【どらえもんめもりーず のびたのおもいでだいぼうけん】
ジャンル | アクションゲーム | |
対応機種 | ゲームボーイカラー(全GB共通) | |
発売元 | エポック社 | |
開発元 |
スタジオクリシェ 酒田エス・エー・エス |
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発売日 | 2000年3月10日 | |
定価 | 4,179円(税込) | |
判定 | なし | |
ポイント |
完成度の低いアクションと溢れる原作愛 カルトクイズと会話劇はファン必見 |
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ドラえもんシリーズ |
ドラえもんの漫画30周年記念イベントと連動して制作・発売されたゲーム。キャラクター同士が掛け合う会話シーンを見つつ、合間に挿入されるアクションシーン内で漫画の一部を抜粋した「メモリアルショット」を集めるのが目的。
パッケージイラストこそ当時のアニメ絵だが、ゲーム内のグラフィックや源静香を「しずちゃん」と呼ぶなどの設定は漫画準拠となっており、漫画を熟読していないと元ネタがわからない会話シーンやクイズがあったりと、数あるドラえもんゲームの中でもターゲット層が従来と明らかに違う異色作。
+ | さらにネタバレ |
原作ネタが多く、かつ拾い方が丁寧。 感動回、有名回に偏らず、重要エピソードをしっかり選んでいる。
+ | 参考画像 |
アクション部分は不自然な操作性と単純なマップ構成が目立つ、面白みの薄いもの。
一方、原作要素に関しては有名エピソードからマニア向けまで高クオリティで拾っており、溢れる原作愛が感じられる。
大長編やオリジナルストーリーが多いドラえもんゲームの中で、「原作漫画にスポットを当ててプレイヤーの想い出を呼び起こさせる」(説明書あとがきより要約)というコンセプトも非常に貴重。
アクションゲームとしては並以下の出来だが、漫画版ドラえもん名鑑およびカルトクイズを収録したファンアイテムとしてマニア層には強く薦められる。メモリアルショット回収もさほど辛くないのが救い。
*1 てんコミ28巻『しずちゃんの心の秘密』より
*2 てんコミ44巻『アニメばこ』に登場する「だいにんきまんが」。
*3 31巻『まんがのつづき』に登場した、スネ夫が試刷りを自慢していたまんが。
*4 ちなみのこの設定は、1970年の小学四年生の新年号で連載開始したドラえもんそのもののパロディ。
*5 正解:C。てんコミ34巻『フクロマンスーツ』冒頭、テレビ放送していた番組に登場したヒーロー。ガッコーかめんは同33巻、セルフかめんは同12巻。いずれものび太がタイムマシンで過去の自分を助けに来るというもの。
*6 スーパーダンはてんコミ3巻『スーパーダン』で登場した未来のヒーロー。未来の子供は『スーパーダンふろしき』をつけてスーパーダンごっこをするという。
*7 クリアタイム90秒程度がのび太で評価Aを取れる基準。
*8 結果のセーブはエリア単位で行われるようなのでブチ切りリセットは可能だが、当然データ、ハードの破損の可能性がある。
*9 ちなみに残り数が表示されている。『あとからアルバム』の表示無ければそのエリアはコンプしている。
*10 てんコミ35巻収録『ドンジャラ村のホイ』に登場した小人族の女の子