フィリップのパーフェクト体主催教室


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「僕たちが大ショッカーを倒すのには最低三つの条件をクリアしなくてはならない」
カッカッと、黒板に文字が書かれていく。
「殺し合いに乗った人間の無力化、首輪の解除、大ショッカーのアジトの場所。この三つだ」
それを書くのは、独特のファッションに身を包んだ少年。
「第一に殺し合いに乗った人間の無力化だが、これが一番厄介だ。なにせ、上手くいかなければこちらが殺されるんだからね。
名簿を確認する限り、僕の知っている中で殺し合いに乗りそうな人間は二人。知っている名前は僕自身のを含め六人だから、この計算では30%以上の人間が乗ると見ていい。
もっとも、これは僕の知った名前から導いた計算だ。君は知る名前が全員殺し合いに乗るような人間ではないと言ったね。ならばこの場合は0%になる。
逆に、僕の知り合いが僕以外全員殺し合いに乗るような人間なら、その場合は約80%。この数字は最悪と言っていいだろう。
妥当な案として、僕と君の知る名前すべてを参考にして計算すると、20%弱。恐らくこの数字が一番信用できるだろう。
つまり、殺し合いになった人間は九人か十人。彼らを無力化できれば一旦は安心できるだろう。だけど、そう簡単なことじゃない。
僕の知る殺し合いに乗りそうな二人はどちらも相当の実力者だ。とても一般人が一人や二人で対抗できる相手じゃない。
殺し合いに乗った人間が全員これくらいの強さを持つとすると、こちらも相当数の手練れを用意しなくてはならなくなる。
当然、僕一人では到底無理な話だ。だから仲間が必要になる」
少年の名はフィリップ。左翔太郎の相棒を務め、脳内に『地球(ほし)の本棚』を持つ魔少年だ。
「第二に首輪の解除だけど、これは前の話より簡単に行えると僕は見ている。当然、相応の苦労は覚悟しなくちゃいけないけどね。
首輪に小型爆弾を仕掛け、遠隔式で爆破する。これは僕の世界の技術を用いても十分に可能な仕掛けだ。
爆弾に関する情報は『僕の世界』のものであればいつでも検索可能だ。つまりは、僕一人でも首輪の解除が可能ということさ。
ただし、これは首輪に使われている技術が『僕の世界』の物だった場合だけだ。あの老人は『大ショッカー特性』と言ったね。ならば話は別だ。
この首輪には僕の知らない未知の技術がつかわれている。その可能性は非常に高いだろう。もしかしたら、君の世界の技術の応用かもしれない。
一番考えられるのは、複数の世界の技術を大ショッカー風にアレンジを加えて使用してるパターンだね。単独での解除はほぼ不可能なうえに、弱点も補いあえる。
だから僕や君だけじゃなく、他の世界の人間と接触すべきだろう」
彼は現在、この殺し合いにおける対策を思案していた。
「最後に大ショッカーのアジトの探索と、その壊滅。これはそれほど早急してやらなければならない問題でもない。
というより、前の二つが解決してからじゃないとまともに取り組めない、といったところかな。
首輪がある限り僕らの命は大っショッカーに握られているのと同じだ。そんな状態でアジトを発見できたとしても、首輪を爆破されて終わりだろうね。
だから、この話題については一旦保留しておくとしよう」
やがて、黒板いっぱいに文字が書かれ、一寸の隙間もなく埋まりつくす。
「これらの意見を統合すると、僕らに今必要なのは仲間と他の世界に関する情報の二つ。もちろん、元の世界の仲間との合流も視野に入れての話だけどね」
フィリップは、『彼女』のほうへと振り返る。
「僕の話、理解できたかい?」

篠ノ之箒は暗い学校の中を一人、歩いていた。
彼女は、この殺し合いに乗る気はない。
それどころか、大ショッカーを倒すことさえ考えていた。
(私は、一夏やセシリア、鈴を殺して自分だけ生き残るなんてことはできない)
最初は、一夏を生かすために行動することも考えた。
しかし、そんなことをしても一夏は喜ばないだろうし、自分も人殺しはまっぴらごめんだった。
だから、三人を見つけ出し、脱出の手段を考える。
そして脱出し、奪われているであろう自分たちのISを取り返し、大ショッカーを倒す。
きっと、他の三人も同じようなことを思い、行動していることだろう。
自信の唯一の支給品である木刀をギュッと握りなおす。
武器としてはやや不安もあるが、剣道部である箒には扱いやすく、むしろ慣れない武器が支給されるよりはましだと思っていた。
そんなことを考えながら、校舎の階段を上りきった時に、気が付いた。
教室の一つから明かりが漏れている。
他の階にはそんなことはなかった。
つまり、その教室には第三者がいるという証拠。
箒はできる限り気配を消し、教室へと近づいていく。
教室の前まで来ると、ぼそぼそとだが、話し声も聞こえてきた。
「それで……の……あい……ろあ……かい?」
「……なさい…す……しもそ……では……」
「そ……だったら……」
「…すね」
聞こえる声は二つ。そのうちの片方に、箒は心当たりがあった。
(この声…セシリアか?)
どこか話し方が違う気もするが、声を聞く限りでは間違いなくセシリアの物だった。
そして、このようにのんびりと話ができているということは、もう片方の声の主が危険人物でない証拠。
「セシリア!」
予想よりも早い友人との再会に、ついつい勇み足となり教室のドアを思い切り開ける箒。
しかし、
「セシリア…?それは名簿に会ったセシリア・オルコットのことかい?」
教室にはセシリアの姿はなく、もう一つの声の主である少年が教壇に立っているだけだった。
「悪いけど、この場には彼女はいないんだ。聞かせてくれないか?君が、なぜここにセシリア・オルコットがいると思ったのかを」
「あ、いや…もう一つ、声がしたような気が…」
「もう一つ?ああ」
何か思いついたように、教卓の上にある袋へと手を伸ばす少年。
「彼女は君の声に反応したようなんだ。彼女の前に出てきてくれるかい?」
と、袋の中へ話しかける。
すると、
「しょうがないですね、もー…初めまして!リインフォースⅡ(ツヴァイ)です。私の声、そんなに誰かに似てました?」
袋の中から、小さな女の子が現れた。
そしてその声は。
限りなくセシリアと同じ声だった。
「……」
頭が真っ白になる。
袋の中からもう一体、恐竜のようなロボットが顔をのぞかせているが、それすら気にならない。
「あ!ファングは出てきちゃだめですよ!リインの時みたいに噛みつくかも…って、大丈夫ですか?」
リインフォースが、顔の前でパタパタと動くが、反応なし。

篠ノ之箒、思考停止。

「落ち着いたかい?」
「あ、ああ。すまない」
結局、脳が事態の把握に追いつくまで数分を費やしてしまった。
その後、二人(いや、三人)は簡単な自己紹介と情報交換を済ませると、フィリップが行動を共にしないかという提案をしてきた。
「僕たちの装備はお世辞にも強力とは言い難い。だが、それでも二人なら幾分か補い合えるはずだ」
「ああ、私もそれがいいと思う」
「リインも賛成です」
こうして、参加者二人、支給品一つというある意味特殊な同盟が完成した。

フィリップはその好奇心を刺激される。
「それにしても魔法にISか…興味深い」

篠ノ之箒は友人と同じ声に困惑する。
「そういえば、リインは一体何なんだ…」

リインフォースⅡは時空管理局員として大ショッカーの逮捕を誓う。
「それにしても、私と同じ声のセシリアさんってどんな人なんでしょう?」

世界も考え方も違う三つの心。

それが辿り着く果ては果たして―?

【H-2・学校/一日目・夜中】
【篠ノ之箒@IS】
[状態]健康
[装備]洞爺湖の木刀@銀魂
[道具]基本支給品
[思考]基本:大ショッカーを倒す
1:フィリップと行動する
2:知り合いを探す(一夏優先)
3:リインの存在に困惑
※参戦時期はアニメ終了後

【フィリップ@仮面ライダーW】
[状態]健康、魔法とISに興味
[装備]リインフォースⅡ@魔法少女リリカルなのはStrikerS
[道具]基本支給品、ファングメモリ@仮面ライダーW
[思考]基本:大ショッカーを倒す
1:箒ちゃんと行動する
2:仲間を集める
3:翔太郎、照井竜とは早めに合流したい
4:首輪を外したい。仕組みを解析する
5:魔法…IS…ゾクゾクするねえ
※参戦時期は最終回後
※リインフォースⅡの思考
基本:大ショッカーを逮捕する
1:フィリップと箒についていく
2:知り合いを探す

【洞爺湖の木刀@銀魂】
篠ノ之箒に支給。坂田銀時が愛用する木刀。柄に「洞爺湖」と書かれている。ロボットや刀を叩き切っても折れないほど頑丈。
【リインフォースⅡ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
フィリップに支給。八神はやてが作成したユニゾンデバイス。見た目は十歳前後の小人。飛行が可能。
ロワでは魔力供給がなくても眠らない代わり使える魔法が限られている。
ちなみに、セシリアと声(CV)が同じ。
【ファングメモリ@仮面ライダーW】
フィリップに支給。ガイアメモリ『FANG(牙の記憶)』。ライブモードにより自立行動も可能。

怪盗は手癖が悪い 投下順 [[]]
実験開始 篠ノ之箒 [[]]
実験開始 フィリップ [[]]
ツールボックス

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