オーライル

【おーらいる】

ジャンル シューティング
対応機種 アーケード(SYSTEM 16B)
発売元 セガ・エンタープライゼス
開発元 ウエストン
稼働開始日 1990年
判定 なし


概要

  • 二足歩行型戦車を自機とした見下ろし型全方位シューティングゲーム。
    • 自機が戦車のゲームは少ないが、ファンタジー色の強いSF世界観と、二足歩行戦車という組み合わせは稀。

システム

  • 1レバー3ボタン式。即死制。ただし、敵と接触した場合は、ゲージ(後述)が減少するだけでミスにはならない。
    • ショットボタンで二連装ショットを発射。ショットは自機の左右から発射されるので、どちらか片方が地形に引っかかっても、もう一方は飛んでいきダメージを与える事が出来る。
      • ショットボタン長押しで連射。その間、レバー入力で移動せずに発射角度を変える事ができる。
    • カイトボタンで自機の周りを飛んでいるオプション「カイト」で攻撃を行う。ボタンを押している間、周辺の敵をサーチして攻撃してくれる。
      • カイト攻撃を行うと画面左側のゲージが減少していく。ゲージが無くなるとカイト攻撃は行えなくなる。
    • シールドボタンでシールドを展開。敵の攻撃を無効化してくれる。
      • シールドは画面左下に表示されている回数だけ使用できる。シールド展開中はゲージが減少し、ゲージがないとシールドも使えない。
  • ステージ展開中、ダンジョンに侵入すると3Dステージが開始される。
    • 3Dステージでは最深部に到達する事でクリアになる。道中出現する障害物をショットで破壊し、アラームが鳴りエンカウントが発生した際は、敵を全滅する必要がある。
    • レバー上で進行。カイトが使えないが、カイトボタンでターンを行う事が出来る。
      • 3ライン方式で、レバー左右で隣のラインへ移動できる。シールドも使用可能。
  • 道中出現するアイテムを入手と、自機を強化できる。
    • Pアイテム
      • 画面左側のゲージを上昇させる。シールドを展開したりカイト攻撃を行ったりと、このゲームにおける最重要アイテム。割と大量に出現する。
    • Oアイテム
      • 入手するとカイトが出現する。
    • 赤いPアイテム
      • 画面左側のゲージを大幅上昇させる。

評価点

  • グラフィックは非常に細かく美しい。
    • 特に、自機は割合こぢんまりとした二足歩行戦車で、ロボットのような顔もあるのだが、アドバタイズデモやオープニングデモでの描写が非常に細かく、愛嬌がありつつもやたら格好良い。
  • 自機の2連装ショットは連射力に優れ、爽快感は結構ある。
    • 固い敵もきちんと2連装ショットを当てれば割とあっさり倒す事が出来る。
  • 敵の攻撃角度や遮蔽物を理解すれば必ず先へ進めるようになっている、絶妙なゲームバランス。
    • 2連装ショットのうち片方だけを出して遮蔽物から射撃する、画面外にいる敵が攻撃する前に破壊する、敵の攻撃角度ぎりぎりから射撃する等。攻略手順を理解した時の達成感は大きい。

難点

  • シールドが任意展開、自機の動きが遅い、3Dステージの説明があまりない等、非常にとっつきにくい。
    • 操作方法やシステムの理解に至るまではやたら難易度が高い。
      • 理解しても覚えゲーなので、やりこまない内はやはりやられまくる。
    • 自機の攻撃角度が8方向なのに、16角度から飛んでくる敵ミサイル等、簡単な要素がない。
  • ステージが長めのゲームなのに、制限時間がやたら短い。
    • 厳密には、本作には制限時間というものはない。しかし、一定時間進行がないと永久パターン防止のミサイルが飛んでくる。回避はそう難しくはないが、敵の攻撃を回避しつつミサイルも回避する余裕は殆ど無い。
  • 出回りが悪い。
    • これは「現代となっては」ではなく、当時からして出回りが悪い。とっつきの悪さと相俟って、知名度は驚くほど低い。*1
    • 家庭用には移植されていない。

総評

 非常にハードルの高いゲームである。システムを理解するのが難しいどころか、まず本作を見つける事が難しい。よしんば見つけたとしても、その独特の癖の強さから多くの人が敬遠してしまう。撤去も早いだろう。
 しかし、その美しいグラフィック、特筆するほどではないが丁寧なサウンド、慣れていくと爽快感のあるパターン等、魅力的な部分も多い。がっしり腰を構え、こつこつとプレイして先へ進めるようになる、昔ながらの渋いシューティングゲーム。自分の腕に自信があるなら、挑戦してみるとよいだろう。

続編

  • PCEのアクションRPG、『ブラッドギア』にはエンディングで「AURAIL 2 SCENARIO BLOOD GEAR」と表示される。本作に関連する用語も所々で登場している。