6話 対主催の要ほどロクなアイテムをもらえない
「殺し合い…」
その言葉を何度もつぶやいている男が一人。
ブルース・ヤスパース、彼は某国の警察官をしている。
検挙率一位、暴走族などの軍団を一人で銃だけ持って壊滅させるほどの戦闘力を持つ。
「しかし、この武器はふざけているのか…?」
バックから取り出したものは、ストローセットだ。
『30本セットでお得!』などと書いてあるが、そう言う問題ではない。
この場に置いてのお得は、銃であろう。
などという事を考えながらも、あきらめ誰かから貸してもらう事にする。
自分と同じような考えの奴なら何人もいる…と信じたい。
○ ○ ○ ○ ○
「なんで…なんでよぉ……」
青島 結子(あおしま ゆいこ)は、サバイバルナイフを片手に歩いていた。
E-5の農場の片隅、外界とのギリギリのラインに座っていた。
「もう嫌だ…優勝して生還する…」
精神状態も不安定で、立ち上がる。
目の色を、殺人鬼のような色にして。
○ ○ ○ ○ ○
「…」
ブルースは歩いていると女を見つけた。
しかし、その目は殺意に満ちている。
「なあ、あんた…っと、うおっ!」
「嫌だ、嫌だ、」
「おいおい、なんて危険なお嬢ちゃんだい…」
しかし、ブルースが持っている物はストローだけだ。
しかし、ナイフを持っていようと素人は警察には勝てない。
ナイフを振り回し走ってくる。
「なめんじゃ…ないぞ!」
ナイフを左手で止め、右手で全力を振りしぼり、殴る。
軽い体は吹っ飛び、派手に転がっていく。
「って、しまった!力加減もなく殴っちまった…」
少し焦るが、すぐに落ち着きナイフを奪って農場の死角に彼女を置いておく。
「さて、反抗を開始しましょうか…!」
【一日目/朝/E-5農場】
【ブルース・ヤスパース】
[状態]左手に裂傷
[装備]サバイバルナイフ
[所持品]基本支給品、お徳用ストロー30本入り、不明支給品(0~1)(武器は入っていない)
[思考・行動]
基本:主催への反抗。
1:まずは銃が欲しい。
2:一緒に行動してくれる仲間も欲しい。
【青島結子】
[状態]気絶中
[装備]なし
[所持品]基本支給品
[思考・行動]
基本:優勝したい。
1:………。
【ブルース・ヤスパース】
35歳:男:筋肉質の体格
若いころは拳銃一つで暴走族を潰すほど強かった。
その年齢でも、まだまだ現役でバリバリである。
【青島結子】
18歳:女:全体的にスレンダーな体格
普通の学生である。
……他には何もないです。
最終更新:2011年05月28日 17:38