痛みの割に、傷は深くなかった。とはいえあくまで善吉と比べればであり、致命傷に変わりはない。
そんなクドに球磨川は近づいていく。かつてロリ系美少女のマスコットだったクドの姿は、歯をがちがち鳴らし、口から涎、失禁してしまうという惨めな姿になっていた。
「いい具合に過負荷だね、君。ちょっと前なら仲間入りだったのにな」
球磨川は残念そうに言う。
「でもさ、君が死ぬまでにどこまで痛めつけられるかは試してみたいなあ。いつかの副会長みたいにさ」
『却本作り』を取り戻したことで、球磨川禊はあの副会長の顔を剥いだときに戻ってしまった。
ひっ、と呻くクドの顔を蹴りつける。鼻血は出なかったが、相当痛そうだ。
次は右手をネジで潰す。がちがちがちっ、と歯が音を立てるが、球磨川は鬱陶しそうに言う。
「うるさいなあ」
クドの開いた口に足を突き込み、力を込めて歯をへし折る。足を抜き、拳で歯はほとんど無くなってしまった。
そろそろ意識も飛んできたのだろうか。クドは虚ろに虚空を見て、
「あいひていまふよ、りひ…ふっと、いっひょへふ…ギャンッ!?」
両目にネジを突き刺して、クドに眠りを与える。
殺した相手に興味はない。
そしてまた徘徊に戻る。数分後、最悪の絶望と最強の希望が交差する。
【能美クドリャフカ@リトルバスターズ!エクスタシー】 死亡確認
【残り8/30人】
【一日目/朝/b-2】
【球磨川禊@めだかボックス】
[状態]返り血(中)、手と靴にクドの涎
[装備]なし
[所持品]コルトバイソン、IMIウージー
[思考・行動]
基本:殺し尽くす。
最終更新:2011年04月13日 22:26