31話 終わり、そして始まり、そして…
「ついたな…」
「うん…」
青木兄妹は希望ヶ峰学園についていた。
入ると変な雰囲気が体を包んだ。
不思議に思いながらも中に進んで、捜索し始める。
百合は視聴覚室と保健室を探させて、自分はよく分からない扉を開いた。
そこには、ガチャポンがあった。
「……いい年こいてガチャポンはないよな…」
といいつつも、気になってしまうので、調べようとすると傍にコインが落ちていたのが見えた。
それを、恐る恐る入れて回す。
ガチャ…ガラガラガラ
ガポン!
という君のいい音とともに景品が出てきた。
それを取り出しふたを開けると
スイッチが入ってた。
「…押したらどっかーん…とかないよな…」
「なーんだ!見つけたのは君か!」
「っ!クマ…テメェ…!」
「オイオイ落ちつけよ!それよりいい知らせがあるんだよ!」
「………なんだ?」
「そのスイッチの正体、知りたくない?」
「…………」
「そのスイッチはね…緊急脱出スイッチ、好きな人の名前を言ってスイッチを押せば、この殺し合いから離脱させられるんだよ…」
「!!」
「ま、どうなるかはやってみてよ!」
そう言いモノクマは消えていなくなった。
自分の手にはスイッチが、これを使えば…本当に?
そう思っているとき、ドアが開いた。
「ねえ、お兄ちゃん、ちょっといい?」
「なんだ?」
「外で何か起きてるらしいんだけど…どうしよう…」
「…そうだな」
俺は覚悟を決める。
そして俺はこういった。
「なあ、百合、…青木百合…」
「ん?何?……え?」
驚く事に彼女は足元から透けていった。
百合の声はどんどん薄くなり、消えてしまった。
「……………」
その場には、俺が残っていて、百合はいなかった。
スイッチが分解されて中から紙が出てきた。そこには
『青木百合殿はこの殺し合いから離脱しました。』
「…よかった…のか?」
でも、これで安全になったのだ。
ひとまず、願いはかなったのだ。
「……誰かが来るまで、ここにいよう」
【青木百合@オリキャラ 離脱】
【残り 18人】
【一日目/黎明/D-4希望ヶ峰学園内】
【青木林@オリキャラ】
[状態]ひとまず安心? 主催への怒り
[装備]なし
[所持品]基本支給品 不明支給品1~3(未確認)
[思考・行動]
基本:誰も殺さないで、主催を殺す。
0:外の騒ぎが気になる。
1:絶対に主催を殺す。
[備考]
※DOLとは別系列の参戦です。
※青木百合は殺し合いから離脱しました。しかし、生還したかは不明です。
最終更新:2011年04月29日 13:46