寮生活劇

第二章 寮生活劇(りょうせいかつげき)

 □

大切なようで不要。
不要なようで大切。
そんなルームメイトのお話

 ◇

こんばんわ。
あたしの名前は西尾 舞(にしお まい)です。
なぜ自分にこんなこといっているのかあたし自身分かりませんが、
必要な気がしたので一応しておきます。
まぁなんてメタ発言できるのは、ここが前振り部分だからなのだけどね。
さてそんな感じで前振り…という名のあたしの前回までのあらすじ。
船でドンブラコドンブラコと揺られながらこの島、刻銘学園にやってきました。
そして学園長のお話の時間にトンデモ発言が発せられました。

「殺し合いをしてもらます」

馬鹿じゃないの?と始めは思いましたが、周りの教師などの反応を見る限り、真実だということは
ひしひしとかんじだした可哀相な舞ちゃん。
さてさてそんなグダグダな感じで、入学式も終わり、?マークを頭上に浮かべながら初めてのHRを受けました。
そして今に至ります。
今は、女子寮の中。
寮母がなにやら話していますが、生憎あたしの頭には入りません。
だってこのプリントに書いてありますし、それよりこれから一緒に過ごしていくルームメイトが気になったからです。
そんなところから、あたしの物語の始まり始まり。

 ◇

「はい、つーわけで分かった?こんな学校でも一応校則、ルールはあるから~。守るようにね~」

語尾を伸ばしながら喋るのは寮母の秋山 藍子(あきやま らんこ)さん。
ちゃちゃっと説明を手みじかに終え、さっさと解散になった。
あたしの部屋番号は、松‐104という部屋。あたしがそれを知ったのは、順番的には最後の方だったため、
おそらくは既に部屋で待機しているであろう。う~ん待たせないように早くいかなきゃね。
そしてあたしはついに松‐104(これから長いので、マツドシと呼ぼ)に着いた。
さてさて。鍵はかかっていない。おそらく人がこの中にいるんだろう。
やっぱ第一印象って大事だよね。
なんてまずは言おう?
「はじめまして!」:まぁ当たり障りがないわね。だけどその分面白みのない人間だと思われないかなぁ。なら、
「てへっ。遅れちゃった!」:いけないいけない。痛いキャラだ。これは。やめようやめよう。
「さぁ飛び込んでおいで可愛いあたしのルームメイト!」:何がしたいんだろう…あたし。やっぱなれないボケなんてやるものじゃないわね。
まぁ自然に「はじめまして」でいいか。さぁ入りましょう!あたしの家に!

がちゃ

「はじめまし、…て?」
「ん?」
「しつれーしました」

ぎぃ
ばたん

中にいたのは、全裸の女の子だった。
静やかな淡い青色のロングで、胸はあたしよりも大きい。
というよりいわいる爆乳と呼ばれる類でありました。
うん。あんないきなり、初日に相部屋の中で、そんな行為をする人とルームメイトになるはずがないじゃない。
あたしが間違えたんだわきっと。そう、そうよ。そうに違いないわ。さてもう一回…。

「お~い待てよ。舞ちゃんだろ?うんあってるあってる。さぁ行こうか」

まぁ流石に下着を着て廊下に飛び出したのは、あたしのルームメイトだった。

 ◇

部屋は広かった。ホントに2人で使っちゃっていいの?ってぐらいには。
さて。うん、まぁ。
あたしは今ベッドに座っている。
そして向かい合うように同じ様にベッドに座っているのは、あたしのルームメイト。
碧南 優香(へきなん ゆうか)ちゃんである。
いやまぁあたしより断然にスタイルのいい優香ちゃんをちゃん付けするのは気も引けるが、
優香ちゃんって一回呼んでみたところ、異様なまでに喜んだのでそのまま続けることになってしまった。
先ほどの裸はなんか身体が匂うので、お風呂に入った後だったんだって。
まぁその程度の事いいんだけどね。
こんな言葉の爆弾背負ってなければ

「さぁ、男どもを誑かしにいくぞ!舞ちゃん!」

逆ナンパ好きの性格だった。
いやいやいや。せめてどこぞの瞬間移動者みたいなレズの方が個人的にはましだった。
男好きって。優香ちゃんただでさえ綺麗なのにそんなことしたら
ホント男がわんさか集まってくるんじゃないかしら。
…。
行きたくないわ。
しかしさっきの「あたしの胸に飛び込んでおいで」はこの伏線だったりするのかしら。
それだったら凄く嫌だわ。
はぁ。

「ほらいこうぜ。い・こ・う・よ~」
「行きません!」
「いいじゃん。舞ちゃん可愛いんだから~」
「ダメな物は駄目です!」
「ちぇ~。やっぱり舞ちゃん攻略からスタートかよ~」
「――へ?もう一回言ってくれる?」
「いやいやなんでもねぇぜ。これからも仲良くしようぜ(性的な意味で)」
「え?――え、ええ。仲良くしましょう(友好的な意味で)」

なんか今恐ろしい括弧書きされていたのは気のせいかしら。
気の所為よね。うんそういうことにしておきましょう。

「さぁ私のハーレムの為に!」ボソツ
「何か言ったかしら!?」
「いえいえなにも~」

この子危険じゃね?
今日は色々悩みすぎでしょ。


第二章  終わり



【西尾 舞 (にしお まい)】
[種族]人間
[性別]女
[年齢]16歳(op当時)
[職業]高校一年生
[容姿]黒のショート。胸は中ぐらいだが、美しいらしい(優香談)
[備考]
まぁ真面目ちゃんタイプかな?
多分僕が自由に書く女キャラだから、変わるかも。
今回は訳の分からん話が書けてよかった。
イエー。

【碧南 優香 (へきなん ゆうか)】
[種族]人間
[性別]女
[年齢]15歳(op当時)
[職業]高校一年生
[容姿]背は高く、爆乳。淡い青色のロング、可愛いより綺麗というタイプ
[備考]
多少男口調の美人。逆ナン好き。というかハーレムを目指す。
おそらくギャグキャラ。
この子には舞ちゃんに暴れてもらうぜー!
…というよりいまのとこ主要よりキャラが濃いぞ!なんでだ!?

【秋山 藍子 (あきやま らんこ)】
[種族]人間
[性別]女
[年齢]23歳(op当時)
[職業]女子寮寮母
[容姿]背は平均的、綺麗な赤みがかかった髪。ポニーテール
[備考]
語尾に「~」をつけるという謎のキャラ設定にされた人。
意味不明だ。


入学完了 投下順 日常不変
GAME START 西尾舞 開幕前日
GAME START 碧南優香 開幕前日
GAME START 秋山藍子 [[]]

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最終更新:2011年06月13日 09:35
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