お茶犬の大冒険2 夢いっぱいのおもちゃばこ

【おちゃけんのだいぼうけんつー ゆめいっぱいのおもちゃ箱】

ジャンル ほんわかアクションゲーム
対応機種 ニンテンドーDS
メディア 256MbitDSカード
発売元 エム・ティー・オー
発売日 2008年12月18日
定価 4,800円(税別)
プレイ人数 1人
セーブデータ 3箇所
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 なし
ポイント お茶犬の冒険シリーズ第四弾
丁寧な作りはシリーズ譲り
低い難易度もシリーズ譲り
お茶犬ゲームリンク


概要

  • セガトイズとホリプロの共同開発で生み出された癒し系キャラクター「お茶犬」のゲーム化であり、アクションゲーム『お茶犬の冒険』としてのシリーズ4作目でもある*1
    • 『お茶犬の冒険シリーズ』としては現在最新作であり、エム・ティー・オーが関わるお茶犬ゲームとしては『お茶犬の部屋DS4』に次ぐ最新作である。
  • お茶犬らがおもちゃの世界を旅行し、不思議な空間を楽しみながらアクションゲームをこなしていくというストーリー設定。
  • メインは横スクロールアクションでゲームを進めていき、その合間にミニゲームが挟まれるという形となる。
  • 任意セーブ方式。操作系統はボタンがメインとなるが、一部場面ではタッチペン操作を要する事もある。

登場お茶犬一覧

  • お茶犬
    • リョク (緑茶犬)
    • アール (紅茶犬)
    • ロン (烏龍茶犬)
    • チャイ (紅茶犬)
    • ハナ (ハーブ茶犬)
    • カフェ (コーヒー犬)
    • ムハ (麦茶犬)
    • サクラ (さくら茶猫)
    • ラン (ラベンダー茶猫)
    • ミン (ジャスミン茶猫)
    • ソー (そば茶猫)
  • お茶犬Sweets
    • ロール (ロールケーキ犬)
    • キャン (スイートキャンディー犬)
    • ビス (ビスケット犬)
    • ドナ (ドーナツ犬)
    • コットン (わたあめ犬)
    • ショート (イチゴショート犬)
    • チップ (コンソメチップ犬)
    • シュー (シュークリーム犬)
    • ツェル (プレッツェル犬)
    • チェリ (チェリー犬)
    • グレープ (グレープ犬)
    • オレンジ (オレンジ犬)
    • バナナ (バナナ犬)
    • ストロベリー (ストロベリー犬)
    • モンブラン (モンブラン犬)
    • ペロキャン (ペロ×2 キャンディー猫)
    • プリン (プリン猫)
  • お茶犬つく~るで作成したオリジナルお茶犬(猫)達

主なルール

主なモード

  • ゲーム
    • イベント入りのアクションゲームがプレイできる本作のメインモード。
    • 同じくゲーム開始前に使用キャラのお茶犬とお茶猫を1キャラづつ選択できる。どのキャラを選択しても性能やゲーム展開が変化する事はない。
    • ステージセレクト画面の初心者マークをクリックすると、通常より難易度の下がった「初心者モード」がプレイできる。
  • お茶犬つく~る
    • 自分好みのお茶犬(猫)を作り、それをメインモード内で操作できるモード。
      • 作成したお茶犬らはメインモード内で操作する事ができる。
      • 作成したお茶犬らは16匹までの保存が可能。
  • コレクション
    • メインゲーム内で入手した「4コマまんが」と「からくりフィギュア」を鑑賞できる。
      • 4コマまんがは、その名の通りお茶犬の4コマ漫画が鑑賞できる。全部で32種類が用意されている。
      • からくりフィギュアは、お茶犬らのからくり機能付きのフィギュアが鑑賞できる。全部で28種類が用意されている。
  • ミニゲーム
    • メインゲーム内でプレイした事のあるミニゲームを単独でプレイできる。
      • ミニゲームのプレイ前に「かんたん」「ふつう」「むずかしい」のいずれかの難易度が選べる。
      • 全部で8種類が用意されている。
  • おまけ
    • 「メインゲームにおける各ステージのハイスコア確認」「各ミニゲームのハイスコア確認」「BGM鑑賞」ができる。
      • BGM鑑賞に関しては一度メインゲームをオールクリアしなければならない。

メインゲーム

  • ステージの流れについて。
    • 本作は全部で8つのステージが用意されており、各ステージはさらに3つのエリアに分かれている。
      • エリアをすべてクリアすればその次のステージに進める。8ステージすべてをクリアするとエンディング後に一旦はゲームは終了する。
      • メインゲームをオールクリアするとステージセレクトが可能となる。
      • 同じくメインゲームをオールクリアすると、通常モードのステージが一新された「裏モード」がプレイできる。
  • 操作系統。
    • 全キャラ共通操作。
      • 十字ボタン左右で左右移動。Bボタンを押しながらでダッシュ移動。
      • 十字ボタン下で伏せ動作。
      • Aボタンでシャンプ動作。
      • 下に地形がある状態にて十字ボタン下とAボタンで下に落ちる。
      • Yボタンで道具アイテム使用。
      • Rボタンでキャラチェンジ。
      • 通りがかりのお茶犬らやドアなどに接し、Aボタンか十字ボタンでお茶犬らに話しかける(ドアなどの中に入る)。
      • Xボタンを押しながら十字ボタンで先の視線を確認できる。視線確認中は敵などの動きが止まる。
    • お茶犬専用操作。
      • ジャンプ中にAボタン押しっぱなしで浮遊落下。
      • ダッシュ中に十字ボタン下でスライディング。
    • お茶猫専用操作。
      • ジャンプ中に再度Aボタンを押すと二段ジャンプ。
      • 特定の壁に接した状態でAボタンを押すとそこからジャンプ。
  • キャラ・特殊能力の使い分けについて。
    • 本作はお茶犬とお茶猫をいつでも自由にチェンジさせる事ができる。
      • 場所によっては犬か猫のどちらかでないと攻略できない事態もあり得るので、チェンジの切り替えは重要となる。
  • 道具アイテム・タッチアクションイベントについて。
    • ステージ内に置いてある「道具アイテム」を取得すると、それを任意で使用して道を切り開く事ができる。
      • 道具アイテムの使用回数制限はないが、使用可能を示す看板のある場所でなけれ使用できない制限がある。
      • お茶犬らがステージクリアするかミスすると、そのステージで入手していた道具アイテムの所持が消えてしまう。
    • ステージ内にはタッチペン操作を要する「タッチアクションイベント」が発生する場面がある。
      • 「タイミング良くタッチしよう」「スライド連打しよう」などの指示が出るので、それを成功させれば道を切り開く事ができる。
      • 指示に失敗してもミスなどのペナルティはないが、成功させるまで足止めを食らうハメとなる。
  • クリア条件について。
    • エリア内に散らばる「とびらのかけら」を4つ集め、ゴール地点である「扉」にたどり着けばそのエリアはクリアとなる。
      • とびらのかけらを3つ以下しか集めていない状態で扉に着いても、ゴールできずにステージクリアができない。
      • とびらのかけらはその辺に放置されている。しかし、放置の先には足止めによる行き止まりがあり、道具アイテム使用やタッチペンアクションイベントをこなさないと取れない場面がある。
    • エリアをすべてクリア(ステージクリア)するとミニゲームが発生する。
      • ミニゲームはボーナスゲーム扱いなので、如何なる結果となっても次のステップに進め、ペナルティの類はない。
  • 敵について。
    • お茶犬らには直接的に敵を攻撃する手段は搭載されていない。
      • 敵を倒すにはジャンプで踏みつけるのが主となる(踏み付けられない敵もいる)。また、お茶犬限定でスライディングで体当たりする事でも倒す事が可能。
      • ジャンプ攻撃に関しては地面に付かずに複数の敵を連続で踏み付けると、連鎖踏みとしてコンボがカウントされる。
  • アイテムについて。
    • ステージ内には以下のアイテムが存在する。
      • 「とびらのかけら」…これを4つ集めて扉にたどり着けばそのエリアがクリアできる。
      • 「シャボン玉」…中にお茶の葉が入っており、たくさん取得するとステージクリア後のスコア結果に影響を及ぼす。
      • 「ハート」…ライフが1回復。
      • 「おもちゃ箱」…「4コマまんが」「からくりフィギュア」のいずれかが入っており、ステージクリア後で中身を確認できる。一度入手したおもちゃ箱はそのエリア内においては二度と入手できない。
      • 「つく~る素材」…モード選択のお茶犬つく~るで使用できる素材が増える。
  • ミス条件について。
    • ライフ制と残機制の両面を採用している。
      • 敵に触れたり、落とし穴に落ちてしまうと1ライフが消費されてしまう。初期ライフは3つとなっている。
      • ミス後の復活はそのエリア最初からのやり直しとなり、アイテムや敵配置などがすべてリセットされる。
    • コンティニューは無制限に可能。コンティニューをしたからといって特に大きなペナルティは発生しない。

評価点

  • お茶犬の癒し可愛さの再現。
    • これはお茶犬ゲーム全般の評価点だが、当然本作にも当てはまっている。
      • お茶犬らやステージ背景などのグラフィック周りはシリーズの例に漏れずしっかりと書き込まれている。とりあえず、茶犬らが癒し可愛いのは間違いない。
      • ほっこりと和めるイベントシーンももちろん健在であり、お茶犬ファンならば純粋に楽しめるであろう作りとなっている。
  • アクションゲームとしての土台はしっかりと作られている。
    • 『お茶犬の冒険シリーズ』に共通するしっかりとしたゲームの作りも抜かりがない。
      • 前作同様、「1つ1つのステップを踏まえて行動しないとクリアできない」というバランス調整がされており、キャラを的確に操作する楽しみが詰まっている。
      • 同じく前作同様、難易度は低い部類だが「いい加減な攻略で過程を無視してクリアする」という反則行為はできない様になっている。
  • さらに洗練された作り込み。
    • 前作の問題が幾らか改善され、シリーズ中最も遊びやすい内容となっている。
    • 前作における余計な操作系統が消滅した。
      • 前作ではただ操作が複雑なだけで存在意義が蛇足だった特殊切り替え行動がなくなり、切り替え行動はお茶犬・猫のチェンジだけとなった。
      • その代わりに道具アイテム使用という新たな操作系統が加えられているが、これに関しては直感的に分かりやすい操作でちゃんと存在意義を感じさせるものとなっている。
    • イベントシーンにおけるミニゲームのスキップ機能が付いた。
      • 厳密にいえば「ミニゲーム中にポーズをかけ、スキップするか否かを選択できる」機能だが、これによりいちいちミス待ちをする煩わしさは解消された。
      • しかし、イベントそのものは本作でもスキップできない。とはいえ、ボタン連打でそれに近いスキップ方法は可能である。
    • 前作における「視野が若干わかりにくく、地形がどうなっているのかが判断しにくい」という問題が大幅に和らいでいる
      • キャラや地形などに黒い輪郭が付き、どこに何があるのかが一目瞭然となった。これにより、視野誤認によるミスはしにくくなっている。
      • また、視線確認により「画面外の状況が見渡せる」親切な新操作も追加されている。
  • そこそこ豊富なおまけ要素。
    • 前作とほぼ同様に「お茶犬つく~る」「おもちゃ箱・つく~る素材収集」「ミニゲーム」といったおまけが用意されている。
      • おもちゃ箱の4コマまんがは本作でしか見られないものがる。からくりフィギュアのギミックも凝っていて可愛い。

問題点

  • ステージのボリューム不足感。
    • 全8ステージの3エリア構成しかなく、前作よりも1ステージ分短縮されている。
      • とはいえ、ステージを一新した裏モードが搭載されているので、総合的なステージ数は16ステージ分と倍増化はしている。
      • しかし、裏モードは所詮同じ素材を組み替えたステージ構造に過ぎず、あまり大きな目新しさはない。
    • 低い難易度故に熟練ゲーマーにとってはあっさりとクリアできてしまう。
      • もちろん、お子様向けに作られたと思われるシリーズなので、難易度が高すぎると大問題であるという事情もあるのだろうが…。
  • タッチアクションイベントが蛇足気味。
    • 前作における特殊切り替え行動が消滅した変わりに、本作の新操作であるタッチアクションイベントが煩わしい要素となっている。
      • タッチアクションイベントが発生するとゲームが一時停止し、問答無用でタッチペン操作に付き合わなければならない。
      • しかも、イベント発生率が結構多いので、「お茶犬らの操作中でイベント発生 ⇒ ゲーム一時停止 ⇒ タッチペン操作による足止め」というパターンが繰り返されてしまう。
      • そもそも本作はボタン操作による正当派2Dアクションゲームであり、タッチペン操作を途中で入れる理由がまるでない。
      • この「タッチペン操作の押し付け」という問題は、同じジャンルのDSソフト『ニュージーランドストーリーDS』と非常に似通っている。
  • 過去の『お茶犬の冒険シリーズ』に比べ、ステージ内のキャラクターデザインが豹変している。
    • 本作は過去の『お茶犬の冒険シリーズ』のキャラクターデザインに大幅な変更が加えられ、外観が過去作とは違う雰囲気を持つ。
      • 過去作は「ほんわかデザインで淡いタッチのパステル調の絵柄」だったが、本作は「ほんわかさ以上にコミカル色が強くなり、はっきりと着色されたカートゥーン調の絵柄」というものになっている。
      • 一部ファンからは「過去作のデザインの方がお茶犬らしくて良かった」という声もある。その一方で、「これはこれで可愛くて好き」と好意的に見るファンも少なくない。
      • なお、キャラクターデザインが変わっているのはステージ内のそれが主であり、それ以外の場面(イベントシーンなど)は従来通りのデザインで統一されている。

総評

『お茶犬の冒険シリーズ』共通の安定した楽しさは本作でも健在であり、シリーズを知らないプレイヤーでもすんなり入り込めるお手軽さを持っている作品である。