PANDORA MAXシリーズリンク

機種 タイトル 概要 判定
PS PANDORA MAX SERIES Vol.1 ドラゴンナイツグロリアス 「1980円の超大作」第1作。手堅くまとまった王道RPG。 なし
PANDORA MAX SERIES Vol.2 死者の呼ぶ館 ホラーADV。シナリオはともかく、システムデータくらい作ってくれ。
PANDORA MAX SERIES Vol.3 ラビッシュブレイズン 第1作と世界観を共有するギャグRPG。 なし
PANDORA MAX SERIES Vol.4 Catch! ~気持ちセンセーション~ 恋愛ADV。ロード地獄。それといい加減システムデータを作れ!
PANDORA MAX SERIES Vol.5 ごちゃちる おまけゲームのキャラ達が主役のファンディスク的存在。前4作品のデータ補完も。 なし
PANDORA MAX SERIES Vol.6 ONI零 ~復活~ 『ONI』新作が1980円で登場も、シリーズ打ち切りでシナリオは投げっぱなしに。 なし

関連作品

ONIシリーズ



シリーズ概要

  • 株式会社パンドラボックス(現・シャノン)のゲームブランドであり、完全新作で、やり応え十分のゲームソフトを1980円でリリースするというコンセプトに基づいて開発されたシリーズである(Wikipedia参照)。
  • 1,980円(税込2,079円)という価格設定だが、これは同時期の一般的なPSソフトよりも非常に安い。
    • 当時のソフトの定価は5,000~6,000円程度が普通で安くとも3,000円、ディスク複数枚組のソフトなどは7,000円近い事も珍しくは無かった。
    • しかし、既にそれよりも安いSIMPLE1500シリーズがリリースされているため、「前代未聞の安さ」という訳では無い。
  • シリーズ共通の仕様として「コンバート」というシステムが存在し、同シリーズソフトのセーブデータを読み込む事で、レアアイテムの入手や隠しサブイベントの発生などさまざまな特典を獲得することが可能である。
  • 「5作品ごとに5本のソフトを収納可能なボックス仕様のソフトを出す」という構想が早い内からあったようで、実際に第5作はその仕様の限定版が発売された。
    • しかし、その次の第6作でシリーズは終了。シリーズ全作を買い揃えると、1本だけボックスの外にぽつんと置かれるというなんとも寂しい事になってしまった。
  • 6作とも2009年8月26日よりゲームアーカイブスで配信中。
  • いずれの作品にも「おまけ」のメニューが存在しており、プレイヤーのファンレター掲載コーナーやミニゲーム、コミカルな短編ADV「ごちゃちる」などが収録されていた。
    • この「ごちゃちる」のキャラクター達をメインにしたゲームがシリーズ第5作として発売されている。
  • 「おまけ」メニュー内には発売予定の作品を紹介する「予告」が収録されていたのだが、中には予告されたものの諸々の事情で未発売に終わった作品もいくつか存在する。
    • 『リストラの朝』
      • 中年サラリーマンの大河原泰造(46)は、平成不況の煽りを受けリストラされてしまう。そこで会社への復讐として手製の爆弾を仕掛けることを試みるが、なんと会社は既にテロリストに占拠されており…というストーリーのADV。シリーズ開始当初から第5作として発表されていたが、第5作はボックス仕様の限定版を出すことになり、雰囲気が合わないだろうという事で見送られ、そのまま結局お蔵入りになった。
      • ゲームは未発売に終わったが、大河原はこっそりミニゲームのキャラクターとして出演している。また、ゲーム部分もほぼ完成していたらしい。
    • 『闇の蛹』
      • シリーズ開始当初から第6作として発表されていた。
      • 記憶喪失の何者か(「私」という一人称で語られる)が主人公のADV。予告ムービーは、窓の無い薄暗い密室で目覚めた「私」が、謎の昆虫の成長記録が書かれた日記帳を発見するというものだった。脱出ゲームのようなジャンルの作品になる予定だったのだろうか。
      • 「縦横無尽に張り巡らされたトリックを、あなたは解くことができるか…」「真実が見えてくればくるほど、きっとあなたは後悔し、絶望する」「あなたの元にとっておきの恐怖を…」といった紹介がなされており、不気味な雰囲気が強調されていた。
      • しかし、シリーズの途中から予告ムービーが簡素なものになり、また発売日も未定に。この時点で既に雲行きの怪しさはあったが、やはり未発売に終わった。
    • 『ラビッシュブレイズン2』
      • タイトル通りシリーズ第3作の続編。新キャラクターのイラストなどもムービーに映っていたのだが、結局その後音沙汰は無かった。
      • もっとも、予告ムービーの極端な短さや未着色で線画のみのイラストなど、未発売になりそうな雰囲気は既に漂っていたが…。
    • 『ONI零~流転~』
      • シリーズ第7作になるはずだった作品。この作品のみ「予告」メニューで紹介されたものではなく、第6作のエンディング後に予告ムービーが収録されていた。『ONI零』のみならず過去の『ONI』シリーズのキャラクターが集結するなどファンに期待を抱かせる内容だったが、結局うやむやになってしまった。

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最終更新:2021年07月02日 20:20