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初稿投稿日 19/03/10 追記修正歓迎です

本記事はPC-88版を参考にしています。

団地妻の誘惑

【だんちづまのゆうわく】

ジャンル RPG
対応機種 PC-88/PC-98/FM-7/FM-8/MSX/X1
発売元 光栄マイコンシステム(現・コーエーテクモゲームス)
発売日 1983年6月
価格 【カセットテープ】4,800円/【FD】6,800円
レーティング アダルトゲーム
判定 良作
ポイント 国産アダルトゲームのパイオニア
パソリン カット

概要

1980年代初頭、まだ「マイコン」がコンピュータ市場の中心だった時代。少数の会社がプログラムを組んでゲームを作り、カセットテープをダビングして一部の電気店や雑誌の通販で販売をしていた。
その中の一社、栃木県足利市で創業した光栄マイコンシステムは1982年4月に『ナイトライフ』を発売。基礎データを入力するとオギノ式に基づく安全日の算出、簡単な線画でお勧めの体位を教えてくれる「今日の体位」等を表示する物だった。
しかしこれはあくまで夜の夫婦生活を「より一層素晴らしいものにするため(ゲーム内での表示より)」の(少なくとも表面的には)実用的なプログラムであり、今で言うアダルトゲーム的な物ではなかった*1
翌年の1983年(昭和58年)3月、現在も続くビッグタイトル『信長の野望』を発売。一方同年6月、アダルトゲームブランド『ストロベリーポルノシリーズ』の第一弾として発売されたのが本作である。
ナイトライフとは打って変わって「アダルトポルノロールプレイングゲーム」と銘打たれ、自分から女性キャラにアクションを起こすゲームとして製作された。
更に翌年の1984年11月、同ブランド第二弾(であり最終作)となる『オランダ妻は電気ウナギの夢を見るか?』を発売。
この3作をまとめて「光栄歴史三部作*2」に倣い、「光栄アダルト三部作」と呼ばれていた*3


避妊具のセールスマンが団地内の各部屋を訪問して住人と会話し、上手く売り込んで販売ノルマを達成させるのがゲームの目的。
自分から女性に襲い掛かるシステムは衝撃的であり、昭和のポルノ映画を彷彿とさせるセックス&バイオレンスに溢れた内容である。


ストーリー

貴方は川崎市新丸子に本社を置く大日本家族計画(株)北千住営業所の歩合セールスマン。今日中に残り全ての避妊具を売ってしまわなくてはならない。「どんな手を使っても売るぞ」と決意する貴方、と同時に、いつもの例の下心がムクムクと・・・(パッケージ記載文より)

システム

  • 最初にプレイヤーのパラメータ(体力、知性、所持金、今日のノルマ、精力、妨害者の強さ)を、信長の野望などでおなじみのルーレット方式で決める。
    決まったらニュー越谷団地H号館でスキン*4の飛び込み営業が始まる。制限時間は朝9時から夕方5時まで。現在時刻が常に表示されていて、何か行動する毎に経過していく。
  • 部屋のドアの前に立ち数回ノック(knock)し、返事があったら挨拶(hello)し、許可をもらったらドアを開けて(open)入室する、という一連の流れを経て、住人に商品を売り込む(sell)。
    • knockやhelloは1回では大抵無反応なので、反応があるまで数回繰り返す必要がある。留守なのか何度knockしても返事が無い場合もあるので、その場合は諦めて他へ移るしかない。
  • 妨害者としてチンピラ、ニューハーフ、幽霊がいて、廊下を移動中に遭遇した場合お金を要求して通せんぼしてくる。部屋や他の階に逃げ込むことも出来ないので、お金を払う(pay)か体力消耗を覚悟して戦う(attack)しかない。ちなみに幽霊も普通に倒せる。
    • 落ちているムチやヌンチャクを入手すると攻撃力が上がる。
    • 倒すと相手が持っていた所持金を獲得できる。とてもただのセールスマンとは思えないバイオレンスっぷりである。
  • 室内には昼下がりの団地という事で住人は女性ばかり。職業、ルックス、年齢が表示される。この女性の数値に応じて、プレイヤーの精力の値が勝手に上昇してしまう。「いつもの例の下心がムクムクと」なわけである。
    • 当初の目的通り商品を売り込むと値段を聞いてくる人もいるので、金額を入力して提示する。高いと断られても一度だけ再交渉が出来たり、物が物だけにsellした途端追い出されたりと反応は様々。
  • 本作のメイン要素として、商品の売り込みをせずに女性に襲い掛かる(fuck)事も出来る。拒否されると追い出される(反撃されて体力が減る事もある)が、「イケマセンワ」と言いながらも断りきれない人もいる。押し切ると画面右上に「カイカン カーブ」が現れ、「you」と「she」の線が動き出す。「she」の線は放物線を描くように動く。また右下には「アナタノカクド」が数値で表示されている。
    リターンキーを連打すると「you」の線が急角度で上昇するが、ただ連打すればいいというわけではない。
    簡単に言うと、「she」の線の予測と「you」の角度による上昇角度を考えて、両方の線の頂点が重なるタイミングを狙ってリターンキーを連打する必要がある。
    最初のうちは難しく感じるだろうが、コツを掴めば高得点を狙う事も可能になってくる。
  • ちなみにこの時キャラクターは男が女に覆いかぶさっている状態だが大きく「パソリン カット」と書かれた枠で隠され、男女の足元だけが見えてリターンキーを押す度に男の足が上下にヘコヘコ動いているのが分かる状態になる。
  • 事が済むと体力と精力を消費している。その後「タダイマノトクテン」が表示され、高得点だと商品を高く買ってくれる。「どんな手を使っても売るぞ」という決意がここで実行されたことになる。そこそこの点数だと今消費した分の体力を回復する程度の回復アイテムをくれる。逆に低ければ「タダジャナイワヨ!」と言われ、強制的にお金を取られてしまう。例え相手が女子大生でも。
  • 自分の精力が低かったり女性のルックスが低かったりすると角度が極端に低くなる(マイナス数値の事もある)。その場合は体力や知性を消費して強制的に角度を上げる事も可能。
  • 1回済ませる毎に、スキンも1個減っている。商売品の実演販売という事か?
    • 部屋に入ると女性の方から誘って来て『イタスカ? y or n』と聞かれたり、自分の精力が100を越えていると抑制が効かず強制的にfuckになってしまう事もある。その場合もやる事は通常のfuckと同じ。
    • 精力の数値は団地内のトイレに入って自分で射精(Flash)すれば下げる事が出来る。
    • イタスカ?に『n』と答えると「コノヤクタタズ!」と部屋を追い出される。
    • まれに部屋の住人が妨害者の時もある。それがニューハーフだったら逃げる間もなく逆に襲われてしまい、体力がごっそり減ってしまう。その時もしっかり「パソリンカット」される。チンピラや幽霊の時はattackで倒してもいいが、fuckで襲うと「カエレッ!」と部屋から追い出されて事なきを得られる。
  • 階段は階を移動(up/down)する以外に1階の階段から外に出る(OUT)*5と自動販売機があり、所持金から様々なアイテムを購入(buy)する事が出来る。
    ここを拠点にして7階建てのダンジョン団地を攻略していく事になる。
    しかし買い物1回に付き15分もかかるため何度も買い物をしていられないので計画性が必要。
    • アイテムには体力や知性の回復、精力増強の効果がある。中には知性が下がる物もある。
    • たまに「ウリキレデス」と出るが、これは一種の罠。気にせず入力し直せばそのうち買える。
    • 廊下に落ちているアイテムは拾って(take)入手出来る。自販機では売っていない商品が多く、特に本が多く落ちていて結構助かる。
  • ノルマを達成する、時間切れ、体力か知性が0になるとゲーム終了。収支計算が出て総合得点、上司からのコメントが表示される。
    • コメントはよほどいい成績を出さないと褒められる事はない。ノルマ未達ならクビ確定。

評価点

  • 自由度の高いゲーム性
    • 目的はあくまで販売ノルマの達成だが、ゲームとしては『イタス』事がメインテーマであり、ノルマ達成を目指すかなるべく多く『イタス』か、はたまたその両立を狙うかと、好きな目標を決めてプレイできる。
    • ノルマ達成方法も女性を襲いまくりテクニックに物を言わせて満足させて高額で売るか、リスクを避けて地道に売り歩くかは自由。
  • 豊富な女性キャラクター
    • 住人は団地妻や女子大生を始め、OLやホステスやト○コ嬢やただのおばちゃんもいるなどバラエティー豊か。
    • 服装も普通の服の人だけでなくテニスウェアや下着姿の女性もいる。
  • fuckの重要性
    • 高得点だと商品を高額で買ってくれるというポイントがとても重要で、通常では安くしないと買ってもらえない商品を定価で買ってくれるのは大きい。
      ノルマ達成を楽にしてくれるファクターであるが、襲い掛かっても拒否されたり、下手だと逆にお金を取られたりと、簡単にはいかない点がゲーム性を高めている。

問題点

  • 体力や知性がどんどん減る
    • 移動やノックしただけで体力が減る。挨拶しただけで知性が減る。どちらかでも0になるとゲームオーバーなので常に気を配らないといけない。しかし回復はアイテム頼みなので、1階の自販機にこまめに戻らなくてはいけない。
  • 自動販売機でのアイテム購入方法
    • 商品名を直接カナ入力で入力しなければならず、商品名が分かっていないと購入出来ない。
  • 大文字と小文字の使い分け
    • open」と「Out」、「fuck」と「Flash」の様に、頭文字が同じ単語の使い分けを切替ながらの入力は意外と煩わしさを感じさせる。
      • 全てキーボード入力で対応しているので、単語で直感的に入力できると言う点では便利だとも言えるが。
  • ノルマ達成が厳しい時がある
    • スタート時に決められた部屋にしか住人がおらず、一度売ったら「さっき買った」と言われ、もうその住人は買ってくれなくなる。
      終盤でノルマ未達だったら、sellした途端に断られた部屋に再度行ってfuckで満足させるなどしないと、ノルマ達成に届かなくなる。もちろん襲い掛かっても拒絶されて追い出される可能性もある。

賛否両論点

  • パソリンカット
    • やはり完全に隠されているのはアダルトゲームとして物足りないどころではない。 そもそもご褒美CG的な物がないので面白くないと言う意見もあった。
    • 当時としてはインパクトの強い表現なのは確かであり、このゲームに何を求めているかで評価が分かれる一因でもある。

総評

アダルトゲーム黎明期において、初めて戦略性を持ち込んだことでアクティブに遊べるアダルトゲームとして歴史に名を刻んだ一作。
おおらかな時代だったのか、マイコンソフトというマイナーなジャンルで世間への認知度が低かった事が幸いしたのか、特に問題にもならず、複数機種で発売されるほどの人気を博した。
メーカーとしては語りたくない黒歴史であろうが、日本のアダルトゲーム業界のパイオニアとしてその名は埋もれる事無く語り継がれている。

余談

  • 本作が日本初のアダルトゲーム*6と言われることもあるが、アダルト要素をゲームに取り込んだソフトとしては『野球拳(ハドソン)』や『ロリータ野球拳(PSK)』などの野球拳ゲームが発売されていた。
    しかしこれらは簡単な脱衣ゲームであり、ゲームとしては単純な内容だった。
    またアクション要素のあるアダルトゲームとしては、海外で82年に『Custer's Revenge』が発売されている。
    ちなみにアーケードで初の脱衣麻雀は83年の『ジャンゴウナイト(日本物産)』と言われている。
  • この頃の社名は英語表記にすると「koey」となっている。
  • スタート時のタイトル画面は機種により異なる物もある。
  • PC-88版は最初はテープ版が発売され、後に5インチFD版も発売されている。