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「パロディウスだ! ~神話からお笑いへ~」
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【ぱろでぃうすだ しんわからおわらいへ】
ジャンル | 横スクロールシューティング | |
対応機種 | アーケード | |
発売・開発元 | コナミ | |
稼動開始日 | 1990年4月25日 | |
プレイ人数 | 1~2人(交代) | |
判定 | ゲームバランスが不安定 | |
バカゲー | ||
ポイント |
パロディウスのAC初進出 以降のスタンダード ランク上昇のインフレぶり |
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グラディウスシリーズ |
西暦1990年、ソ連民主化の動向が注目されている頃、全世界の人々は夢を失いつつあった。
役人たちは私腹を肥やす事を至福とし、子ども達は親よりもパソコンを愛し、
女性社員はセクシャルハラスメントの恨み晴らすめェ!と立ち上がり、
若者は人類滅亡の危機を感じながらもゲームセンターに通っていた。
これら諸悪の根元は……? 語るもおぞましや、磔にされた謎の大ダコだったのだ!
その頃、宿敵バグとの死闘を終え、有給休暇をとり、
田舎でのんびりと百姓仕事に精を出すMr.パロディウスことタコの姿があった。
わが家の建て売りツボに帰り宇宙新聞を見た彼は、驚きのあまりマナ板から転げ落ちそうになった!
そこには今地球を賑わしている謎の大ダコの顔写真があった。
「とーちゃん!?」
何とそれは2年前から行方不明となっていた彼の父だったのだ!
そこへ新聞を見た旧知の友が駆けつけた。
ビックバイパー。第3次G大戦終結後、退役してたいやき屋を始める。58歳。
ツインビー。双子のかたわれ。可愛い顔してハデに敵をやっつける怖い奴。17歳。
ペン太郎。趣味はエアガンごっこ。ペンギンとペン子の間にできた子。9歳。
タコは事の真相を探るため、仲間と共に再び地球をめざして旅立った!
(サウンドトラックより引用(*3))
本作の自機は4種類。火器だけでなく、オプションやバリアも機体ごとに仕様が違う。
+ | 自機の詳細。クリックで開閉 |
+ | 各ステージの詳細。クリックで開閉 |
最大の問題点は、外見やノリに反して難易度的にハードルが高いことにある。
その最たる原因が、グラディウスシリーズから継承されている、特定条件下における時間経過で難易度が上がる「タイマーランク」の効果が後の『バトルガレッガ』に匹敵するほどシビアなためである。
この傾向は『セクシーパロディウス』までのパロディウスシリーズの殆どで一貫して問題になっている。
MSXのみで発売され「知る人ぞ知るゲーム」という認識だったパロディウスが、アーケードに進出したことで、一般プレイヤーにその名が知られるようになったきっかけの一作。
それだけに、見た目の派手さに反して爪に火を灯すようなプレイを強いられ、折角のお笑い要素を楽しむ余裕をも奪うほどにランクシステムが足枷となったことは、流石に惜しまれる。
それでもヒットした作品であり、ビジュアル面やBGMはプレイヤーに強いインパクトを残し、多数機種への移植(下記参照)で幅広い層にアピールされ、以降の続編も本作を基準としたものとなるなど、本作の残した功績は間違いなく大きいと言える。
移植の回数にはかなり恵まれている。全てコナミ自身より発売、且つ内製。FC・GBはサブタイトルを外して移植された。 しかし多くの作品で不具合や移植ミスなどに見舞われ、不具合を抜きにしてもゲームバランスはAC版よりも緩和されている傾向にあるため、"アーケード版の完全移植"は未だに1度もなされていない不運の作品でもある。
【ごくじょうぱろでぃうすだ でらっくすぱっく】
ジャンル | シューティング(オムニバス) | |
対応機種 |
プレイステーション セガサターン |
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発売・開発元 | コナミ | |
発売日 |
【PS】1994年12月3日 【SS】1995年5月19日 |
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定価 | 5,800円(税別) | |
廉価版 |
PlayStation the Best:1997年3月20日/2,800円 PS one Books:2003年11月20日/1,800円(共に税別) |
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判定 | なし | |
デラックスパック(コナミ) シリーズ |
収録作はどちらも当時としては高い移植度ではあるが、ハード初期というのもあってか後のデラパシリーズなどと比べると
様々な点で再現しきれていない部分や、システム面の粗さは否めない。
しかし家庭用ハードでAC版に最も近い形でプレイできるのは確か(後に発売されたPSP版は一部BGMが差し替えられるという残念な部分もあるため)である。
入手しやすいのはPS版だが、純粋に移植度を重視し、隠しステージにこだわらないのであればSS版でのプレイをお勧めする。