成長過程(杏編)

「恋をすれば。そのカイトくんとやらに」
「―――――え?」

なんて究極とはいってもAIであるアウラに大胆発言をしているのは藤林杏。
まぁ彼女は恋自体はしているのだけど。(それが原因で狂い始めているのは気にしない)

「そう、恋よ。恋。ほら《恋は、できの悪い学者よりも数倍勝る人生の教師である。》なんていうじゃない
恋をすればアウラが何をすればいいのか分かるんじゃない?アウラだって何もない人生よりそっちの方がいいわよ」
「恋。特定の異性に特別の愛情をいだき、高揚した気分で、二人だけで一緒」
「ああいいわいいわ。そういうキャラはことみだけで十分だから」
「―――――なんで恋なの?」
「恋をすれば一番人も変わるからよ。
今何がしたいのか分からないんでしょう。だったら今の自分を変えてみるってのも手よ」
「そうなの…?」
「たぶんね」

ここは選ばれし 禁断の 虚無。
高LVエリアである。…が、この帝釈廻天の前には結果としてどのモンスターもひれ伏すだけだった。
例えATKが1であろうと10回攻撃すれば10のダメージを与えられるのだ。
いつかは死ぬ。それは人間と変わらない。

まぁなんて感じで2人はなんやかんやで2時間近く話し込んでいる。
時々襲ってくるモンスターを突きながら。
しかし杏もいつまでもこんな場所にいるわけにはいかない。
朋也を探すし告白するというまだ最大の目標が達成されていないのだから。

「そういえば朋也の場所とかって分かったりする?」
「分かるけど…」
「あらそうなら教えてほしいわ」
「選ばれし 絶望の 聖域」
「ありがと。じゃああたしは行くわ」
「そう」
「ええそうよ。じゃあカイトくんによろしくいっといてね」
「うん」
「頑張ってね。あたしたちの為にもアウラの為にも」
「うんっ!」
「じゃあね」
「じゃあ」

そしてアウラは宙に浮き消えていった。
杏と話しているうちに、
アウラは少しづつ人間らしくなっていった。
感情が出る程度には…。

「はぁ。恋、かぁ」

そして杏もまた、歩き始める。



【1日目/午前/選ばれし 禁断の 虚無】
【藤林杏@CLANNAD】
[状態]精神疲労(中)
[ステータス]
LV:30 HP:451/630 SP:27/55
ATK:54 DEF:51 SPD:36
[装備]帝釈廻天@烈火の炎
   辞書セット@不明
[道具]支給品一式、快速のタスマリン×2
[所持金]872
[思考]
基本:主催者を倒す
1:選ばれし 絶望の 聖域に行く
2;ついでに陽平と智代も。

【アウラ@.hack】
スタンス:対主催
思考1:主催者倒す
  2:恋

九澄大賀は(人間として)退学済み 投下順 僕の幸せの在り方
堕ちていくのは… 藤林杏 剣帝VS人類最終+α
アウラの成長物語 アウラ 成長過程(ヨシュア編)

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最終更新:2011年05月22日 14:05
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