摩訶摩訶

【まかまか】

ジャンル RPG
※重大なバグあり、購入時要注意!
対応機種 スーパーファミコン
メディア 8MbitROMカートリッジ
発売元 シグマ商事
開発元 ショウエイシステム
オフィス恒環
発売日 1992年4月24日
定価 8,700円(税抜)
判定 クソゲー
怪作
ゲームバランスが不安定
ポイント 人類には早すぎる
摩訶不思議なCM・パッケージ・ゲームプログラム
著作権スレスレのパロディの数々
バグも多すぎ
ゲームバランスも酷すぎ
バグさえ無ければクセのあるバカゲーとも



マカマカマ~カ♪ マカマカオモロイ♪



概要

ギャグ漫画家の相原コージ氏がキャラクターデザインを担当したRPG*1
「お笑いRPG」と銘打たれていたが、その出来は…。

ストーリー

悪の帝王・マカマカ率いる「マカマカ団」は、世界征服のため活動を開始した。
ある日、主人公やヒロインが暮らしている町、それも主人公の家に雷が落ちる。主人公は難を逃れたが、呪いにより両親が巨大なミジンコに変えられてしまった。
事態を受け急遽開催されることになった「世界科学者会議」に参加するため出発したパステル博士(ヒロインの父)を追い、主人公も旅を始める。
それは、太古の時代における主人公とヒロインの間の秘密にもつながる旅の始まりだった……。

主な登場人物

+ 主人公とパーティーメンバー

主人公とヒロインの名前は新規プレー開始時に決める。

  • 主人公(デフォルト名:コルム)
    • 両親を巨大ミジンコに変えられてしまった青年。
  • ヒロイン(デフォルト名:エル)
    • 主人公とラブラブ(死語)な女学生。
    • キャラのデザインはパーティーキャラの女性の中では唯一かわいい部類。
  • ジョニー
    • 段ボールをかぶって世界を放浪する男。
    • 防御の替わりにだれか1名を敵の攻撃からかばうことができる(が、実際のところ彼自身の防御力は大したことない(その上バグる))。
  • マサ
    • 世界一の板前を目指す男。武器は包丁だが(前世が武士なこともあってか)終盤は刀を使う。
  • ウルウルボーイ(ステータス画面などでは字数の都合で「ウルウルB」表記)
    • 宇宙の平和のために戦い続けたヒーロー「ウルウルマン」の息子。いつも泣き顔。
    • 防御の代わりに体力を消費して炎属性グループ攻撃「シュパパ光線」を使える(もっとも、威力はショボい)。
  • ミッチー
    • スケバン。キャラデザインも眼つきのきつさも含めてそれらしい。
    • 実は近くの滝の水で女に変えられている男だったりする。
  • シンシア
    • 南国島の王女。美的センスが世間一般と逆転している島で一番の美人とされる。
    • ちなみに前世でも同様であり、あちらは島一番の女相撲取りでもある。そういう方向ならあれなデザインでも一理ある
  • マイケル
    • ある町を牛耳るギャングのドン。ちなみに前世でも同じ。

特徴

  • 胡散臭さ全開でまったく購買意欲をそそられないCMと相原氏自らが手がけた濃すぎるパッケージイラストが、人類には早すぎるゲームであることを警告してくれていた。
    • 淡いながらもサイケデリックな色彩の説明書表紙もまた、本作の摩訶不思議っぷりを仄めかしている。
    • CMも(精神的にも著作権的にも)あまりにヤバいためか、どこかの動画サイトでも削除されるシロモノである。
  • ゲーム自体も(販促通りの)カオスなRPGで、グラフィック・ストーリー・テキスト・アイテム・キャラクターの全てに奇天烈なネタやギャグが大量に盛り込まれている。いわゆる狙い澄ましたバカゲーである。
    • 基本システムだけは、俯瞰視点のマップ+サイドビューの戦闘を軸にした、オーソドックススタイルだが。

バカゲー要素

  • 基本的にイベントというイベント全てが超展開満載であり、ここには書き切れない。
    • オープニングから唐突に両親がミジンコに変えられてしまうという意味不明な展開があるが、誇張抜きにこんなのは序の口である
    • シナリオ最序盤からして「博士を追いかけて空港に来たものの飛行機に乗れず、空港をさまよっていたら段ボールに入ったキザな優男「ジョニー」と出会い、荷物に紛れて乗り込んだ飛行機が空中分解」である。
      • その空中分解にしても、機首部分が分離し猛スピードで飛んでいくというものなのだが……画面右下方向に消えた後即座に左上に出現、そして機体を追い越すという挙動が数度繰り返される。もちろんマップはスクロールしていないので、この2点間の移動速度がありえないレベルである。
        スピードありすぎで機首部分に取り残された博士が無事*2なのが不思議なぐらいである。
        そもそも「エンジンそっちに付いてないだろ!」とか「分離した際の分割位置が主人公と博士のちょうど間だけど、機首部分が分離する際に博士はその場に取り残されてそのまま落下するんじゃないのか?」とかツッコんだら負け
      • そして機体側に取り残されていた主人公は漂着した島で島一番のブサイク王女*3と結婚させられ(かけ)る
    • その後も奇怪なイベント内容は枚挙に暇がない。以下は一例。
      • コロッケにされてグルメ姫に食べられる
      • 「はりてババア」の攻撃で主人公の顔がデカ顔になる。このせいで桟橋を通れなくなるという謎。
      • 滝の水で性転換(男のみ) - ちなみにこの滝は男キャラに限り女性になる水と元に戻る水で対になっている。
      • 花畑にいる妖精の正体が鼻の穴から足が生えた怪人
      • 「はりてババア」の張り手で(本人ならともかく一行が)空を飛ぶ
      • 吸血鬼に襲われて顔が細くなっている人々 - 少し前のイベントでは「はりてババア」の張り手一発で治したのだが、ある村に大量にいる同様の人々に対してこちらから対処してあげることはできない。また、当の吸血鬼を倒してももとに戻らない。
  • パロディ系の描写も多い。
    • 代表的なのが、「ウルウル星」及び、仲間の一人「ウルウルボーイ」関連のイベント。
      • 名前からだいたい想像できるかと思われるが、ウルウル星の住人やウルウルボーイの容姿が某特撮ヒーローそのまんまである。*4
      • ウルウルボーイの必殺技で氷を溶かしてもらうことになるのだが、その必殺技が「シュババ光線」
      • なお、ウルウルボーイの初登場イベントでは、「修行」と称して某ライダーにしか見えない仮面姿の男たちと戦っている*5
  • 敵の名前・容姿も、あまりの適当さに脱力させられること請け合い。
    • 最初あたりにいる敵の名前が「ザコ」。
      • その後にイベントで対戦するのが「スチュワーザコ」と「ザコパーサー」等々…敵の名前も適当すぎる。
      • 後のダンジョンで見張り番として「ザコ」が登場する(勿論、そこに辿り着く頃にはワンパンでオーバーキル可能になっている)という脱力展開もある。
      • ちなみにこの「ザコ」シリーズ、この先何度も登場し、20種類くらいのバージョン違いがいる。「デザートざこ」などという見た目も名前も危ないヤツもいる。
      • 一応解説しておくと、この「ザコ」シリーズは地球侵略を狙うマカマカ団の戦闘員であり、話が進むほどに階級が高く強力な「ザコ」たちが増えてくる。
    • 他にも、大半のモンスターが「人面蛾」「バナナ男」「ピラミッド男」などの容姿がアレ系か、「じへい男」「むきだし」「ヨクアル1号」「マンボナンバ5」「とうめいおかま」などの名前がアレ系に分類される。
      • というか、想像がつくとは思うが両方に分類されるモンスターも多い
      • 「とうめいおかま」に関しては、本当に姿が見えない*6。なのにもかかわらず、主人公達の攻撃が普通に当たる。他には「とうめい男」やら、「とうめい女」やら…ってか、姿見えないんじゃ、男かも女かもおかまかもわからないんじゃ…と思うかもしれないが、攻撃が命中した瞬間だけ下着が見えるので性別がわかるのだ。考えたのは深夜テンションだろうか。
      • 「マンボナンバ5」は、キューバ音楽・マンボのスタンダードナンバーであるペレス・プラード楽団の「Mambo No.5」に掛けた敵。姿はマンボウ(魚)の腹に「No.5」と書いてあるだけだが、「Mambo No.5」をアレンジした専用戦闘曲を持つという人を食った作り込みをされている。
    • 投げ銭で攻撃してくる「ヘイジ」やら、ジャイアント馬場にしか見えない「スロー男」など、ここでもパロディ完備。
    • しまいにはピンク色の文字の姿をした「 アソコ 」という敵まで。
    • また、後述のトメさんとあんどうとは別に「はぐれザコ」「プラチナザコ」「はしりサル」というメタルスライムに相当するモンスターもちゃんと登場している。
      • はぐれザコは防御力が高く経験値が多いが下記のボムころがしと同じく自爆することがある。プラチナザコは防御力が高く落とす金が多いザコ。はしりサルは一見経験値も金も少ないが、ミッチーの最強武器「スーパーヨーヨー」を落とすことがある*7
  • 元は相原氏の代表作「コージ苑」の登場人物である「あんどう」「トメさん」も登場。
    • 原作ではあんどうは「仕事も恋も一流の色男だが、バレエダンサーを誇張したような言動で笑いを誘う」、トメさんは「江戸っ子気質の人情家だが、過剰なお節介や早とちりがトラブルに発展する」といったキャラクターなのだが、その辺は本作には彼らの行動の見た目面でしか反映されていない……と思いきや……
    • あんどう」にはトメさん級のお節介(トラブル付き)ある意味怖いバグが潜んでいる。回復量が決まっているのだが、その回復で最大HPを超えた値になった場合、たとえ1ダメージでも一撃死となる
      対策はHPが1なのでまさに「やられる前にやれ」である。得られる経験値も1(もっとも、経験値もらえるぶんラスボスよりましかもしれない)だが、一撃死の恐怖に比べれば全然安い。
    • トメさん」もこちらのHPを回復して去っていくだけのキャラだが、完全回復だからなのかあんどうにはある一撃死バグは確認されていない。
      HP2000と普通には倒せない(終盤のステータスならドーピング*8次第)が、主人公の変身技「ざこダスト*9ならあっけなく倒せる。経験値10000はおいしい。
      • ちなみにある場所では高確率でトメさんが出る。ここで経験値稼ぎをしてもいい。……のだが……(問題点に続く)
  • 装備品も一部バカゲー要素あり
    • 「ブリーフ」「トランクス」「ふんどし」「ブラジャー」「パンティ」なんてものが。防具じゃなくて小物であるのが唯一の救いだが、そんなものをわざわざ装備品にするなんて…
    • これらを装備していない状態ってもしかして(ry
    • 「パンティ」に至っては、なんと主人公のベッドの中から見つかるのである。一体誰がこんなアイデア出したのだろう。
    • 主人公の武器は剣だが、序盤で手に入るものは「ろうざいくのけん」「おもちゃのけん」「セラミックのけん」など、斜め下な名称。こんなのでやられる敵も敵である。
  • 地の文も色々と酷い。
    • 特に味方キャラが戦闘シーンで倒された場合はへたり込むグラフィックが描かれるのだが、その際の地の文は「ジョニーはボロクズになった…」「ウルウルボーイはホシになった…」などあまりに容赦がない。一部キャラに至っては下ネタに見えなくもない。
  • 狙ったバカゲーであることを含め、当時としては実験的な試みや斬新な点が散見された。そういった点を評価する向きは発売当時から存在する。一部では不具合さえなければ、名作バカゲーになれただろうとも言われている。
    • シナリオのぶっ飛び具合は、人を選びはするが、それほど悪いものではない。本気でくだらないことをやっているスタイルのため、突き抜けた魅力があるといえる。
    • 随所に隠されたアイテムや2回調べることでさらにアイテムが手に入る宝箱、鑑定によって真の力が引き出されるアイテム、前世に変身して技を使う設定などは、当時のSFCまでのRPGでは他に類を見ないものになっている。
    • ぶっ飛んだ設定はラスボスにまで及ぶ。
      + ネタバレ注意。ただし今となってはかなり有名な内容
      • 「ラスボス第2形態の最大HPが1」という拍子抜けな設定。
        • ただし、その前の小さくて貧弱な第1形態は充分に強い。巨大で恐ろしげな第2形態が弱いという、ある意味このゲームのラストを飾るに相応しいネタと言える。一応、第2形態のボスも攻撃力だけはラスボスにふさわしいレベルではあるが。
        • ちなみに、この件には「HPを10000に設定しようとしたが、プログラムが4桁までのHPしか扱えない仕組みのため、限界突破して1に帰ってきた」という噂があったものの、実際は相原氏が考えたアイディアだと、『イデアの日』の攻略本で語られている。
          • そもそも終盤のボスには万単位のHPを持つ者も存在しているし、SFCは16Bitマシンのため65535までは簡単に表現可能(迂闊なことをすると65536は0になってしまうが)、条件分岐も入れればいくらでもHPは増やせるのだが。
  • しかし、本作は常人には理解困難な バグ 仕様と他に類を見ないネタ性ゆえに、SFC屈指のクソゲー・伝説のクソゲーと評価されることが多い。

問題点

「仕様」

  • バグが多すぎる
    • 戦闘から確実に逃げられるマイケルの変身技*10「ひきあげ」がTPを消費しないというお得なものから、お助けキャラの回復技で逆に瀕死になる、特定のイベントバトルに負けると進行不可能になる等の手ごわいもの、更にはコマンドウィンドウの開け閉めを繰り返すと画面全体がバグり、マップの地形がマス単位でシャッフルされると言ったゲーム崩壊技まで無数に存在する。
  • そんなバグ満載のプログラムに「狙い澄ましたバカゲー」のネタ要素が渾然一体となっているため、何が仕様で何がバグなのか判断しづらいほど内容が混沌としている
    • 前述のラスボスHPバグ説がまことしやかにささやかれたのもこのためである。
    • 発売元のシグマは本作の不審な挙動を「全て仕様です」と言い切った。そのため、上記のバグもこれから列挙する奇態も、公式にとっては仕様という事になる。
      • ちなみにまぎれもない仕様と分かるものでさえ、本来ラッパが必要な所で「焼き芋(を食ってそれで出たオナラの音)で代用する」という狂ったものがある。*11
  • 移動中は、どのキャラクターも本来主人公が使う変身技しか使えない。
    • そのため、主人公以外のキャラが覚える移動中専用技が使えない。特に序盤、ジョニーの「だっしゅつのちえ」(ダンジョン脱出)が使えないのは嫌がらせとしか思えない。
    • 序盤に毒を食らうことがあるが、このバグによりジョニーの「いがくのちえ」(状態異常治療)がフィールドで使えない。治療せずに戦闘を終わらせてしまうと、アイテム「げどくざい」がない限り、フィールドで治療はできない。ちなみに毒は1歩ごとに1ダメージ。
    • しかも説明書にも攻略本にも「移動中に使えるのは主人公の魔法だけ」と明記されており、仕様であるかのように言い切っている。…まぁ結局公式では、バグ=全部仕様と言い切ったのだが。
    • しかし仲間が揃った後はメニューに「パーティ」が追加され、その中の「たいれつ」を選択すると並び替えができる。それで主人公を一番前にしなければ、主人公以外の魔法を使用することも可能。
      • だがウルウルBはバグにより移動中は変身技そのものを全く使うことができない。ウルウルBの変身コマンドを選択するとカーソルがあらぬ場所に移動してしまいメニュー画面がバグってしまう。キャンセルボタンを連打すれば通常の画面に復帰し、進行不能等にならないのがせめてもの救いか。
    • さらに、移動中の変身技の使用ではTPの残量をチェックしないというバグも存在している。使い放題だと思って使っているとTP残量がマイナスになり戦闘中に本来の技を使えないという事態も起きる。
  • 「エナジー男」というザコ敵は、こちらのレベルをダウンさせる「エナジードレイン」と、逆にレベルアップさせてくれる「エナジーギフト」という技を使う。しかしこのエナジーギフトで、新しい魔法を覚えるはずのレベルに上げられてしまうとその魔法を習得できない
    • エナジードレインでその下のレベルまで下げてもらい、経験値で上げなおせば習得できるが、煩わしいことこの上ない。
  • 特定のダンジョンで最短ルートで進もうとすると謎のバグ画面に飛ばされたりもする。遠回りすると発生しないため、このバグのみはスタッフが意図的に仕組んだのではないかとも言われている。事実であれば大変悪質である。
  • 終盤に登場するボス「バセラン」との戦闘に敗北するとゲームが続行不可能になる。具体的には、ボスと戦闘する前に仲間と別れて一騎打ちになるのだが、戦闘に敗北すると別れた仲間が道を塞いでしまい、戦闘場所へ入れなくなる。話しかけても無反応。
    • 一応、ボス戦の前にセーブしておけばリセットをすることでやり直すことができる。しかし入れなくなった状態でセーブしてしまうと、そのセーブでゲームをクリアすることは不可能になる*12
    • 初見では結構な強さのボスである上、直前に手に入る一見強力な「かみかぜバンダナ」が罠装備*13であるため負けてしまうプレイヤーがそこそこ存在すると思われる。そのため敗北後何も知らずにセーブデータを上書きしてしまったプレイヤーも多かったのではないのだろうか?
      • 実は主人公が使う「氷系の変身(魔法)に弱い」という弱点があり、Lv35で覚える最強氷魔法「ブリストーム」を2回使えば確定で倒せる。しかしLv34以下の場合は2番目に強い氷魔法「メガトンアイス」を使っても撃破に最低4ターンかかるため、運が悪いと負けてしまうことがある。
    • ケ◯ブンシャ発行の攻略本ではこの戦闘について「1度で倒せ!!」と遠まわしにバグについて記載されている。
  • 基本的に各種ステータスの数値がオーバーフローするとバグる。そのため、何気なくステータスを見たら主人公の守備力が0になっていた、なんてことが平然と起こる。
    • 守備力バグは主人公だけでなくヒロインやジョニーでも同様のバグが発生する。しかもジョニーは元々弱いため、このバグのおかげでさらに冷遇される始末。
      • 厳密にはレベルアップの際に守備力が特定の値になった時に装備を変更すると守備力バグが発生する。そのため装備を変更して守備力が0になったらリセットをし、レベルを1上げればバグを防ぐ事ができる。ちなみにその値は128~255と不確定。
      • これを逆に利用して守備力を一気に255以上に上げる裏ワザがある。というか素の守備力が255以上にならない限り、いつ守備力バグが起きてもおかしくない状況に陥る。
      • また、守備力バグが発生した後にレベルを上げて素の守備力が128を超えると再び守備力バグが発生する。大体Lv80ほどから発生するので過度なレベル上げをしなければ問題ないのだが、守備力を取り戻すためにレベルを上げたプレイヤーは泣きを見ることになる。
    • ちなみにシンシアをLV最大まで上げると最大HPがオーバーフローして11になってしまう…と思いきや、表示が11になっているだけで実際は1011ある。
  • イベントで必須のアイテムが売却できる(しかし売値は0)。
  • グラフィック関係のバグも非常に多い。メッセージウィンドウが変色したり、仲間キャラと同じ姿の町人が大量発生したり、氷漬けの博士に話しかけたら酔っ払いのおっさんに変化したりと際限がない。もっとも、上記の深刻なバグに比べれば笑って済ませられるレベルのものであるが。
  • エンディングのスタッフロールまでバグっており、字が証拠隠滅のごとく崩れて読めない
  • 主だったものは記述したが、まだまだ書ききれないほど大量に「仕様」は存在する。こちらのページが詳しいので興味がある方はどうぞ。

大味、場合によっては乱高下するゲームバランス

ゲームバランスもかなり大味。

  • ダンジョンの一部雑魚敵が、雑魚じゃないぐらい異常に強いことがある。
    • 先の飛行機空中分解で漂着した「南国島」を脱出する段階ですら、自分の受けたダメージを無条件で相手に与える「オームガエシ」、他にも全体攻撃かつ攻撃が強い「ティラノソウ」やら、攻撃力が高く2体出現する「シシドガエル」やらも登場し、徹底的に主人公とジョニーを霊媒師送りにしてくる、かなりの鬼門である。
      • 仲間が少なくパーティーも貧弱な状態で、やたらと強力な雑魚敵たちを相手にしなくてはならない。前述のエンカウント率の高さと、仕様(どう考えてもバグです本当に以下略)によりジョニーの「だっしゅつのちえ」「いがくのちえ」を移動中に使えない(上述)のが非常に痛い。
        この段階で登場する2つのダンジョンのうち後半の方は、実は隠し通路が存在しており行きがけにそこを通れば簡単に攻略できるものの、初見ではまず気付かない。
      • 本作では、全滅すると所持金が半分になりセーブ地点に戻される所謂ドラクエ形式のシステムを採用しているのだが、出現する敵が強すぎてあっという間に金欠になってしまうことも珍しくない。
        唯一救いなのが「モモンガ」という顔が桃、動きはモモンガという軽いシャレの敵が「もも」を落とし、これが100シルバーで売れる点*14
      • シシドガエルとティラノソウは耐性が低いため主人公とジョニーの変身(魔法)で簡単に倒せるのが救い。
        オームガエシは、2体グループならジョニーのツインナイフでまとめて攻撃すればOKだし、他のグループと同時出現ならまとめて攻撃する手もある。単体で残ってしまった場合も主人公のソードアタックという形であえて威力を落とす→結果的に被ダメージも減るという対策がある。
        ……ここで言及してきた敵が出現する「火炎山」(このエリアの2つのダンジョンのうち前半の方でもある)はストーリー最終盤で再び来る場所であり、その段階になると「所詮雑魚だとAボタン連打だけで戦おうものなら、オームガエシのカウンターで予想外の全滅」という事態すら起きうる。
      • 更にオームガエシは終盤に訪れる「ニュークイーン」周辺にも出現する。ゲーム進行度相応の敵と一種に出現することもあるため、うっかりオームガエシに単体攻撃をしようものなら更に全滅の危険性が高まる。
    • 後のフィールド・ダンジョンでも、ありえない威力の自爆を行う「ボムころがし」*15、防御力と耐性の低さを考慮しても高すぎるHPと全体攻撃を持ちながら複数体で出現する「たいく女」*16のような、下手するとあっという間に全滅に追いやられてしまうことも珍しくない。
  • パーティキャラのウルウルボーイがレベルで覚える技「フィールドバリア」がチート性能すぎる。
    • この技は味方全員に3ターンの間4属性+物理攻撃無効という効果を与えるため、ごく一部の攻撃*17でしかダメージを受けることがなくなる。これを使えばラスボスすら雑魚敵と化してしまう。
    • バランスに関してはフィールドバリアがよく話題に上がるが、実はそれ以前に覚える「オーラバリア」も大概な性能であり、こちらも味方全員に3ターンの間4属性無効という効果を与える。フィールドバリアから物理無効を取っ払っただけであり、一部のボスやザコには普通に有用。フィールドバリアより消費TPが少ないためTP節約にもなる。
    • また、活用できる場面は限られるが「オーラバリア」には何故か味方全員の「ゆだん」を回復する効果もある。バグか仕様かは不明。
    • 無論、ウルウルボーイがパーティーにいる間のみ成り立つ技であり、彼が外れている間はまたハンパない強さのザコと戦うハメになる。要は難易度高すぎと低すぎの不安定要素両方を持っているのである。
  • ゲーム序盤でヒロインの最強手前の防具「ぱわぁどドレス」が入手できる。これにより序盤のバランスを大きく崩壊させることも可能。
    • 最初の町にある二重底の宝箱に隠れている「かわのドレス」を鑑定しないと手に入らず、アイテムの鑑定が可能になるのはヒロインがメンバーに加入する少し前。一応気づきにくいように配慮はされているが…。
    • 実際、1周このゲームをプレイした人でも気付きにくい。鑑定するとパワーアップするアイテムは、だいたい「ふるびた剣」「へんな剣」などといかにも使えなさそうな名前のため、「かわのドレス」という名前ではまず気付かない。*18
    • なお、ある町では強化版(つまりヒロイン最強防具)である「ぱわぁどドレスII」が売っている。おいそれと手を出せる価格ではない(入手に金がかかるアイテムの中で最高値*19)のが幸いして、入手ですら最終盤のやりこみの域。

その他

バグ以外にも不備が多い。

  • フィールドから街への移動やイベントなどで、頻繁にシークタイムが入る。光学メディアにはままあることだが、何故ロムカセットでそんなことになるのだろうか。
    • シークタイムとはフロッピーディスクやHDD,CD-ROMのように回転するメディアの読み取りの時にヘッダがシーク(移動)する時間のことである。ロムカセットにシークがあろうはずもない。
    • カセットの中にCD-ROMが入ってるんじゃないか」というネタまで作られるほどで、多くのプレイヤーをうんざりさせた。
    • ちなみにパーティメンバーの数が多いほど、フィールドから戦闘や街へ切り替える際のロード時間が長くなる(主人公1人のときはそれほど長くない)。切り替えの際にわざわざアニメパターンの読み込みでもしているのだろうか? 読み込んでいるにしてもロムカセットなのに(ry
      • 一説によると、どうやらロム内のデータ配置に問題があるらしい。どれだけ無茶な詰め込み方をしたのやら。
  • BGMの音源が悪く、折角の良メロディーラインの魅力を半減してしまっている(全体的に音が軽く、深みがない)。これも仕様なのだろうか。
    • そのせいでやたらと耳に残るBGMになっている。
  • 効果音の使い回しが多い。
    • 決定したときの効果音が回復などのエフェクトに使い回されていたり、敵を殴る効果音が扉を開けるときの音に使い回されている等。
  • 狂ったエンカウント率
    • 歩数によってエンカウントが完全に決まっていて、余計なところを歩くと余計にエンカウントしやすいように感じる。
    • 一応、アイテム「くさや」と主人公の移動中専用魔法である程度の緩和はできる。
      • しかしくさやは250シルバーと消費アイテムにしては高額で、魔法を覚えるのは物語の中盤~後半。
      • また、主人公はエンカウント抑制魔法を2種類習得するのだが、消費TPが違うだけで効果は全く同じ。設定ミスだろうか?
  • 後半に出現する敵の「ぶんしん男」(白●三平の漫画に出そうな忍者)は「戦闘で攻撃する敵の直接指定ができない(選択がグループ単位まで)」という仕様により倒しづらい。
    • 敵は「ザコ/2」といったように同種でグループ化され、グループ中のどれを攻撃するかは指定できない
      これ自体はDQシリーズなどでもおなじみの仕様なので問題はないのだが、このシステムを活用して攻撃を回避してくるのである。
      分身は無敵で攻撃しても全くダメージが与えられないのだが、敵グループ内で1体から2体に分身するため、本体を選んで攻撃することができない。分身ばかりを攻撃して全くダメージを与えられないターンがあることもザラ。グループor全体魔法で攻撃すればいいのだが、TPがもったいない。
  • 街やダンジョンでの移動速度が非常に遅い。エンカウント率の高さも相まってストレスが溜まりやすい。
  • 正規の方法でジョニーの最強武器「しゅりけんナイフ」を入手することができない。ただでさえ弱い上に守備力バグが発生するジョニーだがいくらなんでも不遇すぎる。
    • 開発段階ではジョニーの変身技「さるぶえ」にアイテムを盗む効果が付与されており、それで入手できたようである。効果が残っていればまだ活躍の場があったと思われるが、開発スタッフはジョニーの事が嫌いなのだろうか?
  • 使うボタンは基本的に十字キーとA・Bボタンのみ。Xボタンでボタンの設定を変えられるが、もっと他に割り当てるものがあったのでは…
    • ただし設定内容には「左手だけでも問題なくプレーできる」というものもあり、需要はともかく機能自体は侮れない(後述)。
  • ゲーム中断時にリセットボタンを押しながら電源を切るように指示される上に、そうしないとデータが消える可能性がある旨を警告される。
    • だがSFCのゲームにおいてリセットボタンを押しながら電源を切ることは逆効果である。開発会社が同じ『北斗の拳5』も参考のこと。
  • 預かり所を呼び出せる「けいたいデンワ」の効果が(プレイヤーを苛立たせるという意味で)リアル
    • 電話をかけると預かり所の店員が自分の足でやってくるのか、実際に預かり所のメニューに入る前に待ち時間が発生する。
    • ちなみに、どこにいようと待ち時間は同じである模様。たとえ預かり所の目の前で使おうが同じである。
  • ここまで来るとテストプレイがおざなりだった疑いが濃厚である。

評価点

  • 戦闘時のグラフィックはアニメパターンが豊富。味方は勿論、敵は全ての種類が何かしらのパターンが用意されているなど凝っている。
    • 持たせる武器を変えると、戦闘中のグラフィックも変化する。
    • クリティカルヒット時の台詞や、戦闘不能時のメッセージなどもパーティーメンバーごとに用意されている。
      • なお、ゲーム開始時に主人公のみクリティカルヒット時の台詞を変更することが可能。カッコよく決めるも、変な台詞にしてネタに走るも良し。
    • ヒロインと一部を除く女性敵キャラの戦闘時のグラフィックは可愛いと評判。
    • ザコ戦闘員を思いっきり使い回しているので気付きにくいが、それ以外の魔物は使い回しや色違いは少ない。それらの魔物全てにアニメパターンが用意されているのは十分評価点である。
  • 世界観やキャラクター、各種イベントなどはとにかくブッ飛んでいるものの、「過去の力を借りて悪の組織の野望を砕く」というストーリー自体は決して破綻しておらず、何だかんだでしっかり形になっている。また、仲間キャラ一人ひとりにもエピソードや見せ場があり愛着が湧く。
  • 前述したように、他のRPGとは違ったアイデアや前衛的な要素を評価する声もある。基本的な作り込みそのものも甘さが見られるところはあれど決して妥協はしてない。一部要素は『イデアの日』でも採用されている。
  • 最終的には主人公さえいればPT編成が自由。しかも象さえいればいつでも編成が可能なうえ、経験値がPT外にも入るため育成が楽。
  • キャラクターごとの個性がちゃんとゲームに反映されている
    • 装備品の種類や、戦闘中に使える変身技は全員違っていて個性にあふれている。
  • ボス戦の曲などは短いながらも癖になる格好よさがあり、BGM自体は評価されている。
    • 作曲したのはあのJ-WALK(後のJAYWALK)の知久光康。
  • 移動中にXボタンを押すと、コントローラーの設定が以下の様に切り替えられる。
    • ノーマル…Aが決定、Bがキャンセル
      フリッパー…Rが決定、Lがキャンセル
      ワンハンド…Lが決定、SELECTがキャンセル
    • 役に立ったかどうかはともかく、当時は滅多に見られない試みであったことは確か。
  • プレイ中に数々の摩訶不思議な現象に巻き込まれるであろうが、一応最後まで進められる。クリアも可能。
    • これだけ数多くのバグや不具合を実装しておきながら、他作品ではバグれば真っ先に発生するであろう『セーブデータ破損』が滅多に起こらない。…これは逆にすごい。
  • 上述したように全滅時に所持金は半分になるが、「買値そのままの値段で売れるアイテム」が存在するため、交換しておくと保険になる。
    • ストーリーが進めば預かり所もいつでも呼び出せるようになるため、保険用のアイテムで持ち物が圧迫されることもない。
    • 余談だが、そんなアイテムが9個束で落ちている場所がある。自宅の裏にもある。
  • 預り所のアイテムは種類に応じて大別されており管理がし易い。
    • また、上記「けいたいデンワ」はメニューを開くのに時間がかかるものの、何処でも預かり所を呼び出す事が可能。これは『ドラクエ6』のふくろシステムの先駆けとも見ることができる。

総評

とにかく多いバグのせいで、SFC屈指のクソゲーとして名前が挙がることが多い作品。またそれを抜きにしても、長いロード時間をはじめとした全体的にもっさりした挙動や雑なゲームバランス、後半になるにつれなおざりになってゆくイベントなど、作り込み自体の甘さも目立ち、バグがなければ良作だとも言い難い出来となっている。
しかし、変身技や大きく描かれた魅力的なキャラ、二重底の宝箱など、当時としては画期的なシステムに加え、爆笑確実なぶっ飛んだシナリオにBGM等は評価されており、今でもカルト的な人気があり、ただのクソゲーとは違う『デス様』や「ダメジャー」と同様に非常に愛されたクソゲーと言えるだろう。


余談

  • クソゲーの話題やランキングになると、たいていSFC代表として本作の名前が挙がる。例えば、クソゲーを扱う某ランキングでは、唯一ファミコン以外でトップ10にランクインした。
    • ちなみに1位はやはりというか『たけしの挑戦状』。
    • もし クソゲーオブザイヤー(KOTY)が1992年にあったなら、間違いなく本作が大賞を取っていたであろう。
  • キャラデザインが同じのため『イデアの日』の姉妹品と誤解されがちだが、実際はそうではない。当該項目も参照の事。
    • なお、同作の攻略本によると、この『摩訶摩訶』にも第2作が予定されていたのだが、シグマ自身が家庭用ゲームから撤退したため、実現しなかったという。
    • しかし、シナリオは6~7割完成していたらしく、このサイトで読むことができる。
    • 発売元のシグマは、後にサウンドノベル『』の開発に係わっている。
  • 締め切りに間に合わなかったのでバグROMをそのまま任天堂に送りつけたら、なぜかOKが出てしまい、そのまま発売になったという逸話がある。
    • その結果、シグマはライセンスを剥奪されたとの噂も。
    • プレイヤーが苦情を言おうとシグマに電話したら無音だったという逸話もある。
    • 上記の『摩訶摩訶2』シナリオは当時のプログラマーのサイトであり、別ページに本作と『イデアの日』の開発話が語られている。
      • 納期の2日後に修正版も提出したがバグ有り版が通ってしまったとのこと。修正版なら移動中に主人公以外の技も使えるし、スタッフロールもちゃんと見られるらしい。
  • あまりのバグの多さから「デバッグが行われなかったのではないか」と言われることがあるが、一応デバッグ用のコマンドは存在するようである。
    • 同時に、幻のアイテムとなっていた主人公の最強防具*20の入手方法が見つかった。実に発売から21年後のことである。
  • 2ちゃんねるのスレに当時社員だったと思われる人物が降臨しており、摩訶摩訶IIやゲーム内の仕様などについて触れている。トリップは◆NbAmusYUtA。
    • また、上記の逸話もここが元だと思われる。
  • 尚、相原氏自身は絵を描いたのみで、シナリオ自体にはほとんどノータッチである。しかしかなり作品に対してアイデアを出しており、上述のラスボスが第2形態になるとHPが1になる、という設定は相原が考案したもので、2017年に出版されたムック『大好き!スーファミ倶楽部』の中で、本作及び『イデアの日』の裏話を回顧する漫画を掲載しており、シグマ社員は止めたものの、相原は引き下がらず強引に押し切って採用させた、と描かれている。
  • noteにて「相原コージ スーパーファミコン全仕事」というタイトルで、本作と『イデアの日』のイラスト、キャラデザ原画、ラフスケッチ等計455ページに及ぶ資料が販売されている。
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最終更新:2023年07月28日 10:51

*1 キャラクターデザイン以外にも色々なアイデアを出し、採用されている。

*2 後のイベントである場所に落ちている機首を捜索する際に彼の手紙を発見できることからも、あの猛スピードで振り落とされることがなかったことがうかがえる。

*3 「島で一番の美人」と言われているが、この島では美的感覚が正反対なのであった。

*4 パッケージの一番左の真ん中の奴がそう。

*5 だが実際には、ウルウルボーイ曰く「友達」と言ってるので、敵対しているわけではないのだろう。ちなみにゲーム終盤に行くことの出来る過去のウルウル星にはウルウルライダーなる某ライダーに似た人物がいるので、その子孫なのではないかと思われる。

*6 ダメージを与えた場合、一瞬だけ泣いた? 顔が見える

*7 ドロップ率が高めで、それなりに高値で売れるために金策になる

*8 攻撃力を一時的に引き上げる、ミッチーの変身技

*9 あまりにも投げやりな名前だが、「ざこデストロイ」「ジェノサイドざこ」とランクが上がるにつれて倒せる敵が増えていく

*10 この作品では、TPを消費して前世に変身しその能力を使うことができる。一般的なRPGで言うとTPはMP、変身技は魔法に相当する。

*11 焼き芋入手にフラグが必要で、フラグ発生に『オナラ爺さん』という人からオナラで音を奏でる説明を受けるので、バグとは思えない。

*12 一応バグで壁をすり抜ければ強引に進める事は可能

*13 バセランが使う炎技に対して耐性がゼロになってしまう

*14 一応HP回復出来るのだが、普通の店で買える「くすり」(買値12シルバー)と、ほぼ回復量が一緒なので売った方がマシ。

*15 単体で出てきても厳しいが、輪をかけてひどいのは「ハニワ」という敵の攻撃から仲間を護る習性のある雑魚と一緒に登場した時である。

*16 周辺に出現する敵モンスターの平均HPは約150だが、たいく女は1000ある。なおたいく女が出現するダンジョンに登場するボスのHPは1500である。

*17 無属性魔法が該当する。しかし使用する敵は非常に少なく、ダメージも低い。

*18 余談だが、主人公の武器のうちイベントで入手する2つについても鑑定で強化可能だったりする。これもアイテム名の関係で気付かないだろう。

*19 鑑定で真の力を引き出せるアイテムでもこのアイテムの買値を超えるものは存在しない

*20 名前こそ主人公用だが全員が装備可能というバグレベルの設定が存在する