機動戦士ガンダム00 ガンダムマイスターズ

【きどうせんしがんだむだぶるおー がんだむまいすたーず】

ジャンル ドラマティックアクション
対応機種 プレイステーション2
発売元 バンダイナムコゲームス
開発元 ユークス
発売日 2008年10月26日
定価 6,800円(税5%込)
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 クソゲー
ポイント 単調なゲーム性
乏しい演出
オリジナルエピソードも駄目
ガンダムゲームリンク


概要

  • 『機動戦士ガンダム00』のファーストシーズン放映後に発売されたゲーム。
  • ファーストシーズンのストーリーを4人のガンダムマイスターの視点から追体験する。
    • アニメ本編の内容以外にオリジナルエピソードもある。
  • 劇中で圧倒的な性能を示したガンダムを操作するだけあって、従来のガンダムゲームより無双系のゲームに近い。

主なゲームモード

  • ミッションモード
    • ファーストシーズンの追体験を行っていくモード。
    • 4人のガンダムマイスターそれぞれに全10ステージが用意されている。
  • マイスターモード
    • 好きなモビルスーツを選んで敵を倒してステージをクリアしていくモード。
    • 敵を倒し続けて高得点を目指す「スコアアタック」と出来るだけ早く敵を全滅させてその早さを競う「タイムアタック」の2つ。
  • バーサスモード
    • 1VS1のモビルスーツ戦闘を行うモード。2Pプレイ専用。
  • これら以外にチュートリアルやゲーム中のグラフィックやBGMを鑑賞できるギャラリーモードがある。
    • モビルスーツギャラリーではリボンズ・アルマークによる簡易な機体解説ボイスも流れる。また、可変機は変形前と後の2つそれぞれを鑑賞できる。

主なシステム

  • 基本的な操作感覚は『機動戦士ガンダムSEED 終わらない明日へ』と同じ。前後左右のほかに上下移動もある。
    • ただし、マルチロックオンはなくなり、任意に防御することが可能になっている。
    • それ以外に攻撃ボタンとブーストボタンの長押しでチャージアタックという強力な攻撃が可能。
  • パートナーと絆レベル
    • ミッションモードでは基本的に操作する機体以外のガンダムマイスターから1人をパートナーとして選択することになる。
      • 誰を選ぶかによって攻撃力や防御力の上昇値が異なる。上昇する値はそのマイスターの搭乗機を反映している。
    • ミッションクリア後の評価に応じて絆レベルが上昇していく。絆レベルが上がれば性能の上昇も大きくなっていく。
  • 00モード
    • 画面に表示されているOゲージが満タンになると発動可能。
    • 発動すると画面に8方向を示すカーソルがいくつか表示され、その方向に方向キーかスティックを入力するとその方向に攻撃する。
    • 攻撃に成功すれば再びカーソルが表示される。入力が間に合わないか、カーソルのない方向に入力してしまうとモードが終了する。
    • このモード中は雑魚敵はほぼ一撃で倒せるため、撃破数を一気に稼ぐことが可能。
  • アクションムービー・シチュエーションムービー
    • アクションムービーは00モードのラストに、シチュエーションムービーはミッションモード中に条件を満たすと発生する。
    • いわゆるQTEであり、カーソルにタイミングを合わせてのボタン押しや指定されたボタンの連打、複数のボタンを順番に押すというものがある。
      • どの操作になるかは使用している機体によって異なる。アクションムービーの内容は00モードでの撃破数によって変化する。
    • アクションムービーで成功させればさらに敵の撃破数が加算され、シチュエーションムービーは続きを見ることが出来る。

評価点

  • 無双するガンダム
    • 敵機は大量に出現するが、基本的に耐久力は低いため簡単に撃墜できる。
    • 前述の00モードもあるため、劇中さながらの武力介入となる。
  • シンプルな操作
    • 基本的な攻撃はボタン1つで行える上に、00モードもスティックのみで操作可能なので複雑なコマンド操作とは無縁。
  • 新規アニメムービー
    • クオリティは高く、ファンにとっては満足できるレベル。

問題点

  • 単調なゲーム性
    • ミッションモードでは「敵をとにかく倒す」「制限時間内に敵を規定数以上倒す」「ボスを倒す」「味方を一定時間守りきる」というものしかない。
      • 結局のところ、「ボスを倒す」以外はとにかく敵を倒してくだけなので代わり映えしない。
    • 全体マップなどなく、同じ直方体の空間でひたすら倒し続ける内容なので、見た目の上でも単調。
    • 加えて、操作方法がシンプルなこともゲーム性の単調さに拍車をかけている。
  • 単調な演出
    • 00モードでは攻撃に成功するたびにボイスが流れるが、種類が少ないため同じボイスを繰り返し聞くことになってしまう。
    • アクションムービーはバリエーションが少なく、こちらもゲームをプレイしていると何度も同じものを目にすることになる。
  • ボスだけやたらと堅い
    • 雑魚敵の耐久力とは段違いであり、無双感も爽快感も感じられない。
    • 一度倒しても復活して第二ラウンド・第三ラウンドと続いて無駄に長丁場になることも多い。
  • 原作からカット多し・水増し感漂うオリジナルエピソード
    • オリジナルエピソードは素人の二次創作レベルの内容。なくても特段問題のないレベル。
      • 「モラリアでPMCトラストがもう一度軍事演習をするから再度武力介入する」「ユニオン軍の移動ルートの近くにソレスタルビーイングの地上施設があるから陽動のために出撃する」などメインストーリーに関わることのない内容ばかり。
    • そのくせオリジナルエピソードを入れたにもかかわらずファーストシーズンのストーリーが一部カットされてしまい、入れた意味がわからない。
    • ゲーム中のセリフなどはアニメを見ていることを前提とした流れになっている。補完や解説はない。
  • カメラワーク・敵機へのロックオン機能
    • 敵をロックオンしていると機体の動きはその敵を中心に動くようになるが、近接攻撃をしかけた場合にカメラの位置が自機と敵機を横から見るような位置になる。
      • 上記の状態だと敵と近いか遠いかぐらいしかわからなくなってしまう。
    • 敵を撃破するとロックオン可能な範囲に敵機がいれば自動的にその敵にロックオンが移る。雑魚を相手にしているときはさほど問題にならないが…。
      • 雑魚敵とボスが一緒に向かってくる場面では、ボスにロックオンしていても攻撃に雑魚を巻き込んで撃破してしまうと上記の仕様でロックオンが外れてしまう。
      • ロックオンをしていないと攻撃はまず当てられないが、狙いの敵にロックオンするにはロックオン切り替えボタンの連打が必要。敵の数が多いため再度のロックオンは一苦労である。
  • ガンダム以外のモビルスーツ
    • 一部のモビルスーツはゲームを進めていくと使用可能になる。
      • しかし、マイスターモードとバーサスモード専用でミッションモードでは使用不可能。
      • また、パイロットとモビルスーツは紐付けされているため乗り換えは不可能。
    • ゲーム性を優先したために、GNフィールドを搭載していない機体もGNフィールドで防御する。
    • ユニオンやAEUの量産機は変形機構を持っているが、ゲーム中に登場するのはすべてモビルスーツ形態である。*1
    • 後半になると原作でソレスタルビーイングを追い詰めた擬似太陽炉搭載機・ジンクスが敵として立ちはだかるのだが、原作の1stシーズン時点では30機しか存在しなかった機体のはずなのに、何故か本作では無限にわらわらと沸いて出てくる。
+ 4機のガンダム以外で上記モードで使用可能になるモビルスーツ。ネタバレにつき注意。

ガンダムナドレ・ガンダムスローネアイン・ガンダムスローネツヴァイ・ガンダムスローネドライ
ユニオンフラッグカスタムII・オーバーフラッグ・GN-X・AEUイナクト指揮官型(パトリック・コーラサワー専用機)
ティエレン高機動型・ティエレンタオツー・サーシェス専用AEUイナクトカスタム・アルヴァアロン
ダブルオーガンダム・アヘッド*2

  • 苦行なスコアアタックモード
    • オールクリアするなら40分前後はかかり気軽に遊べない上に、途中でのセーブも不可能。
    • しかし、ギャラリーモードの要素を解禁するには使用可能な各機体でオールクリアしなければいけない。

総評

アニメのセカンドシーズンまでのつなぎとして低コストで外注して利益を得ようというビジネス色を強く感じさせる作品である。
新規アニメムービーやセカンドシーズン放映に先行して顔見せした機体などを考えれば、ファンアイテムとしては一定の価値があるがゲームとしては問題ありというところに落ち着く。

余談

  • 難易度はEASY・NORMAL・HARDの3段階だが、それぞれ「模擬戦」「実戦」「スペシャル」と付記されている。
    • 元ネタはおそらく、パトリック・コーラサワーの名言「「俺は!スペシャルで!2000回で!模擬戦なんだよォ!」か。
  • メインメニューでのボイスは直前に操作していた機体のパイロットが担当する。
    • アニメ本編での名言や迷言を元にしている上にネタ要素を感じさせない声優の演技が相まってかなりシュールである。