勇気を出せばきっと何かが変わる


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39話 勇気を出せばきっと何かが変わる


「なぁ、ブライアン……」

B-2市街地の倉庫に隠れていたブライアンと聖徳太子の二人だったが、
不意に聖徳太子がブライアンに話し掛けた。

「……何だ? 太子」
「……私は考えていたんだ。逃げて隠れてばかりで良いのだろうかって」
「太子……」

神妙な面持ちで太子が続ける。

「隠れてばかりではこの殺し合いから脱出する手段も、
呼ばれている知り合いも何も探す事が出来ない。何も進まない。
いや……勿論、私だって無理に危険を冒そうなどとは思わないさ。
さっきの青髪の男のような奴と会うのはもう二度とごめんだ。だが……」
「……太子、言いたい事は分かった」
「ブライアン」
「確かに……逃げて隠れてばかりじゃ、しょうがないよな」

ブライアンが立ち上がり、バトルアックスを持ち上げ刃を見詰める。
その目には何かを決心したような、光が宿っていた。
太子も立ち上がる。

「……今、俺達は多分、エリアA-2の教会からそう離れていない場所にいるんだと思う」
「何で分かるんだ?」
「いや、逃げている時に、遠くの方、多分北だな。
北の方にそれらしい建物が見えたから……」
「ほうほう」

先刻、青髪の剣士から必死に逃亡している際、一瞬ではあるが、
確かにブライアンは遠方の、先端に十字架をこしらえた塔を目撃した。
ほぼ間違い無く教会であろうとブライアンは確信する。
地図にはエリアA-2に教会とあった。最初に青髪の剣士と遭遇したエリアE-1の塔から、
今まで逃げてきた経路を照らし合わせると、やはり教会と見て間違い無さそうだ。

「行く宛ても無いからな……教会へ行ってみないか」
「そうだな……」

例の青髪の剣士がまだ近くにいる可能性、また、その青髪の剣士が、
教会に向かった可能性も否定出来なかったが、多少の危険は覚悟しなければならないだろう。
だが、聖徳太子には別の悩みがあった。

「私、そろそろ武器が欲しいんだが」
「そう言われてもな」

聖徳太子に支給された物は右腕に装着している籠手と、デイパックに入っている
双眼鏡で、武器らしい武器は支給されなかった。
これから先の事を考えると自分の身を守るための武器は必要だったが。

「この倉庫の中に何か無いか……?」

ブライアンと聖徳太子は倉庫内を探索してみる事にした。
何やら古い家電製品や家財道具、ゴミなのか荷物なのか判別し難い雑多な物で、
倉庫の中は溢れ返っていた。

「お、聖徳太子! これなんか良いんじゃないか?」
「どれどれ……これは……」

ブライアンが見付けた物は、古びた後装式の単発銃――スナイドル銃と、
予備弾20発であった。

「使えるのだろうか、これは」
「試しに撃ってみたらどうだ?」

聖徳太子はブライアンに言われるがまま、スナイドル銃を手にし、
慣れない手つきで弾を込め、近くにあったタンスに向けて銃を構え、引き金を引いた。

ドォン!!

「「うぉっ」」

発砲音の大きさに二人が驚きの声をあげる。
狙った先のタンスに大きな穴が空いていた。

「中々威力があるみたいだな……どうだ太子?」
「そうだな。反動が強いが……武器が無いよりはマシだ。持っていこう」

聖徳太子はスナイドル銃と予備弾19発を入手した。
なぜ仮にも飛鳥時代の人間である彼が銃の扱いを知っているのかについては
言及しないで頂きたい。

「それじゃ……行こうか太子」
「ああ」

ブライアンと聖徳太子は勇気を振り絞り、倉庫の外へ続く扉へ歩き出した。



【一日目/昼/B-2市街地西部倉庫内】
【ブライアン@VIPRPG】
[状態]肉体的疲労(中)
[装備]バトルアックス
[所持品]基本支給品一式
[思考・行動]
 基本:殺し合いを潰す。リリア達を捜す。死にたくない。
 1:聖徳太子と行動。教会へ向かう。
[備考]
 ※聖徳太子から小野妹子の情報を得ました。
 ※勤武尚晶(名前は知らない)の容姿を記憶しました。

【聖徳太子@ギャグマンガ日和】
[状態]肉体的疲労(中)
[装備]スナイドル銃(0/1、調達品)、籠手
[所持品]基本支給品一式、スナイドル銃予備弾(19、調達品)、双眼鏡
[思考・行動]
 基本:殺し合いを潰す。妹子を捜す。死にたくない。
 1:ブライアンと行動。、教会へ向かう。
[備考]
 ※ブライアンからリリア達友人知人の情報を得ました。
 ※勤武尚晶(名前は知らない)の容姿を記憶しました。



≪調達品紹介≫
【スナイドル銃】
1866年にイギリス陸軍制式となり、旧日本陸軍草創期の制式でもあった、
前装式エンフィールド小銃を改造した後装式小銃。
命中精度が良くないなど欠点も多かったが前装式に比べ連射性に優れていた。



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足軽の如く ブライアン 空を仰ぐ――――
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