ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3213 れいむのおべんとうさん(下)
最終更新:
ankoss
-
view
『れいむのおべんとうさん(下)』 21KB
虐待 日常模様 野良ゆ 現代 虐待人間 うんしー 分割になります。こちらは下巻です。
虐待 日常模様 野良ゆ 現代 虐待人間 うんしー 分割になります。こちらは下巻です。
3作目です。
anko3212 れいむのおべんとうさん(上) からの続きになります。
※うんうんネタがありますので、苦手な方は注意でお願いします。
anko3212 れいむのおべんとうさん(上) からの続きになります。
※うんうんネタがありますので、苦手な方は注意でお願いします。
夕暮れ、多くの人が帰路へつく時間。駅から続く一本道。
その電柱の下に、再び彼女たちはいた。
道を通る人の中に、昨日のお兄さんを探しているのだ。
その電柱の下に、再び彼女たちはいた。
道を通る人の中に、昨日のお兄さんを探しているのだ。
「ゆー。お兄さん、まだかな。はやく、れいむのおべんとうさんでゆっくりしてもらいたいよ。」
中身の詰まった弁当容器を、頭の上に乗せたれいむは、待ちきれないといった様子で、体を左右にふーりふーりしていた。
その足元では、同じように待ちきれない様子の子まりさが、こーろこーろと転がっている。
その足元では、同じように待ちきれない様子の子まりさが、こーろこーろと転がっている。
「まりしゃ、お兄さんがくるまでこーろこーろするよ!」
通りがかる人たちは、電柱の前の奇妙な光景に眉をひそめる。
うす汚い野良ゆっくりが、大小二匹。
大きいほうが頭の上にコンビニの弁当容器を乗せて体を揺すり、小さいほうがそのまわりを転げまわっている。
所々毛羽立ち、ボロボロになった汚い飾り。れいむのまむまむの辺りは、こびりついたしーしーで黄ばんでいる。
最近よくこの場所でお歌、もとい騒音を撒き散らしている固体だろうか。
野良ゆっくりは汚く、臭い。関わるだけ時間の無駄だ・・・。
人々は無関心を装い、彼女たちを徹底的に無視する。見て見ぬフリを決めこむ。
それが、彼女たちがこの町で駆除されずに、生き残ってきた理由かもしれない。
しかしながらそんな事は、ゆっくりにとってはどうでも良いことだった。
うす汚い野良ゆっくりが、大小二匹。
大きいほうが頭の上にコンビニの弁当容器を乗せて体を揺すり、小さいほうがそのまわりを転げまわっている。
所々毛羽立ち、ボロボロになった汚い飾り。れいむのまむまむの辺りは、こびりついたしーしーで黄ばんでいる。
最近よくこの場所でお歌、もとい騒音を撒き散らしている固体だろうか。
野良ゆっくりは汚く、臭い。関わるだけ時間の無駄だ・・・。
人々は無関心を装い、彼女たちを徹底的に無視する。見て見ぬフリを決めこむ。
それが、彼女たちがこの町で駆除されずに、生き残ってきた理由かもしれない。
しかしながらそんな事は、ゆっくりにとってはどうでも良いことだった。
「ゆゆっ!?お兄さんだよ!」
しばらく行きかう人々を眺めていたれいむが、お兄さんの顔を見つける。
お兄さんは昨日と同じくスーツの格好で、帰宅する人に混じって道を歩いていた。
お兄さんは昨日と同じくスーツの格好で、帰宅する人に混じって道を歩いていた。
「お兄さん!ゆっくり待ってね!れいむはれいむだよ!」
れいむは、左右で揉み上げで頭上の弁当容器を押さえると、ぽいんぽいんと道の真ん中へ跳ねていった。
その後ろを子まりさが続く。
その後ろを子まりさが続く。
「うわっ!なんだ?野良ゆっくりか?」
お兄さん―と呼ばれた男は、目の前に出てきた汚い野良ゆっくりを見て一瞬たじろいだ。
コンビニの弁当容器を頭に乗せたゆっくりに突然呼ばれたら、誰だって驚くだろう。
コンビニの弁当容器を頭に乗せたゆっくりに突然呼ばれたら、誰だって驚くだろう。
「お兄さん!昨日はゆっくりありがとうだよ!れいむは、お兄さんにお礼がしたくて、おべんとうさんを作ってきたよ!」
「だじぇ!だじぇ!」
ゆっへんと得意気な表情のれいむの廻りを、例によって子まりさがぴょいんぴょいんと跳ね回っている。
「昨日のこと?なんだ?お弁当って・・・お前が?」
男は、何の事かわからない。最も、ゆっくりの喋る言葉など何の意味もないと思っているのだが。
この男は、昨日れいむたちに優しく接したお兄さんとは別人であった。
人間が、ゆっくりの個体差を外観から判別できないように、ゆっくりもまた、人間の個体差を判別するのは難しい。
20代くらい、昨日のお兄さんと同じ背格好で、同じ色のスーツを着た人間。
れいむが見間違うのも仕方ない。
この男は、昨日れいむたちに優しく接したお兄さんとは別人であった。
人間が、ゆっくりの個体差を外観から判別できないように、ゆっくりもまた、人間の個体差を判別するのは難しい。
20代くらい、昨日のお兄さんと同じ背格好で、同じ色のスーツを着た人間。
れいむが見間違うのも仕方ない。
道路の真ん中に、野良ゆっくり親子と会社帰りの青年。
道行く人々は我関せず、避けるように、何も見えていないかのように振舞う。
道行く人々は我関せず、避けるように、何も見えていないかのように振舞う。
「お兄さん!れいむのおべんとうさんを見てね!とってもゆっくりしたおべんとうさんだよ。」
れいむは頭の上の弁当容器を地面に置き、上蓋を口で取る。
舌で男の足元に容器を押し出すと、中身を披露した。
舌で男の足元に容器を押し出すと、中身を披露した。
「ゆっくりしていってね!」
「ゆっくちしていってにぇ!」
男はポカンとしている。
足元には、コンビニの弁当容器にこれでもかと詰まった生ゴミ。
腐った野菜クズに、すえた臭いを放つ、ドロドロの草だんご、虫の死骸、そして汚い何か。
目の前には、得意気な表情でこちらを見ている2匹の、これまた汚く、臭い野良ゆっくり親子。
足元には、コンビニの弁当容器にこれでもかと詰まった生ゴミ。
腐った野菜クズに、すえた臭いを放つ、ドロドロの草だんご、虫の死骸、そして汚い何か。
目の前には、得意気な表情でこちらを見ている2匹の、これまた汚く、臭い野良ゆっくり親子。
「お兄さん、どうしたの?たべないの?・・・えんりょしてるんだね!」
「そうだにぇー!」
れいむは、ゆっへん!と誇らしい顔つきになると、男の足元の弁当の一品一品を舌で指し示し、説明を始めた。
「れいむのとくいりょうりっ!のおだんごさん。たくさんこーねこーねして、ぺーろぺーろしたよ!」
「ゆっくち!ゆっくち!」
「大きなまんまるいもむしさん。とーっても、とーってもおいしいよー!」
「まりしゃの、だいこうぶつだじぇー!」
「ふわふわちょうちょさんに、あまーいおはなさん。デザートさんには、おちびちゃんのみつけた、アイスの棒さんもあるよ!」
「アイスの棒さんは、まりしゃがみつけたんだじぇー!すごいんだじぇ!」
「たーくさんのお野菜さんに、海の幸さんもあるよ。えいっようっ!バランスまで考えるなんて、れいむはりょうさいけんぼっ!だね!」
「まりしゃのみゃみゃは、せかいいちなんだじぇ!ゆっくちー!」
野良ゆっくりが2匹、生ゴミの前で騒いでいる。
しかも、この生ゴミを、自分に食え、だと・・?
男は拳を握ると、プルプルと震え始めた。
しかも、この生ゴミを、自分に食え、だと・・?
男は拳を握ると、プルプルと震え始めた。
「ゆゆっ!?お兄さん、れいむのゆっくりしたおべんとうさんに、かんどうっ!してるんだね!れいむにはわかるよっ!」
「かんどうやさんなんだじぇ!」
れいむの、一生懸命作ったおべんとうさん。とっても、とってもゆっくりできる筈だ。
れいむは確信していた。
このおべんとうさんを食べたら、きっとお兄さんはゆっくりする。
れいむは確信していた。
このおべんとうさんを食べたら、きっとお兄さんはゆっくりする。
「お兄さん!おべんとうさんを食べて、ゆっくりできたら、・・・れいむを飼ってね!」
「飼ってにぇ!」
きっとお兄さんは、感動して、れいむたちを飼ってくれる。
れいむとおちびちゃんは、お兄さんと一緒に、ずっとゆっくりできる―
れいむとおちびちゃんは、お兄さんと一緒に、ずっとゆっくりできる―
だが、れいむの思い描く明るい未来は、決して現実にはならなかった。
「・・・ふざけんじゃねぇ。」
男が口を開く。静かに。それは、れいむの想像していた言葉とはまったく違うものだった。
「ゆっ!?お兄さん・・・?」
「ゆっくち・・・してにぇ・・?」
突然のゆっくりしていない言葉に、驚いた2匹は、恐る恐る男の顔を覗き込む。
それとほぼ同時に―
それとほぼ同時に―
グシャアアアアアアアアアアアッッッ!!!!
振り上げられた男の右足が、れいむのお弁当を踏み抜いた。
「ゆうううううううううううう!!?? どぼぢでえええええええええええええ!!??」
れいむは訳が分からず、混乱している。
「ゆえーんゆえーん!まりしゃのおべんとうしゃん、ゆっくちしてにぇ!ゆえーんゆえーん!」
子まりさはただただ、泣き喚く。
「クソ饅頭どもが・・・生ゴミ見せやがって・・・」
男が、再び右足をゆっくりと振り上げる。
靴の下から現れた、見るも無残なれいむのお弁当。
草団子は潰れ、花は踏みにじられ、野菜屑は飛び散っている。
靴の下から現れた、見るも無残なれいむのお弁当。
草団子は潰れ、花は踏みにじられ、野菜屑は飛び散っている。
「ゆうううううううう!!れいむのおべんとうさん!ゆっくりしてね!ゆっくりしてね!!」
グシャグシャに潰れたお弁当を目にしたれいむは、大粒の涙をボロボロとこぼす。
飛び散った野菜屑を戻そうと、地面に顔をつけ、必死に拾い集めている。
飛び散った野菜屑を戻そうと、地面に顔をつけ、必死に拾い集めている。
「なにが弁当だ・・・生ゴミじゃねえか!!」
男の振り上げた右足が、原型を留めていない弁当容器の上で踊り狂う。
グシャッ!グシャッ!グシャッ!!
「ゆーーーーーっ!!やめてにぇ!やめてにぇ!まりしゃのおべんとうしゃん、いじめにゃいでにぇ!ゆえええん!!ゆええええん!!」
子まりさは泣きながら、おさげをぴこぴこさせ、弁当を蹂躙する男の靴に抗議する。
ぴょいん、ぴょいんとその場で跳ねるたび、小さなまむまむからはしーしーが飛び散るのだった。
ぴょいん、ぴょいんとその場で跳ねるたび、小さなまむまむからはしーしーが飛び散るのだった。
グシャッ!!グシャッ!!
男は無言で弁当を踏みつける。
「おにいざん!!!やめでねぇえええ!!れいぶのおべんどうざん、ぎにいらながっだらあやばりまずがらああああ!!!」
れいむも揉み上げをぴこぴこと上下させながら、ただただ踏みつけられる弁当を見ているしかない。
グシャッ!!グシャッ!!グシャアアッ!!
「まりしゃのいもむししゃん!!みゃみゃがいっしょうけんめいつくった、おだんごしゃん!!ゆああああ!!やめちぇにぇえええ!!」
弁当の中身が飛び散るたび、子まりさは泣き叫んだ。
やがて男の右足は止まり、残ったのはグチャグチャに潰れ、泥まみれとなった文字通りの生ゴミだった。
「ゆあ・・・ゆあああああ!!れいむのおだんござん!!いっしょうげんめい・・つくったのに・・・。」
緑色の、草団子“だった”ものの前で、ぴこぴこを振りながら声をあげるれいむ。
その体は、涙と涎でグショグショだ。
その体は、涙と涎でグショグショだ。
ずーりずーりと、他の生ゴミの前まで這う。
「ゆうううううう・・・。ごっちは・・・ちょうちょさん・・とってもふわふわで、おいしいのにいい・・ゆああああ!!」
ずーりずーり。
「おちびちゃんのだいすきな・・いもむしざん・・!ぷくぷくのまんまるで、ゆああああああ!!」
ずーりずーり。
「お野菜さん・・・!がんばっで・・あつめたよ・・・なのにいいいいい!! ゆええええええん!!」
れいむは、男の足元に散らかる生ゴミを名残惜しそうに眺めては、ただただ涙を流すのだった。
「ゆえーん!ゆえーん!おだんごしゃん!ゆっくちしてにぇ!ゆっくちしてにぇ!ぺーろぺーろ!」
子まりさはというと、容器から飛び出してアスファルトに張り付いている緑色の何かを舌で必死に引き剥がそうとしていた。
「ゆっくちなおってにぇ!ぺーろぺーろ!ぺーろぺーろ!」
泣きながら、ペロペログチャグチャと地面を舐める子まりさ。
れいむの作った草団子を、再び丸め直そうとでもしているのだろうか。
しかし、子まりさの唾液のまじったそれは、染みのように広がるばかりだった。
れいむの作った草団子を、再び丸め直そうとでもしているのだろうか。
しかし、子まりさの唾液のまじったそれは、染みのように広がるばかりだった。
「おだんごしゃん、どぼちてなおってくれにゃいの~?まりしゃおこるよ!ぷくー!」
涙をポロポロと流しながら、地面の染みにぷくーする子まりさ。
それを見ていたれいむは、再び悲しみの涙を流すのだった。
それを見ていたれいむは、再び悲しみの涙を流すのだった。
「おにいさん・・・どぼぢで・・? どぼぢて、こんなひどいことするの・・・?いっしょうけんめい・・つくったのに・・・。」
れいむは、男を見上げると、ガチガチ震えながら問いかけた。
「どぼぢでえ・・・?」
しかし、男の答えは暴力だった。
ベゴオッ!!
男の右足が、弁当ではなくれいむの顔面を蹴り抜く。
「んぎいいいいいいい!!!」
ゴロゴロゴロゴロ、ゴチン。
「ゆげっ!!」
地面を転がるれいむは、電柱に後頭部をぶつけて止まった。
前歯が数本折れ、切れた唇から餡子を垂らしながら震えるれいむに、男がゆっくりと近づいて行く。
前歯が数本折れ、切れた唇から餡子を垂らしながら震えるれいむに、男がゆっくりと近づいて行く。
「やめるんだじぇ~!みゃみゃをいじめにゃいでにぇ~!!ゆえーんゆえーん!」
泣きながら、ぽいんぽいんと男の足に体当たりする子まりさ。
「お前らさ・・・いつもここでギャーギャー喚いているやつだろ?毎日うるさくしやがって・・」
ビシッ!!
「ゆうううううう!!!」
子まりさが男の足によって、電柱まで蹴り飛ばされる。
「それだけならガマンすりゃいいだけの話だが、生ゴミを食えだ?人間ナメすぎだろ・・・」
「ゆえーん!ゆえーん!!まりしゃのきゅーとなおかおがああ!!いたいんだじぇー!!ゆえーん!」
「おちびちゃん!ゆっくりしてね!ゆっくりしてね!ぺーろぺーろ!」
れいむは泣き叫ぶ子まりさの傷を治そうと、舌でぺーろぺーろをする。
男がゆっくりと電柱まで近づいてくる。
2匹は寄り添い、ガタガタと震えるしかない。
2匹は寄り添い、ガタガタと震えるしかない。
「お前らさ・・・どうしてあの生ゴミを俺に食わそうとしたの?」
2匹の前でしゃがみ、れいむの顔を覗き込むように、男が尋ねた。
「ゆっ・・・れいむは・・お兄さんにゆっくりしてもらだぐで・・おべんどうざんをつくったよ・・。
おべんどうざんを食べて、ゆっくりしたら・・れいむをかってほしくで・・いっしょうけんめいつぐっだよ・・・。」
おべんどうざんを食べて、ゆっくりしたら・・れいむをかってほしくで・・いっしょうけんめいつぐっだよ・・・。」
ゆぐゆぐと泣きながら、れいむは答える。
「あの生ゴミが弁当?はっ!笑わせるなよ・・」
「生ゴミじゃないのじぇ!みゃみゃのおだんごしゃんは、とってもゆっくちできるんだじぇ!ぷくー!」
れいむに足元で震える子まりさが、頬を膨らませて精一杯の威嚇をする。
しかし、ポロポロと涙を流しながらでは、その効果も半減するというもの。
否、効果など最初からなかったのかもしれない。
しかし、ポロポロと涙を流しながらでは、その効果も半減するというもの。
否、効果など最初からなかったのかもしれない。
「ホントうぜえよ、お前らゆっくりは。」
男は立ち上がると、れいむを頭から踏みつけた。
「ゆぶっ!!!んーーー!!んーーーーーー!!!」
男の靴の下で、揉み上げをぴこぴこさせながら、苦しそうにもがくれいむ。
「ゆ~!!やめてあげちぇにぇ!みゃみゃがいたがってるのじぇ!!」
子まりさの嘆願は却下され、男の靴にはさらに力が加わる。
「・・・・・・っ!!! ・・・・・・!!! ~~~~~~~~っ!!!」
もはやれいむは、声を上げることすらできない。
「みゃみゃが、みゃみゃがあああ!!やめてにぇ!やめてにぇ!!」
男の足元でぴょんぴょん跳ねては、母親の解放を要求する子まりさ。
しかし、男は何も言わずにれいむを踏み続ける。
しかし、男は何も言わずにれいむを踏み続ける。
「~っ!ゆうう!!」
何かを決心したのか、子まりさはお帽子の中にお下げを入れ、ガーサゴーソすると、カランと音を立ててビール瓶の金属栓が出てきた。
子まりさの宝物、王冠だ。
子まりさの宝物、王冠だ。
「おにいしゃん!!まりしゃの宝物の、ぴかぴかさんをあげるのじぇ!!だから、みゃみゃをいじめないでにぇ!!」
大事な王冠を口に咥え、男に差し出す。
すると、男は足の力を弱め、れいむは男の靴から解放されたのだった。
すると、男は足の力を弱め、れいむは男の靴から解放されたのだった。
「ゆひぃっ・・ゆひぃっ・・・。おちびちゃん・・・ごめんね・・たからものなのに・・・ごめんね・・・!」
苦しそうに呼吸しながら、れいむはゆぐゆぐと嗚咽を漏らす。
おちびちゃんの宝物。とっても大事なぴかぴかさん。
おちびちゃんの宝物。とっても大事なぴかぴかさん。
「ふうん・・宝物、ねぇ。俺はこっちのほうがいいな。」
子まりさの口元へと伸びた男の手は、王冠ではなく、お帽子を掴むと、ヒョイと奪った。
「おぼーち!!まりしゃのすてきなおぼーち!!かえすんだじぇー!!おぼーちいいいいい!!」
命の次に大切なお帽子を取られ、子まりさはてんってんっ!と跳ねながら舌を伸ばし、必死に取り返そうとする。
「お兄さん!!おでがいじまず!!おちびちゃんのおぼうし!!がえじであげでくだざいいい!!」
れいむも泣きながら懇願する。
「お帽子返して欲しかったらさ、いつもみたいに歌えよ。ゆっくりできたら、返してやる。」
男はニヤニヤと笑いながら、右手でつまんだお帽子をヒラヒラと揺らす。
「ゆうううう・・。ゆっくりりかいしたよ・・・。れいむ、ゆっくりできるおうたをうたうよ。おちびちゃん、ゆっくりれいむの頭の上にのってね。」
れいむが促すと、子まりさはゆんゆん泣きながら、れいむの頭の上にぴょんと乗った。
「ゆっくりうたうよ!ゆぅー♪ゆーーーー♪ゆぅ~~~♪」
「ゆっぐ・・にょーびのーびするんだじぇ・・・にょーびにょーび・・・ゆぐゆぐ・・。」
歌うれいむの頭上で、涙をポロポロと流しながらのーびのーびする子まりさ。
お帽子のために、必死に体を上下させ、ゆっくりできる踊りを踊る。
お帽子のために、必死に体を上下させ、ゆっくりできる踊りを踊る。
「ヘタクソッ!!!!!」
べちーん!!
「ゆううううううううううう!!??」
男の怒号、それと同時に、れいむの頬に平手打ちが飛んだ。
れいむの饅頭肌には、赤い紅葉がうっすらと浮かんでいる。
れいむの饅頭肌には、赤い紅葉がうっすらと浮かんでいる。
「そんなクソみたいな雑音じゃちっともゆっくりできないぞ?オラ!ちゃんと歌えよ!大事なお帽子なんだろ?」
男がひらひらと、またお帽子を子まりさの前でちらつかせる。
「おぼーちぃ・・・まりしゃのおぼーちかえすんだじぇ・・ゆっぐ・・ゆっぐ・・・。」
れいむの頭上で、泣きながら必死に舌を伸ばす子まりさ。
しかし、お帽子には届かない。
れいむはというと、自慢のお歌をヘタクソ呼ばわりされ、精神が揺らぎ始めていた。
しかし、お帽子には届かない。
れいむはというと、自慢のお歌をヘタクソ呼ばわりされ、精神が揺らぎ始めていた。
「れいむのおうたは・・・ゆっぐりできるのにぃいいいい・・・。ゆっぐ・・ゆえええええん!!」
涙がとめどなく溢れ、紅葉の模様を濡らしていく。
「オラ、しっかり歌えよ。クソ饅頭が!」
男にせかされ、れいむは再び歌い始める。
「ゆううぅううう。ゆ~~~~。ゆううう。ゆーーー。」
「ヘタクソ!!ヘタクソ!!!」
「ゆううううう!? ゆっぐ・・ゆっぐ・・・ ゆ~~~・・・。ゆうううーーーー。ゆっぐ・・。」
「ヘタクソ!!マジメやれよ、ヘタクソ!!!」
「ゆううううう!!ゆっぐ・・ゆーーーーーーっ・・! ゆ~~~~~~っ・・・!! ゆええん!ゆえええん!!」
「泣いてても終んねーぞ、クソ饅頭!」
「ゆええええん!!ゆっぐ・・ゆっぐ・・ゆっ~~~~! ゆーー・・・・・・っ!! ~~~~っ!!」
「ヘタクソ!!もう一度最初からだ!!」
ビシッ!!
「・・・・・・っ!! っーーーーーーーー!!ゆええっぐ!!ゆえええっぐ!!」
れいむは、泣きながら、嗚咽を漏らしながら、一生懸命歌った。
その度に、男にヘタクソ、饅頭と怒鳴られ、なじられ、罵られた。
れいむのおうたは、とてもゆっくりできる。
ずっとそう思っていたれいむにとって、自分のおうたをけなされるのは、耐え難い苦痛だったのだろう。
声が出なくなるまで、れいむは何度も歌わされた。
涙で声が詰まると、容赦なく男の平手打ちが飛んできた。
れいむは何度も平手打ちを受け、何度も、何度もおうたを歌った。
そのれいむの頭上では、これまた泣きながら、子まりさがのーびのーびと、踊りを踊っていたのだった。
その度に、男にヘタクソ、饅頭と怒鳴られ、なじられ、罵られた。
れいむのおうたは、とてもゆっくりできる。
ずっとそう思っていたれいむにとって、自分のおうたをけなされるのは、耐え難い苦痛だったのだろう。
声が出なくなるまで、れいむは何度も歌わされた。
涙で声が詰まると、容赦なく男の平手打ちが飛んできた。
れいむは何度も平手打ちを受け、何度も、何度もおうたを歌った。
そのれいむの頭上では、これまた泣きながら、子まりさがのーびのーびと、踊りを踊っていたのだった。
何十回目かのお歌が終わり、男はようやく満足したのか、子まりさに「降りろ」と指示をした。
「ゆっ・・・・!ゆっ・・・・!」
男の度重なる平手打ちにより、れいむの頬は真っ赤に腫れあがっていた。
それ以上に、れいむ種のアイデンティティとも言えるお歌を、ヘタクソと言われた心の傷は計り知れない。
涙としーしーに濡れた汚い饅頭は、プルプルと震えては嗚咽を漏すのみだった。
それ以上に、れいむ種のアイデンティティとも言えるお歌を、ヘタクソと言われた心の傷は計り知れない。
涙としーしーに濡れた汚い饅頭は、プルプルと震えては嗚咽を漏すのみだった。
「ゆええええん!!かえすんだじぇ!おぼーち!すてきなおぼーち、かえすんだじぇーー!!」
子まりさはというと、未だにお帽子を返してもらえず、舌を伸ばしてはてんってんっと跳ねている。
「クソ饅頭ども。お前らのお歌、ぜんぜんゆっくりできねーわ。弁当もゆっくりできないし。お前らさぁ・・全然ゆっくりしてないな。汚いし臭いし、生ゴミと一緒じゃねーか。」
「ゆっ・・・ゆっ・・・れいむは・・生ゴミさんじゃないよ・・・・っ!ゆっくりだよ・・・・」
心身ともにズタボロのれいむだったが、まだゆっくりとしての自我は保たれていた。
男は道の真ん中に落ちた、潰れた弁当容器を拾い上げると、れいむの前の置いた。
男は道の真ん中に落ちた、潰れた弁当容器を拾い上げると、れいむの前の置いた。
「クソ饅頭。ここにクソしろ。今すぐだ。さもないと、クソチビのお帽子燃やすぞ。」
男はそう言い放つと、つまんだお帽子に、火をつけたライターを当てた。
チリチリと火の先端が、お帽子を焦がす。
チリチリと火の先端が、お帽子を焦がす。
「ゆーーー!!おぼーち!!やめてにぇ!やめてにぇ!!」
子まりさがしーしー、涎、そして涙など、体中の体液を撒き散らしながら跳ね回る。
「おちびちゃんのだいじなお帽子があああ!!!お兄さん、ゆっくりやめてくだざい!!おでがいじまず!!おでがいじまずうううう!!!」
れいむが頭を地面にビターンビターンと打ちつけながら、何度も懇願する。
土下座のつもりなのだろう。
土下座のつもりなのだろう。
「やめて欲しかったら、その容器にクソしろ。ほら、本当に燃えちゃうぜ?」
お帽子の焦げる臭い。
子まりさの悲鳴が一段と大きくなる。
子まりさの悲鳴が一段と大きくなる。
「おぼーちいい!!まりしゃの、すてきな、おぼーーちがあああああ!!!」
「おにいさん!!わがりまじだ!!うんうんさんしまずがら、やめでね!!やめでね!!!」
れいむは弁当容器までずりずりと這うと、底部を上げ、あにゃるを容器の中へと向けた。
羞恥心、屈辱感、色々な感情が交錯するのか、目を覆うように揉み上げを振り上げ、涙を流しながらきばりはじめた。
羞恥心、屈辱感、色々な感情が交錯するのか、目を覆うように揉み上げを振り上げ、涙を流しながらきばりはじめた。
「うんうんするよ・・・・ゆぅうう・・・・っ!んんんん・・・・・っ!!」
「はははっ!こいつ、本当にクソしてやがる。最高だな、さすがクソ饅頭だ!」
「ゆっくちしてにぇ、みゃみゃー!ゆええええん!!ゆえええんん!!」
子まりさも泣きながら、母親の痴態から目を背ける。
「オラ、クソチビも見てみろよ。お前の親が、クソひねり出してるぜ!」
男は子まりさを掴み上げると、れいむのあにゃるがよく見えるように、容器の反対側に置いた。
「ゆうううっ・・見ないでねっ見ないでねっ・・・!!れいむのうんうん、みないでねっ・・・んんんんっ・・・!!」
ブリブリブリッ、ブビビビビッ・・・!
情けない音とともに、れいむのあにゃるからうんうんが捻り出される。
ブブブブッ・・!ビリリリリ!
情けない音とともに、れいむのあにゃるからうんうんが捻り出される。
ブブブブッ・・!ビリリリリ!
「うんうん出るよっ・・・!!ゆううううううううっ・・・!!!」
もりゅん!
弁当の容器の中に、まだ温かいれいむのうんうんが頓挫している。
その前で、目を揉み上げで覆い、ゆっぐ・・ゆっぐ・・と涙を流してるれいむ。
そのれいむに、同じく涙を流しながらぺーろぺーろしている子まりさ。
その前で、目を揉み上げで覆い、ゆっぐ・・ゆっぐ・・と涙を流してるれいむ。
そのれいむに、同じく涙を流しながらぺーろぺーろしている子まりさ。
「本当にしやがった!はははは!きったねぇなぁ、クソ饅頭!」
男は上機嫌だ。
だが、これで終わりではない。
悪夢にはまだ先があった。
だが、これで終わりではない。
悪夢にはまだ先があった。
「クソ饅頭、これが本当に最後だ。ちゃんとできたら、お帽子返してやる。」
男はしゃがみ込み、涙を流し続けるれいむに優しく、囁いた。
「―食え。」
「ゆううううううううっ!!?? ぞんなごど・・・・できまぜん・・・もうゆるじでくざいいいいい!!!」
れいむの精神は限界だ。
ゆっくりとしての尊厳、というものがあるなら、徹底的に踏みにじられた。
その上で、さらに排泄物を食え、という男の命令は、あまりに残酷だ。
ゆっくりとしての尊厳、というものがあるなら、徹底的に踏みにじられた。
その上で、さらに排泄物を食え、という男の命令は、あまりに残酷だ。
「おでがいじまずうう・・・・れいむがわるがっだならああ・・あやまりばずがらあああああ・・。」
男が、無言でライターに火をつける。
もう一方の手には、子まりさのお帽子。
大事な大事な、子まりさのお帽子。
それを人質に取られては、なすすべもなく。
れいむに出来るのは、ただ服従。
もう一方の手には、子まりさのお帽子。
大事な大事な、子まりさのお帽子。
それを人質に取られては、なすすべもなく。
れいむに出来るのは、ただ服従。
ゆんゆんと泣き喚く子まりさがれいむの視界に入る。
れいむは、ゆっくりと自らの排泄物に顔を近づける。
思わず顔を背けたくなる、とてもゆっくりしていない臭い。
れいむは、ゆっくりと自らの排泄物に顔を近づける。
思わず顔を背けたくなる、とてもゆっくりしていない臭い。
「ゆううう・・・やっぱり・・でぎないよ・・でぎないよおおおお!!」
うんうんの前で泣き崩れるれいむの、後頭部を男が踏みつける。
「ゆぶううっ!!」
れいむの顔は、うんうんに覆いかぶさる形になった。
揉み上げをぴこぴこさせながら、必死に身をよじるれいむ。
揉み上げをぴこぴこさせながら、必死に身をよじるれいむ。
「んーーーーーーーっ!!! んーーーーーーーーっ!!!!」
しかし男の力は強く、踏みつけられた足から逃れることなど出来るはずもなかった。
「しっかり食えよ!ゆっくりできるおべんとうさん、ってやつだ。」
れいむの抵抗もむなしく、強制される形で、れいむの口内にうんうんが侵入する。
男の足が上がり、下がる。
また上がり、下がる。
男の足が上がり、下がる。
また上がり、下がる。
バスッ!バスッ!
「オラッ!オラッ!クソ饅頭!クソ饅頭!!」
「んんぐっ・・!!んぐうううーーー!!っううううう!!んぐーーーー!!ぐべええええぇええっ!!!」
れいむの口内のうんうんは、踏みつけられる男の足によって咀嚼され、息の出来ない苦しさもあり、やがてれいむの喉を通ったのだった。
それを確認した男は、足による束縛を解く。
押さえつけていた力が消失し、ようやくれいむは悪夢から開放された。
それを確認した男は、足による束縛を解く。
押さえつけていた力が消失し、ようやくれいむは悪夢から開放された。
「ゆべえええっ!!ゆげほっ!!ゆげほっ!!ゆげええええええ!!ゆうううううっ!!ゆべえええっ!!」
れいむは、しーしーを垂れ流しながら何度もえずき、涙し、嘔吐した。
「みゃみゃー!!ゆえええん!!ゆええええん!!しゅーりしゅーり!しゅーりしゅーり!!」
子まりさが、必死にすーりすーりしている。
「はははは!最高だな、クソ食いやがった。はははは!」
男は腹をかかえて笑っている。
どうして。
どうしてこんなことに。
れいむは考えていた。
わからない。どうして。
やさしかった、すーりすーりしてくれたお兄さん。
あまあまさんをくれたお兄さん。
どうして。
どうしてこんなことに。
れいむは考えていた。
わからない。どうして。
やさしかった、すーりすーりしてくれたお兄さん。
あまあまさんをくれたお兄さん。
「・・・・っ!?」
男は、れいむの片方の揉み上げを掴むと、乱暴にれいむを持ち上げる。
「ゆぎぎぎぎ・・・いだいいいい!!いだいいいいい!!!はなじでねっ!!はなじでねっ!もういじめないでねっ!!!」
もう一方の手には、子まりさが掴み上げられ、ぷりんぷりんと身をよじっていた。
「はなちぇー!!」
男は不気味な笑みを浮かべ、2匹に語りかける。
「たしかおまえら、飼ってほしい・・・とか言ってたよな?」
「ゆううううううっ!?」
れいむと子まりさが震え上がる。なんだか、とてもゆっくりできない予感がする。
「おまえらさ、お望み通り飼ってやるよ。毎日、ゆっくりできる弁当を食わせてやるよ。」
ーーーーーーっ!!!??
「―クソ饅頭ちゃんの、捻り出したー♪ クソだけどなっ!!!」
「「ゆんやあぁああぁあああああああああああああああああああああああああっーーーーー!!!!!」」
すっかり暗くなった町。
駅から続く、一本道。
男は、2匹を掴んだまま、まっすぐ帰る。
家へ。
男の足取りは軽い。
その両手には、涙を流しながら身をよじる、2匹の親子ゆっくり。
彼女たちの目的は達成されたのだった。
飼いゆっくりになって
お兄さんと
ゆっくりする。
駅から続く、一本道。
男は、2匹を掴んだまま、まっすぐ帰る。
家へ。
男の足取りは軽い。
その両手には、涙を流しながら身をよじる、2匹の親子ゆっくり。
彼女たちの目的は達成されたのだった。
飼いゆっくりになって
お兄さんと
ゆっくりする。
ゆっくりできるおべんとうさん。
ゆっくりできる、
れいむの、
おべんとうさん。
おしまい
長々と失礼しました。
ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます。
前作で感想を付けてくれた方、・・・恐縮です、ありがとうございます!
色々と参考になる御意見もあり、大変ためになりました。
もっと精進したいと思います。
ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます。
前作で感想を付けてくれた方、・・・恐縮です、ありがとうございます!
色々と参考になる御意見もあり、大変ためになりました。
もっと精進したいと思います。
過去作
anko3175 ごうっもん!
anko3185 まりさのくつみがきやさん
anko3212 れいむのおべんとうさん(上)
anko3175 ごうっもん!
anko3185 まりさのくつみがきやさん
anko3212 れいむのおべんとうさん(上)
挿絵:キリライターあき