Neo Steam

【ねおすちーむ】

ジャンル MMORPG
対応機種 Windows
運営元 ハンビットユビキタスエンターテインメント
開発元 Mars Team
サービス開始日 2006年10月19日
判定 なし

概要

  • スチームパンク(蒸気機関を主流としたSF世界のジャンル)を舞台にした珍しいMMORPG。
    • 「ネオス・チーム」と誤解される事が多かったが、「ネオ・スチーム」が正式タイトルであり、一応タイトルから世界観を想像する事はできる。

世界観

 高度な文明を持った人類に、世界が牙を向いた。
 津波が、地割れが、文明を崩壊に導いた。
 生き残った人類は三つの国に分かれ、独自の文化を形成し再建を進めていく。
 そんな折、災害により失われた技術が発見される。
 ネオスチーム。
 スチームと呼ばれるエネルギーを消費し、活動するコアマシンである。
 それは、巨大な建造物や乗り物、果ては武器や防具にすら取り付けることが可能である。
 三国家はスチームと、コアマシン製造に必要な資源を奪い合う事になる。

システム

  • プレイヤーはゲーム開始時、ヒューマン・エルフ・ポム・タルン・ライエルの5種族から一つを選択する。
    • ヒューマンは平均的な能力を持ち、NPCとの取引時に値切る事ができるため、いわゆる盗賊系の職業に向いている。
    • エルフは薬の効果が他の種族よりも強く、敵から姿を隠す事も得意とする。魔法系の職業に向いている。
    • 体の半分が頭で、毛深く身長の小さいのがポムと呼ばれる種族。手先が器用で道具の扱いに長け、技術者に向いている。
    • 虎、狼といった獣と人の中間点にある姿をしているのがタルン。身体能力に優れ、脚も他の種族よりも早い。戦士系職業はお手の物。
    • エルフとタルンの相の子のような姿をしたのがライエル。足が速く、スチームの扱いに長けるため、弓や銃を持った戦闘で真価を発揮する。
  • 次に所属する国家を選択する。
    • 「ログウェル共和国」機械技術に優れた国家で、他の国よりも道具の能力が良い。住民の多くがポムで形成されている。
    • 「エリアッド王国」エルフ達が魔法技術とスチーム技術によって発展させた国家で、魔法技術に長けている。国民の大部分がエルフである。
    • 「タクシャン連合」獣人系種族が中心となって作られた国家で、自然と融和して生きる事を尊重している。スチーム技術をしぶしぶ使っているため、その手の技術には他国に一歩遅れをとっている。
  • ゲームの基本システムは一般的なMMORPGと同じで、敵をクリックして攻撃を行う。プレイキャラクターの移動もクリックで、3D世界を360度移動する。
    • ファンタジー色の強い世界観ながらも、弾丸列車や戦闘兵器等もある。移動手段には事欠かない。
    • 武器や防具にコアマシンを取り付ける事ができる。取り付けられたコアマシンを起動させれば、スチームを消費して強力な攻撃や防御を行う事ができる。
    • プレイヤーは特定の条件がそろうと他国へ侵攻する事ができる、他国では自分から攻撃を仕掛ける事はできないが、PvPを行う事が可能。その際、チャット機能は文字化けして使えなくなる。
      • パーティー募集機能を使って意思表示をすることは可能。
      • PvPで他国の人間を倒すと生産に必要なアイテムを入手できる。
    • 定期的にRvRの戦争が発生。多数のプレイヤー同士で戦闘をすることができる。

長所

  • 元々ファンタジー+スチームパンクという世界観が独特であり、Sound TeMPによるBGMの評価も高く、その雰囲気はプレイヤーをひきつけた。
  • ゲーム開始時にもらえる課金アイテムで三日間経験値獲得量が2倍になる事もあって、さくさく進める事ができる。アイテムがなくなっても、さほど高額ではないため比較的気軽にアイテムを購入できる。
    • このアイテムは一時間、一週間と期間も何種類かあるため、プレイヤーが集中的に遊ぼうと思ったときにあわせて購入する事ができる。
    • 元々比較的経験値がたまりやすいゲームであるため、他のMMORPGと比較すると初心者は上級者に比較的早く追いつく事ができる。
  • 日本運営チーム専属イラストレーター「李KPA」による、ぶっ飛んだデザインのアイテムは一時話題となった。
    • 世界観を無視したクリスマス衣装や、羽が生えて蒸気機関が取り付けられたシンプルながらもかっこいい剣、光り輝くおでん串「オーディーン」等。

短所

  • 長所の欄にもあるが、比較的経験値がたまりやすいゲームであったため、廃人は早々にレベルをカンストさせてしまい、する事がなくなってしまった。
    • 5種族別々のキャラクターを作っても、全員のレベルをカンストさせてしまうプレイヤーも少なくなかった。
  • 結局性別選択がろくにできなかった。
    • キャラクターを5種族から選択するものの、性別はポム以外片方しかなかった。ヒューマンとタルンは男、エルフとライエルは女。この事に不満を抱くプレイヤーは少なくなかった。
    • 専属イラストレーターの「李KPA」もその点に関しては不満を口にしていた。それが原因かどうかは定かではないが、この時期に、氏の手がけた公式HPにあったゲーム漫画の更新がストップし、氏もネオスチームに関して明言する事がほとんどなくなった。

総評

その独特の世界観からファンは多かったものの、2010年8月11日に惜しまれつつも運営は終了した。
アメリカでは遅く、2012年2月11日に終了。『ネオ・スチーム』はプレイヤーに多くの思い出を残し、その歴史の幕を閉じた。