ゲゲゲの鬼太郎 異聞妖怪奇譚
【げげげのきたろう いぶんようかいきたん】
ジャンル
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シミュレーションRPG
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対応機種
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プレイステーション2
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発売元
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コナミ
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開発元
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コナミコンピュータエンタテインメントジャパン ウィンキーソフト(制作協力)
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発売日
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2003年12月11日
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定価
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6,800円(税込)
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廉価版
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コナミ ザ・ベスト:2004年7月8日/2,940円(税込)
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判定
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なし
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ポイント
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水木しげる生誕80周年記念作品シリーズの一つ 同記念シリーズの中では最高の難易度 ストーリーも雰囲気もバッチリ スーパーゲゲゲ大戦? キャラの性能差激しすぎ ファンアイテムとしてはかなり優秀
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ゲゲゲの鬼太郎シリーズ
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概要
水木しげる生誕80周年記念作品として開発された3つのゲームの一つ。これ以外の作品は『ゲゲゲの鬼太郎 逆襲!妖魔大血戦』『ゲゲゲの鬼太郎 危機一髪!妖怪列島』の2作。
これらの作品群は東映アニメーション製作のアニメ版ではなく、原作版をイメージの源としているのが特徴で、声優も独自のキャスティングで行われている。
そのため、目玉親父の声優も異なり、生前の田の中勇氏が担当しなかった珍しいシリーズとなった。
TVアニメとイメージからは離しているものの、本作は3作品の中ではかなりアニメ版から拝借している要素が見られる。
鬼太郎のヒーロー然とした性格などは他の2作品と変わらないが、本作は冒頭のOPの3DCGアニメのBGMに、熊倉一雄氏が歌唱する最初のテレビアニメ版の主題歌を使用している。
OPアニメの内容も、ねずみ男が呆れたように首を傾げて手を広げる仕草は第4作を彷彿とさせるもので、ラストシーンは第3作のED「おばけがイクゾー」のラストに似た演出となっている。
本作は3作品の中で唯一のSRPGジャンルの作品である。
平たくいえば「ゲゲゲの鬼太郎版スーパーロボット大戦」だが、本作は向きの概念及びZOCがあり、システム的には『スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』に近い。
この点はウィンキーソフトが制作協力しているためであり、そのため良くも悪くもかつてのスパロボを彷彿とさせる難易度設定となった。
ストーリー
IT革命が起こり、日本は再び様変わりしたが、それは妖怪世界も例外ではなかった。
鬼太郎は妖怪パソコンに執心し、ねずみ男は稼ぎのため妖怪携帯のセールスマンで日銭を稼ぎ、他の仲間達も携帯やパソコンを利用していた。
仲間達の体たらくを嘆く目玉親父は、IT革命からすっかり取り残されている。
そんなある日のこと、子なき爺が突如何者かに襲われてしまうという事件が発生する。大事には至らなかったものの、その現場に落ちていた遺留物と赤ん坊の大量誘拐事件の現場に残されていたものが一致することが判明。
遺留物から妖気を感じた鬼太郎達は、妖怪絡みの事件が起きていると睨んで行動を開始。調べていくと、なんと関係者が警察を含めて次々と失踪していることがわかり…。
特徴
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本作は一般的なアドベンチャーパートと、ゲームの肝となるSRPGパートがある。また、数は少ないがダンジョンRPGのようなホラー風味の探索パートも一部挿入される。
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サブ的な要素となるアドベンチャーパートは原作絵による会話シーンが描かれる特筆すべき点のないものである。
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探索パートは判断を間違えなければほぼミスすることのない内容だが、鬼太郎の一人称視点で進むため、周囲の状況が読めない。
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独特なSRPGパート。
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システム的には向きの要素がある以外は一般的な「射程」の要素があるSRPGである。
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この点はスーパーロボット大戦をイメージするとわかりやすく、必要気力のかわりに「必要妖気」が設定されるなど、かなりスパロボに近いシステムとなっている。
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スパロボでお馴染みの「SRポイント(or熟練度)」を彷彿とさせる「人助けポイント」が存在。これはSRPGパートで条件を満たす事でクリア後にボーナス経験値と資金が貰えるという物。基本的には民間人や人質の救出等の分かり易い物ばかりだが、中には条件が分かり辛い上に非常にシビアな物も。
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本作にはキャラクターに「向き」の概念があり、背後から攻撃されると反撃や防御が出来ないという特徴がある。攻撃されても向きが直ることはなく、基本変わるのは移動時と攻撃する時のみ。
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「霊力充填」というシステムがあり、これはスパロボで言うところのエネルギーをさらに消費することで、攻撃の威力や命中率などを増す要素である。
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また、鬼太郎にのみ「装備妖怪」というシステムがある。これは鬼太郎ファミリーを除く仲間の妖怪を装備することで、そのキャラの技を使えるようになる。
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装備出来る妖怪は1体だけだが、鬼太郎が得た経験値は、装備妖怪も同等に得ることが可能。
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戦闘アニメは基本CGだが、一部原作イラストを用いたものも存在する。CGによるアクションはそこそこ良質である。
評価点
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「原作」を活かした内容。
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鬼太郎の髪の毛は銀髪寄り、ネコ娘はとんでもなくブサイク、砂かけ婆は怖い顔、子なき爺は変な顔…と、とにかく原作を意識した内容になっている。
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アニメから入った人にはやや違和感があるかもしれないが、その点もキャラの個性をややアニメ版に寄せることである程度緩和はされている。
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敵味方の使用する技やゲーム中のイベントを原作の各エピソードから満遍なく拾ってきている。例えば西洋妖怪の首魁であるバックベアードの場合は、原作の1エピソードで披露した「妖怪ウィスキーを飲む」がイベントの一つとして採用されている。
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吸血鬼ラ・セーヌのように複数のシリーズに登場したキャラは、本作では異なる設定同士をミックスして登場している。
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良質なストーリー。
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内容はオリジナルであるが、2003年当時の時勢を風刺したストーリー展開はファンからも評価が高かった。
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登場妖怪もバラエティに富んでいる。オリジナル妖怪も一部いるが基本的には原作ありきの妖怪が登場する。
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現時点で一度もアニメ化されていない『鬼太郎の世界お化け旅行』や『鬼太郎国盗り物語』のキャラクターまで網羅されている点も評価が高い。
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非常に戦略性の高いSRPG要素。
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「向き」の概念があることで闇雲に攻撃しようとしていると反撃できず防戦一方という状況が生まれたりする。
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当然こちらも「向き」を利用することが可能。ただ基本的には敵のほうが多いため、防衛としての自分の向きを意識しないとすぐに負けてしまう。
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この他にも移動や命中率に制限を受ける地形やギミックのあるマップも存在する。
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あまり大きな影響を及ぼすわけではないが、属性の概念も存在する。この点を意識して戦うとさらに効率的に戦いを進められる。
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移動範囲だけでなく技の射程範囲も設定されており、キャラの得意不得意が現れる。一度に大勢の敵を攻撃可能な技もキャラによっては取得できる。
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また、難易度はかなり高いが、ステージで敗北してやり直してもその時点での経験値とお金が手に入る、という初心者救済措置が取られている。
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声優の豪華さ、キャスティングの秀逸さ。
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鬼太郎:松本梨香氏、目玉親父:熊倉一雄氏、ねずみ男:野沢那智氏、ネコ娘:宮村優子氏、砂かけ婆:堀絢子氏、子なき爺:穂積隆信氏、一反木綿:緒方賢一氏、塗り壁:富田耕生氏と、かなり豪華な面々が揃っている。
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敵役も、洋画お馴染みの声優やアニメなどで多く活躍する声優など、様々な実力派を集めており、ほぼ全員が有名所である。
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PS2故にボリュームがあるためなのか、本作は生誕80年記念ゲームの中では最も多くの声優を起用している。
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また、本作は『くまのプーさん』などで知られる八代駿氏の遺作でもある。
問題点
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キャラクター性能に差がありすぎる。
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特に問題なのは子なき爺。射程が1しかなく、石に変身する能力持ちなのにもかかわらず防御力もさほど高くない。当然移動力も目立って強みはない。
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一応、自分の周囲3マスを攻撃する敵味方識別ありのマップ兵器を後に得るが、命中率は悪く、移動力の微妙さから活用に難あり。反撃には当然使えず、囲まれればやられたい放題である。
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鬼太郎ファミリーは基本強制出撃なので、子なきも必ず参戦しなくてはならない。よって嫌でも子なきは育てないと大変なことになってしまう。
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猫娘の爪は同じ格闘武器なのに射程が2ある。爺ゆえの機動力のなさによる格差だろうか…。
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最大体力の半分近くのダメージを受けたあたりから、子泣き爺の被ダメボイスが痛みに耐えかねて絶叫しているものになるので、プレイヤーの変な笑いを誘う。
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一方で、押し潰しくらいしか攻撃手段がなさそうな塗り壁は、なんと渦巻攻撃など長距離攻撃手段を持っている。子なきにも何か用意してあげれば良いのにと思わずにはいられない。
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説得などを行うことで仲間になる、加入条件がある隠し仲間キャラは、条件が難しいほどキャラ性能が微妙であることが多い。
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例えば朧車は砂かけ婆を上回る長射程の攻撃を持つが、それが撃てるようになるにはかなり妖気を高める必要があり、それまでは射程・威力ともに微妙な体当たりしか使えない。
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探索パートが若干だるい。
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雰囲気自体はかなり出ているが、鬼太郎は走れないうえ恐怖演出にこだわっているため結構長い。
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しかもこの点は怖い以外はあまり意味のある要素とは言えない。人によっては本当にだるいだけで終わるだろう。
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回復は全てアイテム頼り。
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当然アイテムを使うのにも向きの概念があるため、迂闊な移動からのアイテム使用は逆に一気にダメージを受ける原因となってしまう。
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敵を倒した時のドロップでも入手できるが、アイテムの基本はSRPGパート終了時の報酬金額を使ってストーリーパートにて購入する形になるので、攻撃が苛烈になる後半に備えてアイテムを極力使わない戦法が大切になる。もちろんステージで敗北しても経験値とお金は入手できるので詰むことはないが。
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フルボイスではないところや、ボイス付き台詞とそうでないものの差。
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流石にこれだけの豪華声優に全て喋らせるのは予算的に難しいとはいえ、豪華故の勿体なさはある。
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戦闘のテンポと難易度
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序盤から当たり前のように雑魚敵が増援に駆けつける上、そのタイミングも嫌らしい。下手に攻め込むと前触れもなく現れる増援に囲まれ、一挙に不利になることもあるので注意が必要。
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終盤に差し掛かるとボス格が1度体力を全回復するイベントが頻繁に発生する。
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戦闘アニメをオフにしてもそこまでサクサクプレイは出来ない。
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タイトル画面表示までが長い
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メーカーロゴが複数ある上にスキップ出来ず、タイトル画面表示までの時間が若干長い。
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おまけにソフトリセットやリトライ等の機能は一切存在しないため、いちいちリセットボタンを押して毎回ロゴを拝まねばならず、地味にストレスが溜まる。
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反面SRPGパート中でもセーブ可能で、作成出来るセーブファイルの数もかなり多いのは有り難い。
総評
知名度はさほどないが、80周年記念ゲームの中では最も有名な作品。
ウィンキーソフトが制作協力したことで生まれた本作はかなりやりごたえがあり、「最近のスパロボがヌル過ぎる!」という人にはオススメである。
ストーリーは当時におけるIT社会への皮肉めいた内容が多く、ある意味水木作品らしい風刺的な作品となっており原作ファンにもかなりオススメ出来る。
ゲームそのものは理不尽と思えるほどに難しいため若干人を選ぶ面があるものの、歯ごたえのあるSRPGが好きな原作ファンであれば手に取ってみる価値が十分ある作品である、
最終更新:2024年03月17日 21:57