【ざ きんぐ おぶ ふぁいたーず つーさうざんどつー あんりみてっど まっち】
ジャンル | 対戦格闘アクション | ||
対応機種 |
プレイステーション2 アーケード Xbox 360(Live Arcade) Windows(Steam) プレイステーション4 |
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メディア |
【PS2】DVD-ROM 1枚 【AC】SYSTEM Y2(*1) 【PS4】BD-ROM 1枚 |
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発売元 |
SNKプレイモア 【PS4】SNK |
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開発元 |
【AC/PS2】SNKプレイモア 【PS4/Win】Code Mystics |
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発売日 |
【PS2・オリジナル】2009年2月26日/5,280円 【PS2・闘劇ver】2010年6月24日/2,932円 【PS4・パッケージ】2021年4月15日/2,980円 |
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稼動開始日 |
オリジナル:2009年7月9日 NESiCA×Live版:2011年1月24日 |
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配信 |
【360】XboxLIVE ARCADE:2010年11月3日/953円 【Win】2015年2月27日/1,480円 【PS4】2021年2月9日/1,980円 |
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判定 | 良作 | ||
THE KING OF FIGHTERSシリーズ |
『KOF』シリーズの第9作目である『2002』のリメイク。
リメイクであると同時に、前年に発売された『'98』のリメイク作『'98 ULTIMATE MATCH』('98UM)に続くUMシリーズの第2弾でもある。主な略称は『2002UM』。
ただし後述するように大幅な追加要素や調整が入っているため、ほぼ新作といっても過言ではない。
『2002』のリメイク作品としては、過去に実質リメイクである『THE KING OF FIGHTERS NEOWAVE』が存在したが、今回はそれとは異なり改めて作り直したもの。
なお、本作の登場に伴い、リメイク元の原作『2002』は区別として、主に「無印『2002』」、一部からは「元祖『2002』」「旧『2002』」とも呼ばれるようになった。これは『'98UM』の原作の『'98』も同様(*2)。
※本ページ内でも以降は便宜上、リメイク元の原作『2002』は、基本的に「無印(『2002』)」と記載しています。
機種 | ゲームバランス | 背景 | ボスキャラ使用 | チャレンジ/エンドレス |
アートギャラリー /カラーエディット |
無印2002 |
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PS2/初期版 | PS2初期版独自 | 3D | O(隠し) | O | O | O |
アーケード基板(Y2版) | アーケード | 2D | - | - | - | - |
PS2/闘劇ver. | アーケード | 3D | O(隠し) | O | O | O |
XBLA | アーケード | 2D | O(隠し) | O | - | - |
NESiCA×Live(アーケード) | アーケード | 2D | - | - | - | - |
Steam(Win) | アーケード | 2D | O(デフォルト) | O | - | - |
PS4 | アーケード | 2D | O(デフォルト) | O | - | - |
+ | 参戦キャラクター |
対戦ツールとしてバランスがよく名作とされる無印『2002』を元に、以下のようなリメイクがなされている。
キャラクター選出
対戦バランス
演出面
その他
まとめると、キャラクターの選出では『2002』の価値を拡大し、調整面では『2002』の美点を継承し、演出面では『2002』の欠点を克服した良リメイク――それが本作である。
批判の余地がないわけではないが、まずもって各要素が少なくとも及第点に達した、隙のない作品であることは間違いない。これはKOFシリーズの中でも比較的珍しく、名作とされた『2002』をリメイクするというスタッフの心意気が十二分に感じられる出来となっている。
『2002』の評価点の受け継ぎや欠点の修正はしっかりと行われリメイクとして、またバランスも良好でキャラ数も多いことから一個の格闘ゲームとして、極めて高い水準でまとまった作品と言える。
同時に本質的には『2002』の特徴を受け継ぎ、またもっと俯瞰すれば紛れもなく『KOF』シリーズ中~後期のゲーム性の継承者であるため、どちらかといえば個人の好みの範疇で拒絶感のでるユーザーがいてもおかしくはない。
つまるところ、長寿シリーズである『KOF』にひとつ傑作が追加された――という評価が妥当であろうか。
対戦ツールとしてやりこむに足る格闘ゲームとして、今でも巷のゲームセンターや各々の家庭とオンライン、そして大会を舞台に、白熱した勝負が繰り広げられている。
*1 NESiCA×Live版:Taito Type X2。
*2 ちなみに本作『2002UM』を指して単に『UM』と略す場合も見られるが、その場合は『'98UM』と混同される恐れがある為注意。
*3 バグの削除と、一部キャラクターの調整のみ。
*4 特に『'95』以前と『'96』~『'98』が顕著であり、『'99』はボス性能に近寄っているなど、これまでにも京本人は服装や必殺技の構成・性能の傾向がストーリーに合わせて変化することが多かった。『'98』の京には、いわゆる「波動昇龍タイプ」が裏キャラという形で実装されている。
*5 ちなみに小野氏はゲーム中の各システムボイスも兼任している。
*6 タメキャラが本システムの恩恵を受けづらい問題を緩和。
*7 ただし、今度は超必殺技の一部SEやエフェクトが不自然になくなるという新たな問題も発生している。
*8 当のイグニスも「KOF最強のMAX2」と公式で揶揄される程の大技を引っさげており、まさにネスツ編のラスボスを飾るにふさわしい強さに拍車がかかった。
*9 n回受身を取れという基本的な操作から、全画面に攻撃する大技をガード判定がつく必殺技でしのげという特殊な状況まで。
*10 偏った場所にいた場合は2人両方に当たるかどちらも当たらない場合もあった。
*11 ネームレスのMAX2にてそのご尊顔を拝見できる。どことなくクーラに似ている。
*12 そもそも当時は『SVC』からの流用だった。