この記事では、SFCソフト『スーパーマリオワールド』と、そのGBAリメイク版である『スーパーマリオアドバンス2』を紹介しています。
判定はともに「良作」です。



スーパーマリオワールド

【すーぱーまりおわーるど】

ジャンル アクション
高解像度で見る 裏を見る
対応機種 スーパーファミコン
発売元 任天堂
開発元 任天堂、エスアールディー
発売日 1990年11月21日
定価 8,000円(税別)
プレイ人数 【SFC/Wii/WiiU】1~2人
【3DS】1人
セーブデータ 3個(バッテリーバックアップ)
レーティング CERO:A(全年齢対象)
※バーチャルコンソール版より付加
配信 バーチャルコンソール
【Wii】2006年12月2日/800Wiiポイント(税5%込)
【WiiU】2013年4月27日/800円(税5%込)
【New3DS】2016年3月4日/823円(税8%込)
判定 良作
ポイント 探索要素も追加され更に広がったマリオの世界
SFCローンチでありながら屈指の完成度
ヨッシーの初登場作
マント優遇、フラワー冷遇
マリオシリーズ・関連作品リンク

概要

言わずと知れたスーパーファミコンのローンチタイトルで、SFC版スーパーマリオの第1弾。
スーパーマリオブラザーズ3』のシステムを基礎としつつ、多数の新要素が盛り込まれている。

正式タイトルには含まれないが「SUPER MARIO BROS. 4」のサブタイトルが添えられており、『スーパーマリオブラザーズ3』の正統続編として制作されている。

今度の舞台は恐竜ランド。バカンスの真っ最中にまたしてもさらわれてしまったピーチ姫をクッパから助けるのが目的。


特徴

  • ハードをSFCに移したことにより実現した多彩な色使い、様々なアクションとギミック。
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  • 『スーパーマリオブラザーズ3』のマップシステムを発展させたマップ。
    • 一度クリアしたステージには何度でも挑戦できるようになり、それに伴いゴールが複数存在し選択次第でルート分岐が発生するステージも用意され、進行ルートが多様化した。全部のゴールを探すも良し、最短ルートを通るのも良しと、遊びの幅が広がった。
    • 中にはゴールしても道が開けない偽ゴールや、先のステージで大「!」スイッチを押したあとに行けるようになる場所もある。
    • 本作はひとつの島が舞台という設定で全て地続きの広大なフィールドとなっているため、ワールド毎に多彩な世界観を見せた前作と比較してシチュエーションは統一されているが、平野、地底、台地、森、島、クッパの谷と各ワールドごとにしっかりと特色づけている。
      • コースをクリアするごとに地形が変化して新しい道が開けていくという演出になっており、未開の土地を探検するという趣が強く出ている。
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3から発展したワールドマップ
  • もちろん、スーパーマリオシリーズではお馴染みのワープ要素も健在である。
  • 上級者向けの高難度ステージも存在。その1つスペシャルコースには、事実上1ミスで即死というプレッシャーのなかパワーバルーンを使って進む「おたのしみコース2」、足場が1ブロック+滑る「マリオスタッフもビックリコース2」、炎&キラー満載の「チャンピオンシップのコース1」など、シリーズ通しても難しいステージがあり、多くのプレイヤーが苦しめられた。
  • 本作では1度クリアしたステージを何度でも自由に遊べる(城・砦・スイッチの宮殿を除く)
  • 後の主要キャラクター「ヨッシー」が初登場。
    • 『マリオ1人では倒せない敵でも食べて倒せる』『甲羅をくわえて特殊能力が使える』『ヨッシーに乗ってのジャンプ中にジャンプすることで二段ジャンプが可能に』なるなどの活躍でマリオの冒険をサポートする。
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ヨッシーの初登場作

新要素

全体的に、従来に比べて難易度の低下に貢献する追加要素が多い。特にゲームオーバーの可能性は格段に低くなっている。

スピンジャンプ

  • これまでのシリーズでは踏んでも倒すことができなかったメットも完全に倒すことができる。
  • ジャンプで踏めない敵も、倒すことはできないが踏みつけた反動でジャンプできる。
  • スーパーマリオ以上ならクルクルブロックも破壊できるようになり、これを使わないと進めない場所も多い。
  • 通常のジャンプよりも高度が低く、ノコノコなどは甲羅ごと倒してしまうなどの欠点もある。

パワーアップ

  • 旧作ではチビマリオ時にパワーアップアイテムを取った場合はスーパーマリオへのパワーアップ効果しか得られなかったが、本作ではチビマリオからでも即座に取得したアイテムのパワーアップ効果が現れる。
    • これによって「アイテムを取るまでミスが許されない」という初心者にとっての壁がなくなった。
  • 新変身「マントマリオ」
    • 『3』のしっぽマリオに代わる空中飛行能力だが、能力が大幅に強化されている。
      「しっぽマリオ」同様、助走を付けてジャンプすることで一定距離を飛ぶことができ、マントを振って敵を攻撃したりアイテムブロックを叩ける他、敵が投げてくるを弾を防御することが可能になった。
      • 通常飛行中に十字ボタンの前方を入力しっ放しにすると急降下していき、そのまま地面に激突することで地震を起こし敵を攻撃できる。(踏める敵であれば直接体当たりして倒すことも可能)。
        また、急降下中に十字ボタンの後方を入れ直すと、マントの四辺をムササビのように広げて滑空飛行することが可能。十字ボタンの前後でうまく微調整することで滞空時間を延ばすことができる。
    • 飛行中に敵や敵の玉などに当たると飛行がキャンセルされるだけでダメージは受けずに済む。
  • スーパースターの性能向上
    • 今作では、スター無敵中の体当たりで敵を倒していくと、連続踏みのように得点がアップしていき、最終的に1UPするようになった。
      • 無敵時間も約17秒と従来に比べて格段に長くなり、無敵時間をより活用しやすくなった(『マリオ1~2』では約12秒、『マリオ3』では約7秒、『マリオUSA』では約8秒)。

アイテムストック

  • 既にパワーアップしている状態でパワーアップアイテムを取ると、画面上部に1つだけストックできるようになった。(スターのみ例外)
    • ダメージを受けてチビマリオに戻ると強制的にストックアイテムが降ってくる。また、セレクトボタンを押すことで任意に降らせることも可能で、パワーアップした状態のまま降らせたアイテムを取ると、取ったアイテムの効果と入れ替わりでそれまでに取得していたアイテムがアイテム欄に移行する。
      • ミスする確率が減るのは勿論、応用すればパワーアップ効果の切り替えで、多彩なステージに柔軟に対応しやすくなる。

ヨッシー

  • 乗っている間にダメージを受けるとマリオを置いて逃げ出してしまうが、マリオは無傷で済む。 ヨッシーから降りる動作がジャンプなので、空中ジャンプといった便利なアクションが可能で、様々な場面で攻略の助けになる。
    • ヨッシーに乗った分だけ、縦の当たり判定は大きくなるが、マリオ自身よりグリップ力に優れる。
    • ブラックパックンの上を歩くことができるし、スピンジャンプでないと踏めない敵も、普通に踏める。
    • ミスしない限りはどこでも連れていけるが、城・砦・オバケ屋敷のみ例外でスタート時にヨッシーから降りてしまう。その代わり、該当ステージでミスしてもヨッシーは失わない。
  • ヨッシーの飲み込み動作
    • ダッシュボタンを押すと舌を前方に伸ばし、様々なものを飲み込むことができる。口に保持している間は、ダッシュボタンを押すことで吐き出せる。口に保持したままヨッシーを降りることもできる。
    • カメの甲羅を口に入れると、飲みこむまでの間に甲羅の色によって効果が表れる。緑のみ特殊効果が特に無い。
      共通
      (赤以外)
      吐き出した甲羅を転がして飛ばせる
      しゃがみながら吐くと目の前に落とす(再利用可能)
      吐き出すとファイアを前方に3つ吐いて攻撃できる(甲羅の再利用は不可)
      口に含んでいる間のみ羽が生えてジャンプボタンで羽ばたける
      黄色 口に含んでいる間のみ着地時に地響きを起こして攻撃できる
      点滅 赤・青・黄色全ての効果が現れる(甲羅の再利用は不可)
      • 壁を貫通して舌を伸ばせる。
      • 小さい敵や木の実は、すぐに飲み込むため保持できない。
      • パワーアップアイテムを飲みこむと取得できる。
      • カギやPスイッチなどは飲み込むことはできない。
      • 吐き出す際に十字キー下を同時入力すると足元に置ける。
    • 既にヨッシーが居る状態でヨッシーの卵を出現させようとすると1UPキノコが出現する。ヨッシーに乗っていればそれだけで残機が増えやすい。
  • 伝説の3色ヨッシー
    • 特定のステージで出現する赤・青・黄の3色の「チビヨッシー」をアイテムと同様に持ち運びつつ敵を一定数(もしくはスターやキノコ等のパワーアップアイテム1つ)食べさせると、緑ヨッシー同様の大きさに成長して乗れるようになる。
      • 緑のヨッシーと違い、『甲羅を口に含んだ際、甲羅の色に関係なく体の色と同じ色の甲羅の効果が表れる』という特性を持つ。(例:赤ヨッシーで赤以外の甲羅を含んでも炎が出る)

中間ゲート

  • ほぼすべてのステージに設置されており、ゲートを通ればミスなどをした後の再スタート地点が中間ゲート付近からになる。
    • また、チビマリオの状態で中間ゲートを通るとスーパーマリオになるため、弱体化した際のリカバリーに繫がる。
    • 再スタート時はゲートが切られた状態のため、チビマリオから再開してのパワーアップはできない。

メッセージブロック

  • 叩くと何らかのメッセージが表示されるブロック。操作アドバイスや、登場キャラクターからのメッセージなど。
    • ステージの攻略情報などのメッセージは一部の謎解き面のみに留められている。

細かい操作性の向上

  • ジャンプ中の空中制御が利きやすくなるなど、より軽快且つ精密なアクションが可能になった。
    • 「十字ボタンの上で上を向く」という動作が追加された。
      • 上を向いた状態で手に持ったものを投げると真上に放り投げるようになっており、空中の高い位置の敵やブロックにぶつけることが可能になる他、コントロールコイン*1の伸びる方向を上向きに調整する時にも使う。また、モノを上に投げ上げる動作はラスボス戦でも必須の動作になる。
    • 泳ぐときに十字ボタンを上下に入れることで、上昇速度をコントロールできるようになった。
    • 停止中にL・Rボタンを押すことで画面の前後を見られるようになり、状況を確認しやすくなった。
    • 城、砦、スイッチの宮殿以外のステージは何回でもプレイできるので、アイテムや残機の補給が容易になった。
    • 前作まではちびマリオの状態の時はしゃがみ動作自体が不可能だったが、本作ではちびマリオの状態でもしゃがめるようになった。

ビックリブロック

  • 様々なステージには点線枠のブロックがある。点線ブロックはすり抜けるだけだが、各地に存在する「スイッチの宮殿」ステージで「ビックリスイッチ」を踏むことで、その色と同じ色の点線ブロック全てを実体化させ、「!」マークのビックリブロックにすることができる。
    • ビックリブロックの種類は全4色。黄色ブロックを叩くとスーパーキノコが、緑ブロックを叩くと、マントマリオに変身できるアイテムのマント羽根が出現する。青と赤ブロックはアイテムは出ない。
      • ブロックを実体化させればアイテムの入手機会が増えるだけでなく、足場が増えたり敵を封じることができる。
        また、スイッチを踏まずに全てのコースをクリアすることも可能。

その他アイテム

  • ドラゴンコイン
    • 通常のステージには「ドラゴンコイン」という特殊なコインが必ず5枚以上*2存在し、そのコース内で5枚以上集めると1枚取得するごとに1UPする。
      • これにより、基本的にどのステージでも1UPの可能性が生まれるようになった。また、ドラゴンコインを探して集めるという、探索・収集的な楽しみ方もできる。
  • 3UPムーン
    • 一部のステージに隠されている、1UPキノコの上位互換的なアイテム。1UPキノコと違ってその場を動かず静止している。
    • ドラゴンコインと同様、探索・収集要素の一つとみなすこともできる。
    • 銀色のPスイッチ
      • 踏むと一定時間、出現する敵のほとんどが銀コインに変化する。攻略が楽になるだけでなく、銀コインを連続で取り続けると「得点がアップしていく→1UP→2UP→3UP(以降3UP)」となるので、残機を一気に増やせるチャンスでもある。

ミニゲームも健在

  • ゴールには上下するテープがあり、これを切ると高さに応じて「ゴールスター」という得点が入り、これが累計100を越える度にルーレットのミニゲームで遊ぶことができる。
    • 特定のステージの土管に入ると、複数のハテナブロックを正解の順番で叩く度に1UPキノコが出現するボーナスゾーンに行くことができる。

プレイアビリティの向上

  • セーブ機能の導入
    • ただし、任意セーブは不可能。セーブ可能なタイミングはスイッチの宮殿や砦、城、お化け屋敷、偶数番のスペシャルコース等、一部のステージを『クリアした時のみ』。
  • 2人プレイ時の補助要素
    • 残機の受け渡しが可能になったため、上手なプレイヤーと組めば、初心者でも先に進む助けになる。ゲームオーバーになってもこの受け渡しで補充してすぐに戦線復帰ができる。

クリア済ステージの途中終了

  • クリア済のステージはスタートボタンで停止中にセレクトボタンを押すとマップに戻ることができる。
    • 改めてクリアする必要がない他、特定のステージで残機稼ぎを繰り返す時やミス回避に利用できる。

序盤のステージが非常に親切にできている。

+...
  • 1-1
    • 複数回踏まなければ倒せない敵、スピンジャンプなら一撃で倒せる敵、踏めない敵の存在。
    • スピンジャンプの有用性やクルクルブロックの特性を学習できたり、物を持つ・投げるというアクションも練習できたり、中間ゲートも配置されていて、本作の導入的なステージ構成になっている。
  • 1-2はヨッシーが初登場。
    • ヨッシーの卵が前半と後半で計2箇所用意されて、飲み込む甲羅の色による効果の違いや二段ジャンプの有用性を学習できる。
      • また敵に触れてヨッシーが逃げてしまっても、平坦で危険の少ない長い道を走るだけだったり、左右に往復し続けるだけなので乗り直しやすかったりする。
  • 1-3は落下の可能性が高いのでやや難易度が高めだが、その分ビックリブロックのありがたみを実感しやすい。
  • 1-2は最序盤でいきなり1UPができる。また、ヨッシーの卵(=1UPキノコ)が2個存在し、そのうちの1個は中間ゲート直後に設置されている。

敵キャラクター

  • 今作に登場するノコノコとパタパタは従来の緑と赤の他に青と黄が登場し、どちらも緑や赤よりも歩行速度が速い。
    • 青は赤とほとんど同じだが後述のハダカガメのグラフィックが異なっており、黄は緑と違ってこちらを追尾する上、黄パタパタは普段は羽を畳んで地上を歩いているが別の甲羅を正面から当てようとしてもジャンプして回避するため、緑や赤よりもミスにつながりやすい。
    • 踏んだ時のリアクションも変わり、今回は中身がカメの前方へ飛び出す。マントで弾いた場合は従来通り甲羅に引っ込み、一定時間で復活。
      • ちなみにこの「踏んだ時に中身が飛び出す」というリアクションは実は『マリオブラザーズ』のアーケード版が初出。
    • この「ハダカガメ」は、入っていた甲羅と同じ色の靴を履いている。甲羅に入ると再び元の姿になる。このとき甲羅と靴の色が違っていた場合、甲羅の色に合わせられる。*3
    • ハダカガメでも動き方は基本的に一緒だが、青い靴の場合は甲羅に入らずに蹴飛ばして攻撃してくる(正面から甲羅を飛ばしても受け止めて蹴り返してくる)ためか目が鋭く体格もがっしりしている。また、ハダカガメが黄色の甲羅に入ると無敵状態になり、プレイヤーを追尾し続け、普通の踏みつけでは弾かれる。
  • 「クリボン」というクリボーによく似た丸々した体型の敵も登場する。
    • こちらは踏むとひっくり返る。その状態になれば持って投げ飛ばして攻撃に使ったりすることができる。
    • ただしこの仕様故にクリボーと違って踏むだけでは倒せないため、スピンジャンプで踏んだり手に持った状態で敵に当てるなどの工夫が必要。また、気絶したノコノコ同様にひっくり返ってからしばらくすると自力で起き上がる。
      • ちなみに、今作にはシリーズおなじみのクリボーは登場しない。
  • 本作でのパックンフラワーは基本的に「ピーパックン」という種類に。
    • 土管や草むらから空中に飛び出しゆっくり戻っていくという行動を取る。ゲーム終盤のコースでは火の玉を吐き出すことも。
      • ちなみに通常のパックンフラワーは逆さ土管からのみ登場する。また、『マリオ3』で登場したブラックパックンも一部コースに登場する。
  • ハンマーブロスは登場しないが、飛ぶリフトに乗りながらハンマーをばら撒く「アッパレ」というキャラが存在する。
  • 他にもブル、マグナムキラー、ハナチャン、バサバサ、チョロボン、パサラン、メカクッパ、カメックなど後のシリーズでもよく見るキャラが本作で初登場した。

裏ワールド

  • スターロードスペシャルコースをクリアすると裏ワールドになる。
    • 裏ワールドでは一部の配色や敵グラフィックが変化するため、それまでとは一味違った感覚でプレイ出来るようになる。
    • ノコノコの色*4が、緑は全て黄色に、赤は全て青色に差し替えられるので、ステージをより攻略しやすくなるという利点もある(パタパタの色は変化なし)。

より多彩になったBGM

  • 本作のBGMは、メインテーマを元に、ステージの内容に合わせてアレンジを加えるという手法で作曲されている。
    • 「前作は曲数が多すぎて統一感が欠けていた」という事情からだが、明るく元気な曲調の地上ステージ、旧作の優雅なワルツの曲調を踏襲した水中ステージ、アップテンポなアスレチックステージ、ひっそりしめやかな地下ステージ、荘厳かつ悲壮感漂う城ステージなど、同一テーマで統一感を出しつつ、バリエーションと臨場感に富み飽きさせない。
    • また、ヨッシーに載るとBGMにパーカッション(ボンゴ)パートが追加される(降りるとパートが止む)など、細かいところも凝っており、BGMで効果的にゲームを盛り上げている。

評価点

  • 様々な点でパワーアップしている
    • 特徴で述べた項目は、ほぼ評価点であり、アクションや遊び方の幅が大きく広がっている。
  • ステージのボリューム感が増えた
    • ステージ数は前作に劣らず、本筋以外の隠しステージも存在するので、ボリューム感でいえば前作よりも増している。
    • 通常ステージのみだがクリア済みのステージを繰り返し遊べるようになったこととセーブ機能の実装のおかげで、1度クリアしたらそれで終わりではなく、ゲームそのものを末永く楽しむことができるようになった。
  • 懐の広いつくり
    • 上述したプレイ難度を緩和する新要素の数々だが、一部の隠しステージなどを除けば強制ではなく、一切頼らずに遊ぶことも可能。
      • 例えばスピンジャンプやヨッシーが必須のステージはほぼ皆無で、一部の隠しゴールのために必要になる程度。
  • 難易度緩和要素の追加
    • 2Pプレイ時の残機受け渡しやゲーム内の補助ギミックなど。

賛否両論点

  • 使用するボタンやアクションが増加したため、操作難易度による脱落者も生んだ。
    • 今でこそスーパーファミコンのボタン数は少ないと言えるが、当時としてはファミコンから一気に4つ増えたボタン数や、二種類に分かれたジャンプ、投てきアクション、ヨッシーの挙動、マントの挙動などでつまずくプレイヤーが少なくなかった。
    • ただ、現実的には最低限「十字ボタン」と「Y(ダッシュ)ボタン」と「B(ジャンプ)ボタン」だけ使えれば基本的にクリアに支障はない。(むしろ他のボタンは使いこなそうと思わない限りさほど出番が無い)
      • 一応、親指一つでダッシュとスピンジャンプが可能になる、Pスイッチや甲羅を持ったままマントを振ったりファイアボールを撃ったりできるなど、活用次第で楽に攻略できるようになるが、基本的には趣味の操作である。
    • 素早い操作が必要なマリオシリーズではXボタンは押しにくいということも考慮されており、本作ではXボタンはYボタンと全く同じ動作をする。
  • ドラゴンコイン収集の恩恵が小さい。
    • ワールド1の時点でも簡単に無限1UPが可能なので、わざわざ寄り道をしてドラゴンコインを集める必要がない。入手が難しい場所に配置されているケースは少ないが、それゆえ偶然集まった時におまけで1UPできる程度。
    • 取得数が記録されることはないため、やり込ませ要素にはなっていない。自主的な目的の一つにすることが出来る。

問題点

不自由なセーブ

  • セーブするためにはわざわざ特定のステージをクリアしなければならず、手間が掛かる。
    • 何度でも挑戦できるおばけ屋敷へのルートを確立させたあとは、セーブするためだけにおばけ屋敷をクリアする、といったケースも起こり得る。
      • 一応、慣れれば30秒かからずにクリアできるルートがあるお化け屋敷もあり、そのお化け屋敷の隣にはご丁寧に入ってパワーアップだけして出てこれる隠しポイントまで用意されているのだが、結構序盤の方にあるので、終盤になるといちいちここまで戻ってきてセーブしなくてはならない。

再チャレンジ不可の一部ステージ

  • クリア済みのステージは何度でも遊べるが、一度クリアすると潰れてしまう城・砦・スイッチの宮殿はその対象外。全面クリア後に自由に遊べるようになることもない。
    • 単に区域を通過するのみである通常コースはともかく、クッパ関連の建造物であり、クリアした後に叩き潰すデモまで入る城が何度でもプレイ可能だとストーリー的には違和感に繋がるので間違ってはいないが、ゲームとしては不親切と取る人もいたようだ。
    • 海外版では、クリア済みの城や砦でも再チャレンジが可能。(スイッチの宮殿のみ不可)

アイテムストックが使いにくい

  • ダメージと同時にアイテムの効果が即発動するわけではなく、ストック欄からそのまま落ちてくるアイテムを取得しなければならない。
    急いで画面中央寄りへ移動し、降ってくるアイテムを取らないと、所持していたアイテムが無駄になってしまう。
    • また、自動・手動問わず、画面中央の上部からゆっくりと降ってくるため、拾うまでにタイムラグと隙が生じてしまう。
      ただでさえダメージを受けて焦っているだけに、フィールドの状況によってはミスに繋り易い。
      また、アイテムが降ってきている最中にミスしてもストック分は無駄になってしまう。
    • ストックがたった一つというのも、前作で30個近くを持てたことから比べると、大きく劣化しているように感じられる。
      • ただしマップ上でしかアイテムを使えなかった前作と違い、アクション中に呼び出せるようになった利点は大きい。アイテムの種類や入手経路に拘わらず、ステージ内で普通に拾ったアイテムがそのままストックされることも大きな利点である。
        大量のアイテムをフィールド内で使えてしまうとバランス的にも問題になりかねないため、不便ではあるが一概に問題とは言い切れない。

裏ワールド仕様にすると表ワールドに戻せない

  • 裏ワールドのグラフィックの変化は新鮮ではあるものの、そこは好みが分かれる。二人プレイの場合どちらかが「チャンピオンシップのコース2」をクリアするともう一方も裏ワールドになる。
    • スペシャルコースを全てクリアした時点で裏ワールド仕様のグラフィックになるので、「チャンピオンシップのコース2」さえクリアしなければ表コース仕様を維持できる。
    • セーブデータのコピーができないので、表ワールド時のセーブデータを別にコピーしておくということもできない。
      • この「コピー不可」は任天堂のアクションゲームの殆どが採用している。

マントマリオの万能性が強力

  • 地上ステージであれば上空をずっと飛んでいるだけで地上の敵や障害物などは全て無視してしまえる。障害物の多い地上付近や敵のいる場所を飛ぶメリットはあまりないため、マント飛行を活用しようとすれば自然とこうなってしまう。
    高度を落とさずにずっと飛行し続けるにはコツがいるためそれなりに難しいが、特別な操作をしなくても、ただのダッシュジャンプだけでもかなりの長距離をひとっ飛びすることはできる。
    落下中ボタン操作で落下スピードをゆっくりにできたり、飛行中にダメージを受けても飛行がキャンセルされるだけでダメージにならないなど、マントマリオである事自体にメリットが多い。
  • マントマリオ時にのみ可能な攻撃「マントアタック」も強力。射程の短い攻撃ではあるが、効果が無い敵が殆どおらず(いるにはいるが基本的に何も効かない無敵キャラがほとんど)、攻撃力自体も高い。
  • 一方で対になるはずのファイアマリオのファイアーボールは、遠距離攻撃できるというくらいしか有利な点が無い、効かない敵が多い、FC時代と同じく画面上に同時に2発までしか出せない、移動に利用できる能力がないなど、存在意義が薄れてしまっている。おまけにファイアのみ効かない敵はいるがマントが効かずファイアが効く敵はいない。一応、イギーやモートンなどのコクッパに対しては有効。
    • また、ファイアフラワーが出現するビックリブロックは存在しない*5。このこともマントマリオ優遇、ファイアマリオ冷遇のバランスに拍車を掛けている。

3色ヨッシーの性能差が大きい

  • 赤ヨッシー
    • 口に含んだ甲羅の色に関わらず、3WAY弾の炎を飛ばす。
      • 地上の敵にやや当てづらく、貫通するとはいえ用途もファイアーボールと被っており、そもそも炎での攻撃が道中であまり有用でない。
        普通に甲羅を吐き出すのと同様、1度吐けばそれっきりになってしまう上、甲羅自体を吐き出してぶつける・再利用すると言う方法が不可能になる分、不便さは増す。
  • 黄ヨッシー
    • 口に含んだ甲羅の色に関わらず、甲羅が飲み込まれるまでの間だけ常に「着地時の砂煙攻撃」が使える。
      • 一応、緑ヨッシーにできる事は全てできる上で砂煙攻撃が増えただけなので上位互換ではあるが、この砂煙攻撃が大して強くないので、わざわざ探しにきてまで利用するものではない。
  • 青ヨッシー
    • 口に含んだ甲羅の色に関わらず、甲羅が飲み込まれるまでの間だけ常に「飛行能力」が使える。
      • 他の2色に比べてかなり有用。こちらの飛行は『マリオ3』のしっぽマリオのようにボタン連打で上昇するタイプであるが、助走が必要なく、連打で飛ぶので微調整による小回りも効き、前作であったパワーメーター切れによる飛行の収束もないので甲羅が飲み込まれるまでの間なら延々と飛び続けられる。緑ヨッシーに比べてできなくなる事も無く、純粋にパワーアップ版として扱える。
  • また、青ヨッシーがやや優遇気味。
    • 青だけは出現させてから成長させて乗れるようにするまでの行程が他の2匹と比べて簡単である。
      赤と黄は地上面で、物を持つボタン押しっぱなしの操作をしながら敵の攻撃をかいくぐり、空中の足場を飛び移って物を食べさせなくてはならず手間がかかる。
      一方で青だけは一本道の水中面。今作は水中で物を持つと泳ぐスピードが上がるため、地上面と違って物を持ちながら進む事がメリットになり得る。さらに敵もゆっくり前進するだけのブクブクと起こさなければ害の少ないグースカしか出現しないので、食べさせる作業が極めて楽。
      しかも、チビヨッシーが置いてあるポイントの目の前にスターが出現するため、これをチビヨッシーに譲れば一発で成長させられる。
      • それ以外の通常ステージでも、ヨッシーがいる時のみ取得できるヨッシーの羽を取るとヨッシーが青ヨッシーに変化するため、青ヨッシーのみ入手機会が多い。

総評

前作『マリオ3』で築き上げた要素を基礎として様々な新要素を盛り込み、ゲーム性・演出・音楽全ての方面にて更なる拡充を図りつつ、やや高難度気味であった前作からより一層の洗練を施して万人向けのゲームバランスを構築することに成功した。
据え置き機におけるマリオが主人公の2Dグラフィックによるアクションゲームとしては本作が最後*6であるが、まさに2Dマリオの集大成・決定版と言える作品に仕上がっている。

売上本数は国内355万本、全世界で2,061万本の売上を記録し、スーパーファミコンの普及に大きく貢献。
初心者から上級者まで、幅広く遊べる本作はロンチタイトルとしての役割を存分に果たした。
マリオシリーズの看板をファミコン時代からスーパーファミコンへとしっかりと引き継いだ、まさに名作タイトルといって過言でない逸品である。


余談

  • 本作品の発売と同時期に漫画雑誌「コロコロコミック」で沢田ユキオ氏による漫画「スーパーマリオくん」の連載が開始。今なお連載中である。
    • またコミックボンボン&デラックスボンボンで連載されていた本山一城氏の漫画「スーパーマリオ」もワールド編が連載され、単行本は全7巻(5~7からは完全オリジナル)*7とシリーズでは一番息が長い作品となった。
      • この作品においてヨッシーが「ウィッキー!」と鳴くのは有名。この鳴き声は本山氏の空耳による勘違いで、任天堂からは「あれはヨッシーと鳴いてるんです」と説明された。
  • 日本国内では約355万本の売上を記録した大人気ソフトとなった。これは後の『スーパーマリオカート』(約382万本)に次いで国内のスーパーファミコンソフト売上2位である。
    • 一方、日本国外における海外市場に関しては、当時ライバルだったメガドライブの『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』に先を越されていたため両作がほぼ互角の形となったものの、それでも全世界で2000万本以上となる大ヒットとなっており、全世界でのSFCソフト売上1位でもある。
  • ゲームデータ内には、本編で未使用の仕掛けなどが存在する。
    • ヨッシー禁止マークの標識、乗ると加速するブロック、触れただけで壊れるブロックなど。
      • このヨッシー禁止の標識標識を前にした際のマリオのアクションはお化け屋敷や城のものと同じなので、これらの具体的なグラフィックができる前の試作段階として作られたものと思われる。少なくとも城などのグラフィックよりはシンプルなものである。
    • これらはカセットの差込み不良などの不具合によって見られる可能性があり、発見したプレイヤーを驚かせた。
    • ヨッシー禁止の標識は、後の『スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー』におけるアニマル禁止サインの原型とも考えられる。
  • ユーザーによってゲームデータの大部分が解析されており、様々な非公式のハックロムが作成・パッチ形式で動画サイト等に公開されている。上記の没要素も使われているようだ。
    • ただし改変データ部分のみの配布とはいえ、プレイするにはオリジナルのロムデータとエミュレータ等を要することから何かと問題が多い。一時期は動画サイトでハックロムのプレイ動画が広く流行していた時期もあったが、現在は権利元の任天堂の要請によりその多くが削除されている。
  • 海外では『Super Mario World』のみで、「Super Mario Bros. 4」の副題は省かれている。
    • 海外で「日本ではスーパーマリオ4として発売されていた」と本作の日本版が話題になることもあるが、前述の通り日本でも正式なタイトルには含まれていない。
    • 一方で、海外では『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』が『Super Mario World 2: Yoshi's Island』として発売されており、本作の続編扱いになっている。
  • 三波春夫の曲『世界の国からこんにちは』を替え歌にして歌う人形アニメーションのマリオと豪華なネオンのセットCGが印象的なCMだった。スーパーファミコンと同時発売だった為、スーパーファミコンと兼ねたCMとなっており「お尻に火が付く面白さ」と謳っていた。
    • なお、このCMでは正式タイトルを差し置いて「スーパーマリオブラザーズ4(フォー)」と呼ばれている。
+...

  • 「スピンジャンプやマントアタックの終了時に左右どちらの方向を向くかは完全にランダム」という、マリオシリーズ全体でみても珍しい仕様がある。
    • 当時のテレビ番組「スーパーマリオクラブ」では、マント飛行中のマントアタックでスムーズに方向転換しつつ、一度の飛行でコインを大量に集めるというスーパープレイ映像が毎週のように流れていた時期があった。上手い人ならこんな芸当もできると言わんばかりだが、実際は運が絡むのでそのようにはいかない。
  • 攻略本『任天堂公式ガイドブック』には、漫画「はまり道」で、ルイージが自分ではなく兄が主役なことに対して卑猥な単語を交えてノコノコに愚痴る等のマリオネタをやっている吉田戦車のシュールな四コマ漫画が掲載されていた。
    • なお、こういうノリの多い吉田戦車のマリオネタについて宮本茂は「マリオのイメージが壊れる! ので文句を言おうとしたが……うかつにもそのまえに笑わされてしまった」「当社のライセンスキャラクターとは異なる味わいを持っていますが、じつは私も一ファンです」「戦車氏のギャグには、我々ゲーム開発に携わる者が共感を抱くネタも多数」などとコメントしている。
  • 「でっていう」
    • 動画サイトや、ネット掲示板等で一時期流行した言葉は、このマリオが元ネタ。ヨッシーに乗った時の効果音はヨッシーが「ヨッシー!」と叫んでいるのだが、まだ後発のように明確なボイス音声ではなくSE的なものであったため「でっていう」と空耳されることが有名になった。それも発売から10年以上経ってからの流行である。
    • この作品からでっていうという空耳や上記でも説明したヨッシーの乗り捨て等ゲーム内容にまつわる話ネタ''が多く続出した
      • ただし、これらはあくまでファンの間で発生した非公式なネタなので注意。
  • 本作以降、SFCではヨッシーを主役とするマリオシリーズのサイドストーリー的作品である『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』、GBで外伝的シリーズである『スーパーマリオランド2 6つの金貨』が発売されたものの、SFCの次世代機であるN64の『スーパーマリオ64』からはマリオシリーズ本編が3Dに移行してしまったため、SFC版でのマリオシリーズ本編作品は本作が最初で最後となり、新作としては2006年発売のDS『New スーパーマリオブラザーズ』まで間をあけることになった。(また、キャラ差し替え&国外版の逆輸入である『USA』を除くと2Dグラフィックによるアクションシリーズ作品は本作が最終作)
    • また、本作で中ボスを務めたコクッパ7人衆も、本作以降はスーパースコープ対応シューティング『ヨッシーのロードハンティング』や海外限定のアクションパズル『Hotel MARIO』で登場してからしばらく出番がなく、GBA用RPG『マリオ&ルイージRPG』で10年ぶりに新作で復活するも再び影を潜め、アクションゲームのボスとしてようやく復帰したのは2009年の『New スーパーマリオブラザーズ Wii』からである。しかしそれ以降は出番が増加している。
  • New3DS限定「スーパーファミコン バーチャルコンソールランキング」は2018年3月7日時点で1位を獲得。
    • 2017年には「上半期ダウンロードランキング」は5位。「年間ダウンロードランキング」は9位。どれも10位以内に保ち続けた。

スーパーマリオアドバンス2

【すーぱーまりおあどばんすつー】

ジャンル アクション

対応機種 ゲームボーイアドバンス
発売元 任天堂
開発元 任天堂、エスアールディー
発売日 2001年12月14日
定価 4,800円(税別)
プレイ人数 【GBA】1人(マリオブラザーズは1~4人)
【WiiU】1人
セーブデータ 3個(EEPROM)
レーティング CERO:A(全年齢対象)
※バーチャルコンソール版より付加
周辺機器 GBA専用通信ケーブル対応
配信 バーチャルコンソール
【WiiU】2014年4月3日/702円(税8%込)
判定 良作
ポイント 様々な変更点を加えたGBAリメイク版

概要(GBA版)

一部仕掛けの変更や中間ゲートの追加設置によって難易度が下がった。その他にも追加要素や様々な変更点がある。

変更点(GBA版)

  • ゲーム起動直後にオープニングデモが追加された。
    • 「気球に乗ってヨースター島に到着した後、マント羽を見つけたマリオとルイージが夢中になって空を飛んでいる内にピーチが行方不明になってしまう」というもの。
    • ゲームクリア後に内容が変化するという心憎い仕掛けまで存在している。
    • 因みにオリジナル版の「とあるコース」を攻略するデモも、ゲームセレクトでスーパーマリオワールドを選んだ後に見ることが可能。
  • やりこみ要素が追加された。
    • ドラゴンコインを5枚集めたコースは証明用の印が付き、全コース分集めるとピーチ姫のコインに変化するようになった。全て集めると直後にコンプ達成記念のイベントデモが挿入される。
      • この要素の導入により、SFC版ではドラゴンコインが存在しなかった城などのステージにもドラゴンコインが設置され、スイッチ宮殿各4ステージ及びクッパ城の計5ステージを除いた全てのステージにドラゴンコインが5枚存在するようになった。
      • ただし原作と異なり、ドラゴンコインを5枚以上とったステージはピーチコインになるまで復活しない。
    • スコアがセーブデータに保存されるようになり、一定値を超える毎に最初のタイトル選択で★が最大5個まで追加されるようになった。
  • 海外版での変更点を反映。
    • マントマリオ、ファイアマリオ時に被弾した場合、スーパーマリオにパワーダウンするようになった。
    • 各地の城や砦をクリア後でも再チャレンジすることが可能になった。ただしスイッチの宮殿のみ、ボーナスステージ扱いの為なのか相変わらず再挑戦不可能。
  • パワーバルーン取得時にBGMがスローテンポに変化するようになった。
  • 原作と異なり1人プレイ専用になった代わりに、マリオとルイージに性能差が付けられた。
    • マリオは従来通りなのに対し、ルイージは『USA』をベースにした性質が与えられている。マップ上で自由にマリオとルイージを変更可能。
      • 他にもルイージの場合、10カウントコインのブロックからコインを大量にばらまく、ヨッシーで飲み込んでコインになる敵をすぐに飲み込まず、吐き出して転がせるといった違いもある。
    • ただし、1人プレイ専用になったため、ストック数及びパワーアップ状態(ヨッシーの有無含む)は各自独立ではなく2人で共有するようになっている。
  • データセーブがマップ画面やステージ攻略中でも行えるようになった。
    • 更に、ストック数をセーブデータに保存できるようになった。ストック数の最大値も999人までカウントされるようになっている。
  • ステージのリスト表示機能が追加され、初回クリア時の使用キャラ、ドラゴンコインの取得状況などが見れるようになった。
    • また全コース制覇が必要だがこのリストからステージを移動出来るようになり、遠くのステージへのアクセスが容易となった。
  • 裏ワールドにするための条件が変更された。
    • それに伴い、スペシャルコースを全てクリアした後にスペシャルコースのスコアアタックができるようになった。
  • 一度でもスターロードに出現する各色のヨッシーを成長させたことがあると、緑以外のヨッシーもブロックから出るようになった。
    • また、それぞれの色のヨッシーの特殊能力の説明も追加された。
  • ヨッシーの色に応じて木の実を10個食べた時に産むタマゴの中身が変化するようになった。
    • SFC版ではどの色のヨッシーもキノコしか出なかった。
  • ハナチャンを連続で踏み続けた時に異常なコインや得点が入るバグを修正。
    • 一方でオリジナル版では表示がバグっていた「5UP」が正式な仕様となり、踏み続ければ5UPを繰り返して従来並の高速無限1UPが可能。
  • コントロールコインについての説明や、止まったままで画面を上にスクロールさせる方法など、一部のコースに新しいメッセージブロックが追加された。
  • ゴールスターを100個集めると遊べるボーナスゲームで1UPキノコが1個も出なかった場合、マリオ(ルイージ)がピースせずガックリ顔を落とすようになった。
  • ルイージとピーチ姫のグラフィックが描き直されている。
    • スタッフロール後に表示されるマリオ・ルイージ・ピーチ姫のグラフィックもドット絵による独自グラフィックから公式イラストをそのまま用いたものに変わっており、背景が黒一色から白一色に変化した。
  • スタッフロールが移植担当元のスタッフに差し代わっている。
  • これ以降に収録されたアレンジ版『マリオブラザーズ』はゲーム内容に変わりないものの、タイトル画面のサウンドが若干変更されている。

評価点(GBA版)

  • 上述通り、繰り返し遊ぶことのできなかったステージがいつでも遊べるようになった。
  • データセーブの手間が大幅改善。わざわざおばけ屋敷に戻らずともいつでもセーブ可能となり、どこでも手軽に遊べる携帯機の利点を活かせるようになった。
  • コース難易度を調整しており、一部ステージはより遊びやすくなっている。

問題点(GBA版)

  • 上記の変更点を除けばオリジナル版を忠実に再現できており、これと言って大きな問題と言える箇所は無い。
    • 強いて挙げるならばオリジナルと比較してBGM・SEに多少の違和感がある程度だが、再現度そのものは高い。

総評(GBA版)

オリジナル版を忠実に再現しつつ、原作では不便だった点の改善の他、難易度を調整してより遊びやすくなった。
手軽にどこでも遊べる利点を活かすならばこちらを選ぶのがよいだろう。


その他移殖

  • 海外版『スーパーマリオコレクション』のSNES本体同梱限定版にのみ収録されているバージョンが存在する。大本は国内のSFC版や通常のSNES版と同一だが、ルイージのグラフィック変更などがなされている。(参考リンク)
    • と言ってもGBA版やUSAのように空中で足をバタバタさせることはなく、滑りやすさやジャンプ力などの性能の違いもない。
  • WiiやNew3DSのバーチャルコンソールでも配信されている。
    • ただしVCでは常にコントローラが2つ接続されている状態で再現されているせいか、1つのパッドで2人プレイができないという問題も*8
  • 2017年10月発売の「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」に収録された。