お茶犬の部屋

【おちゃけんのへや】

ジャンル テーブル&コレクションゲーム
対応機種 ゲームボーイアドバンス
発売元 エム・ティー・オー
発売日 2003年12月19日
定価 3,980円(税別)
プレイ人数 1~4人
セーブデータ 1箇所(EEPROM)
判定 なし
ポイント お茶犬ゲーム初リリース作
雰囲気は上々だがあらゆる面で作り込みが足りない
シリーズとしての土台は大方完成されている
お茶犬ゲームリンク


概要

  • セガトイズとホリプロの共同開発で生み出された癒し系キャラクター『お茶犬』の、最初のゲーム化作品である。
    • お茶犬ゲームはエム・ティー・オーにとっては『なかよしペットシリーズ』と並ぶ主要シリーズとしても知られ、GBAだけでも同社から4作の関連作がリリースされている。
  • お茶犬(猫)達が暮らす部屋で彼らのリアクションを楽しみつつ、部屋内のコーディネイトやミニゲームなどをプレイしていくのが主な目的となる。

登場お茶犬一覧

  • リョク (緑茶犬)
  • アール (紅茶犬)
  • ロン (烏龍茶犬)
  • チャイ (紅茶犬)
  • ハナ (ハーブ茶犬)
  • カフェ (コーヒー犬)
  • ムハ (麦茶犬)
  • サクラ (さくら茶猫)
  • ラン (ラベンダー茶猫)
  • ミン (ジャスミン茶猫)

主なルール

ゲームモード

  • ゲームモードについて。
    • タイトル画面で以下のモードが選択できる。
      • 「つづきから」…メインゲームの前データからの再開ができる。
      • 「はじめから」…メインゲームを最初から始める。本作のセーブデータは1つしかないので、これを選んでしまうと「つづきから」のセーブデータが消えてしまう。
      • 「みんなで遊ぶ」…GBAの通信機能を用いて最大四人までのミニゲームプレイができる。
      • 「こうかん」…メインゲームで入手したアイテムを相手プレイヤーにプレゼントできる。プレゼントにはお互いのGBA本体とソフトが2つづつ必要。
      • 「おまけ」…メインゲームで特定条件を満たすと何かが起きる項目。詳細は割愛する。

メインゲーム

  • マイキャラの選択。
    • 「はじめから」でメインゲームをプレイすると、10匹から好きなお茶犬(猫)のマイキャラ選択ができる。
      • 選んだマイキャラはお茶犬の部屋のメインキャラとなり、常に画面内にい続けてくれる存在となる。
  • お茶犬の部屋について。
    • 本作には上記で選択したお茶犬が家の中で自由気ままに暮らしている。
      • プレイヤーは家の中にある部屋へと自由に移動できる。
      • 部屋は「1F」「2F」「3F」の3箇所の部屋があり、それぞれ自由にアイテムのコーディネイトができる。
    • 部屋のコーディネイトに関して。
      • かいもの(下記)にてアイテムを入手すると、部屋内にアイテムを飾れる。
      • 各部屋にはアイテムの置ける場所に限りがあるので、それを踏まえた配置を考えなければならない。
      • アイテムを置くとその分のストックが消費され、アイテムを重複ゲットしていない限りは別の部屋に同じアイテムを置く事はできなくなる。
      • 置いたアイテムを片付けて部屋から消去する事もできる。この場合はストック消費していたアイテムは元に戻り、他の部屋に置く事が可能となる。
  • メニューについて。
    • 部屋にいる状態はメニュー画面が表示されている。メニューの種類に関しては以下の通り。
      • 「かいもの」…ショップ画面に移項する。
      • 「アイテム」…入手したアイテムの鑑賞、及び部屋のコーディネイトができる。
      • 「移動」…他の部屋に移動する。
      • 「記録」…現状の任意セーブができる。

アイテム

  • アイテムについて。
    • ショップ画面に移項すると様々なカテゴリが選択できる。
      • カテゴリには「お茶用品」「インテリア」「家具」「電気製品」「あそび道具」「季節もの」の6つがある。
    • ショップとは銘打っているものの本作にはお金の概念はない。
      • アイテムをゲットするには指定されたミニゲームをクリアする必要がある。よって、本作のショップは厳密にいえば「ミニゲームをこなして無料でゲットできる」意味合いとなる(売買とは一切無縁)。
      • ミニゲームの内容は完全固定となっており、欲しいアイテムを入手するには該当のミニゲームを回避する事は許されない。
      • ミニゲームには「かんたん」「ふつう」「むずかしい」の難易度があり、アイテムを多く入手する程に難しい難易度に遭遇しやすい法則がある(任意選択は不可)。
      • ミニゲームをクリアすると選んだアイテム1種類が1つゲットできるが、同じアイテムのミニゲームを回数分クリアすると最大3つまでの重複ゲットが可能(例外あり)。
      • アイテムはどれも有限であり、1種類のアイテムを限界まで重複ゲットしてしまうと「売り切れ」となりそれは二度とゲットできなくなる。
    • 季節の概念に関して。
      • ミニゲームを特定回数プレイすると、春夏秋冬の順で季節が変わるイベントが発生する。
      • 季節によってショップの季節ものの品揃えに若干の変化が起きる模様。
    • アイテムは総計で200種類以上存在する。
  • ミニゲームについて。
    • 「メインゲームのアイテム購入時」「通信プレイ時」において以下のミニゲームがプレイできる。
      • トランプゲーム関係のゲームに関してはCPUも含めた3~4までのプレイ人数の選択ができる。
      • 難易度の概念があるのはメインゲームのアイテム購入時のみで、通信プレイ時では難易度選択はできない。
+ ミニゲーム一覧
分類 ミニゲーム 通信
トランプゲーム 神経衰弱 対応
7並べ
ポーカー
ダウト
大富豪
ババ抜き
スピード
ピラミッド
パズルゲーム ジグソーパズル
分割パズル
和風パズル

イベントとエンディング

  • イベントとエンディングについて。
    • 特定条件を満たすと何かしらのイベントシーンが発生する。
      • 条件としては「メインモード初プレイ時(オープニング)」「アイテムの特定種類ゲット時に挟まれるイベント」「アイテムを一定量コンプ*1する(エンディング)」がある。
      • エンディングを迎えるとスタッフロールの後にタイトル画面に戻されるが、その後もセーブデータが引き継がれた状態でのメインゲーム再開ができる。

問題点

  • イベント数が少なく、終始華の少ない地味なプレイになりがち。
  • ミニゲームの進行テンポがもっさり気味。
    • 敗北確定のミニゲームの中断は可能だが、トランプゲームのターンが自分に回らないと中断を受け付けてくれない。
  • 部屋内で連れていけるお茶犬(猫)が1匹のみ。
    • 一応は特定条件を満たせばもう1匹が登場するイベントはある。
  • 各部屋の敷地面積がかなり狭く、アイテムをコーディネイトできる自由度があまり高くない。

評価点

  • シリーズの土台は大方完成されている。
    • お茶犬ゲーム全般の魅力である「癒し可愛らしい」雰囲気は本作の時点で上手く描かれており、ファンからの評判は上々である。
    • 「ミニゲームをこなしていけばエンディングに近づく」という分かりやすいプレイ目的もシリーズ共通。
      • 残念ながら本作では「もっさりテンポでミニゲームの種類が少ない」と、作業感の強さにおいてシリーズで最も不満の残る出来となっているが、慣れてしまえば深刻に気になる問題でもない。

総評

イベントやミニゲーム数が少なく、テンポももっさり気味といった問題こそあるが、この時点で後のシリーズに引き継がれていく「アイテム収集・コーディネイト・ミニゲーム」といった土台は既に完成されており、お茶犬の可愛らしさも上々。
「お茶犬がとにかく好き」「お茶犬達の可愛らしさをゲームで楽しみたい」という人であれば入手しておいても損はないだろう。


その後の展開

GBAとしての『お茶犬の部屋』は本作が最初で最後の登場となったが、後にニンテンドーDSで大幅に作り込みが強化された4作品ものシリーズがリリースされる事になる。