彼には、約束された未来があった。
不自由なく暮らしていけるだけの資産もあった。
誰からも羨まれる明晰な頭脳もあった……
だが、それはすべて過去の話。
今の彼に『人間』らしさは微塵もない。
そこにあるのは、狂気。
顔を覆う般若の面は、人間であることをやめてしまった現れであろうか。
「…………」
ここがどこなのか、何故自分がそこにいるのか。
そんなことはすべて瑣末な事。
ただ、今の彼には――
「…全ての人間に、死を……!!」
殺す事。
それしかなかった。
そして、支給されたアイテムはそんな彼の殺人衝動を満足させるのに十分なもの――
それは大きな、彼が使っていた大鉈よりも大きい剣だった。
その剣を持ち、彼は歩く。
自らの欲求のままに、殺しの場へと。
【D-5住宅街/1日目朝】
【才堂不志人@クロックタワーゴーストヘッド】
[状態]健康、強い殺人衝動
[装備]信長の大剣@戦国BASARA
[道具]基本支給品一式(他にもアイテムがある可能性があります。)
[思考]1:全ての人間に死を……!
[備考]優の事は知りません。
最終更新:2011年08月30日 21:23