零崎人識の退屈

 「天国を望むものは地獄に堕ち、地獄を望むものは地獄に落ちる」

 ◎

《零崎》
零崎一賊。
殺し名第三位。
理由無く人を殺す「殺人鬼」。
殺し名の中で唯一対極の呪い名をもたない。
しかし、この一賊はある2人を除き崩壊していった。
ここで問題なのはこの「ある2人」だ。
1人は無桐伊織――いやこの場では零崎舞織としておいた方がいいか。
しかしどっちにしても彼女はこの物語において出番は無いので紹介は省略させてもらおう。
そしてもう1人は――零崎人識。生まれながらの殺人鬼。
とある戯言遣いによって「人間失格」という異名をもらう。
外見的特徴は、可愛らしい顔面(右頬)に刺青を彫り、
右耳に三連ピアス、左耳に携帯ストラップをつけており、髪を白髪まだらに染めている。
身長は150cm弱で、男性としては小柄。アホ毛がある。
この男にはこの物語においては出番がある。
この男がどんな活躍をするのかはわからない。

いや活躍もせずに退場するかもしれない。
それは誰も知らないことだ。
では、この物語におけるこの男のストーリーを見てみよう。

 ◎

「かはは。傑作だな」
「傑作なのはええんけど、あんたはここまでや」

お互いに睨みあって動かない。
1人はご存知?零崎人識。
もう1人は―――ケビン。ケビン・グラハム。
星杯騎士団所属の男。《外法狩り》として恐れられてもいる。
彼らが対峙が対峙している理由。
それは

「おい外法。そろそろ鬼ごっこは終わりの時間やね」
「おいおい。酷えなぁ。この善良なる1市民のこの俺に向かって
なんて口を聞きやがるんだ。警察に訴えるぞ」
「アンタこそ殺人鬼の臭いがプンプンしてくるで」
「なんだ。だったら鬼ごっこの鬼は俺がやった方がよかったかい?」

「あー。それは勘弁やね」

殺人鬼ただそれだけでケビンに狙われていた。
いや、まぁ狙われて当たり前なのだけど。
そういうわけで現状を見てみよう。
ダンジョンの中。
優勢:ケビン。劣勢:人識
そんな具合。
とはいってもそんなものは一瞬で変わってしまう。
人識が赤い人との約束さえ破れば―――

「―――――じゃあこれで終いや」

ケビンはボウガンを構えた。
―――――――撃たない。

ゴトッ。

何かが落ちた。
丸というには形が歪。
軟体な物でも無く固体。
それは――――頭

ケビン・グラハムの頭だった。
血が勢いよく流れ出る。
そして、転送装置により彼の肉体は消えていった。

 ◎

「あぁあ。約束破っちまった。これは正当防衛だから許してくれるかなぁ
あぁ!考えただけでも恐ろしいぜ。人類最強とあの医者だけはホント駄目だな俺」

そういうとケビンを殺した凶器、糸――曲絃糸をしまって、歩き始めた。

「しかしまぁ。ホントあの欠陥のヤツもここに居やがるのか。
仕方ねぇな。探してやるか。別にすることもねぇしな」

基本根無し草の彼はここでも自由気ままに旅をする。


【ケビン・グラハム@空の軌跡:ログアウト(死亡)】
【残り33人】

【1日目/黎明/萌え立つ 絶望の 聖域】
【零崎人識@戯言シリーズ】
[状態]健康、哀川潤に対する恐怖的感情
[ステータス]
LV:1 HP:74/74 SP:29/30
ATK:13 DEF:16 SPD:8
[装備]糸、サバイバルナイフ一本
[道具]支給品一式
[所持金]0
[思考]
基本:気が向くままに
1:欠陥製品でも探すか
[備考]
※ネコソギラジカルで戯言遣いと別れた少し後からの参戦です
※無能力者扱いです


※萌え立つ 絶望の 聖域
推奨LV:14  火属性

劣火の炎 投下順 赤い勇者と黒い薔薇
GAME START ケビン・グラハム GAME OVER
GAME START 零崎人識 地味な奴らの分からない終わり

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最終更新:2011年05月04日 22:19
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