わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!

【わがままふぁっしょん がーるずもーど よくばりせんげん】

わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言! トキメキUP!

【わがままふぁっしょん がーるずもーど よくばりせんげん ときめきあっぷ】

ジャンル よくばりファッション

対応機種 ニンテンドー3DS
メディア 2Gbyte3DSカード
発売元 任天堂
開発元 任天堂、シンソフィア
発売日 2012年9月27日
2014年4月17日(トキメキUP!)
定価 4,571円(税別)
プレイ人数 1人(ローカルプレイ時:2~4人)
セーブデータ 1個
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 良作
ガールズモードシリーズ
初代 / よくばり宣言! / トキメキUP! / 3 / 4


概要

  • プレイヤーは、とある新興の街に存在するセレクトショップ「Lucina」の店長となり、『ファッションで街のみんなをハッピーにする』ことを目標に、ショップに訪れたお客様のニーズに応えるコーディネートを提案・販売していく。
  • 前作と同様、一見女児向けのゲームと思わせておきながら、「女児向け」という言葉が連想させる子供っぽさはなく、男性や大人でも楽しめる作りになっている。
  • 『わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!』の発売から約1年半後(2014/4/17)に発売された『わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言! トキメキUP!』は、様々なおまけ機能を追加した無償バージョンアップ版。

特徴、評価点

  • グラフィックの綺麗さが大幅アップ。
    • まずは何より、着せ替える3Dドール(女の子)のスタイルが良くなり、顔のモデリングも可愛らしくor美人になっている。
    • そのため、「服を着せ替えて可愛くすることの楽しさ(説得力)」が、格段に向上している。
      • 本作での3Dドールは「あざとい」ほどに可愛さにあふれ、「うちの店長ちゃんが一番可愛い」などと言い出している人達もちらほら。
  • 大人でも楽しめるような、落ち着いた雰囲気で統一されている。
    • 高級ファッション通りを連想させるゲーム内の街並み、「美麗な写真付きヘアカタログ風」の髪型選択画面など、風景やUIのひとつひとつが洗練された雰囲気で統一されている。
  • ファッション初心者向けの用語解説が充実している。
    • ファッション用語にまだ詳しくない小学生の女の子を想定したファッション用語辞典「ミキペディア」が非常に充実している。*1
    • ミキペディアの存在によって、小学生の女の子以上にファッションに疎い男性にまで、間口を広げることに成功している。
  • コミュニケーションツールとして多数の機能を持つ。
    • インターネットに自分のコーディネートを展示し、それを販売できる。
    • すれちがい通信+インターネットで、他のプレイヤーと全身コーディネートをやりとりできる。
      • 他のプレイヤーとすれちがい通信すると、そのプレイヤーの主人公キャラが自分の店を訪れ、全身コーディネート(着せ替え)を頼んでくる。服を着せ替えた後、インターネットに接続すると、そのプレイヤーにそのコーディネートを送信できる。
      • 逆に、他プレイヤーがの着せ替え結果を受信することもできる。
      • この機能で、現実で出会った見知らぬプレイヤーとのコミュニケーションが可能である。

問題点

  • ストーリーが短い。
    • プレイ開始からエンディングまでは非常に短い。
      • このゲームの本筋は、客や自分のキャラを着せ替えて遊ぶことであり、ストーリーの方はおまけではあるのだが…。
  • ゲーム開始時のロード時間が長い。
    • ゲーム開始まで数十秒間のロード時間が存在する。
      • ロードが終わるまで本体を閉じて待つこともできず(本体を閉じるとロード処理が止まってしまう)、気軽に遊びたいはずのゲームの出鼻をくじく形になってしまっている。
  • インターネット接続が非常に重い。
    • 通信開始までに1分ほどの時間が必要で、他プレイヤーとのやり取りの活性化に水を差してしまっている。

賛否両論点

  • 男性客をコーディネートできるが、おまけ的扱いになっている。
    • 本作品では、男性用の服や靴を仕入れ、男性客をコーディネートすることができる。
    • しかしながら「女子が隣に連れて歩きたい男性風」のきれい目テイストの服しかなく、ストリート系・B系・パンク系・ゴシック系の服は収録されていない。
  • 恋愛要素が全くない。
    • 店にはしょっちゅうカップルが来店し、時にノロケ話を聞かされたりもするが、自キャラが誰かと恋愛できるストーリーはない。
      • 女児向けゲームとしての健全さや、間口を広げるための判断と思われるが、ゲーム内のキャラクターたちが恋愛を謳歌している中で自キャラには全くその気配がないのは、逆に異様ですらある。
      • 「なぜうちの店長ちゃんはこんなに可愛いのに恋愛できないんだ」「うちの店はカップルはお断り」などと言い出している人もちらほら。
    • ちなみに無償バージョンアップ版『トキメキUP!』では、男性キャラの顔立ち・髪型・コーディネートを自由に設定して写真を取れる「夢彼氏」機能が追加された。
      • 当然ながら、「どうして現実じゃないんだ…」という意見が各所で挙がった。
      • なお、夢彼氏の機能そのものには特に問題はない。

総評

前作『わがままファッション ガールズモード』の登場は多くの話題をさらったが、本作品はその完成度の高さで多くの前作ファンの期待に応え、3DS世代の若い女の子のファンのハートをつかむことに成功した。
女の子向け着せ替えゲームは各社から様々なものが発売されているが、本作品はその中で頭一つ抜け出した良作である。


余談

  • 今作も前作や続編とゲーム内容的は同じような感じであるが、なぜか前作や続編と違い、今作のみジャンルが「よくばりファッション」であったりする(前作や続編のジャンルは「わがままコーディネート」)。
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  • シンソフィア
  • ガールズモード

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最終更新:2022年05月23日 23:26

*1 「ミキペディア」は、プレイヤーが勤めるセレクトショップ「Lucina」の店長ミキの名が由来