • リトライが非常に容易で、フォローも効いている
    • 全滅させられても、魔械都市サザンクロスに戻されるだけ。他に何のペナルティも無い。
    • また、エンカウントで発生するザコ戦は格上であろうと高確率で逃走できる。
    • ボス戦で全滅した場合は、相手の体力をどれだけ削った上での全滅かを教えてくれるので非常に親切。後述のゲーム性を考えての妥当な措置と思われる。
      • ボスに再戦する際、再戦時専用のイベントが無いため、初対面時のイベントと全く同じものがまた再生されてしまうのはご愛嬌。実は時間が巻き戻ったか、もしくはみんなボケている
  • ヒロイン5人のボイスが充実している
    • 会話イベントがフルボイスであることに加え、ダンジョン内で移動せず放置しておいたり、ステータス画面でタッチすると専用ボイスがある。

賛否両論点

  • 下準備が難しく、その下準備が正確ならば半ば勝ったも同然になるボス戦
    • ゲーム内における属性の攻防の重要度が高いので、ボスだろうと属性を見極めてそれに適切な編成をすると圧倒的に優位となる。逆に準備が不十分だと瞬殺されるので準備が本当に肝心。
      • といっても事前に相手の属性が姿形で分からないケースもあるので、一回くらいは様子見で戦って全滅するような手間も必要になる。
    • ほとんどの装備品・スキルが一長一短の性能になっており、選択するのが困難でオススメの装備を紹介してくれるケースも稀。RPG初心者には厳しい。
    • 序盤は装備やスキルが揃わずカスタマイズもろくに試せないが、終盤にもなるとボス敵を瞬殺できるものばかり揃ってくる。
      • かといってそれを利用しないと逆にこちらが瞬殺されたりと、最初から最後まで極端なバランス。
  • ラストダンジョン以降の獲得資金のインフレ
    • そのせいで移動中に使用できる、体力と魔械術と戦闘不能を全回復できるキャンプアイテムが買い放題になる。ここまで大味なRPGは唯一無二かもしれない。
  • 戦闘に参加せない控えキャラとガーディアンには一切の経験値が行き渡らない
    • ただこの仕様により、全キャラをまんべんなく育てるか、一人を集中で鍛えるかなどプレイヤーごとに指針を選ぶ楽しさはある。
  • 両腕を同じパーツに揃えることで使用できる専用スキルがある
    • 両腕は同じパーツを選ぶことがセオリーになるため(解禁される専用スキルの性能にもよるが)、結果としてカスタマイズの幅を薄めてしまっている。
      • 本作では特定の属性武器をラッシュするという特殊能力もあるため、使用可能な攻撃は多いほど与ダメージが多くなるのでなおさら。
      • 他に見た目で変更可能な要素が、ボディと色だけというのも物足りないところ。カスタマイズ自体は項目も少なくて行いやすいが。
      • 一方で、「シード」によるステータス補正の過剰倍率によって何を装備してもほとんど攻撃力がカンストに至るため、ボス戦向けの装備に関してはある意味メタルマックスよりは自由度が高い。
  • 難易度による敵キャラのステータス変動が極端過ぎる
    • 最初は「ノーマル」と「ハード」のみ選択できるものの、決して「初心者向けのゲームバランス」「上級者向けのゲームバランス」といったような調整になっていない。
      • 例えばノーマルで、敵から雀の涙程度のダメージしか貰わなくなったのでハードにして再戦してみれば、同じ敵の攻撃で即死するというくらい極端。「全ザコをボス化するパッチ」のような機能なのである。
    • 高難易度だと報酬も跳ね上がるものの、実際のところは低難易度で敵を瞬殺し続けたほうが稼ぎやすい。
      • 最初から最後まで「ハード」でクリアしようとすると大変難しいゲームに変貌する。弱いザコだけを狙って、ハイエナのように戦闘と逃走を繰り返すことになる。ちなみに、それだけやってもただのやりこみ程度でメリットはない。
  • コンプリートには周回プレイが必須
    • 先述の通り全クリア後に「ハード」より上の難易度と隠しダンジョンが追加されるが、ラスボスの手前からやり直すというズルが効かず、同じストーリーを何度も遊び直すしかない。
      • キャラのステータスは引き継げるので『強くてニューゲーム』状態ではあるが、マップ踏破情報はご丁寧にもリセットされてしまう。
  • エンカウント率が歪
    • 同マップで連続で出現することもあれば、100歩近く歩いてようやく出現することもある。
  • 敵からのダメージに凄まじくムラがある
    • ザコ敵ですら2回行動が当たり前となっており、その敵の最強技を連続で繰り出されたりしたターンには極端に大きなダメージを被る。
      • 事故死を警戒しながら慎重に戦うのも面白くはある。
  • キャラクターデザイン
    • Ryoji氏のヒロインデザインは、コンパイルハートの既存タイトルとは似て非なる画風であり、露出過多・妙に高い頭身・どぎつい配色・芋っぽさのある表情とかなり個性的である。
      • ついでに巨乳4人と貧乳1人という超バランス。立ち絵が登場するイベントの頻度も多く、一切気にせずにプレイするのは難しい。所詮、好みの問題ではあるのだが。
      • 色合いに関しては、魔法少女アニメの様ではある。
    • 天神英貴氏のガーディアンデザインは作中でかなり浮いている。ヒロインのデザインとも調和が見られない。こちらもまた非常に個性的。
  • 「老師」の演技
    • ヒロイン達に道を示すキーパーソンで、宮岡寛氏が声を担当している。
      • 本職の声優ではなく宮岡寛氏をあえて起用しているのは『メタルマックス』シリーズファンへのサービスであろうが、他の本職声優のセリフと交互に聞くことになるので演技面では苦しい評価になってしまう。
      • 氏の声質自体は渋みがあり、老師というキャラ性には合致している。ご本人の猫好きに因んでか、猫の姿をしたキャラクターなのも面白い。
      • 天神英貴氏も別のキーパーソンを演じているが、氏は声優としてもキャリアがある人物で、こちらは演技に問題はない。全キャラ見回しても、どうしても宮岡寛氏だけが浮いている。
  • ストーリーの雰囲気
    • 途中で謎の人物が乱入したりと、緩急をつける工夫はしっかり行われている。一方で、世界を救う使命を担いながらも、ヒロイン達のノリが非常に軽い。
      • それでいて敵キャラクターが死亡したりもするため、部分的にはハードな展開がある。

問題点

  • 序盤はほとんど各カスタマイズが試せない
    • 最序盤はエストラと土のガーディアンしかパーティに居らず、本作の仕様上これは実質一人旅である。しかもその期間が案外長い。
      • 序盤の壁を乗り越えてようやくマキやフレアが仲間になっても、この頃はまだまだ手に入る品が地味目。より強いものへと付け替える程度で、カスタマイズの幅が弱い。
      • 本作の面白味がはっきり実感できるようになるのは、ようやく中盤に差し掛かってから。気の短いプレイヤーにはかなり不向きな構成だと言える。
  • ヒロインとガーディアン達の交流が大して描かれない
    • 加入時に多少のやり取りがあった以降、会話イベントはもっぱらヒロイン同士のやり取りにばかり割かれている。
      • 近くにガーディアンが存在しないのでは?と思えるほどの空気っぷりである。『ファイナルファンタジーX』以前の召喚獣に扱いが似ている。
    • そもそもエストラとセティア以外の3人は加入前に自身のガーディアンを破壊されてしまい、エストラが別口で入手していたガーディアンのコアをもらい受けるという、ガーディアンとの交流もへったくれもない展開となっている。新たなガーディアンともやはり交流は無い。
      • また唯一破壊されないセティアのガーディアンは、エストラが契約するものではないからと設定を重視したか、エストラ(プレイヤー)による名前入力ができず、デフォルト名のままとなる。
  • 嫌らしい構造の巨大ダンジョンと、やけに雑なサウンドの鳴らし方
    • L字型の道が延々と連なっている箇所が多く、そこをダッシュ&オートターンで進もうとすると、がくがくと画面が激しく揺れて酔ってしまうほど。
    • T字路など、分かれ道や左右どちらにでも行けるような箇所ではすぐにオートターンが効かなくなり、その場合は壁にぶつかった際のボイスが再生される。
      • これが異様にうるさく、複数のキャラが「あだああ!!」「いだあああ!!」と色気もなく、やけに大きい音量で喋るため煩わしい。
    • BGM・SE・ボイスの音量自体は調節できるものの、本作では段階ごとの音量差が顕著で、一方を上げるともう一方がほぼ聴こえなくなってしまったりもする。
  • クエストの理不尽さ
    • レアモンスターのレアドロップを要求されるものが大半。しかもクリアしないと次のクエストが出現しないため、理不尽感が強い。
      • 本作の数少ない寄り道要素の一つなのだが、なかなか条件を満たせずストレスが溜まる。
      • フォローすると、報酬自体は良いものが揃っている。
  • 戦闘モーションの淡白さ
    • カメラアングルが凝っている一方で、モーションは地味なものが多い。
  • ヒロインには3Dモデルが用意されていない
    • よって戦闘中も2Dのカットインでしか登場しないため、ゲーム性的にもガーディアンを眺めている時間が非常に長いゲームである。限定版とかもはやパッケージ詐欺
  • ダンジョンの全体MAPが不便
    • 透過処理がされており場所によってはかなり見辛い。さらに、現在プレイヤーの居る階層しか表示されないのも不便である。
  • エンディングが1種類しかない
    • シリーズとしては前作の『魔壊神トリリオン』と打って変わり、シナリオの分岐も個別エンドも一切無い。
    • ルートが一本道で遊びやすいが上記のようにどんな風にゲームを進めてもエンディングが1種類しかなく、「エストラエンディング」に辿り着いたり、「セティアエンディング」に辿り着いたりする事もできない。
      • 強いて挙げれば裏ボス撃破時のおめでとうイベントがある程度。



総評

田内智樹氏が公式サイトで語っている面白みは作中でしっかりと表現されているが、ヒロインの魅力とガーディアンの魅力は別々に描かれているような印象であり、調和をあまり感じられない。
独特な世界観は『メタルマックス』とは全く異なるものであり、バトル以外の面に期待して購入するのは難しく、ターゲット層がブレてしまった惜しい作品。
しかし、システム自体は結構作りこまれており、戦闘面に全振りした『メタルマックス』と表現することは可能。特にロボットファンにはおすすめできる。
まともにやれば勝ち目のない強敵にもパーティや装備を調整すれば挑めるという点では意外とバランスも整っている。


余談

  • 発売当時コンパイルハート社長であった桑名真吾氏(同氏はアイディアファクトリー取締役会長でもある)はもともとデータイーストに所属しており、田内氏とはその縁で本作の企画が立ち上がったとのこと。
  • 本作のタイトルは、「痴漢」「妊娠」などゲハ用語を彷彿させるワードを繋げてある。
    • 挙句に締めの言葉は「死す」。コンパイルハートらしいノリを思わせるネーミングではあるが……。
    • 他のメーカーならそこまで突っ込まれなかったかもしれないが、何分ネプテューヌシリーズに出てくる「教祖」という前科(?)があるので反応されてしまうのは仕方ない。
  • 本作の初報にあたる販促動画『「メイQノ地下ニ死ス」 朗読ムービー1』で、語り手に矢口真里氏を起用したのもプチ炎上した。わかっててやっただろ
    • 1と付くものの、2以降は公開されなかった。またゲーム本編には、矢口は声優として出演していない。
      • 公式サイトオープン後、ムービーのページに、上記朗読ムービー1へのリンクだけは貼られなかった。わざわざ起用しておきながら色んな面で酷い。
      • 実は密かに、ゲーム中で条件を満たせば朗読ムービーを見ることができたりする。おそらく敵撃破数300000以上?をフラグにしてショップで売られるようになるアイテム「謎の映写機1~3」を使用することで、朗読ムービー1~3が再生される。
  • 発売前に本作である敵キャラクターを担当した声優の炎上案件が存在した。
    • 実際にそのキャラクターのみ何故かサンプルボイスが公開されず(声優名は公開)、炎上案件を知るユーザーの不信感を募らせた。
  • 上記さまざまな件とゲームの完成度などが実際にどれだけ影響したかは不明だが、本作の初週売上はコンパイルハートのタイトルとしては残念ながらワーストを記録してしまった。
    • 2017年現在も同位置に留まっている。売上的に死んだのはメイQのほうだったな!
  • 本作の限定版に付属する『ヒロイン5人総出演!秘密の○○ドラマCD!!』は案の定というべきか、ガーディアンのガの字も出てこない内容である。本作の固有名詞くらいは出てくる。
    • 5人の声優のフリートーク集まで、トラックごとに分けられ収録されている。各声優がかなりのすっぴんでトークを披露している。
      • 演じているキャラのイメージを壊しかねないトークもあるため、あくまで声優ファンに向けたグッズといったところ。
  • 冒頭で紹介した通り本作は「魔界1番館シリーズ」の一作であることから、『魔壊神トリリオン』と本作、両方を購入したユーザー向けのスペシャル連動企画が実施された。
    • 応募すると『魔壊神トリリオン』の限定版サントラに未収録だった音源を網羅した特製サントラを入手できた(現在は終了)。
      • つまり、特に本作と関わりのあるグッズではなかったのである…。
  • 本作の予約特典である「トリリオンフォーム」を入手すると、その名の通り『魔壊神トリリオン』をイメージした衣装を纏ったナナメダケイ氏デザインのエストラが使用可能になる。
    • 衣装だけでなく、エストラの顔も体もナナメダケイ仕様に変わる。他キャラはRyoji氏デザインのままなので浮きまくることに。
  • コンパイルハートのタイトルの中では非常に珍しく、ツイッターで本作単独の専用アカウントがある。
    • といってもたった75ツイートしかされておらず、とっくの昔に停止中。

その後の展開

  • コンパイルハート&ゼロディブのタッグとしては、本作の独自システムを捨て、サウンド周りなどの環境を大幅に改善したDRPG『神獄塔 メアリスケルター』を2016年にリリースしている。
    • ダンジョンはさらに大きくなってしまったが、本作では少なかった仕掛けも充実している。
    • キャラデザイン担当はナナメダケイ氏。本作のザコモンスターもマイナーチェンジされた上で一部が再登場している他、効果音も受け継がれている。
      • 「魔界1番館シリーズ」には括られておらず、ストーリー的な繋がりも無い。また、田内氏も関わっていない。
  • 2017年10月5日にコンパイルハートより『塔亰Clanpool』が発売された。「電パイル」という新規シリーズに括られている新作DRPG。
    • 田内氏が同作のディレクターを務めている。
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最終更新:2023年11月14日 22:29

*1 主人公以外の初期ガーディアンはパーティに加入するまでに、シナリオ上で他人に破壊され消滅してしまっているが、それとそっくりなものを後から入手する

*2 さすがにそんなテキストは表示されないが