【ちきゅうぼうえいぐんふぉー】
ジャンル | 3Dアクションシューティング | |
対応機種 |
プレイステーション3 Xbox 360 |
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発売元 | D3パブリッシャー | |
開発元 | サンドロット | |
発売日 | 2013年7月4日 | |
定価 | 6,980円 | |
レーティング | CERO:D(17才以上対象) | |
判定 | 賛否両論 | |
ポイント |
演出・グラフィック・ボリュームは歴代最高 処理落ち・フリーズ頻度・ロード時間も歴代最高 ハード間の差異(360>PS3)が大きすぎ あまりにも際立つ処理落ちなどの問題 敵挙動やアーマー等の大味なバランス調整の数々 根幹は良くも悪くも「いつもの地球防衛軍」 だが前作の良バランスおよび値段との差が… |
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地球防衛軍シリーズ |
SIMPLEシリーズの傑作『地球防衛軍』シリーズの第4作。内容は前作『地球防衛軍3』から8年後の世界。
前作が『1』の事実上のリメイクだったことから、本作は『2』のリメイクという位置づけになっている。
今までの作品と同じように低難易度では爽快感が得られ高難易度では戦略性が求められる。
+ | 兵科ごとの大まかな特徴 |
グラフィックの進化や全体的なボリュームの向上など成長している部分もあるのだが、追加された新要素の練り込み不足や調整不足がところどころに見られる。
Havok採用によって建物の倒壊などがリアルになった反面、キャラクターやアイテムの異様な吹っ飛びなど問題も多く発生し、そのため絶妙な調整でファンから評判の良かった前作『3』、及びその移植改良作『3P』と比べると長所を掻き消すほどの問題点の増加により評価や評判は悪くなってしまった。
また、ハード間の差があまりにも大きいのも問題である。PS3版のユーザーは多いため、特に賛否が分かれている。フリーズ頻度の例もありPS3ユーザーは本気でハード本体へのダメージを懸念する必要がある。
とはいえゲームとしては充分遊べるレベルであり、完全に破綻しているわけではない。
難点は目立つが、シンプルなゲーム性と中毒性、バカバカしさを有する「長く楽しく遊べる良作」として本作を純粋に評価しているファンも少なくはない。
地球防衛軍シリーズが抱えている問題がなかなか解消されないことへの批判は以前からあった(*19)のだが、本作は良い部分を継承しつつその問題がますます増えてしまった、非常にコメントに困る作品である。
ゲームシステム自体は完成されきっている初代の進化形のため、シリーズ作のひとつとして見なければ順当に並~良作と評価できる(少なくとも「クソゲー」ではない)のだが、数多の問題点から本作を猛烈に否定するプレイヤーもまた多い。
そのため、歴代でも特にファンの間で賛否が分かれる作品となっている。
また某掲示板では後日、下記の改良版『4.1』が『4』として発売されていれば最高だった、との声も上がっていた。 本作は発売を急がずにもう少し丁寧に練り込むべき作品だったのかもしれない。
*1 そのかわりロケットランチャーのようにいきなり発射することができなくなった。
*2 長すぎると余計な非アクティブの敵に当たってしまいやすいため。
*3 オンラインのあるミッションのみプロテウスが置かれている。
*4 『1』『2』では戦車やバイクで海中に入って海底を走ることができ、アイテムが回収できた。ただし水中で降りると二度と乗れなくなる。
*5 高速型のバイクで急発進するとよく起こる。ゆっくりとスティックを倒し緩やかに加速すればまず発生しない。リアルと言えばそうだが足枷でしかない。
*6 ジェノサイドガンはデータ上は存在する。
*7 最低難易度のイージーはクリアしなくても可。
*8 ほぼ初心者救済のための存在であり、使える武器も手に入る武器もノーマルと同じ。
*9 野良部屋の一覧に見知らぬプレイヤーのフレ部屋が混ざって並ぶため検索妨害となる。
*10 ウイングダイバーでも岸に泳ぎ着くまでは飛び立てない。
*11 単発発射→ごく短時間のチャージ→単発発射→...の繰り返しであるため。
*12 なるべく坂道での戦闘を避けるという工夫はできるが...
*13 ごくまれとはいえHavokは不可解な動作をするのが定番のため、そのたびに「神が降臨した」「Havokの祟りだ」とネタにされている。
*14 このゲームでは瞬時に1万ダメージを叩き出せる武器ですら稀有である。
*15 武器としてではなく移動の足としてビークルを貸してほしいのが本音だったりする。
*16 ダメージは最大でも4万で弾数は1発のみ。リロードは不可。
*17 こちらの存在に感付いていない敵に感付かれること。
*18 エアレイダーとは反対に、空爆やサポート兵器は使えなかったが。
*19 これらを受け入れた上で「面白いクソゲー」「バカゲー」と評価するファンもいる。いずれも強い批判的な意味を込めてはおらず、ジョークの類に近い