風のノータム
【かぜののーたむ】
ジャンル
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レジャーシミュレーション
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対応機種
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プレイステーション
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発売・開発元
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アートディンク
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発売日
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1997年9月11日
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定価
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5,800円
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配信
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ゲームアーカイブス:2017年11月22日/628円
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判定
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クソゲー
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ポイント
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現実的な操作と超現実的な風向きでゲーム性が破綻 運ゲーすぎるクリア条件
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概要
『アクアノートの休日』で有名な、アートディンクが得意とする環境シミュレーションゲームの一種で気球を操作する。
ラウンド9をクリアしたとき、君がみるものは!! と公式ページに書いてある通り、このゲームは『アクアノートの休日』とは異なる競技ゲームとなっている。
システム
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気球の操作は現実に沿っている。
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気球は自走能力が無い、文字通りただの風船であり、気圧や天候などから風の吹く方向を予測する。高度によって風の吹く角度は異なるので、高度を調整して目的の方向へ吹く風に乗り移動する物である。
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このゲームはそれを忠実再現している。プレイヤーが出来る事は高度の上げ下げのみで、横移動などはできない。
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ゲームとしてわずらわしい・専門知識が必要な気圧や天候の部分はオミット。風の吹く角度・強さは完全な運となっている。
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更に高度の上げ下げも完全再現。高度を上げるためバーナーをつければ燃料の減りが早くなり、実際に上昇・停止するまでにかなりの時間差がある。
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気球には燃料があり、何かに衝突したり高度を上げるとガツンと減少する。気球はバーナーを適度に用いなければ勝手に下降して行く。
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ゲームには三種類の競技が用意されている。
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フライ・イン
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各ステージ毎に決められたポイントにマーカー(カラーボール)を落す。ポイントに近ければ近いほど高得点となる。
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トライ・デルタ
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三つのマーカーを頂点として三角形を作る。面積が広ければ広いほど高得点となる。
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ウルフ・ハント
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マーカーで動物の気球を素早く落す。同時に6個の気球が出現し、内三つはフェイクで残り三つを落さなければならない。
問題点
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現実に沿った気球操作が面倒
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突然風向きが変って障害物に衝突するのは日常茶飯事。それを何とか避けたとしても、狙いどおりの角度に強い風が吹かない限り、思い通りの場所へ移動するのはほぼ不可能である。
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風向きの変り方も理不尽。北に穏やかな風が吹いていたと思ったら、突如同一高度で南方向に突風が吹く事も頻繁にある。
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トライ・デルタとウルフ・ハントは風次第でクリアは絶対不可能に陥る。
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フライ・インも地面スレスレの高度まで下がらないと高得点は狙うのは困難であり、その高度の風が穏やか・狙い通りの角度とは限らずこれもまたムチャゲー。
評価点
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雨・雪の天候で都市部上空を飛行等、現実には出来ないフライトが楽しめる。
総評
競技ゲームとして見ると思い通りに動く事が出来ない気球を題材にしたのはやはり失敗だろう。
下降上昇といった操作はできる物の運ゲーでしかなく、ゲームとしては破綻しているレベル。
一応、風の向くまま、ブラブラと移動するだけなら環境ゲームとして楽しめない事も無い。
最終更新:2021年05月01日 12:40