バードマニア3D
【ばーどまにあすりーでぃー】
バードマニア ウィンター 3D
【ばーどまにあすりーでぃー うぃんたー すりーでぃ】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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ニンテンドー3DS (ニンテンドー3DSダウンロードソフト)
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発売元
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テヨンジャパン
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開発元
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Gamelion Studios
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配信開始日
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【無印】2012年12月19日 【ウィンター】2014年3月5日
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価格
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【無印】200円 【ウィンター】100円
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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1箇所
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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なし
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ポイント
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前方一直線の疾走アクション 値段相当の一口ボリューム
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概要
ニンテンドー3DS(DS)のダウンロード専用ソフトのリリースがメインのメーカー、テヨンジャパンがリリースしたソフト。
仲間とはぐれてしまった主人公の渡り鳥が、様々な危険を回避しつつもハイスピード飛行でアフリカを目指すというストーリー設定。
オートセーブ方式。タッチと十字ボタン(ボタン)の両操作に対応。
『無印』と『ウィンター』の違い
無印版『バードマニア3D』リリースの約1年弱後、アッパーバージョンにあたる『ウィンター』がリリースされた。
『ウィンター』はその名の通り「冬」をイメージしたデザインとなり、一部の登場キャラが差し替えが行われている。
さらには『ウィンター』の新要素としてインターネットランキングが追加され、無印版よりも販売価格が低い。
ゲーム内容は基本的に両者共通である為、このページでは同一作品として紹介する。
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無印版を購入するメリットが薄い。
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『ウィンター』がリリースされた今となっては、無印版に手を出す理由が見当たらない。
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『ウィンター』は「販売価格が無印版の半額」「インターネットランキング」という特典があり、現状では『ウィンター』一択購入で問題ない。
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強いていえば「外見が少し違う」位の差異があるが、「無印は夏に近いデザイン」「『ウィンター』は冬デザイン」程度の違いでしかない。
主なルール
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ゲームの流れ。
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渡り鳥(以下:自機)を操作し、右方向の強制スクロールによるステージを攻略していく。
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自機は常時強制スクロール移動となっており、立ち止まる(スクロールを止める)術は持っていない。
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自機は画面左側に固定された形で配置されている。自機が行える操作は「上下の移動」と「加速によるスクロールスピード上昇」のみで、左右移動などの操作は行えない。
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本作にはステージクリア概念はなく、自機がミスするまでは延々とステージが続けられる。
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「自機が加速しない状態で敵に触れてしまう」「同じく自機が木などの障害物に激突してしまう」のいずれかで自機がミス(即ゲームオーバー)となる。
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コンティニューは一切できず、ゲームオーバー後はステージ最初からの再トライ(もしくはリタイア)を行わなければならない。
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ステージ内容(アイテム・敵・障害物配置)はプレイする度に若干の変化があり、腕前だけでなくある程度の運要素も絡んでくる。
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操作系統。
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自機の操作は以下の通り。
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上画面の「上アイコン」をタッチ・十字ボタン(スライドパッド)上・Xボタンのいずれかで自機の上移動。
「下画面の下アイコンをタッチ」「十字ボタン(スライドパッド)下」「Bボタン」のいずれかで自機の下移動。
上下移動後の自機は微小の隙を伴ってしまう。よって、それを踏まえた操作を意識する必要がある。
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LかRボタン押しっぱなしで自機の加速(スクロールスピード上昇)。加速中にて敵に触れると、そいつを倒す事ができる。
但し、一度ボタンを押しっぱなしにすると、一時的に加速が効かなくなってしまう。ボタンを離してもう一度押せば、何回でも再度加速が可能。
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ポイント・乗数・スコアについて。
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ステージ内には定期的に「星」「バルーン」といったアイテムが配置されている。
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これらに自機が触れる事で「ポイント」数値が溜まる。獲得したポイントはスコアとして換算されていく。
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同じくステージ内には「鳥」「ハチ」といった敵がたむろしている。
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自機加速状態で鳥に触れると、倒せると当時に「乗数」が上昇していく。乗数とはアイテム取得時のポイントに倍率がかかるボーナスであり、鳥を連続で倒せば倒す程に乗数は加算され続ける。
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「乗数上昇後に連続で鳥を倒せないでいる」「自機加速状態でハチに触れる(倒してしまう)」のいずれかで乗数はリセットされてしまう。
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ゲームオーバー後はステージ内で獲得したスコア結果が表示され、ベストスコアであればネームエントリーと共に記録として残せる。
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トロフィー・インターネットランキングについて。
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ステージのクリア結果によっては、「トロフィー」という印を獲得できる。
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トロフィーはいわゆるやり込み要素の一環であり、これをコンプする事こそが本作最大の目的といえる。
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概要でも述べた通り『ウィンター』においては、「インターネットランキング」にて記録したスコアを任意で登録できる(要オンライン環境)。
評価点
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簡単操作で楽しめる。
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操作が非常にシンプルなので、説明書を読まなくても即プレイできる。
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自機上下移動はアイコンタッチ・十字ボタン(スライドパッド)・ボタンのいずれかに対応しており、好きなプレイスタイルで操作できる。
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割と可愛いキャラクターデザイン。
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濃いキャラクターデザインのゲームが多いテヨンジャパン製にしては、比較的デザインのクセは少なく、ポップで可愛らしい外見となっている。
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自機の容姿が「目がでかく、マントを羽織った青い鳥」となっている。常に滑空走行で、羽根を全く動かさない様は違和感を覚えるが…。
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ステージを進めると背景が常時変化する演出があり、「次はどういう背景へと変化するのか」というお楽しみがある。しかし、その難易度故に背景をじっくり鑑賞する暇もないが…。
賛否両論点
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ステージ数は1種類ぽっきり。
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200円という良心的な発売価格ではあるものの、ゲーム自体もそれに似合った小粒内容である。
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ステージは1種類のみで、難易度選択やステージクリア概念も存在しない。よって、そのステージ1種類が本作のすべてという事になる。
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プレイする度にアイテムや敵などの配置が若干変化するが、それを考慮しても暇潰しレベルの内容でしかない。
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どちらかといえば本作は「どれだけハイスコアを稼げるか・もしくは生き残れるか」を競う事に特化したゲームであり、それ以上のものを求めるのは正直お勧めしない。
問題点
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難易度極めて高し。
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普通にプレイするだけでも一瞬で死ねる非道難易度。
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デフォルトのスクロールスピードからして大分速く、加速時に至っては「敵などを見てから避けるのはまず不可能」なまでの高速スクロールとなる。
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スクロールスピードがこの有様なのに、「敵・障害物に触れると即終了」という過酷環境も重なる。実際、ステージを1分間耐えれば上出来な方といっていい程。
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安全プレイで望みたければ加速は行わない方が無難だが、加速しなければ乗数ボーナスが得られない。どちらの道を選ぶかはプレイヤー次第となるだろう。
総評
ボリュームという意味では拭え切れない小粒さではあるが、暇潰しプレイとしては決して悪くはない作品だと思われる。すぐに死ねるスパイシーな難易度だが…。
続編
2016年2月17日にWii Uで『バードマニアパーティ』が配信開始。
最終更新:2022年10月24日 22:40